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Yamareco

記録ID: 5826930
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

北鎌尾根から槍ヶ岳 2泊3日

2023年08月11日(金) 〜 2023年08月13日(日)
 - 拍手
体力度
9
2〜3泊以上が適当
GPS
26:46
距離
40.3km
登り
3,428m
下り
3,730m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
4:03
休憩
0:27
合計
4:30
12:26
12:26
7
12:33
12:34
35
13:09
13:09
5
13:14
13:14
39
13:54
13:54
4
13:58
14:13
14
14:27
14:27
38
15:05
15:05
30
15:35
15:36
7
15:43
15:45
5
15:50
15:58
23
16:20
16:22
31
16:53
16:53
2
16:55
宿泊地
2日目
山行
10:15
休憩
1:54
合計
12:09
5:46
24
宿泊地
6:10
6:15
55
7:09
7:39
99
9:18
9:33
156
12:09
12:45
131
14:56
15:24
150
17:54
宿泊地
3日目
山行
10:15
休憩
0:35
合計
10:50
4:53
80
宿泊地
6:14
6:25
92
7:57
7:57
114
9:52
9:52
132
12:03
12:03
42
12:45
12:54
3
12:57
13:00
74
14:14
14:14
35
14:49
15:01
30
15:31
15:31
13
15:44
15:44
0
15:44
ゴール地点
天候 3日間晴天
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
上高地まではバス、新穂高ロープウェイからは自家用車にて帰宅
コース状況/
危険箇所等
バリエーションルートなのでルートファインディング能力が不可欠
その他周辺情報 新穂高に下山後は、ひがくの温泉 登山者食堂にて露天風呂と食事をしました。
予約できる山小屋
槍平小屋
久しぶりの新幹線にワクワク
2023年08月11日 06:36撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/11 6:36
久しぶりの新幹線にワクワク
上高地は賑やかです
2023年08月11日 12:20撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/11 12:20
上高地は賑やかです
最高の天気です
2023年08月11日 12:25撮影 by  ILCE-6500, SONY
2
8/11 12:25
最高の天気です
ほぼ散歩
2023年08月11日 12:33撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/11 12:33
ほぼ散歩
左を見れば癒し
2023年08月11日 13:01撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/11 13:01
左を見れば癒し
徳澤キャンプ場 山に登らなくたって気持ちいいところ
2023年08月11日 13:52撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/11 13:52
徳澤キャンプ場 山に登らなくたって気持ちいいところ
コーヒーソフト500円で休憩
2023年08月11日 14:06撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/11 14:06
コーヒーソフト500円で休憩
山岳警備隊の方もいました
2023年08月11日 15:03撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/11 15:03
山岳警備隊の方もいました
まだまだ先は長い
2023年08月11日 15:04撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/11 15:04
まだまだ先は長い
2023年08月11日 16:28撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/11 16:28
2023年08月11日 16:28撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/11 16:28
ババ平に到着 大変混雑しており河原に
2023年08月11日 18:03撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/11 18:03
ババ平に到着 大変混雑しており河原に
出発
2023年08月12日 05:49撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/12 5:49
出発
まだ穏やかな道が続く
2023年08月12日 06:02撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/12 6:02
まだ穏やかな道が続く
どこ見ても綺麗な景色
2023年08月12日 06:19撮影 by  ILCE-6500, SONY
2
8/12 6:19
どこ見ても綺麗な景色
水俣乗越に到着
2023年08月12日 07:30撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/12 7:30
水俣乗越に到着
下りも気を使う
2023年08月12日 07:45撮影 by  ILCE-6500, SONY
1
8/12 7:45
下りも気を使う
北鎌尾根が見えてくる
2023年08月12日 07:45撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/12 7:45
北鎌尾根が見えてくる
北鎌尾根
2023年08月12日 08:10撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/12 8:10
北鎌尾根
槍ヶ岳
2023年08月12日 08:39撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/12 8:39
槍ヶ岳
やはりカッコイイ槍ヶ岳
2023年08月12日 08:39撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/12 8:39
やはりカッコイイ槍ヶ岳
北鎌沢出合
2023年08月12日 09:17撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/12 9:17
北鎌沢出合
2050mで水を補給
2023年08月12日 10:23撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/12 10:23
2050mで水を補給
独標
2023年08月12日 13:47撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/12 13:47
独標
北鎌平 テントの中から槍ヶ岳
2023年08月12日 18:47撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/12 18:47
北鎌平 テントの中から槍ヶ岳
槍ヶ岳へ向けて出発
2023年08月13日 05:53撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 5:53
槍ヶ岳へ向けて出発
よく来たもんだ
2023年08月13日 05:53撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 5:53
よく来たもんだ
前を向けば不安もあるが、振り返れば自信になる
2023年08月13日 05:53撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 5:53
前を向けば不安もあるが、振り返れば自信になる
パズルを解くような感覚
2023年08月13日 05:53撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 5:53
パズルを解くような感覚
槍ヶ岳登頂
2023年08月13日 06:37撮影 by  F-52A, FUJITSU
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8/13 6:37
槍ヶ岳登頂
槍ヶ岳山荘
2023年08月13日 06:42撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 6:42
槍ヶ岳山荘
槍ヶ岳山荘で朝ごはん
2023年08月13日 07:35撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 7:35
槍ヶ岳山荘で朝ごはん
疲れたので新穂高に下山
2023年08月13日 08:02撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 8:02
疲れたので新穂高に下山
千丈乗越経由で飛騨沢に下りる
2023年08月13日 08:39撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 8:39
千丈乗越経由で飛騨沢に下りる
千丈乗越
2023年08月13日 09:15撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 9:15
千丈乗越
ありがとうございました!
2023年08月13日 09:15撮影 by  ILCE-6500, SONY
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8/13 9:15
ありがとうございました!

感想

ひとつの目標として掲げていた北鎌尾根(バリエーションルート)からの槍ヶ岳登頂の記録です。

半年ほど前から調べだし情報収集など準備を進めていた計画です。

新幹線で長野駅まで向かい、そこからはバスで上高地へと乗り継ぎました。

上高地のマイカー規制により、さわんど駐車場に入りたい自家用車の待により渋滞になる。

上高地には予定より30分ほど遅れて到着。
思っていたよりも早くついて助かる。

昼からの出発なので、1日目はババ平で宿泊

北鎌沢出合や北鎌のコルなどは熊が出没する可能性もあるためあえて手前でのテント泊を選択した。

徳澤でコーヒーソフトなるものを頂いたりしてゆっくりと歩いて17時前にはテント設営完了。

かなりの混雑でしたが受付もババ平でできたし、臨時の売店もあったのでお酒も頂きました。

私は21時頃に就寝しました。
翌朝は4時には目が覚めてしまい、のんびりと出発の準備を進めながら朝食も簡単に済ます。

午前5時半に歩き出す。
水俣乗越までは急登が続くのですが、急がずにマイペースで歩く。

後ろから来た方々に次々と抜かれてゆくが、この日は北鎌平まで行くつもりなので焦らずに自分のペースを守る。

水俣乗越で少し長めの休憩を取り靴紐と気持ちを締め直す。

東鎌尾根からも槍ヶ岳に行ったことがあるので少し懐かしい景色を見て思い出を振り返っていました。

水俣乗越からはバリエーションルートになるため迷い込む人がいないようにロープ規制があります。

下り始めて30m位はとても急で滑りやすく木々を掴みながら慎重に下りました。

その先からは踏み跡があり迷うことはないものの人があまり入らないこともあり歩きにくいです。

つづら折れにしばらく下ると開けたところに出るのですが、ここからの15m程は掴まれるものもなく急な上に砂や小石のある岩肌のためとても気を遣いました。

水俣乗越からは30分ほどで危ないところは抜けられました。

あとはひたすら河原を1820mくらいまで下っていきます。

休憩も取りながら水俣乗越から北鎌沢出合までは2時間ほどかかりました。

日差しが強く荷物も重いためあまり早くは歩けませんでした。

北鎌沢出合からはストックもしまって両手が使えるように準備もしながら休憩を取っていると後ろの森からガサガサ音が聞こえる。

たぶん熊なんだろうなと思いながら鈴を鳴らしながら準備しゆっくり休みたい気持ちを抑えて北鎌のコルに向けて登り始めました。

後ろから熊が追いかけてこないか気になるのでたまに振り返りながら登りました。

北鎌沢出合から北鎌のコルまでは約600mほど登り返すことに乗ります。

沢を登るのですが分岐があれば基本的には右を選択することになります。

体力的にはここの登りがいちばん疲れました。

2000〜2050mくらいで水も流れているので枯れていなければ給水可能です。

そこから上には水がないので自分の行程に見合ったぶんの給水は必須です。

私は重くなるのが嫌で少なめの給水にしたため飲水がギリギリとなってしまいました。

今回の反省点のひとつです。

北鎌のコルまで登りあげるのに約2時間半かかりました。

北鎌のコルで食事をとり長めの休憩を取りました。

ここからは尾根に沿って登っていくようになります。

天狗の腰掛けまでは踏み跡も見つけやすく迷うことはないでしょう。

天狗の腰掛けまで標高差約300mほど登ることになります。

天狗の腰掛けから先は巻いたり、直登したりとなりルートを見つけながらとなります。

小さな変化を見逃さずアンテナを常にはりながら歩けば自分の正解ルートは見つかると思います。

バリエーションルートなのでルートのマーカーなどは一切ありませんので頼れるのは自分の判断力のみとなります。

私の場合は基本、迷ったら直登をして尾根に上がりルート確認をしてました。

疲れにより集中力、判断力も鈍くなりますがルートミスはなかったので無駄な体力消費がなかったのは良いところでした。

私としては独標からP13までがとても辛く感じました。

独標からP13までは登って、下って、また登っての繰り返しとなるため気力、体力をかなり削られました。

北鎌尾根には天狗の腰掛け手前、独標手前、P13手前などにテントを張れるようなスペースがありました。

ただ熊の糞も時おり見かけたため、やはり予定通りに北鎌平までは頑張ることにしました。

北鎌平に到着したのは18時前だったので約12時間半の行動時間となりました。

槍ヶ岳はもう目の前なので山頂にいる人の声も届くほどの距離です。

この日は風もなく星空も見え穏やかな夜を過ごすことができました。

翌朝は4時に起きて午前5時前に出発

程なくして左後方からとても綺麗なご来光が身体を暖めてくれます。

登ることに集中するためカメラなどはしまっていたので写真は取れませんでしたが、とても活力になる光でした。

北鎌平から槍ヶ岳までは注意深くルートを探せば迷うことはないでしょう。

むしろ北鎌平まで来れたならさほど難しいとは感じないでしょう。

約90分かけて登頂に至りましたが、山頂には20人程の人が下山待ちをしていたので出ていくのが何か恥ずかしくもありました。

残念ながら拍手等はなく笑

なんでそんなとこから人が登ってくるの?

えっ?ルートなんてあるの?

といった反応ばかりでした。

山頂の祠で記念写真を撮っていた方に私も撮ってもらい目標達成となりました。

今回の反省点
荷物が重すぎた
2日目の水が少なすぎた
行動食が少なかった

私個人の感想としては、技術的なことルートファインディングに不安は感じませんでしたが体力がギリギリだったので次に活かしたいと思います。

時にはクライミング要素も含まれることもありますが、しっかりと段階を踏んでレベルアップすればロープは必要ないと感じますが状況も常に変化すると思うので、懸垂できるように保険として持つのは良いと思います。

北鎌尾根は自分の成長を確認するためにもまた歩きたいルートのひとつとなりました。

次はもっと早く、スマートに登れるように成長したいと思います。

準備段階としてネットやYouTubeなどで情報収集しましたが、やはり現場での判断がとても重要となるので普段からルートファインディング能力を高めるよう意識して歩いたりすることも重要だと思います。

北鎌尾根から槍ヶ岳を目指される方の参考になれば幸いですが、文字や写真だけでは判断できない要素も多々あるため無理はしないようにお願いいたします。

私が達成出来たのも全ての要素が良い方向に向いてくれたからであり、天候の崩れなどひとつでも悪条件が増えればもっと厳しい山行になったと思います。

正直なところ今の自分のレベルではギリギリ達成できた感覚でした。

ですが自信にも繋がる山行にすることができたので自分を褒めてあげようと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

おつかれ山です/^o^\

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利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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