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Yamareco

記録ID: 5774403
全員に公開
トレイルラン
甲斐駒・北岳

北岳-間ノ岳-農鳥岳(in広河原out奈良田)

2023年07月30日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
09:56
距離
24.6km
登り
2,494m
下り
3,179m
歩くペース
とても速い
0.50.6
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:13
休憩
0:43
合計
9:56
4:43
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15
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12
5:11
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0
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奈良田バス停
天候 朝のうちは快晴。10時ころから雲が出ました。終日雨にはあたりませんでした。
最寄観測所(韮崎 標高341m)日最高気温36.3℃ 日最低気温23.2℃
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往路
山梨交通 甲府駅発 29日14:05 広河原着 29日16:13(定刻は15:58)
バスの運賃とは別に南アルプスマイカー規制協力金が徴収されます。運賃分はSuica払いが可能ですが、協力金分は現金払いのみとなります。
広河原山荘 泊

帰路
はやかわ乗合バス 奈良田温泉発 15:55 下部温泉駅着 17:04
運賃の支払い方法は現金のみです。大きめの登山用ザックには別途手荷物料金がかかります。途中の「飯富ふれあいセンター」で新宿行き高速バスにも接続しています。
コース状況/
危険箇所等
広河原 - 白根御池小屋

大樺沢沿いのルートが通行止めとなっているため広河原から北岳への一本道となっています。時間帯によっては混雑するようです。私の場合は早出したので混雑は避けられました。

大門沢下降点 - 大門沢小屋

標高差1000メートル以上の激下りとなります。樹林帯に入るあたりからしばらくの間は荒れており、どこが登山道なのかわかりづらいです。私は一度登山道を外れて時間をロスしてしまいました。YouTubeを見たら同じ場所で同じようなミスをしている動画が上がっていました。

大門沢小屋 - 大古森沢出合

大門沢小屋の前後には大門沢の本流や支沢を渡る箇所が複数あります。区間の中盤以降からは走れる緩斜面となります。大古森沢出合の直前に急傾斜のつづら折れとなっている場所があり、上に人がいる場合は落石に要注意です。なお大門沢から流れ出る川の名前は「広河内」といいます。「××河内」というのはこの地域で特有の呼び方のようです。
朝焼けに照らされる北岳を眺めつつ出発。
2023年07月30日 04:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 4:31
朝焼けに照らされる北岳を眺めつつ出発。
ミヤマハナシノブ?
2023年07月30日 05:28撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 5:28
ミヤマハナシノブ?
草すべりの登り。登山道の両脇はマルバダケブキ群生地となっています。
2023年07月30日 05:43撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 5:43
草すべりの登り。登山道の両脇はマルバダケブキ群生地となっています。
草すべりで見かけたタカネナデシコ。
2023年07月30日 05:47撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 5:47
草すべりで見かけたタカネナデシコ。
同じくハクサンフウロ。
2023年07月30日 05:52撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 5:52
同じくハクサンフウロ。
小太郎尾根分岐に到着。北岳山頂に続く稜線と登山道です。
2023年07月30日 06:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 6:31
小太郎尾根分岐に到着。北岳山頂に続く稜線と登山道です。
小太郎尾根分岐から西北西方向。手前は仙丈ヶ岳。奥は中央アルプス。その奥に御嶽山が頭だけ出ています。
2023年07月30日 06:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 6:31
小太郎尾根分岐から西北西方向。手前は仙丈ヶ岳。奥は中央アルプス。その奥に御嶽山が頭だけ出ています。
小太郎尾根分岐から北北西方向。中央右は甲斐駒ヶ岳。左奥に穂高-立山-白馬まで見えます。右奥は蓼科山-赤岳。
2023年07月30日 06:31撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 6:31
小太郎尾根分岐から北北西方向。中央右は甲斐駒ヶ岳。左奥に穂高-立山-白馬まで見えます。右奥は蓼科山-赤岳。
タカネイブキボウフウ?
2023年07月30日 06:56撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 6:56
タカネイブキボウフウ?
ミヤマダイコンソウ。
2023年07月30日 06:58撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 6:58
ミヤマダイコンソウ。
北岳山頂に到着。間ノ岳方向。
2023年07月30日 07:16撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 7:16
北岳山頂に到着。間ノ岳方向。
花に毛が生えているのでチシマギキョウのようです。
2023年07月30日 07:42撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 7:42
花に毛が生えているのでチシマギキョウのようです。
キンロバイ。
2023年07月30日 07:46撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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キンロバイ。
北岳山荘を通過。
2023年07月30日 07:53撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 7:53
北岳山荘を通過。
イワツメクサ。
2023年07月30日 08:19撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 8:19
イワツメクサ。
間ノ岳山頂に到着。左は通過してきた北岳山頂。
2023年07月30日 08:57撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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間ノ岳山頂に到着。左は通過してきた北岳山頂。
農鳥小屋が見えてきました。農鳥岳への登りもきつそう。
2023年07月30日 09:06撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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農鳥小屋が見えてきました。農鳥岳への登りもきつそう。
間ノ岳から先では花は少なめでした。これはオオカサモチ。
2023年07月30日 09:37撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 9:37
間ノ岳から先では花は少なめでした。これはオオカサモチ。
農鳥岳山頂から南西方向。右は塩見岳。半分雲に隠れているのが荒川岳。その奥に赤石岳。
2023年07月30日 10:42撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 10:42
農鳥岳山頂から南西方向。右は塩見岳。半分雲に隠れているのが荒川岳。その奥に赤石岳。
大門沢下降点からの眺望。木に隠れて見えませんが中央の谷底あたりに大門沢小屋があります。そこまでは激下り。
2023年07月30日 11:13撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 11:13
大門沢下降点からの眺望。木に隠れて見えませんが中央の谷底あたりに大門沢小屋があります。そこまでは激下り。
下りの途中にイワカガミが咲いていました。
2023年07月30日 11:24撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 11:24
下りの途中にイワカガミが咲いていました。
大門沢小屋の先でいったん左岸に渡ります。
2023年07月30日 12:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 12:40
大門沢小屋の先でいったん左岸に渡ります。
丸木橋を渡って右岸に戻ります。
2023年07月30日 12:48撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 12:48
丸木橋を渡って右岸に戻ります。
このあたりでは登山道に沢の水が流れ込んでいました。
2023年07月30日 12:56撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 12:56
このあたりでは登山道に沢の水が流れ込んでいました。
ようやく走れる緩斜面となります。
2023年07月30日 13:16撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 13:16
ようやく走れる緩斜面となります。
大古森沢出合の直前に急傾斜のつづら折れの区間があります。
2023年07月30日 13:25撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 13:25
大古森沢出合の直前に急傾斜のつづら折れの区間があります。
大古森沢出合の橋。
2023年07月30日 13:27撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 13:27
大古森沢出合の橋。
次の支沢では橋はなく渡渉となります。
2023年07月30日 13:40撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 13:40
次の支沢では橋はなく渡渉となります。
広河内にかかる吊り橋。危険なので1人ずつ渡ります。
2023年07月30日 13:43撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 13:43
広河内にかかる吊り橋。危険なので1人ずつ渡ります。
橋の工事現場のところでは迂回路がつけられていました。
2023年07月30日 13:50撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 13:50
橋の工事現場のところでは迂回路がつけられていました。
森山橋。ここまで来ればゴールは間近です。
2023年07月30日 13:55撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
7/30 13:55
森山橋。ここまで来ればゴールは間近です。
「古民家カフェ 鍵屋」のえごまチーズケーキ。
2023年07月30日 15:32撮影 by  iPhone 12 mini, Apple
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7/30 15:32
「古民家カフェ 鍵屋」のえごまチーズケーキ。

装備

個人装備
Salomon ADV SKIN X CROSS SEASON 15 ASICS GEL-Trabuco Terra

感想

北岳、間ノ岳、農鳥岳は合わせて白峰三山(または白根三山)とも呼ばれます。広河原から奈良田に抜ける白峰三山縦走ルートには岩登りの箇所はないのでトレラン装備でも可能であり、ハードなコースではありますが一定の体力があれば日帰りも可能です。ただし大門沢小屋の前後には大門沢の本流や支沢を渡る箇所が複数あり、万一通過中に雷雨に遭遇した場合は増水に巻き込まれる危険があります。したがって夏場の午後の遅い時間帯にここを通過するプランとすることはリスクが高いと考えます。

広河原に早朝に到着するバスを利用した場合、広河原からの登山開始は6時半ころとなり、普通のトレイルランナーの足だと大門沢小屋通過は午後遅くになってしまいます。リスクを避ける方法として以下が考えられます。

1. 広河原に前泊して早出する。
2. 山小屋泊のプランとする。
3. 奈良田発広河原着の逆コースとする。
4. 気候が安定する秋に行く。

今回は広河原山荘に前泊しました。広河原山荘は浴場もあり、水も電気も使い放題で、大部屋であることを除けば下界のホテルと変わりなくとても快適でした。広河原山荘の予約サイトを見ると、シーズン中の土曜日でも比較的空きがあり穴場と言えます。首都圏から土日を使って北岳に行く場合、土曜日のうちに山小屋まで上がれるので、広河原山荘は土曜日の宿泊地としては中途半端と考えられているのかもしれません。ですが広河原を早出して北岳を往復しその日の終バスで帰るのは特段健脚でなくても可能ですので、広河原山荘前泊の北岳登山は今後流行るのではないかと思いました。

さて山行の方は雷雨に遭遇することもなく、一度登山道を外れるというヘマをしたこと以外は無事に完了しました。意外だったのは登山客のシニア率の高さで、特に大門沢小屋から大古森沢出合の間ではシニアの団体さんを多数お見かけしました。皆さん白峰三山を縦走したのだと思いますのでよく行くもんだと感心しました。

下山後は奈良田温泉「女帝の湯」に漬かりました。かの孝謙女帝がこの地で湯治したのが名前の由来だそうです(突っ込んではいけない)。次に某アニメの聖地でもある「古民家カフェ 鍵屋」でえごまチーズケーキを食べました。えごまがアクセントとなることでくどさが和らげられおいしかったです。

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