鷲羽岳

2023年07月27日(木) 〜 2023年07月29日(土)

• GPS: 27:23
• 距離: 41.3km
• 登り: 2,963m
• 下り: 2,976m

コースタイム

1日目

• 山行: 9:00
• 休憩: 1:40
• 合計: 10:40

距離 15.0km 登り 1,670m 下り 231m

4:07 新穂高温泉駅
4:12 4:19 新穂高温泉バス停
4:20 4:21 新穂高登山指導センター
4:28 4:33 新穂高温泉バス停
4:33 新穂高登山指導センター
4:45 4:50 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
5:11 お助け風穴
5:28 5:29 中崎橋
5:41 笠新道登山口
5:56 6:02 わさび平小屋
6:32 6:33 小池新道入口
7:49 7:50 秩父沢出合
8:06 チボ岩
8:27 8:41 イタドリが原
9:21 9:27 シシウドヶ原
10:56 10:57 鏡池
10:59 11:16 鏡平山荘
12:54 13:26 弓折乗越
13:53 花見平
14:11 14:19 くろゆりベンチ
14:46 双六池
14:51 双六小屋

2日目

• 山行: 8:40
• 休憩: 0:45
• 合計: 9:25

距離 12.6km 登り 1,137m 下り 1,140m

4:49 双六小屋
5:08 5:15 双六岳巻道分岐
5:17 5:23 双六岳中道分岐
6:30 中道分岐
7:07 7:08 丸山
7:50 8:00 三俣蓮華岳
8:06 8:07 三俣峠
8:37 8:39 三俣山荘
10:16 10:22 鷲羽岳
11:22 11:28 三俣山荘
12:21 12:29 三俣峠
14:03 双六岳中道分岐
14:07 14:08 双六岳巻道分岐
14:17 双六小屋

3日目

• 山行: 6:33
• 休憩: 0:43
• 合計: 7:16

距離 13.7km 登り 175m 下り 1,614m

5:29 双六小屋
6:07 双六池
7:02 7:03 くろゆりベンチ
7:25 7:31 花見平
7:48 7:54 弓折乗越
8:33 8:47 鏡平山荘
8:53 鏡池
9:29 9:31 シシウドヶ原
9:50 イタドリが原
10:05 10:06 チボ岩
10:28 10:37 秩父沢出合
11:18 小池新道入口
11:42 11:44 わさび平小屋
12:00 12:01 笠新道登山口
12:10 中崎橋
12:21 お助け風穴
12:34 12:37 登山口(双六岳・笠ヶ岳方面)
12:41 新穂高温泉駅
12:44 ゴール地点

天候

午前中は快晴、昼前にガス湧き、午後１時前後に雷雨(３日間同様)。
直射日光はキツイ。日焼けもそうだけど、太陽と山登り運動による熱処理の大量発汗で、気づくことなく脱水、熱疲労状態になり易い(初日の登り、実際、４リットル以上飲水したけど、トイレは双六小屋到着時のみだった)。

アクセス

利用交通機関：

バス

(往)名古屋バスセンター→(23時発夜行)→新穂高ロープウェイ(￥7,000)
(復)新穂高ロープウェイ→平湯→高山濃飛バスセンター→名古屋バスセンター(￥5,300)

コース状況／危険箇所等

①左俣林道、
砂利&コンクリ、普通の林道。

②小池新道、
鏡平小屋までは、沢に沿うゴーロステップ整備された登山道。登り最終水場は、秩父沢出会。
小屋手前「熊の踊り場」は、木道のお花畑。
小屋直前「鏡池」は、逆さ槍で有名。
小屋からは、弓折岳急斜面だが、お花の応援も多い。
弓折乗越(笠ヶ岳分岐)からは、「花見平(雪田は消えていたが)」や「くろゆりベンチ」のあるお花見と槍穂展望の街道。
ただし、小池新道は、通しで東南からの日射しで、朝から暑い(→鏡平山荘かき氷、ね)

③双六テン場、
やや傾斜のある、柔らかい土砂と石の地面。
水はけは良いが、ペグが抜け易い。
テント設営届け(￥2,000/日)、水(ただ)、トイレ(￥200)は、双六小屋。

④双六山荘→中道→丸山→三俣蓮華岳→三俣山荘
双六岳山頂だけを巻く道。
中道は、お花畑の中央、アリスの散歩道。
丸山は、笠ヶ岳と黒部五郎岳の展望スポット。
三俣蓮華岳は、薬師岳・水晶岳・鷲羽岳に囲まれた雲の平の展望スポット、また、南斜面は一面のお花畑。

⑤三俣山荘〜鷲羽岳
槍、赤岳、鷲羽池のコラボ、一見の価値あり。
下部は、ザレ稜線のジグザグ登り。
上部は、岩稜線のヨッコラショ岩段差登り。
見た目は容易な山登り？散歩かな？と感じるけど、一気の高度差400m、トップ2,924mは、実際、けっこう大変なアルバイト。

⑥三俣山荘→巻き道→双六山荘
三俣蓮華岳、丸山、双六岳のトップを巻く道。
単純なトラバースでなく、小沢岩ガレの登降もあるので、里山の巻き道とは違う。
植生回復で、登山道脇斜面はお花の途切れない、良く整備された登山道だった。

その他周辺情報

ひらゆの森♨️、
新穂高ロープウェイ→(濃飛バス30分)平湯バスセンターから徒歩3分、
￥700/人、貴重品はコインロッカー(￥100)、
大型ザックは、脱衣場又は休憩室に、自己責任で置く。
バスセンターより遅くまで、食事やお土産調達ができて便利。

写真

7/27 4:56

初日、新穂高温泉→双六テン場
左俣林道①西南方向、夜明け空、錫杖岳かしら？

7/27 5:19

左俣林道②西方向の空、光はクリヤノ頭かしら？

7/27 5:36

左俣林道③笠新道分岐手前の西北方向の空、笠ヶ岳&播隆平(左)、杓子平(右)かしら？

7/27 6:43

ヒヨドリバナ、左俣林道沿いから小池新道のはじめの辺りにいっぱい

7/27 6:33

小池新道①登山口から、弓折岳(正面)、大ノマ岳(左)、弓折尾根先端(右)でいいのかな？
登山道は、この谷間を通り、写真中央辺りで右方向に向かうんかいな？

7/27 6:38

小池新道②奥抜戸沢のガレ、シシウド

7/27 7:12

小池新道③急登部から東南方向、奥丸山からの尾根(左手前)越しに、奥穂〜ジャンダルム〜↓〜天狗〜間〜赤石〜西穂の稜線ライン

7/27 7:43

小池新道④奥丸山の北側稜線に乗る、槍の頭&大喰岳〜中岳〜南岳の稜線、シシウド

7/27 7:49

小池新道⑤最終水場の秩父沢出会い、奥は秩父岩？

7/27 8:40

小池新道⑥南方向の眺望、上のラインは、奥穂&ジャンダルム〜↓〜西穂〜↓〜焼岳〜乗鞍岳

7/27 8:31

小池新道⑦前写真の右側アップ、焼岳&乗鞍岳

7/27 10:17

熊の踊り場①キヌガサソウ

7/27 10:22

熊の踊り場②バイケイソウ

7/27 10:23

熊の踊り場③サンカヨウの実

7/27 10:30

熊の踊り場④レイジンソウ？

7/27 10:47

フデリンドウ

7/27 10:55

小池新道⑧鏡池→槍先は沸き立つ雲の中に隠れた→槍の神さまから雷の緊急告知だったみたい

7/27 10:58

オトギリソウ、鏡平にいっぱい

7/27 11:18

ゴゼンタチバナ、ハイマツに保護されて

7/27 11:32

エゾシオガマ？

7/27 11:49

ニッコウキスゲの仲間

7/27 11:58

シナノキンバイ？ミヤマキンポウゲ？ともかく美人ちゃん

7/27 12:06

トリカブトの仲間

7/27 12:06

白いニガナ

7/27 12:07

ミソガワソウ？

7/27 12:22

ミゾホオズキ？

7/27 12:25

スイバの仲間

7/27 12:27

ハクサンフウロ

7/27 12:31

京鹿子？シモツケ？

7/27 12:33

アキノキリンソウ、縦に撮影

7/27 12:37

コウゾリナ

7/27 12:59

ミヤマキンポウゲ群落、どのお花畑にもいっぱい

7/27 13:00

イワカガミ、撮影してたらポツリポツリ大粒が落ちてきた。で、雨具装着の準備、進むか戻るかちょっと迷ってたら、雨あしが弱まったので進んだ

7/27 13:01

ハクサンイチゲ

7/27 13:25

ダイモンジソウ

7/27 13:32

イワオウギ

7/27 14:01

シャクナゲ、雷音でハイマツ林でかがんだら、目が合ってしまった、で、パシャ。
あとは,雨具装着、速攻で双六テン場に向かう、が、土砂雨と発汗でびちょびちょ、やーね

7/28 4:57

二日目、ご来光、三俣山荘を経由して鷲羽岳をピストン、往き中道・復り巻き道を歩いた。

7/28 5:04

モルゲンロート状況の双六岳登り、巻き道分岐手前から南方向の眺望。中央の光る丸い山は弓折岳？その左は穂高連邦、右は焼岳と乗鞍岳

7/28 5:07

双六岳登りの巻き道分岐から、北方向の眺望。左から、モルゲンロートの丸山と三俣蓮華岳、日陰面の水晶岳、ワリモ岳と鷲羽岳かな？

7/28 5:20

中道①東南方向の眺望、台形に見える樅沢岳、波打つ槍ヶ岳連邦、綿毛になっても光を求めるチングルマ

7/28 5:22

中道②カラマツソウ、陽光に起床の背伸び？

7/28 5:26

中道③コオニユリ？

7/28 5:41

中道④コバイケイソウ、アヒルの親子？が丸山に向かって逃げていくみたいに思った(今年はコバイケイソウの大群落はなかった、残念)

7/28 5:53

中道⑤コケモモ？

7/28 5:56

中道⑥ハクサンイチゲ、花弁９枚も！

7/28 5:57

中道⑦アオノツガザクラ群生

7/28 6:00

中道⑧寝起きのシナノキンバイ？

7/28 6:10

中道⑨ヨツバシオガマ

7/28 6:15

中道⑩アケボノフウロ？

7/28 6:26

双六〜丸山稜線の中道分岐辺り①南方向の眺望、双六岳山頂(中上)

7/28 6:28

双六〜丸山稜線の中道分岐辺り②東方向の眺望、槍先に向かうほぼ一直線のラインが中道

7/28 6:34

双六〜丸山稜線①西方向の眺望、斜面はハイマツ原、その先に黒部五郎岳(カールのゴロちゃん？のイメージと全く違う、格好イイ紳士なのね、五郎さん)

7/28 6:37

双六〜丸山稜線②東方向の眺望、崩壊崖斜面に雪田と花畑、樅沢岳の上の槍に対峙するコバイケイソウ君

7/28 6:44

イワツメクサ

7/28 6:47

双六〜丸山稜線③南方向の眺望、ピークは左から、双六岳、双六南峰、ずっと先の笠ヶ岳。写真下の花はタカネシロツメクサ

7/28 7:01

丸山①南方向の、笠ヶ岳(北面)アップ

7/28 7:09

丸山②北西方向の、薬師岳アップ

7/28 7:10

丸山③東方向の、ハイマツ原に浮かぶ、槍&穂高連邦、なんか軍艦みたい

7/28 7:16

丸山④北方向の眺望、左から三俣蓮華岳(その上に劔・立山)、水晶岳、ワリモ岳、鷲羽岳

7/28 7:33

三俣蓮華岳①ハイマツの切れた東側断崖斜面、残雪周囲にお花畑(ここはハクサンイチゲ)

7/28 7:36

シナノキンバイ大集落

7/28 7:37

特殊なタンポポかなぁ〜？

7/28 7:49

三俣蓮華岳②山頂から北方向の眺望、雲の平&残雪のある祖父岳(中央)、薬師岳(左上)、立山(中上)、水晶岳(右上)、黒部源流は中央やや右かな？

7/28 7:50

三俣蓮華岳③山頂から北東方向、中央に鷲羽岳&三俣山荘(赤い屋根)

7/28 7:52

三俣蓮華岳④東方向の眺望、巻き道のライン

7/28 7:56

ハハコ

7/28 8:01

ミヤマダイコンソウ、各所で大集落

7/28 8:08

巻き道分岐、振り向き見上げると丸山、

7/28 8:10

チングルマ、各所で大集落、花集落と綿毛集落は１対２くらいの状況だった

7/28 8:27

背丈を越えるハイマツ樹林帯を抜けると、正面に鷲羽岳、名のごとし。これから、中央に見える赤屋根の三俣山荘を経由して、鷲の鼻筋に見える尾根稜線ラインを直登する。

7/28 8:36

三俣蓮華岳キャンプ場、旧い崩壊斜面？を流れる小沢の両サイドに点々とテン場が続く。ここのアテンダントはウサギギクちゃんでした、

7/28 8:50

伊藤新道分岐(湯俣温泉下降点)から、硫黄尾根越し槍ヶ岳の眺め

7/28 9:14

鷲羽岳①下部ザレ稜線から南方向、三俣山荘(中央)、左から双六岳、丸山、三俣蓮華岳。ともかく、日差しが焼けるように熱い！

7/28 10:01

鷲羽岳②エメラルドブルー鷲羽池、鷲羽池下降点から撮影(山頂からも撮ったが、光線の関係から、この写真が一番)

7/28 10:15

鷲羽岳③山頂から北方向、薬師岳(左)、水晶岳(右)、ワリモは水晶と重なっている

7/28 10:17

鷲羽岳④山頂から裏銀座ルート方向の眺め

7/28 10:31

鷲羽岳⑤山頂南から西方向、黒部源流(ちょうど雲影の辺りかな)、祖父岳(残雪のところ)、黒部五郎岳(左上)

7/28 10:34

鷲羽岳⑥山頂南から南方向、今日歩いたルートを一望できる。山は左から、樅沢岳〜(双六小屋)〜双六岳〜丸山〜三俣蓮華岳〜P2661?

7/28 11:31

アカバナ、フウロなどに比して色彩も大きさも全く敵わない、けど、慎ましく可憐で、大好きです

7/28 11:32

なんとかセンキュウ？見たまま模様が美しい

7/28 11:33

モミジカラマツ、葉がモミジ的

7/28 12:36

チングルマ、逆立つ綿毛

7/28 12:38

チングルマ、渦巻く綿毛

7/28 12:40

ヨツバシオガマ、巻き道沿いにいっぱい(植生回復で花咲か爺さんしたのかなぁ？)

7/28 13:00

ツマトリソウ、妻盗りでなく、褄取りです

7/28 13:13

クルマユリ(車輪状の葉)より、槍先が雲の中に消えたことが気になった。→１時間位で雷雨ね？、で、雨具装着、花姫デートキャンセル、帰還優先→パラパラ段階でテン場帰着

7/28 18:14

テン場から南方向、雷雨もあがって、薄曇りだけど、笠ヶ岳方向の稜線がよく見えています。明日の弓折岳花見尾根リベンジに備え、しっかり食べて、寝ます。

7/29 6:06

3日目、ゆっくり花姫デートのリベンジ、小池新道で下山します。
写真右端の笠ヶ岳君が、またこっちにおいで、と、エールを送ってくれました。

7/29 6:41

オタカラコウ、快晴に、ハシャイデいた。
槍ヶ岳からは、雷さまはマダマダ、ゆっくりしてってね、と言われた、気がした。

7/29 6:43

エゾシオガマ

7/29 6:44

ヨツバシオガマ

7/29 6:50

双六テン場&鷲羽岳に、エール返し！した。

7/29 7:07

イワキキョウ、起床してた、びっくり

7/29 7:08

フウロの蜜が朝食なのと、ハナアブ

7/29 7:09

槍ヶ岳より高く飛べるゾとハナアブ、落ちても受けとめるワとハクサンイチゲ、で、笑った

7/29 7:11

チングルマ集落、綿毛全身背伸びで起床です

7/29 7:22

ハクサンイチゲ vs ミヤマキンポウゲ、領土争いしてるのかな？

7/29 7:27

ここは共存、中上に鷲羽岳

7/29 7:27

みんな共存の花畑、右上の山は双六岳で、山頂は真ん中のピークかな

7/29 7:31

花見平、雪田は既に消えていた、が、お花畑は花盛りだった。

7/29 7:57

グンナイフウロ、反り返っていた

7/29 7:58

ヤマブキショウマ？
槍穂高の山同定、大キレットの深さがよく分かる。

7/29 7:59

陽光を浴びるミソガワソウ

7/29 8:37

鏡平小屋のかき氷、価格は鳳来寺山の倍だけど、売れるよなぁ〜、食べたい欲求マックスになってるもの

7/29 8:54

鏡池、逆さ槍、ゲット！　
ご褒美ありがとー、槍ヶ岳の神さま

7/29 9:07

陽光浴びるバイケイソウ

7/29 9:08

キヌガサソウ、白い花弁でなく、そこはがく片で、実になると色が変わるみたい

7/29 10:19

トウバナ

7/29 11:55

入道雲！　やっぱり、やるのね、今日も？
新穂高ロープウェイバス停まで、急ぎます。

撮影機器：

KYV41 KYOCERA

感想

ふくちゃん

暑い、で、アルプスへ

新穂高温泉から垂直北上、劔・立山まではちょっと遠い？ので、
双六テン場をベース、ぐるっと鷲羽岳で、涼しく、花姫とのデート、狙いました。

夜明けから午前中は、ピーカン快晴無風。
元気いっぱいの素っぴん花姫ちゃんは、槍穂展望テラスだけでなく、ハイマツ樹林帯や登山道脇でも、途切れることなく、盛大に女子会をやっていました。

で、ずっーと、直射日光の下、花姫ストーカーしていたら、ヤッパリ暑い熱い、全身汗だく。
で、暑過ぎ、と、不満を洩らしたら、
山神さま、冷風を送ってくださるのみならず、ご親切にも、雷さまに緊急応援を依頼して下さいました。
で、ヒヤヒヤ、ズブ濡れ、凍える？涼しさ、

で、狙いの全て？が達成されました。

なお、教訓、雷さまは、待ってくれない。