涸沢カールで再びテン泊(槍見台・明神池に立ち寄り)

2015年06月01日(月) 〜 2015年06月02日(火)

• GPS: 14:13
• 距離: 33.4km
• 登り: 1,244m
• 下り: 1,248m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:34
• 休憩: 1:28
• 合計: 7:02

7:31 河童橋
8:15 8:18 明神館
9:13 9:33 徳澤園
9:44 0:00 新村橋(パノラマ分岐)
10:22 10:53 横尾(横尾山荘)
11:52 12:26 本谷橋
14:33 涸沢ヒュッテ

2日目

• 山行: 4:35
• 休憩: 1:55
• 合計: 6:30

7:50 涸沢ヒュッテ
8:23 8:38 本谷橋
9:20 9:51 横尾 (横尾山荘)
10:22 10:30 槍見台
10:44 0:00 横尾 (横尾山荘)
11:12 0:00 新村橋(パノラマ分岐)
11:21 11:31 徳澤園
12:15 12:35 明神館
12:41 12:44 明神橋
12:45 0:00 山のひだや
12:51 13:19 嘉門次小屋
14:20 河童橋

天候

6/1 晴れ
6/2 晴れ

アクセス

利用交通機関：

バス 自家用車

あかんだな駐車場に駐車
(駐車料金 600円/日)

あかんだな駐車場⇔上高地 バス利用
往復で2050円

コース状況／危険箇所等

◎上高地〜横尾　
・危険個所は特に無し。
◎横尾〜本谷橋　
・横尾大橋を越えたらこぶし大ほどの石を敷き詰める工事をしていた。
泥濘防止と思われる。足をくじかない様に注意。
◎本谷橋〜涸沢　
・グズグズの雪
・ノーアイゼンの人や軽アイゼン、12本まで様々。
・1か月前よりも雪崩や落石が増加していた。
・見かけの割にキツイ。
◎横尾〜槍見台
・木の階段の間隔が狭いので下りは特に踏み外し注意。　

その他周辺情報

上高地インフォメーションセンターのコインシャワー
・個室使用料100円 + シャワー 3分ごとに100円(一時停止可)
・男女別 男性側　個室x2

写真

6/1 6:37

6:05 あかんだな駐車場着。
急げば6:20の上高地行のバスに間に合いそうだが、30分後の次のバスに乗ることにした。

いざ出陣！

6/1 7:32

河童橋から撮影。

6/1 8:04

だんだん晴れてきた。見事な明神岳。

6/1 8:10

明神館から明神岳を望む。

6/1 8:56

晴れて良かった。

6/1 9:11

9:11徳澤着。
まだお腹は空いていないので...

6/1 9:14

先月来た時は食べなかったソフトクリーム。

初上高地のK氏

6/1 9:57

絶景かな

6/1 10:37

横尾大橋。平日だからか人もまばら。

6/1 10:54

横尾大橋から梓川上流を望む。

6/1 11:12

屏風岩

6/1 11:16

平坦な道はここまで。後はひたすら登るのみ。

6/1 11:42

しばらく屏風岩正面を眺めながら歩く。

6/1 11:52

本谷橋に到着。慣れるためにここで買ったばっかの12本爪アイゼン装着。さらにポールを封印し、ピッケル縛り。チェーンスパイクは同行のK氏に貸した。

6/1 12:18

スノーブリッジが増えていた。

6/1 12:33

水流に乗って涼しい風が出てくる。

6/1 12:57

気合十分のK氏。
登山での雪は初めてだが、スノボで雪慣れしている。

6/1 13:31

S字ガレ手前。あそこを曲がればヒュッテが見える。

6/1 13:59

ヒュッテが見えた！もう少しでおでんに有りつける
(実はこの時シャリバテ気味だった)。
前回はガンガン歩けたが、今日はアイゼンの重さ+シャリバテ、さらにポール封印という徹底ぶり。
マゾプレイの仕込みには抜かり無し。

6/1 14:20

カメラを向けられてポーズを撮ってみた。
ピッケル(58cm)を使う様な場所ではないが、買ったばかりなので使いたくてしょうがない。

6/1 14:21

S字ガレ〜ヒュッテ中間地点で振り返ると、S字ガレに後続者有り。ノーアイゼンのお二方は我々を抜き去り、更に倒れた標識を立てて涸沢小屋方面に向かっていった。

6/1 14:42

平日なのでテントの受付は後回し。まずは腹ごしらえ。
K氏はおでんセット。自分はビール嫌いなのでおでんのみ。生き返りましたわ。

6/1 15:11

K氏がテラスで写真撮影中。

6/1 15:11

大天井、東天井、常念が見える。

6/1 15:11

テラスから北穂高。良く見ると2名登っているのがわかる。
恐らく先ほど我々を颯爽とノーアイゼンで追い抜いた2人組と思われる。

6/1 15:11

ザイテングラートには誰もいない模様。

6/1 16:30

水汲み時に撮影。テントを張った後は各自まったり。前回の様に危うく寝てしまうところだった。

6/1 16:35

テラスからの眺めもイイ

6/1 16:35

涸沢岳と涸沢槍

6/1 16:35

北穂高岳

6/1 16:36

大天井岳から常念岳

6/1 16:37

6/1 16:39

夏のテント受付を掘っていた。かなりの積雪。

6/1 17:56

涸沢小屋から見たテント場。本日は5張。

6/1 18:23

360°のパノラマ

6/2 0:31

この日は満月。星も出てたが雲もそこそこ有ったので満天の星空ではなかった。

6/2 0:32

吊り尾根に月が沈む。

6/2 4:18

3時起床。

6/2 4:18

6/2 4:49

きたきた！

6/2 4:53

前回は霙混じりの雨のため見られなかったモルゲンロート。

6/2 4:54

ヒュッテに連泊した方の話では前日はもっと赤かったとの事。でも満足。

6/2 4:55

6/2 4:55

6/2 4:55

常念から

6/2 4:56

ひこうき雲

6/2 4:56

6/2 4:56

6/2 4:56

6/2 4:56

6/2 5:39

ダイヤモンド屏風

6/2 5:40

テラスからしばらく眺める。

6/2 7:16

北穂に向かう人がちらほら。

7：50 名残惜しくも下山開始。

落ちたらシャレにならない激流。

6/2 8:38

本谷橋でアイゼンを外し、しばらく休憩。

6/2 8:43

屏風岩も見納め。

6/2 9:22

横尾で30分ほど休憩。このまま帰るのはもったいないので槍ヶ岳を見に行く事に。
横尾から槍見台のコースタイムは往復50分。

6/2 9:52

K氏とは上高地で合流するということで、単身横尾から蝶ヶ岳方面へ向かう。
入るなりいきなりの急登の洗礼で汗が噴き出す。
間隔のせまい木の階段が登り辛い。

6/2 10:15

10分ぐらい登ったところから槍の穂先が見えてきた。
この辺りからデジカメ起動時に「レンズエラー2」の表示。画面左に黒い影が映る様になった。

6/2 10:22

開けたところで槍が更に見えてきた。

6/2 10:22

撮影後、もう少しで槍見台のはず！と後ろを振り返ると...ここがまさかの槍見台！
しかしきつかった。登りコースタイムは30分で200m登るから当然といえば当然。

6/2 10:24

最後に槍と東鎌尾根ズーム。
もう30分ほど登れば更に槍が見えるポイントがあるが、
先に上高地に向かったK氏を待たせるわけにもいかない。休憩もそこそこに下山。

6/2 10:44

横尾まで降りてきた。
すれ違ったのは蝶ヶ岳へ向かう外国人男性1人と、槍見台に向かう若者1名。若者も急登の洗礼に苦しんでいた。

6/2 11:26

徳沢到着。エネルギー補給にカレー。美味し。

6/2 11:30

明神館あたりでK氏に合流すべく、カレーを食べてすぐに出発。

K氏と合流。

明神橋を渡り、明神池経由で河童橋まで向かう。

6/2 12:46

嘉門次小屋を通過し...

6/2 12:52

明神池に来てみた。

6/2 12:53

水が綺麗。イワナかヤマメらしき稚魚が沢山いた。

6/2 12:58

二之池

6/2 13:00

一之池

6/2 13:01

日本とは思えない風景。

6/2 13:01

盆栽みたいな木が有るせいかどこか日本的な風景。

6/2 13:01

6/2 13:10

明神池から

6/2 13:25

しばらく木道が続く。

6/2 13:43

焼岳

この辺りの猿は人間慣れしてますね。

6/2 14:01

河童橋まであと少し。

6/2 14:16

河童橋に到着。

河童橋でもソフト(\370)。濃厚。コーンはノーマル。

上高地インフォメーションセンターに到着。
お疲れ様でした。

撮影機器：

HIGH SPEED EXILIM EX-ZR300 カシオ

ARROWS NX F-06E FCNT

Xperia Z3 Compact SO-02G SONY

FDR-X1000V SONY

装備

個人装備

長袖シャツ 半袖インナー ソフトシェル タイツ ズボン 靴下 グローブ 予備手袋 防寒着 レインウェア 着替え 洗面道具 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 ライター 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル カメラ ポール アクションカム 12本爪アイゼン ピッケル

感想

がらむ

雪の涸沢にもう一度行きたくなったので、前回の藤原岳登山前に涸沢カールでのテン泊を計画。
山仲間のK氏とは夏の涸沢テン泊を計画していたが、計画より少し早い涸沢行きの誘いにOKの返事。

前回の涸沢テン泊から1ヶ月も経っていないので「また行くん？」と嫁にブツブツ言われたが行きたいんだからしょうがない。
更に嫁から小言を言われながらも「どのみち今年の冬に買うつもりだったので、夏だろうが冬だろうが今年買う事には変わりない」と意味不明な屁理屈を並べてアイゼンとピッケルをゲット。

そんなこんなで涸沢カールまでは不要なアイゼンとピッケルもテン泊装備と共にパッキングし、山行当日を迎えた。

【6/1】　朝3時過ぎに三重から出発。

6時過ぎにあかんだな駐車場に到着。思いっきり曇っている。
6：20の始発を見送り、30分後の上高地行のバスに乗ることに。
来たのはまだ新車の臭いがするバスで、ちょっと得した気分。

【上高地〜横尾】
朝早いせいか、上高地は人が少ない。インフォメーションセンターで登山届を提出し、まずは河童橋へ向かう。
河童橋では3人ほど写真撮影をしていた。ここではまだ曇っていたが、素晴らしい景色にK氏もご満悦。
歩き始めて30分で晴れてきて、更にタイミング良く現れた明神岳に我々の気分は高揚。しばらく撮ったり撮られたりの撮影合戦。
間もなく着いた明神館で小休止し、徳澤園を目指す。

徳澤園では前回食べなかったソフトクリームを堪能。ウマ！

横尾では休憩中の登山者が10人程度。なにやら工事をしていた(プールか大風呂みたいな感じ)。ここでも30分程度の小休止。

【横尾〜本谷橋〜涸沢ヒュッテ】
横尾から本谷橋までは一部雪有り(アイゼン不要）。左手の屏風岩を眺めながら歩きます。
本谷橋からは雪渓の登りが続きますので、軽アイゼン等を付けた方が良いかと。本谷橋から本谷出合間はスノーブリッジが多いので注意してください。
最近は気温も高かったせいか先月よりも雪がゆるゆるでした。ノーアイゼンでも登れなくはないのですが、買ったばかりのアイゼンを使ってみたくてここで装着。ついでにポールをしまって使う様な傾斜では無いのにピッケルを手に持って登りました(本当に手に持っているだけ)。

Sガレ付近を過ぎ、涸沢ヒュッテ直前でシャリバテ気味になったが、おでんを味わうために軽い行動食を補給。その後ヒュッテのおでんで復活。

テントを張った後は撮影したり、涸沢小屋に行ったり。K氏のテントで宴をしたり。
その後前回雨で見られなかったモルゲンロートを見るため、20時に就寝。

夜中に目が覚める。テント内は+1℃。シュラフの中では寒くないが、水汲みとトイレから戻った後は寒いのでコーヒーを飲んで再び就寝。

【涸沢ヒュッテ〜横尾】
起床後は準備を済ませて下山開始。本谷端まではアイゼン着用。
横尾で少し休憩し、自分は槍ヶ岳を一目見るために槍見台に向かう。
K氏とは明神館で落ち合うことに。

【横尾〜槍見台〜横尾〜明神館】
槍見台までの道のりは、いきなりの無風の樹林帯の中の急登。
そのうえ階段も多いのでジワジワ体力が削られた。
やっとの思いで見えた槍ヶ岳はすばらしいの一言。
2週間後に予定している槍ヶ岳登山への思いが益々強くなった。
横尾まで戻った後は、徳沢でカレーを食べて明神館でK氏と合流。

【明神館〜明神池〜河童橋】
明神池では日本の様で日本っぽくない不思議な景色が楽しめた。
岩魚の稚魚が泳いでおり、水の清浄度の高さを実感。

河童橋までの道のりは、木道が多くて歩きにくかったが、森林や時折見える梓川に癒された。


・夕方の涸沢カール




・モルゲンロート