赤岳


- GPS
- 10:44
- 距離
- 18.7km
- 登り
- 1,456m
- 下り
- 1,458m
コースタイム
- 山行
- 3:33
- 休憩
- 0:02
- 合計
- 3:35
- 山行
- 6:00
- 休憩
- 2:22
- 合計
- 8:22
天候 | 一日目:晴れ 二日目:曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
自分にとっての雪山元年。今季の目標だった冬季赤岳でした。
なかなか都合がつかず厳冬期を外してしまい、季節としては残雪期。
初日は天候も良く(気温的には恐らく-2~3℃)、上半身は山と道のDFメッシュのノースリーブ、STATICの中厚手メリノというレイヤリングで、途中からは結構汗をかいてしまった。
下半身はモンベルのジオライン(ミッドウェイト)、TetonのSerac Pantsで、こちらは問題なし。何かのご参考まで。
美濃戸~赤岳鉱泉まではツボ足でも特に問題なし。
ただ、これは持参してたチェンスパを履くのが面倒に感じたからでしたが、足元の安定感やその分の荷物が軽くなることを考えればさっさと履いた方が良かった(と思い、下山時は履きました)。
テントはLOCUS GEARのKhufu Tyvek。予報では下がっても-8~9度くらいの見込みで、シュラフやマットなど装備が充分であればフロアレスでも夜の寒さは全く大丈夫でした(あくまで自己判断でお願いします)。
シュラフがEEの-6℃対応、マットはサーマレストのX-LITE Women’s、シュラフカバーにMLDのSolo Bivy。
サーマレストX-Liteが女性用なのは、当方男性ですが168cmでギリギリ全身収まるのと、通常モデルよりもR値が高い(R値5.4)で、冬季でも問題なく対応できるため(←ムーンライトギアさんの受け売りです)。
さて、二日目。
午後から荒れ予報だったのと、下山後のバス出発(15:15)までに風呂にも入れればと思い、がんばって5時出発。
早速昨日の反省を活かして、ベースレイヤーの上を寝巻き用としてたOMM Core Hoody(プラスじゃない方)に変更、その上からAfterglowのハードシェル。
これがよかった。あとの山行は終始このレイヤリングから脱ぎ着することなく、シェルのジッパーの開け閉めだけで快適に行動できた。
行者小屋にてアイゼン、ピッケル、ゴーグル、ヘルメットを装着し、Daftpunk状態に。グローブも厚手の3フィンガーに(石井スポーツで安くなっていたORの2レイヤーのもの)。
大きくそびえる赤岳を見上げつつ、ピッケルを刺し刺し文三郎尾根の急登を登る。
そうそう、これをやりに来たんだよなー。
森林限界を越えるとものすごい風。途中すれ違った方は、地蔵のかしら分岐で先に進むのを少し危険と感じ降りてきたとのこと。むむむ。
自分的にはこのくらいならまだ行けると判断して山頂を目指す。
無事に登頂。
山頂にて、このままピストンで戻るか、地蔵尾根経由で行くか迷っていたところ、同じく迷ってる方がいらっしゃり、「お互い一人は心細いので一緒に行ってみましょうか?」ということで、当初予定の地蔵尾根方面を目指すことに。
その先の、赤岳頂上から頂上山荘までの短い尾根歩きが今回山行で一番痺れた。とにかく風が強い。強風で身体を持っていかれる恐怖で(ダジャレ)、流石にちょっと腰が引けた。
とはいえ、このギリギリ感が楽しいといえば楽しい。
このどんより天気のなか(視界はありましたが)、もし一人だったらさぞ寂しかっただろうなあと思いつつ、近くを歩いてる方がもう一人いてくれたことがこの気持ちの余裕の支えになりました。ありがとうございました。
そのあとは赤岳鉱泉まで戻ったら、いそいそと撤収。そしてガツガツ下山。
麓のJ&Nさんで何とか風呂と昼食(と生ビール)の時間も確保できて、無事帰りのバスに飛び乗りました。
今年は異常とも言える暖冬だったのと、ちょうど雪の谷間だったこともあり白銀の八ヶ岳体験とはいきませんでしたが、ひとまずの目標達成と新たな経験を得られて、満足な山行になりました。
ぜひ次回は、白と青の世界のときに。
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