栂池から八方へ 贅沢な縦走

2023年08月30日(水) 〜 2023年09月02日(土)

• GPS: 23:58
• 距離: 35.5km
• 登り: 2,708m
• 下り: 2,686m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:17
• 休憩: 0:22
• 合計: 3:39

距離 5.5km 登り 650m 下り 129m

10:11 栂池ヒュッテ
11:33 11:48 天狗原/白馬岳神社
11:54 風吹大池方面分岐
13:11 13:18 乗鞍岳
13:50 白馬大池山荘

2日目

• 山行: 4:00
• 休憩: 1:10
• 合計: 5:10

距離 9.3km 登り 730m 下り 396m

6:07 白馬大池山荘
7:08 7:18 船越ノ頭
8:07 8:28 小蓮華山
9:12 三国境
10:00 10:07 白馬岳
10:31 11:03 白馬山荘
11:17 白馬岳頂上宿舎

3日目

• 山行: 3:51
• 休憩: 2:20
• 合計: 6:11

距離 10.0km 登り 702m 下り 711m

7:01 白馬岳頂上宿舎
7:08 7:10 丸山
8:10 8:25 杓子岳
9:41 10:02 鑓ヶ岳
10:23 鑓温泉分岐
10:53 12:12 天狗山荘
12:32 12:55 天狗ノ頭
13:12 天狗山荘

4日目

• 山行: 6:33
• 休憩: 1:52
• 合計: 8:25

距離 10.7km 登り 628m 下り 1,519m

4:54 天狗山荘
5:15 5:25 天狗ノ頭
5:54 6:13 天狗ノ大下り
6:59 7:04 不帰キレット
7:30 7:41 不帰嶮（不帰一峰）
8:44 8:51 不帰嶮（不帰二峰北峰）
9:05 9:13 不帰嶮（不帰二峰南峰）
9:56 10:14 唐松岳
10:30 10:42 唐松岳頂上山荘
11:27 11:29 丸山
11:41 11:45 扇雪渓
12:14 下の樺
12:29 八方池
12:30 12:39 第三ケルン
12:46 12:49 八方ケルン
12:52 12:53 第2ケルン
13:00 13:03 石神井ケルン
13:19 八方池山荘

天候

全て晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

八方に駐車してタクシーで栂池へ、3140円。
帰りは八方のリフト・ゴンドラを乗り継いで、1900円。

コース状況／危険箇所等

不帰ノ嶮はさすがに緊張する。動く岩が結構有る。
杓子岳の山頂へは細かな石でザレた急登。足場が不安定なので疲れる。

写真

8/30 8:49

八方の駐車場に着きました。
良い天気です、暑そうです。

8/30 10:08

タクシー・ゴンドラ・ロープウェイを乗り継いで、栂池自然園の登山口からスタートします。

8/30 11:47

天狗原まで来ましたが、もう汗ビッショリです。

8/30 11:47

岩ゴロゴロの直登を登ります。

8/30 12:58

イワヒバリがいました。

8/30 13:10

最初のピーク、白馬乗鞍岳に到着です。

8/30 13:21

初日のお宿、大池山荘が見えてきました。

8/30 17:08

大池山荘の夕食、通れなかった「大雪渓」を飲んでやる！

8/31 6:40

2日目は白馬岳までの行程です。

8/31 7:02

富士山も見えて、良いスタートですね。

8/31 7:04

トウヤクリンドウは何処にでも咲いていました。

8/31 7:27

気持ちの良い稜線歩きが続きます。

8/31 8:10

小蓮華山に到着です。

8/31 8:25

まだまだ気持ちの良い稜線は続きますよ。

8/31 9:59

白馬岳に来ました。

8/31 10:10

2日目のお宿は白馬岳頂上宿舎です。

8/31 10:20

剣・立山。

8/31 10:20

槍・穂高。

8/31 10:40

宿に行く前に白馬山荘でティータイム。

8/31 12:01

3日目に行く杓子岳。

8/31 12:01

白馬鑓ヶ岳。

9/1 5:01

3日目の朝も良く晴れています。

9/1 7:08

9/1 8:22

杓子岳、ここの登りは細かな石が足場を不安定にしています。神経を遣いました。

9/1 9:39

続いて白馬鑓ヶ岳。

9/1 9:39

これまで辿ってきた道。

9/1 9:49

3日目のお宿は天狗山荘です。

9/1 10:32

天狗山荘から見る白馬鑓ヶ岳。
八方の街から見上げる姿とは全くイメージが異なります。

9/1 12:31

暇なので、天狗の頭まで様子見に来ました。

9/1 12:41

不帰・唐松・五竜方面を眺めます。

9/1 12:42

黒部ダムも見えます。

9/1 12:49

ここからでは不帰ノ𡸴のイメージは湧いてきませんね。

9/2 5:16

4日目の日の出は天狗の頭で迎えました。

9/2 5:22

9/2 5:53

徐々に近づいて来ます。
緊張感も高まります。

9/2 6:01

いよいよ天狗の大下り、身支度を整えます。

9/2 6:30

鎖場よりも、ザレザレの道の方が緊張します。

9/2 6:50

大下りを越えました。

9/2 6:50

不帰ノ𡸴が待ち構えます。

9/2 7:32

まずは一峰。

9/2 7:47

二峰北峰の取り付きから見上げると・・・

ホールドは有りますが、動く岩も多いので注意が必要です。

鉄の橋、あと1m長いと怖さは倍になると思います。

9/2 8:05

9/2 8:19

この先は左側を巻いて行きます。

9/2 8:49

二峰北峰の頭です。核心部は越えました。

9/2 9:07

9/2 10:10

唐松岳山頂から不帰ノ𡸴を振り返って見ました。
この方角では、あの禍々しさは伝わりませんね。

9/2 10:47

唐松岳から下山途中で。

9/2 12:22

八方池が見えると、帰って来たっていう気持ちが湧いてきます。

9/2 12:23

もう一度不帰ノ𡸴。

9/2 13:19

下山しました。
お疲れ様でした。
ホッとした途端に身体の汗臭さが鼻にきました（笑）

撮影機器：

NIKON D5600 NIKON CORPORATION

SHG03 SHARP

感想

KOKD

今回の山行は、もともと大雪渓を登って白馬岳から唐松岳を目指すという計画だった。ところが直前になって大雪渓ルートは閉鎖！
急遽、八方で前泊の予定を栂池ルートで大池山荘泊に変更したのだった。結果として、気持ちの良い稜線歩きを楽しむことが出来て満足度は高まった。
白馬大池から白馬鑓ヶ岳までの稜線は非常に気持ち良いのだけれど、杓子岳の山頂へ登る道は細かな石が積もった状態で、ザラザラと崩れていき足場が不安定なことこの上ない。白馬鑓ヶ岳でも杓子岳程のことは無いがザラザラであった。
そして今回のメインイベントである不帰ノ𡸴を越える道。その前に立ちはだかる天狗の大下り。不帰二峰北峰が最大の核心部だと言われるが、自分の感想としては、天狗の大下りのザレた道を下るのと二峰北峰を登るのとを比べても、その緊張感は甲乙付けがたいという印象だった。
ひとつミスを犯せば本当に帰れなくなるルートで、4時間近くの緊張を持続出来る精神的な体力と、下山完了するまでの肉体的な体力・判断力が必要なのだと徹底的に教えられた山行となった。
もう一つの感想、白馬岳頂上宿舎のバイキング形式の食事は、本当に美味しかった。