冬期北八ヶ岳縦走(蓼科山~硫黄岳)


- GPS
- 21:06
- 距離
- 35.3km
- 登り
- 2,750m
- 下り
- 2,791m
コースタイム
- 山行
- 2:55
- 休憩
- 0:24
- 合計
- 3:19
- 山行
- 8:07
- 休憩
- 0:51
- 合計
- 8:58
- 山行
- 7:36
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 8:49
過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
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アクセス |
写真
感想
長期休暇を利用し2泊3日の雪山登山を楽しんで来ました。
▪️1日目
・白樺高原国際スキー場~蓼科山
家族旅行のついでの山行であり、ホテルをチェックアウトしてからの遅めのスタート。
スキー場を歩く人は少ないですね。スキー場上部から蓼科山までトレースあり。
麓から見上げた蓼科山にはガスがかかっており眺望は期待していなかったが、時折雲が切れると山頂台地の奥に北アルプス、振り返ると八ヶ岳南部の峰々が見え素晴らしい眺めだった。
蓼科山荘のそばでビバーク。
▪️2日目
・蓼科山荘~天祥寺原
双子山に向かうコースと共にトレースなし。
ふかふかの新雪の下に隠れる岩にアイゼンを引っ掛けそうなのでノーアイゼンで下った。沢に合流するとゴーロ地帯。吹き溜まりなのか下に岩が隠れているか慎重に見極めながら歩いた。
・天祥寺原~亀甲池
一人分のトレースあり
・亀甲池~北横岳
トレースなし
2400m付近から膝下まで沈む深雪となり進むのに苦労した。北横岳からは浅間山、妙高、北アルプス、乗鞍、御嶽、中央アルプスが見渡せる好展望。今回の山行で人が多かったのはここだけ。
・北横岳~三ツ岳
三ツ岳に向かうトレースは1つ。反対側から来る2組とすれ違ったのみ。冬の岩場のいい練習になりました。
・三ツ岳~雨池
トレースはあるものの、平日のためかほとんど人とすれ違わず。
・雨池~麦草峠
トレースなし。膝下程度ではあるがツボ足では体力を奪われた。木道が整備されているが、雪に隠れており、落ちないように歩くのに苦労した。
■3日目
・幕営地~ニュウ
真っ暗な中、黙々と歩く。所々消えてしまっているが、トレースのおかげで歩きやすかった。ニュウ到着時はまだ暗く、風も強かったので岩の上に立つ勇気はなく、朝焼けの富士山を眺めて次へ進む。
・ニュウ~中山峠
今までと打って変わって、トレースはしっかり踏み固められ高速道路のよう。快適でした。
・中山峠~天狗岳
ストックからピッケルに持ち替え、ヘルメットをかぶってアタック。
トレースは薄いが特に迷うようなところはなかった。山頂に時折かかる雲の流れから相当強い風が吹いていることが見て取れた。実際強風が吹きすさび、耐風姿勢を取りながら慎重に上った。
山頂では残念ながら完全に晴れることはなく、その後も雲は厚くなり、きれいな双耳峰を見ることはかなわなかった。
・天狗岳~夏沢峠
天狗岳からの下りはじめは高度感があり怖かった。下りはじめは南東に進むので、西風の影響が小さかったのは幸いだが、下るにつれ風が強まり、コルの辺り、根石岳も同様に強風。根石岳山荘の辺りはまっすぐ歩けないほどの爆風だった。
夏沢峠までの樹林帯は風はなく、高速道路のような快適な道だった。
・夏沢峠~硫黄岳
疲労のピークに加え、爆風でなかなか前に進めなかった。風をよけられる場所はほとんどないが、ケルンは風よけにちょうど良く、休憩を兼ねてポケットに忍ばせたナッツでエネルギー補給。
山頂は真っ白のため、写真を取ったら早々に下山開始。
・硫黄岳~赤岳鉱泉
山頂直下の岩場だけ少し怖かったが、他は歩きやすい。
赤岩の頭は過去雪崩があった個所。正直ガスっててあまりよくわからなかったが、雪庇の発達はないと判断して進んだ。ここは樹木があるので大丈夫と思っていましたが、貫いてくることもあると知り、認識を改めた次第。
赤岳鉱泉までは高速道路が伸びており一気に下る。
・赤岳鉱泉~美濃戸口
赤岳鉱泉から少し下ったところにがちがちに凍った個所あり。それ以外は、林道のごく一部を除き、美濃戸口まで雪で覆われていた。12本爪では持て余すので2000m付近で外したが、特に問題なく快適に歩けた。
▪️重量
25kg、背中に軽い疲労。2日目のラッセル、3日目の硫黄岳の登りは足にかなりの疲労。脚力弱ってる?
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