燕岳 常念岳縦走


- GPS
- 28:38
- 距離
- 27.6km
- 登り
- 2,605m
- 下り
- 2,785m
コースタイム
- 山行
- 5:52
- 休憩
- 3:31
- 合計
- 9:23
- 山行
- 4:02
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 4:22
- 山行
- 3:57
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:57
天候 | 森林限界から上は基本ガス。 たまに晴れ間が出たり、通り雨が降ったり。 最終日はしっかりと晴れた快晴でした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
朝一で駅からの乗り合いバスで中房温泉まで 1500円 帰りは常念からエスケープ 常念小屋にて100円のチップでタクシーを呼んでくれました。 出発時刻と一ノ瀬への到着予定時刻と 行き先、名前、電話番号を記入。 到着予定はコースタイム早ければ3時間半 ゆっくりで4時間 記入時刻より遅れても待っててくれるし、 もし早く着けば、他の予約の方の分を先に回してくれるとの事。 今回、鈍足と荷物が重いので、4時間で予約。 しっかりと休憩したら、20分ほどオーバーしたけど、待っててくれました。 小屋には穂高駅まで約6500円との事でしたが、今回はメーター分5740円でした。 常念小屋はau繋がらないので、乗越の所まで出れば安曇野の電波を拾うので自分で呼ぶ事も可能。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
整備されていて、これといって問題なし。 喜作レリーフ、大天井荘前、横通岳の辺りと、少し足場に気をつける所がありますが、普通に落ち着いて慎重に歩けば問題ないかと。 |
写真
あと少し♪
合戦小屋までが急登ときつい登り、合戦小屋からは楽かというとそうでもなく、普通の登り。
半年ぶりの山歩きでテント担いではきつかった。
でも長野県民は小学校とか中学校で登るそうなので、怖がるほどキツいという訳ではないかな。
途中に合戦小屋もあるし。
また、山の足になってから挑戦してみたいです。
あっ、、と思ってたら、ピヨピヨピヨと、なんとファミリー。
全部でお父さんお母さん含めて5.6匹いたかな、。なんせこの擬態力で、よく分からず。
動画に撮ったつもりが、撮影出来てなかった。残念。
この子とは、ずっと動画回したり10分以上一緒にいました。雷鳥を追いかけてはだめ!なので、距離を取ってましたが、こっちやこっち!と、トコトコトコトコ道案内してくれました。
装備
備考 | 自炊食料が失敗。重いし計画性がなかった。 |
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感想
1泊2日? 2泊3日? 3泊4日?
常念まで?
蝶ヶ岳、上高地まで?
半年ぶりの山歩き。引っ越しなど多忙もあり体力に全く自信無し。
予定を決めず無理せずに体調、気分で判断、
そのため、常念下山一ノ瀬や蝶ヶ岳下山三俣からのタクシーの値段や呼び方など、エスケープルートを色々考えての山行計画。
●1日目
前泊して、穂高駅から乗り合いバスで中房温泉へ。
そこから、いざ燕山荘へ!
登山中は、前泊のホテルでご一緒だった2組のご夫婦先輩パーティーさんや福岡のミードさんと仲良くしていただき、お声をかけあったり楽しい山行♪
北アルプス3大急登はそんなに心配していなかったのですが、甘かった、、。(^^;
半年ぶりの山歩き、炎天下とテン泊荷物で、第二ベンチ辺りから急に疲れが出て、足が動かなくなってきました。
あれれ?やばい?と、慌ててゼリーで栄誉補給。
体力不足なのに、テント担いでみんなと同じ様なペースで歩いたのが失敗か、、。
そこからは、ペースを落として、ゆっくり一歩一歩。
なんとか合戦小屋へ到着!
合戦小屋のスイカ、YouTubeとかで見ててもフーンと思ってただけですが、実際歩いてのスイカは唸ってしまいました!絶品!
少し体力も回復して、ゆっくりと燕山荘へ。
燕山荘でテント設営後、シチューランチ。
ずっとガスってたのですが、せっかくなので燕岳へ。
歩き出したら雲が切れ始め、今回初の絶景イベント♪
槍ヶ岳も見えて、これぞ北アルプス!という景色!頑張って登ったのが報われました。
燕岳に歩いてたちょうど往復1時間だけが
ガスが晴れてくれた様です。
テント場への戻り道、年輩のソロの方とお話しさせてもらいました。
ゆっくりゆっくり歩いてた方でしたけど、話を聞けばいつもはテント担いで槍の方を回ってるそうで。
先輩の皆さん、僕なんかよりよっぽど達者なのにはいつも驚かされます。
●2日目
朝はやはりガスからのスタート。
ところが歩き出したら、ガスが取れて、
ブロッケン現象♪
みんなあちこちで撮影タイムが始まり大騒ぎ。笑
一通り撮り終えて、しばらく歩くと、またもやブロッケン。今度は日が高くなったせいか、先程より虹色が綺麗に!
槍も立山、剣も姿を現して、これぞ北アルプス、これぞ表銀座というのを満喫させていただきました♪
そこからはガスの中の稜線歩き。
怖いんかな?と、心配していた喜作レリーフはそんなでもなく無事通過。
そこから大天井荘に上がる登りは、足が動かなくなっちゃいました。
あまりの足の止まり具合に、今日の常念行きは諦めて、大天井荘でゆっくりしようと決断。
燕山荘の壁に張ってた、大天井荘の人気のカレーランチグリーンカレーを食べてみたいし。
テントを張ってお昼には時間があるから少しお昼寝。
起きてから、小屋のメニューの前で、千円札握って注文しーようと、つっ立ってたところへ小屋のお兄さんがメニューのカレーの所に売り切れの札を、、、
ペタッ
ええええー!?
すみませーん!
なんとまあすごいタイミングで。
凄く感じの良い小屋のお兄さんで
ほんとに申し訳なさそうに謝ってくれました。笑
のんびりしてた僕が悪いので、
天ぷらうどんに。
落ち込もうかと思ったらめっちゃうまいし、、。かき揚げサラッと上がっててしつこくなくて、山で食べるのに最適♪
これはこれで正解!
雨も降ったりしたので、
体を休めて夕食作り。
今回は準備不足で、自炊ご飯が軒並み失敗。
2.3回上手くいったからと余裕をかましてたのが行けなかったです。反省。
まずいスープスパゲッティが完成、、。
コンビニのスープの素を混ぜてなんとか完食。
それ以降は小屋で買うカップヌードルとパンを活用。そっちのが全然うまい!
●3日目
朝、テン場から槍が見えて皆さん記念撮影
昨日の先輩も近くだったので、お互いに写真を撮影。
先輩やご近所さんと、お別れの後、手ぶらで大天井岳へ。
ガスって何も見えないけど、ま、登頂!
ガスの中常念へ出発!
と!
テン場を出るか出ないかで、足元、目の前に
雷鳥がっ!
スタスタと上に登っていく見上げるといるわいるわ!
ファミリー!
岩と一緒の色で数えられず。
多分、4-6匹位か?
雛とか可愛かったです♪
立山で見た時は、ほんの一瞬だったので、
別に感動もなかったですが、山で家族が一生懸命生活してる感が感じられて、かなり癒されました。
動画でファミリーを撮影したつもりが写っておらず、、。
残念。
ガスの中、晴れてたら綺麗なんだろーなーと思いながら、緩やかな下りの稜線歩き。
白馬の時よりはガスも薄いし、風も強くないので、気楽にのんびり歩きました。
白馬の時は怖かった、、。
東天井岳の肩を過ぎた所で、またもや雷鳥に遭遇!
今度はしっかり時間を取って、じっくり眺めたり雷鳥と自撮りしたりの撮影会。
ハイ松の登山道をこっちやで!と言わんばかりに、トコトコ道案内してくれました。
2800の山の中で2人(?)っきり。
10分ほどですが、なんか不思議な感覚の楽しい時間でした。
なだらかな下りの稜線歩き後、横通岳の肩からは一気に下り常念小屋へ。
この途中にも雷鳥が。
親一羽と雛2匹。
昨日ブロッケン祭り、本日は雷鳥祭り。
ラッキーな山行でした♪
常念小屋、通り雨の中、テント設営。
そして情報収集。
受付のお姉さんに、中房温泉から上がって途中バテて、大天井の手前でもバテたのですが、常念岳から蝶ヶ岳はどんなもんでしょうか?とお尋ねしました。
燕岳から蝶ヶ岳の縦走なら、常念と蝶ヶ岳の間が一番大変です。と。
コースタイムで5時間 (休憩含まず)、
テント担いでたらそれ以上。
常念登った後、かなり降りてから登り返しの蝶槍、アップダウンの激しいコースです。
かなり早く出るか、テントあるならビバークも視野に入れて、、、。
と、かなり詳しく、的確な説明!
速攻でやめときます!と立派なお返事。笑
今回、荷物重過ぎたり、体力不足、それ以上に気力不足なんで、頑張る気持ちも無理する気も全く起きませんでした。
元々頑張らないとつもりの山行計画だったし、常念岳もまたいつか、ここから再スタートで蝶ヶ岳でいいかな、と。
昼頃、au携帯の電波は小屋前の乗越し辺りで電波を拾うとの事で、メールチェックをしてると、常念岳から年配のぽっちゃりした長靴に白のダボダボズボン姿の方が、降りてき話しかけられました。
常念岳往復2時間かかった。
長靴やから、マメできそう、、。
と。
長靴で北アルプス?
変わった人に声かけられてしまった、、
と、思ったらなんと、山伏さんだそうで!
失礼いたしました!
本職さんでしたか。笑
山伏は登山靴はダメなんだそうで。
朝5時に一ノ沢から登り始めてるとの事。
みんなの重ーい悩みを聞いてるから、邪念を取り払わないといけないのでこうやって行を、と。
聞いてるととても大変な悩みを聞いて、
それに励まして答えてる様で、、。
聞いてもらえるだけで救われる人がいるんですよねー。素晴らしいですね。
と、気付けば僕が、山伏さんの悩みを聞いて励ましておりました。
で、その後、夕方までテントでグダグダと。
小屋で購入した焼きおにぎりとカップヌードルで晩ごはん。美味しかったです♪
夜は、なかなか眠れず、何度も起きたので、テントから頭出して星空観察。
満天の星空。明日は快晴の予報。
●4日目
朝3時起床。
お隣のカメラ担いだ埼玉からの先輩の動き出しで起きました。
昨日蝶ヶ岳から常念で、本日燕岳までだそうです。
昨日、朝から常念登って、途中からでもご来光見たら?いい景色だと思うけどなー。と。アドバイスをいただいてて、迷ってたのですが、起きたので決行。
シャリバテに気をつけて、燕山荘で買ったパンとゼリーでしっかり朝食。
まだまだ暗い中、ヘッドランプで4時スタート!
真っ暗で斜度のある登りのガレ場なので、
慎重に。
休み休みゆっくり登ってたら、気付けば西側の斜面へ。
あ、登りすぎて東のご来光が見えない、、。
せっかく登ったのを下りるのに迷いましたが、コンパスで東の空が開けて見えるところまで戻りました。
日の出まで雲海と朝焼けを眺めながら休憩。
5:16 日の出
しばらく眺めてた後、再度出発。
1時間程で常念岳山頂へ
山頂は僕の他に3人ほど。
山頂だけ風が強くて、一気にへっぴり腰に。
基本、高所恐怖症。
登りました写真だけ撮って、すぐに退散。
山頂手前で改めて、景色を満喫。
遠くに富士山。日本列島の距離感を実感。
下りは沢山の人とすれ違いました。
振り返ると、山頂はかなりの混雑。
早めに登っておいて良かったです。
常念小屋まで戻って、改めて小屋で朝食に赤いきつねをいただき、昨夜美味しかった焼きおにぎりを、帰りの行動食にゲット。
テントを片付けて、常念小屋に一ノ沢へのタクシーを依頼して下山開始。
途中水場で水を補給して、ゆっくり下山。
ちょっとした沢下りもあったり、
胸突き八丁も危険という程でもなく、
久しぶりに森林の中で気持ち良く歩けました。
4日目の下山なんで、マメ出来ないようにしっかりとテーピングして、膝サポーターも着用してたので、荷物は重いけれども、これと言って問題もなく。
少し荷物の軽量化して、今度は北アルプスの縦走より、八ヶ岳の森の中をコースタイム短めの距離を歩いてみようかな、と次の計画を考えてみたり。
一ノ沢までは、ゆっくりとしたコースタイム
4時間との事でしたが、休憩もしっかりと取って4時間半ほど。
タクシーも待っていてくれて、エアコンの効いたタクシーで穂高駅まで、無事下山いたしました♪
2度ほどバテましたが、大きな問題もなく、
色んな人にも出会えて楽しい山行でした♪
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