記録ID: 5770636
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ハイキング
白馬・鹿島槍・五竜
花いっぱいの八方尾根と不帰ノ嶮（黒菱駐車場→唐松岳→不帰ノ嶮→天狗ノ頭→白馬鑓温泉→猿倉）
2023年07月29日(土) [日帰り]
さとたけ
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.9km
- 登り
- 1,989m
- 下り
- 2,238m
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黒菱駐車場4：10→八方池山荘4：55→八方池5：35→丸山6：40→2554P7：15→7：20唐松岳頂上山荘7：30→唐松岳7：45→不帰�曲�南峰8：20→不帰�曲�北峰8：35→不帰�喫�9：15→最低鞍部（不帰キレット）9：35→天狗ノ大下り天場10：30→天狗ノ頭10：55→天狗山荘11：10→白馬鑓温泉分岐11：30→12：35白馬鑓温泉13：00→杓子沢13：20→小日向のコル14：10→猿倉15：25 【歩行時間：10時間40分】
| 天候 | ☀晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2023年07月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
●黒菱駐車場 八方交差点を右折して引き続き県道322号線を走行しますが、700m程先の長野五輪エンブレムの大きな看板がある三叉路を左折します。（直進すると猿倉に向かいます） 更に300m余先の白馬東急ホテルのある交差点を右折すると、道は別荘地の中を抜けて、黒菱林道に入ります。林道は車がようやくすれ違える程度の幅。全線舗装されていますが、所々に凹凸があって車が揺れました。 八方尾根スキー場の中を6km余進んだ場所に黒菱駐車場（標高1500m）があり、カフェテリア黒菱が併設されています。駐車可能台数は200台程度で無料。トイレはカフェテリア建物の1階にあります。 また、黒菱第三ペアリフト（黒菱平行き）の乗り場があり、グラートクワッドリフトを乗り継ぐと八方池山荘までリフトで登ることが出来ます。 https://www.happo-one.jp/trekking/kurobishi/ |
| コース状況／ 危険箇所等 |
北アルプスの後立山連峰は、新潟県の親不知から針ノ木岳と蓮華岳の間の針ノ木峠までを指すのだそう。最高峰は白馬岳（標高2932m）です。 唐松岳（標高2696m）は、白馬岳から稜線を南に辿り、不帰ノ嶮を越えて五竜岳までの間にあり、剱岳、立山、鹿島槍ヶ岳と並び、日本では数少ない氷河の現存する山として知られています。今回調べてみるまで気づきませんでしたが、百高山に入るんですね。また、1998年の長野オリンピックでは、ジャンプ競技が行なわれたのが、この山の下部なんだそう。 今回は唐松岳から東に延びる八方尾根にある黒菱駐車場から、唐松岳→不帰ノ嶮→天狗ノ頭→白馬鑓温泉→猿倉を歩きました。 ●黒菱駐車場→白馬池→唐松岳頂上山荘→唐松岳 駐車場からはリフト2本を乗り継いで八方池山荘まで移動することができますが、管理用道路とトレッキングコースを使って歩いて登ることも出来ます。標高は駐車場がが1500m、山荘は1850mでウォーミングアップに丁度良い感じでした。 山荘から先は木道が多く付けられており、湿性植物も多く見かけるようになります。八方池からは白馬三山がよく見えており、休憩にもってこいの場所です。 丸山から先、道はザレた箇所もありますが危険を感じる箇所はありません。2554Pの先は一旦下ります。左手にある山荘から唐松岳までは15分ほどで到着します。 ●唐松岳→不帰ノ嶮→天狗ノ大下り→天狗ノ頭 道は明瞭です。不帰�景�は黒部側に巻き、斜面を降下していきます。その後、�曲�南峰（標高2614m）に向けて登り返し、更に北峰（標高2580m）まで細尾根を経由していきます。ここまでは難しい箇所はありません。 �曲�北峰からは、最低鞍部である不帰キレット（標高2411m）まで、断続的に現れる高度感のある鎖場・梯子場を経由して大きく下ります。鎖場では横と縦の移動が組み合わさった箇所もあり、足の置き場や三点を確保しながら慎重に通過します。 �喫�までを登り返すと、その先に待ち構えているのが「天狗ノ大下り」の登り。標高差300mのザレ道（一部に鎖場あり）を一気に登り返します。その先は登り基調の緩やかな勾配の稜線歩き。景色を楽しみながらの稜線漫歩を楽しむことができます。 ●天狗ノ頭→天狗平→白馬鑓温泉→猿倉 天狗ノ頭（標高1812m）からは下り基調の稜線歩きになりますが、目の前の雪渓が迫ってくると、道は右手の斜面を下っていき、天狗山荘（標高2730m）のある天狗平に入っていきます。 天狗平から再度稜線へと登っていくと、その先には白馬鑓温泉分岐（標高2748m）があります。直進すると白馬鑓ヶ岳へ、右折すると斜面を下って温泉へと向かいます。花畑を見ながら下って行くと、やがて鎖場手前の警告標識が現れます。温泉手前には蛇紋岩が露出した鎖場があり、スリップ事故が多いので注意して通過します。 標高2100mにある天空の白馬鑓温泉は、立ち寄り入浴が1500円。飲み物購入してから猿倉へ向かいましたが、ここから先は登降のある長いトラバースとなります。3つほど沢を越えると三白平→小日向のコル→猿倉台地を経て、ゆるゆると高度を下げながら猿倉（標高1250m）へと向かいます。猿倉に近付くと露岩が少なくなり、歩きやすくなります。 白馬尻・大雪渓への登山道と合流すれば、猿倉までは10分ほど。終バス（15時45分発）か流しの乗り合いタクシー（遅い時間は迎車を頼みます）に乗車して帰ることになります。 ●全体的に 人気の八方尾根は、整備が行き届いており、勾配は緩やかで歩きやすいのが特徴です。山中は無数の高山植物が花を付けていて、雪渓や池塘、遠くに目をやると白馬三山、五竜岳、鹿島槍ヶ岳、立山連峰に劔岳を眺めることができ、北アルプスの素晴らしさが凝縮しています。 八方尾根を使って唐松岳までを往復するだけなら、余裕のある日帰りハイキングを楽しむことができると思いますが、不帰ノ嶮から先に向かうと体力を要しますので、宿泊するのがよいと思います。 不帰ノ嶮は、八峰キレットよりは登降が大きく鎖場も長いと言えるものの、岩稜歩きに慣れた方なら問題なく歩くことができると感じます。 この時期、小屋が営業していますので、飲食やトイレには困らないかと。私のau携帯は樹林帯や谷筋で電波が入りにくかったです。 |
| その他周辺情報 | ●道の駅白馬 黒菱駐車場から車で松本・大町方面に向かうと、約15km・30分ほどの国道148号線沿いにあります。 白馬村には美味しい蕎麦店が沢山あるので、帰路に立ち寄りたいところでしたが、猿倉に下山したのが15時過ぎ。そこから黒菱平へ車をピックアップに向かったため、ほとんどの店は閉店時間を過ぎていました。 こちらのレストランでは、手打ち蕎麦がいただけるのでありがたいです。そば定食は、白馬村特産の古代米「紫舞」のおこわ、天ぷら、蕎麦がセットです。 http://michino-eki.hakubakousha.com/ ●白馬八方温泉の日帰り入浴 八方尾根の蛇紋岩地層を通って湧出する温泉は、日本屈指の強アルカリ温泉だそう。肌の表面の汚れや角質を落とすピーリング効果で、こんな私の肌もすべすべになりました。 標高2100mの白馬鑓温泉を引湯しているそうで、「八方の湯」「郷の湯」「みみずくの湯」「おびなたの湯」などの施設があります。 https://www.vill.hakuba.nagano.jp/hotspring/ |
写真
土曜日の午前2時。7年振りに白馬へやって来ました。黒菱平へ向かいます。
(。・∀・)ノ゛ おはよう
(。・∀・)ノ゛ おはよう
今日は八方山荘付近で御来光を見られるよう4時30分に運行開始なのだとか。
この季節の良いところは、花を見ながら歩くことができることですね。
白方池山荘です。ここの標高は1850m。
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1602
https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=1602
尾根ルートの木道。この後、木道ルートに移り、八方山の南斜面を歩きます、！
お腹が空いてきました。八方池でコンビニおむすびを食べようっと。
これは「息（やすむ）ケルン」とあります。
( ³ω³ ) 寝るか
( ³ω³ ) 寝るか
不帰ノ嶮。三つの頭が�景�。�曲�の猫の耳は左が南峰で右が北峰。ここから�喫�への下りは鎖場が続く難所です。
水面に映る稜線を見ながら朝ご飯にします。
(人*´ω'*)ィィネ.゜.*.
(人*´ω'*)ィィネ.゜.*.
不帰ノ嶮の迫力。昔、身の程知らずが白馬に向かって戻らなかったことが名前の由来という説があるらしいですね。私もそうならないようにしたいですが・・・。
10
7/29 6:44
不帰ノ嶮の迫力。昔、身の程知らずが白馬に向かって戻らなかったことが名前の由来という説があるらしいですね。私もそうならないようにしたいですが・・・。
天狗ノ大下りは、標高差300m程だそうで、登りが辛そう。
(； ・`д・´)…ゴクリ
(； ・`д・´)…ゴクリ
おそ松・・・いや、チョロ松・・・いやいや、唐松岳の核心部へ入っていきます。
登りと下りのハイカーが交錯しています。
=͟͟͞͞( ¯−︎¯ )サササッ
=͟͟͞͞( ¯−︎¯ )サササッ
現在7時。朝食を終えた小屋泊まりの方々が下り始めているようです。
(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹" からの (((╭(*^ω^)╮
(๑´ㅂ`๑)ŧ‹"ŧ‹" からの (((╭(*^ω^)╮
唐松岳頂上山荘です。
http://karamatsu.jp/
http://karamatsu.jp/
五竜岳への縦走路。素晴らしいロケーションですなぁ。
(((σ゜∇゜))σ
(((σ゜∇゜))σ
小屋の下にテント場があります。この斜面を標高差1850m程下ると、秘湯・祖母谷(ばばだに)温泉を経て、黒部峡谷鉄道が通じる欅平へ向かいます。
4
7/29 7:22
小屋の下にテント場があります。この斜面を標高差1850m程下ると、秘湯・祖母谷(ばばだに)温泉を経て、黒部峡谷鉄道が通じる欅平へ向かいます。
�喫�から下った先に待ち構える「天狗ノ大下り」。唐松から歩くと登ることになります。
ここで女性ペアに抜かれます。白馬岳まで向かうのだそう。スピードが速い上に健脚ですね。
まずは横移動の後、降下していきます。
コワ----(´;ω;`人´;ω;`)----イ!!!!
コワ----(´;ω;`人´;ω;`)----イ!!!!
鎖が使いにくい。バランスに気をつけて通過します。
:;((•﹏•๑)));
:;((•﹏•๑)));
�喫�のピークに到着。この標識の下段は「天狗ノ頭」とあるようです。
唐沢岳からの縦走で、もうひとつの問題は、「天狗ノ大下り」を登らなければならないこと。
(・ω・; A)フキフキ
(・ω・; A)フキフキ
天狗ノ大下りの登りが始まります。
୧(⑉•̀ㅁ•́⑉)૭✧ がんばります
୧(⑉•̀ㅁ•́⑉)૭✧ がんばります
いやー、日帰りが勿体ない景色ですよね。しかし、どこの小屋も予約で満杯です。
この辺りも花畑が広がっています。
(*´ー`*) いやー、可愛いな
(*´ー`*) いやー、可愛いな
この先の稜線。白馬鑓ヶ岳が頭を見せています。
((((。’ㅂ’) ／^o^＼
((((。’ㅂ’) ／^o^＼
只今11時10分。見えているのは天狗山荘です。
https://yamagoya.hakubakousha.com/facility/
https://yamagoya.hakubakousha.com/facility/
ランチでもいただきたいところですが、白馬鑓温泉に浸かって、猿倉からの終バス（15:45発）に乗るにはギリギリの時間。我慢しましょう。
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7/29 11:10
ランチでもいただきたいところですが、白馬鑓温泉に浸かって、猿倉からの終バス（15:45発）に乗るにはギリギリの時間。我慢しましょう。
ハイジとペーターがヤギを連れて歩きそうな風景。
Ψ・ω・Ψ メェー
Ψ・ω・Ψ メェー
先日も事故がありましたが、この先は鎖場。足元は黒光りする蛇紋岩が露出していて大変滑ります。
久しぶりの白馬鑓温泉小屋です。
https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/yarionsengoya.html
https://www.hakuba-sanso.co.jp/yamagoya/yarionsengoya.html
まずは温泉に浸かりたいと思います。3人ほど入っていますので写真は少な目。
(*¯꒳¯).*♨*.
(*¯꒳¯).*♨*.
こちらもまだ雪が多いようです。ヒンヤリとした冷たい風が吹いてる。
┏ (((卍))) (´ω｀o) 涼しい
┏ (((卍))) (´ω｀o) 涼しい
只今、14時15分。終バス（猿倉発15時45分）に間に合うでしょうか。
(＾＾；) ギリギリ？
(＾＾；) ギリギリ？
小日向のコルから1時間10分。延々と歩いてようやく大雪渓への登山道と合流しました。٩( 'ω' )و satotake参上！
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7/29 15:15
小日向のコルから1時間10分。延々と歩いてようやく大雪渓への登山道と合流しました。
٩( 'ω' )و satotake参上！
٩( 'ω' )و satotake参上！
いよいよ猿倉荘の建物が見えてきました。只今、15時25分です。
へぇ〜。白馬尻小屋は営業を休止しているんですね。テント場のみ開設中と。
少々、休憩させていただきましょう。
( ^-^)_旦””o(・・*)
( ^-^)_旦””o(・・*)
私は黒菱平へ戻らなければなりません。バスで八方まで移動すると950円。八方から黒菱までのタクシー代は4000円程度だそう。https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/sarukura/
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7/29 15:28
私は黒菱平へ戻らなければなりません。バスで八方まで移動すると950円。八方から黒菱までのタクシー代は4000円程度だそう。
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/sarukura/
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/hakuba/sarukura/
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
行動食
非常食
飲料
地図（地形図）
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
|
|---|
感想
皆さんの花いっぱいのレコを拝見して、八方尾根に行ってまいりました。白馬連峰を歩くのは、大雪渓から白馬三山を歩いて白馬鑓温泉に下った7年前以来で久しぶりす。
計画的であれば、山小屋を予約してのんびり歩くところですが、今シーズンは新型コロナウイルス明けでどこの山小屋も予約で一杯。思いつきでの予約は難しいようで。
自宅から白馬村までは遠く、車で約5時間かかりますので、金曜の夕方に仕事から帰った後、2時間ほど自宅で仮眠してから早々に出発しています。
本日の天気は晴れで、日差しを受けて暑いほど。眺望は最高なのですが、森林限界の上を歩くには、もう少し日が陰っていても良かったかもしれません。
後半は疲れが出たので、花の写真が少なくなりましたが、それでも思う存分に花見ハイクを楽しむことができました。白馬は本当に美しい場所ですね。
明日は疲れをとって、仕事に備えたいと思います。
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いや、最近はテント担ぎが苦行に感じるようになりまして、山小屋に泊まりたかったです。
ユタローさんは、甲斐駒の黒戸尾根を日帰りされてるんですね。距離、累積標高差とも、そちらの方がずっと大きいですし、健脚とお見受けしました。
私は冬枯れ時季の低山が大好きなのですが、今は猛暑日が続いていますので、高山の稜線が恋しくなってしまいます。
お互いに山歩きを楽しみましょう。
今年5月に女峰山の頂上で映っていたＴさんです。
素敵な写真・写真・写真ですね。300枚以上あり、見ごたえがありました。
また何処かの頂上でご一緒でしたら、よろしくお願いいたします。
T さんさんは、北関東中心の山行なんですね。今年前半で登った北関東の山では、栃木と群馬の県境にある仙人ヶ岳が印象に残っています。未踏の山が多いものですから、レコを参考にさせていただきますね。
またお会いしましょう。
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