甘言に乗せられて北ア湯俣川遡行(伊藤新道)の怖〜っ
- GPS
- 36:32
- 距離
- 45.8km
- 登り
- 2,744m
- 下り
- 2,756m
コースタイム
- 山行
- 8:53
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 9:32
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 0:48
- 合計
- 11:28
天候 | およそ晴れ、夕立あり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ヘロヘロおやじ最終章NO1
甘言に乗せられて北ア湯俣川遡行(伊藤新道)の怖〜っ
朝日にもNHKにも「新道復活」と出ていたよ。山賊の(友人の)先代伊藤正一が作った荷揚げ道が、後に廃道。名前だけ知っていたが、じゃ行ってみるか。
高瀬のダムサイトまで朝のタクシー。4時間近く歩いて、10時に入渓。そのまま右岸進んで、墳丘や温泉見ながら、硫黄臭に囲まれて、第一吊り橋。その先ガンダム岩辺りで、沢靴に履き替える。かつては下を潜ったらしいが、この整備で、3m大岩のスラブにボルト穴にフックをコンクリで固めて、上へ。さっき下ってくるパーティ―見たら、もう猿軍団だよね。そして上にでると、また下りフックが人工登攀かの怯え。一瞬敗退で帰るかと思うほど、バックステップでしゃがんでみると、何とか足が伸びて下へ。ヘロヘロだ。
その先もう呆れて、河原状を右往左往で、脛とか、ひざ渡渉の繰り返し。そんなとこに、右スラブにフック連打の5m高さで50mも高巻きルートは一体なんだと。高巻く様じゃ入渓突破は無理と思われるのに、素人設定かと、呆れ。
渡渉はテープサインもあるが、さにあらずでどんどん。ちょっと言うと、カーブの外側は深みで一般には内側に入るが、その先逆カーブの手前で、横断して対岸にでるとは、渓谷の基本なのだが。両岸は切れたってV字渓谷のゴルジュのなかで、風景は春スキーで慣れているが、しかしひざ渡渉とは気軽にいうが、それ不用意に足救われると、真ん中ドツボにはまって、あれ〜じゃ済まなくなる。一旦横断しようと、しかし渡れないのを戻って再検索するとか、ゴルジュは案外気を使って、これを「新道」と言うんかね。16時頃夕立が来て、河原でストップ。
翌日5時半にはスタートして、同じく河原いって、ようやく最後の第5吊り橋とはいうが、谷も細くなって、下を横断。ようやく尾根に乗り上げ地点に出た。一安心。渡渉は都合で20回以上。
しかし昨日の日曜は下りパーティ3×10ほど、下山利用が多いらしいが、聞けばその後の急登がいやらしいと。沢から尾根はいつもそんなだと思いながら、一巻き目は、登って赤沢に下降。次こそ、おんぼろロープとボロ梯子の急登から、2100mくらいで安定して、後はのんびり水平道。
思えば何でこんなとこ来たかといえば、20年前には5月に双六小屋が営業して、双六や三俣からスキーでカール底へ、再度水晶の方に歩いたり、ヨーロピアンの絶景満喫できたのに、その後小屋番の事故で閉鎖。その記憶が強すぎて、ここから見える双六下のカールや、三俣真下の谷にあの時の過去が浮かび上がった。こうして夏でも登ってきた。そのまま小屋へ。但し入渓して2日14時間すげ〜のんびりした。抜かれたパーティはその半分で到達した。
3日目は下山するのだが、最短は竹村新道なかと、しかし歩みは遅く、湯俣岳辺りで日暮れ。4日目はそこから下山して、晴嵐荘のジップなんていう怪しいロープシステムに乗ることができずに、そこで沢靴に履き替えて、また渡渉。なんとか飛び石できた。かつての角材橋がよかったのに。さらに3時間半の歩道でダムサイトへ下山。
PS そもそも沢登りに、ルート閉鎖だとか、復活ってあるんかと思うよね。露骨な沢登りで、第一橋と、ガンダムが整備されたが、他は上の廊下というような本気の沢。これが安易に紹介されているから、勘違い登山は相当ありそうと思うよね。山賊二代目は、靴屋とか、登山用品巻き込んで、クラウドファンディングで、来年は湯俣小屋と、途中に無人小屋も作るとか、アウトドアビジネスに、はしゃいでいるようで、ちょっと怪しいよな。黒部がアンタの手に負えるのか。だいだいこのルートは登山道なのか、伊藤の私道なのか。建設中の湯俣小屋と、上の三俣が関所になって、一般計画書とは別に再度出せといわれ、じゃ確認してくれるかといえば、ちょっと怪しい。小屋に予約入れろと言われても、14時間かかる私は到達できないし、実際に「泊まれますか」「予約ないと2千円アップですよ」とは、ペナルティを取られている。あんな電波なく、メールも通じないとこに、無連絡は1万5千円、前日は半額、その前だと3千円とは、今年辺りから北アの山小屋は、客をなめてぼったくり、盗人に追いゼニだよな。「湯俣川上がってきた」と伊藤の私道通ったのに、何の愛想もなく、お疲れでもなく、今はコンビニも、小屋も、従業員の質が下がったと言われるが、まさにそう。小屋バイトなんて、自分は日本一山が好きと思い込み、来た客には、ああ変なのがと思われ。小屋に泊っても楽しくないから、我慢するか、テントにするか。バテバテで到着したのに、サイホンのコーヒーとケーキと言われても、お愛想で女性客は楽しがっているが、客が小屋番の顔色見てどうする。お前ら接客業やってんだぞ。
最近は環境省の予算で、木道や階段がどんどん整備されているけど、この伊藤はかつての地代裁判敗訴他で、恩恵に預かれていないか。素直に地代従った後に、雲の平の改築できてよかったと思うのに。なんだか山賊一味は、未だに高瀬ダムなどぶっ壊せ、元に戻せの連中だよと信濃大町で聞くと、山賊商売も大失敗がない様にして欲しい。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する