ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5847523
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
甲斐駒・北岳

南アルプス三座往復縦走(北岳・間ノ岳・塩見岳)2泊3日広河原発着

2023年08月17日(木) 〜 2023年08月19日(土)
 - 拍手
体力度
10
2〜3泊以上が適当
GPS
31:27
距離
39.8km
登り
4,053m
下り
4,038m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
9:05
休憩
1:11
合計
10:16
4:41
4:42
26
5:08
5:09
27
5:36
5:38
43
6:21
6:28
85
7:53
8:01
4
8:05
8:12
33
8:45
8:45
13
8:58
8:59
18
9:17
9:32
16
9:48
9:49
15
10:04
10:05
24
10:29
10:40
38
11:18
11:19
75
12:34
12:41
37
13:18
13:25
40
14:05
14:06
32
2日目
山行
9:17
休憩
1:18
合計
10:35
4:19
41
5:00
5:00
41
5:41
5:48
18
6:06
6:06
64
7:10
7:24
9
8:56
8:57
34
9:31
9:32
8
9:40
9:40
4
9:44
10:21
25
10:46
10:52
29
11:21
11:22
37
12:13
12:20
59
13:19
13:21
20
13:41
13:42
41
14:23
14:23
31
3日目
山行
8:54
休憩
0:32
合計
9:26
3:35
41
4:16
4:16
56
5:12
5:12
48
6:00
6:11
110
8:01
8:02
27
9:11
9:13
92
10:45
10:45
28
11:13
11:13
41
11:54
11:56
16
12:12
12:12
24
12:36
12:37
14
12:51
12:51
4
13:01
ゴール地点
八本歯のコルから大樺沢二俣までの下りは時間の感覚を失う。いつまでも変わらないガレ場ザレ場の急斜面の風景。

下りでも辛いけど、上りはさぞかしと思った。

同じ急斜面の辛さも肩の小屋ルートは樹種、足もとの状態に変化がある分、進捗を感じられた。
天候 雨・晴・晴
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
甲府市内から1時間弱の芦安駐車場(台風7号の為、予定を1日繰り下げて甲府市内に宿泊して天候回復を待った。それでも台風7号の影響道に土砂が流出してバスが不通との連絡が来た。当日の午前中に山梨交通のホームページで復旧・運転再開とのお知らせを見て利用。バス停に一番近い第二駐車場でも数台だけだった。翌々日の下山時には土曜日ということもあって満車)
コース状況/
危険箇所等
広河原から北岳まではとにかく急斜面。上りの草すべりルートはもちろん、下りの大樺沢二俣ルートも。
要所要所に丸太を組んだ梯子や急斜面の足場が整備されている。偶然、保守整備の方々と出会った。
内お二人はとても若くて気持ちのいい青年と女性だった。狭い岩場のルートを丸太を2本も担いで集積場から保守箇所まで運ぶ姿に感動した。お二人とも活き活きして良い表情だった。
殆どの丸太梯子には片側に手摺を設置してくれている。あの方々が重い丸太を人力で運んで手作業で組み上げてくれていると思うと、ありがたくて元気が出た。
あとペンキマークやピンクリボンも少なめだけどありがたかった。
その他周辺情報 広河原山荘。最近新しくなった。おしゃれで清潔。
特にお風呂は気持ちよかった。テラスに5、6ヶ所パラソル付きのテーブル。14時到着のバスだから夕食まで4時間。甲府市内から持ち込んだ山梨の銘酒『旦(だん)』をテラス席で楽しんだ。山の涼しく澄んだ空気、鳥や川の山の音、湧き上がる雲を眺めているうちに四合瓶は空いた。
甲府市内で旦を取り扱う酒屋さんの大女将が丁寧に氷で梱包してくれたから温度も完璧だった。

熊の平小屋。隣の女性グループから『今の管理人さん(女性)になってから料理が手の込んだ美味しいメニューに変わった』と聞こえてきた。1泊目のミネステロースと低音調理の塩麹鶏むね肉、2泊目のビーフシチューとミモザサラダ?も美味しかった。お弁当のおにぎりも良い塩加減。ビール350ml700円、500ml1,000円(1ml2円)よく冷えてて美味しかった。ソロ客に2、3人は入れそうな一区画を割り当ててくれ、ありがたかった。

今回の山行では山小屋名物のイビキがなかった。特に2泊目の熊の平小屋では、誰もいなくなったのかと不安なるほど静かだった。
初日、白根御池小屋から望めた北岳バットレス。長いブロック塀に一定間隔毎にちょこっと直交して設けられている支えの事をバットレスという事を山行準備中に知った。

初日の眺望はここだけ。北岳山頂から天空の散歩道までガスの中。間ノ岳から熊の平小屋迄は靴の中まで染み込む雨の中。

蒸れて面倒臭くても、雨具のズボンも着用しないと、二日目三日目と靴が臭くなる事を学んだ。
2023年08月17日 06:29撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
1
8/17 6:29
初日、白根御池小屋から望めた北岳バットレス。長いブロック塀に一定間隔毎にちょこっと直交して設けられている支えの事をバットレスという事を山行準備中に知った。

初日の眺望はここだけ。北岳山頂から天空の散歩道までガスの中。間ノ岳から熊の平小屋迄は靴の中まで染み込む雨の中。

蒸れて面倒臭くても、雨具のズボンも着用しないと、二日目三日目と靴が臭くなる事を学んだ。
二日目、熊の平小屋から延々と樹林帯の中を森林浴した先に全容を現してくれた塩見岳。丸い山頂部も登ってみると扇のように薄かった。
2023年08月18日 08:08撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
8/18 8:08
二日目、熊の平小屋から延々と樹林帯の中を森林浴した先に全容を現してくれた塩見岳。丸い山頂部も登ってみると扇のように薄かった。
二日目、塩見岳西峰(3,047m)から望む徒歩数分の塩見岳東峰(3,052m)
雲海の奥に富士山。
2023年08月18日 09:40撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/18 9:40
二日目、塩見岳西峰(3,047m)から望む徒歩数分の塩見岳東峰(3,052m)
雲海の奥に富士山。
三日目、夜明けの空を背景に聳える間ノ岳と前衛のように聳り立つ三峰岳(2,999m)
2023年08月19日 04:50撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/19 4:50
三日目、夜明けの空を背景に聳える間ノ岳と前衛のように聳り立つ三峰岳(2,999m)
三日目、熊の平小屋から間ノ岳に向かう途中に見えた富士山と農鳥岳。農鳥岳は熊の平小屋を出発時からオリオン座を背負って綺麗に見えていた。
2023年08月19日 04:56撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
8/19 4:56
三日目、熊の平小屋から間ノ岳に向かう途中に見えた富士山と農鳥岳。農鳥岳は熊の平小屋を出発時からオリオン座を背負って綺麗に見えていた。
三日目、三峰岳から見た間ノ岳とモルゲンロートの北岳。
早起きしてよかった。
奥には甲斐駒ヶ岳も。
2023年08月19日 05:36撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
8/19 5:36
三日目、三峰岳から見た間ノ岳とモルゲンロートの北岳。
早起きしてよかった。
奥には甲斐駒ヶ岳も。
三日目、広河原への下山ルートから間ノ岳を振り返る。
初日は間ノ岳から本降りの雨で、3日間ずうっと濡れた登山靴を履くことになった。
2023年08月19日 07:16撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
8/19 7:16
三日目、広河原への下山ルートから間ノ岳を振り返る。
初日は間ノ岳から本降りの雨で、3日間ずうっと濡れた登山靴を履くことになった。
三日目、間ノ岳天空の散歩道から北岳を望む。
初日はガスの中だったので、こんなに気持ちのいい道だとはわからなかった。
2023年08月19日 07:44撮影 by  iPhone 14 Pro, Apple
2
8/19 7:44
三日目、間ノ岳天空の散歩道から北岳を望む。
初日はガスの中だったので、こんなに気持ちのいい道だとはわからなかった。

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 雨具 日よけ帽子 着替え ザック ザックカバー 行動食 非常食 コンパス 計画書 ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 日焼け止め 保険証 携帯 時計 タオル ツェルト ストック ナイフ ポール シェラフ
備考 虫除けスプレー自作したのに山小屋に置きわすれた。山はきれいなお花畑だった。その分、ずうっといろんな虫が至近距離でお供してくれていた。(一度は耳の中にも)

感想

2泊3日の南アルプス三座(北岳・間ノ岳•塩見岳)縦走。間ノ岳北側の3000メートル超えの尾根筋を歩くコース。広河原から塩見岳の行きか帰りかどちらかで天空の散歩を体感したいと考えて往復ルートで計画を立てたが、台風7号の影響で出発を1日繰延した。

1日目は、広河原山荘から北岳・間ノ岳を経て熊の平小屋までの天空の散歩道往路。北岳肩の小屋からガスに包まれ、間ノ岳からは靴の中まで浸水する雨。熊の平小屋に逃げ込んだ時には身体が冷え切っていた。

2日目は、熊の平小屋から塩見岳ピストン。午前快晴。午後は少し曇った。塩見岳の扇のような丸くて薄い山頂が印象的に見えた。竜尾見晴らし以外は森林浴になるが猛暑の快晴だけに少しありがたく感じた。寂しい。森林浴じゃないと水も体力も相当に消耗したと思う。

3日目は、熊の平小屋から間ノ岳を経て北岳を巻いて広河原に帰る復路。午前中だけ快晴、午後から激しい雷雨。
初日にガスの中、テンション最低で歩いた同じ道とは思えない気持ちのいい尾根歩きとなった。
甲斐駒、仙丈ヶ岳、富士山、北/中央アルプスもずっと望めて同じような写真を何枚も撮った。
帰りは少しでもコースタイムの短い大樺沢二俣ルートを選択した。ガレザレの急傾斜で滑りやすかった。標高も山頂迄200メートル弱くらいで分岐なら少しは降りやすそうな肩の小屋•草すべりコースの方が良かったかもしれないとも感じた。

お気に入りした人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:330人

コメント

まだコメントはありません
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

コメントを書く

ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。
ヤマレコにユーザ登録する

この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 甲信越 [日帰り]
北岳 間ノ岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

関連する山の用語

この記録は登山者向けのシステム ヤマレコ の記録です。
どなたでも、記録を簡単に残して整理できます。ぜひご利用ください!
詳しくはこちら