【電車・バスで百名山】悪沢岳 鳥倉-三伏峠-椹島(小屋泊縦走)
- GPS
- 19:02
- 距離
- 29.9km
- 登り
- 2,648m
- 下り
- 3,272m
コースタイム
- 山行
- 2:25
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 2:38
- 山行
- 11:14
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 11:45
天候 | 1日目:晴ときどき曇 2日目:晴のち曇 3日目:晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新宿-上諏訪 7:00-9:13 特急あずさ1号 上諏訪-伊那大島 9:22-11:52 飯田線(飯田線は交通系ICカード使えません) 乗車券4,840円 特急券2,240円 大島駅前-鳥倉登山口 12:10-13:55 伊那バス鳥倉線 2,540円(荷物料金込み・現金のみ)途中トイレ休憩あり 13日 さわらじまロッヂ-畑薙第一ダム 13:00-14:10 畑薙第一ダム-静岡駅 14:25-17:50 3,500円 しずてつジャストライン 途中トイレ休憩あり 静岡-東京18:25-19:48 こだま740号 乗車券3,410円+自由席特急券2,530円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
鳥倉登山口-三伏峠: 整備されています。途中水場あり。 三伏峠-前岳: 意外と人が歩いています。前岳手前の崩落地は、距離は短くハイマツに踏み跡がついています。 前岳-千枚小屋: それまでよりも花の密度が濃くなります。お花ロード。悪沢岳手前で道がわからなくなり迷走しました。 千枚小屋-椹島: 道は明瞭なのだけれど、ところどころわかりにくい場所があります。 |
その他周辺情報 | 三伏峠小屋 13,000円(2食付) ビール 350ml600円 500ml800円 夕食は5時から 館内は水洗トイレ docomoの電波入ります スマホ充電可 小屋の外だけど自炊スペースあり テント場は予約不要 http://sanpukutouge.com/ 千枚小屋 13,000円 建て替えてそんなに経っておらずきれいな小屋です ビール 350ml700円 500m1,000円 夕食は5時から トイレは外 docomoの電波弱い スマホ充電可 自炊スペースは外のテーブル https://nanpusu.jp/yamagoya/report07.html 椹島ロッジ シャワー500円 生ビール700円 カレー1,000円等 docomoの電波入ります |
写真
感想
12年ぶりの日本百名山「悪沢岳」。でも、メインは三伏峠から荒川岳・中岳の赤線繋ぎです。
この計画は去年立て、小屋を予約していたのに山行直前にコロナに罹ってしまいできませんでした。今年は山の日三連休に、満を持しての計画です。
満を持してといいつつ、特殊東海フォレスト管理の山小屋予約を忘れてました。気づいたときには千枚小屋の予約が埋まっていて、荒川中岳避難小屋を予約。三伏峠小屋は宿泊日3週間前を待って予約しました。荒川中岳避難小屋は素泊りの小屋で食事は自前で準備しなければならないので、三伏峠小屋も食事なしです。
三連休が近づくにつれ天気予報が気になります。梅雨明け前から山は晴れることが多かったのに、なんと今回は台風が2つも接近。
8月8日、ヤマテンからお盆期間の7日間予報が発表されました。11日(金)と12日(土)は、雨には降られるかもしれないけれど、風はそれほどでもないみたいです。
問題は下山日の13日(日)。で、風が強そう。12日に泊まる荒川中岳避難小屋は標高3000メートルの稜線上です。強風の中歩くのは厳しいな。
12年前のことなのでほとんど覚えてないけれど、千枚小屋から椹島までは樹林帯だった気がする。樹林帯なら風が強くても影響は少ないかな。改めて地理院地図を見ると、千枚小屋まではハイマツ帯だけれど、小屋から先は樹林帯です。
そこで特殊東海フォレストのホームページを見てみると、千枚小屋に空きが出ています。台風予報でキャンセルが出たに違いない。すかさず予約しましたが、間違えて食事付きプランに。
でも、ふと考えました。三伏峠小屋も食事付きにすれば、火器や食材を持たなくてよいので荷物が軽くなる。天候がいまひとつみたいなので、荷を軽くして早く歩けたほうがよいな。三伏峠小屋の予約は、ウェブでは変更できなかったので連絡所に電話してみました。当日、小屋で食事代を現金を払ってもらえればよいと言われました。これで、日帰り程度の荷物で縦走できます。その代わり、食事付きの小屋に2泊するという、わたしとしては極めて贅沢な山行になるけれど、まぁ年に何度もすることではないのでよしとしましょう。
登山前日8月10日のてんくら予報は、3日間とも登山指数Aです。おぃおぃホントかよ。ヤマテン予報は、11日は雲に覆われるだが積乱雲が発達する可能性は低い。12日はくもりがちだが大きな崩れはない見込み。専門天気図で見ても、風は山行中そこまで強まらない予報です。とはいえ安心できるというわけではないけれど。
8月11日、新宿7時発の特急あずさ1号に乗車。山ヤで満席です。
ふつう、鳥倉線のバスに乗るときは中央高速バスを使います。その方が料金が安いし、速い。伊那谷へ行くのにJRは勝負にならないのです。にもかかわらず今回JRを使ったのは、三連休の初日だからです。中央道の渋滞は読めません。わたしは鉄ですが乗り鉄ではないので、わずか70kmで30駅もある飯田線の各駅停車に2時間半も乗るのは辛い。でも仕方ありません。渋滞情報を見たら、中央道は相模湖から高井戸まで渋滞しています。電車にしてよかった。
上諏訪で、飯田線普通電車に乗り換え。意外と人が乗っていて、岡谷からは満席になりました。
伊那大島で下車したほとんどの人が鳥倉登山バスの乗り場へ。15人くらい並んだけれど、バスは空で来て余裕で乗車。荷物代込みの運賃2,540円は、乗車時支払いです。あとからもう1台来たので、どうやら高速ICからのバスと分けたらしい。
1時間50分かけて鳥倉登山口へ。スタートが午後になってしまうのは、公共交通機関利用の登山あるある。樹林帯の中を3時間ほど歩いて三伏峠小屋へ。小屋の水は有料なので、途中の水場で汲みました。山の日連休初日なので混んでいるかと思いきや、小屋はかなり余裕がありました。テント場をのぞいてみましたが、こちらはそこそこ張られていました。
三伏峠小屋は7時半消灯。翌日は、2時半くらいから出発する人が出てきます。熊の平小屋にしても、塩見岳往復にしても、時間がかかるからなぁ。わたしも、午前4時過ぎに出発。三伏峠小屋はわりと感じのよい小屋でした。
三伏峠-前岳間はマイナーなのかと思ったら、意外と歩いている人がいました。
このルートの注意点は、前岳手前の崩壊地。ただ、距離は短く、ハイマツに思い切り踏み跡がついています。あと、悪沢岳手前で直進する踏み跡に従って行ったら行き詰まり、戻ったら戻り過ぎと迷走しました。前岳から千枚岳の間は花が多くて楽しめます。
千枚小屋に4時過ぎに到着。12時間行動だ。縦走中に千枚小屋のスタッフが歩いていて、朝食をお弁当にしたいけれど(申し出るのが)間に合わないかもしれないと言ったら名前を訊かれて、受付をしたら朝食はお弁当になっていました。なんて気が効くんだ。千枚小屋も、感じのよい小屋でした。この日は、満室ではありませんでした。ちなみに、三伏峠小屋から歩いてくる人は滅多にいないそうです。たしかに、ヤマレコでもそんな記録見た覚えがないな。
3日目、前々日のヤマテン予報は雨だったけれど、前日に見たら晴に変わってました。天候は晴。絶好の登山日和です。椹島からのバスは午後1時発なので急ぐ必要はありません。椹島でシャワーを浴びる時間もじゅうぶんあります。
椹島から13時発の畑薙ダム行きバスに乗車。乗り継いだ静岡駅行きのしずてつバスは8割くらいの乗車率でした。
今回の山行で、南アルプスの南北が繋がりました。
いつも日記等を楽しく拝見させて頂いております。おそらく8/12烏帽子岳5:00での御来光でスライドしてます😊何人か撮影していた1人です。
ひとつお聞きしたいのですが帰りはどうされたのでしょうか?椹島ロッジからバスで畑薙第一ダムまで行ったあと…🤔
バスなどあるのでしょうか?
ダムから静岡方面がわからず教えて頂きたいのです。よろしくお願いします。
この返信をしている時点でまだ椹島なので、バスに乗ったら追記しますが、大まかにいうと椹島-畑薙ダムは特殊東海フォレストのバス。畑薙ダムからはしずてつジャストラインの静岡駅行きバスに乗ります🚌
>南アルプスの南北が繋がりました
おめでとうございます。
次は光岳から池口岳までを繋ぎたいです。
易老度から鶏冠山まで仲間の車に便乗で2泊3日の実績があります。公共交通機関の利用ではプラス2日間は必要になりそうですね。北側の富士見スキー場から甲斐駒ヶ岳もいかがですか?こちらは公共交通機関で2泊で行けると思います。
入笠山と鋸岳がぽつんと残っていますが、ここは素直に(?)麓を繋ぎます。鋸岳から甲斐駒ヶ岳は自信がないので。10年前ならソロで行ったと思いますが。
数年前に鳥倉から入って悪沢と赤石に2泊3日で計画しましたが高山裏避難小屋まで行った翌日には荒天で敗退しました
三伏から荒川前岳までのルートは人は少なかったですねえ
すれ違う人はみなソロばかりでいかにも山ヤさんって感じの人ばかりでした
この時は高山裏避難小屋でたった一人テント泊しましたが
あのうっそうとした森の中での一人でのテント泊は怖かった
高山裏避難小屋から荒川前岳までの登りがキツイと話は聞いてましたが
やっぱりそうでしたか?
人はいないけども個人的にはいいルートだと思いますね
それにしても赤線つなぎのレベルがハンパないです
高山裏避難小屋まで行って三伏峠に戻るのもしんどそうですねぇ。高山裏避難小屋のテン場は、晴れた日に見たからか雰囲気がよいと感じました。小屋でビールが売ってないのは寂しいですが。
荒川前岳までの登りはたしかにキツかった。行けどもいけどもゴーロが続き「いつ上に着くの?」といった感じ。まぁ、歩いていれば着くのですけれど。
ぜひいつか、このルート歩いてみてください。
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