社家郷山・南ルート全制覇(キジ谷↑林間↓キレット↑樫ヶ峰↓)〜六甲保養荘



- GPS
- --:--
- 距離
- 4.8km
- 登り
- 443m
- 下り
- 443m
コースタイム
- 山行
- 4:03
- 休憩
- 0:45
- 合計
- 4:48
天候 | 曇りのち晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2024年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
(帰り)社家郷山・樫ヶ峰ルート入口から「六甲保養荘」正門へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
【今回と同じ南4ルート制覇の記録】 <2021年5月3日 社家郷山・南ルート全制覇(キジ谷〜林間〜キレット〜樫ヶ峰)> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-3140526.html 【ルート個別の注釈】 「社家郷山・キジ谷ルート」について (1)この谷は「社家郷山」の西側に位置しており、取り付きは「社家郷山キャンプ場」の広場の西の端にあるので、ここを横切って通過していく必要がある。取り付きにはでっかい道標が立っていた(現在は倒れている)。 (2)取り付き地点からすぐに幅広の上り道(北方向に延びている)に出るが、その道はルートではないので進まないよう注意。幅広の上り道を横切るような形でさらに西へ進むと、狭い木の階段道があるのでそこを進むこと。 (3)谷に降りるまでの間の山道は以前よりも整備が進んでいたが、また荒れ始めている感じ。落ち葉に埋もれがちの木の階段を目視でしっかり確認しながら、そこを辿って行けばほぼ迷うことはないだろうという状態。ところどころに赤色の木製案内板やテープマーキングが残っているのでそれらも参考にすれば大丈夫。 (4)後半の登りは沢の中や沢のすぐそばの踏み跡を歩くことになるが、沢の中でも石ころや落石が散乱しているので歩きづらい。動く石も多いので転倒に注意。 (5)沢を上る途中で、3箇所ほどロープや鎖が付けられた急斜面がある。ここ数年の間で付け直されているものなので、わりとしっかりしていて安心。遠慮なく頼れば良い。 <2018年4月5日 キジ谷〜小笠峠〜大平山〜譲葉山〜岩倉山〜宝塚> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1420959.html <2018年8月11日 社家郷山(キジ谷ルート)〜小笠峰〜焼石ヶ原〜譲葉台> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1551641.html 「社家郷山・林間ルート」について 今回も下りで利用。西三ツ辻から南へ入り、双子岩を経由して下っていく。社家郷山に付けられた尾根道の中では最も歩きやすい安全なルートなのだが、下りでは手掛かりの少ないザレた急斜面を行くことになってしまうので、くれぐれも慎重な足運びが必要になる。 <2018年4月10日 社家郷山(林間ルート)〜北尾根4ルート制覇〜樫ヶ峰〜譲葉台> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1425635.html <2018年7月15日 社家郷山(林間ルート)〜樫ヶ峰山頂〜北尾根(東)〜譲葉台> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1525139.html <2019年7月21日 社家郷山(林間ルート)〜樫ヶ峰山頂〜北尾根(東)〜譲葉台> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1938412.html <2020年8月1日 社家郷山(林間ルート)〜樫ヶ峰山頂〜北尾根(東)〜譲葉台> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2469965.html 「社家郷山・キレットルート」について 大変幅の狭い岩場交じりの急な斜面が続き、河原から東三ツ辻へと登り詰める。慎重に登れば大丈夫だが、油断して足の置き場を間違えないようにだけ注意。ルート本線上からは外れているが、キレット展望台へ行き来する道は以前よりもはっきりしっかりしている感じがした。 <2018年2月4日 社家郷山(キレットルート)〜樫ヶ峰〜譲葉台〜逆瀬川〜宝塚> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1374466.html 「樫ヶ峰ルート」について 樫ヶ峰の山頂と社家郷山エリアの東端を繋ぐ。今回も下り利用だが、基本的に一本道なので迷うことはないが、下り始めの最初のうちは岩交じりの急斜面が連続するので転倒しないよう要注意。また下部のほうで電線鉄塔が出てくるが、その鉄塔を囲んでいる柵のところ迄行ってしまうと道がなくなる。分かりづらいが、鉄塔の直前右手に直角に続きの下り道が付いているので見落とさないように注意すること。社家郷山エリアの東端の広場のような平坦地まで下ってくるが、時期と運が悪いとその先の進路が池のようになっていてそのままでは進めない場合もある。その際には大きく北へ迂回して回り込むようにして車道へ出る道を探すこと。 <2017年8月26日 樫ヶ峰〜社家郷山〜小笠峰〜焼石ヶ原> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1239746.html <2018年3月28日 夙川の桜〜樫ヶ峰〜社家郷山〜小笠峰〜焼石ヶ原> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1413511.html 「樫ヶ峰の山頂」について 樫ヶ峰の山頂とされるピーク地点は山のほぼ中央にある。ちょうど中央付近の木々の合間にほんの少し盛り上がった場所があるが、そこが山頂だ。国土地理院地図にもピーク地点の明確な記載があるが、まさに山の中央に位置する。 『社家郷山』と刻まれた石柱が山の北西端の少し広くなった場所に埋めてあるので、そこをピークの山頂と勘違いする人が居るようだが、それは完全な誤りである。そこは単なる通過点であって山頂ではない。この石柱から10mほどさらに東へ行ったところの太めの木の立つ周辺が本当の山頂だ。 この山に不案内な人が石柱のある広場のようになったところを山頂だと勘違いで思い込んでしまって、山頂を示す巨大な案内看板を本当の山頂の場所からわざわざ移動させてしまっている悪意の状況が繰り返されている。ここを訪れる際はうっかり間違えないように。国土地理院地図と現在位置を照合確認すれば正しい位置は分かるので、くれぐれも勘違いしないようにしてほしい。 巨大な案内看板は元々(ずっと以前から)は本当の山頂ピーク地点にちゃんと立ててあったのだが、前述のようにどこからかやって来た何者かが勝手に移動させてしまっている。こういうことは最近5〜6年の間に何度もあったのだが、その都度有志がちゃんと元のピーク地点へ戻してくれていた。然し今回再訪してみるとまたも石柱の付近に移動されていたのだが、そういう悪意でしかない所業をするのは本当に止めてほしい。自分のやっていることの愚かさに気付いてほしい。 【参考:「社家郷山」展望ルート稜線上に繋がる「北尾根」4ルートの記録】 <2018年4月10日 北尾根4ルート制覇〜樫ヶ峰〜譲葉台の記録> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1425635.html <2022年5月18日 北尾根3ルート+谷ルート〜子うさぎ岩〜譲葉台の記録> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4302672.html <2022年10月19日 北尾根 全4ルート制覇〜子うさぎ岩の記録> https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4814360.html |
写真
装備
個人装備 |
通常のトレッキング靴(ローカット)のみ
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感想
今回は同行者との山歩き。負荷の少なそうな低山でかつ時期的にあまり人が来ないであろう、社家郷山のルートを複数組み合わせて歩くことにした。
「社家郷山〜樫ヶ峰」の一帯は六甲山系の主要ルートからは谷筋一つ離れているので、もともと登山者はそんなには多くない。登る人は西宮や宝塚に住んでいる人が中心と思われる。さらにこの真冬の時期は特に人が減る傾向がある。もろもろの理由で日頃の運動不足解消には最適と判断。実際に歩いてみるとやっぱり道中で誰にも会わず、完全に貸し切り状態の山行となった。正解。
今回「社家郷山〜樫ヶ峰」の南側斜面にある4つのルートの一気制覇を果たした。4ルートを一気に制覇するのはこれで2度目。山自体がコンパクトなので、それが半日程度で可能なのは嬉しいし達成感も十分。
4ルートのなかでも一番楽しいのは「キジ谷」で、小規模な谷だがちょうど良い具合いに荒れてくれているのもいいし、石だけで組まれている小堰堤がいくつかあるが、どれもがかなり古くて自然の風景や植物とと一体化していて風情抜群。道標は殆どないがテープなどのマーキングは結構付けられているし、急斜面には鉄の鎖やロープなども設置されているので安心感もある。
「キレットルート」は狭くて急斜面も続くが、尾根道としてはなかなか楽しいと思う。途中の分岐点から数分で行ける「キレット展望台」からの景色は、社家郷山の稜線上にある「馬の背」から見るのとまた少し違った角度と印象になるので、時間を作っても立ち寄りたい。
山行後のご褒美は「六甲保養荘」にしてみた。ここの日帰り温泉(立ち寄り湯)利用は初めてのこと。六甲保養荘は今年2024年3月末で閉館となるので、行くのであれば今の内でないと。春以降はもう二度とここの天然温泉を楽しむことは出来なくなる。かなり残念だ。「六甲保養荘」はその立地からして、「社家郷山・樫ヶ峰」や「観音山」あたりの山行後でないと、なかなか利用しようという感じにはならないのがネックだったところ。
ここの天然温泉は、放射能泉と炭酸水素鉱塩泉が混じる 「毘沙門鉱泉」とのこと。温泉の効能とかを見てみると、北六甲の唐櫃台にある「からとの湯」に似ている感じ。日帰り入浴の料金は700円+別途入湯税75円。但し60歳以上は入湯税免除。また西宮市民だけは料金が200円にまで下がる(西宮市の補助で福祉制度)。
そういう訳で、空いているだろうと思っていたら、さにあらず。大勢の地元西宮市在住の老人達が自家用車で乗り付けてやって来ていて、結構混雑していた。意外というか、さもありなんというか。利用者の大半が老人だからその好みに合わせているからなのか、湯温がけっこう熱くて、長時間は湯船に入っていられなかった。温度の低い湯船も用意してくれていたら、じっくりと温泉を楽しめるのになあ。それだけが残念かな。もしかしたら長居させないための策なのかも、なーんて。
(以下再掲/2021年5月3日)
「樫ヶ峰」の山頂は山のほぼ中央で、国土地理院地図にもピーク地点の記載がある。『社家郷山』と刻まれた石柱が埋めてある場所がピーク地点だと勘違いする人が居るようだが、そこをピークと思う人は多分大雑把にしか地図が読めてない人なんだろう。本当のピーク地点はそこからおよそ10m程東の場所とされているはず。最近ここ数年で気になるのは、もともと正しい山頂の位置に設置されていた巨大な案内看板(木製標識)を、この石柱の付近に勝手に移動させている人がいること。かなり重くて大きなものなので一人では運びづらいぐらいのものなのだが、どう見ても意図的だから何だか悪質さを感じる。思い込みによる冷静さを欠く独善的な行動は本当に怖い。本人は良いことでもしている積もりなのだろうか。自分の思い込み通りの姿になっていないと腹が立って辛抱できずに実力行使に走るのかも。まあとにかく理由は良く分からないのだが、迷惑というかやっぱり怖い。私の知り得る限りではもう随分以前から正しい山頂の位置に巨大な案内看板が設置されていたのを記憶しているから、石柱のある場所は違和感大だ。例えて言えば六甲最高峰の標柱を南東のケルンの場所へ移すようなものだ。誰が動かしているんだろう・・・。
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