富士山ロングトレイル(170キロ)を踏破


- GPS
- 63:47
- 距離
- 165km
- 登り
- 8,965m
- 下り
- 8,976m
コースタイム
- 山行
- 14:14
- 休憩
- 0:33
- 合計
- 14:47
- 山行
- 13:17
- 休憩
- 1:04
- 合計
- 14:21
- 山行
- 16:10
- 休憩
- 1:25
- 合計
- 17:35
- 山行
- 16:04
- 休憩
- 1:29
- 合計
- 17:33
天候 | 1日目:曇り、2日目〜4日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
以下以外は普通の登山路 1日目:越前岳〜勢子辻へのルート上部が崩落していて迂回ルートがあるが急傾斜のザレ地(所々にロープ有り) 2日目:竜ヶ岳から距離の短いルートで本栖湖へ降りるルートは流土等で少し荒れてた程度 3日目:御巣鷹山への急登箇所は下部が露出した岩場を這い上がり、その後も荒れた登山道となっていた 4日目:杓子岳〜立ノ塚峠まで懸垂下降に近い様な岩場とかザレ場とか数ヶ所ある |
写真
感想
ある雑誌をきっかけにロングトレイルに興味を持ち、1年以上かけて道具を購入したり、体力・脚力をつけてきた
いつか日本ロングトレイル協会に登録されているコースをスルーハイクしてスルーハイカーとなりたかったのだ♪
<ネットより抜粋>
・スルーハイキング(ハイク)とは、トレイル全線を通しで歩くこと。本来は一気に通しで歩くことを言うが、セクションハイキングを重ねて全線を歩き通してもスルーハイキングとなる
スルーハイカーとはスルーハイキングを完歩したハイカーのことだけでなく、スルーハイキングを目指す人のことも指す
・セクションハイキング(ハイク)とは、複数に分けたトレイルの一部区間を、数日にかけてハイキングすること
セクションハイキングするハイカーをセクションハイカーと言う
GW前の準備期間
とにかく公式HP上にルート図はあってもGPXデータが無い😓
富士山ロングトレイル協会へメールを入れたが、いずれ準備します。と言う程度の回答だった🤬
協会のサイトにはYAMAPでルートを確認する方法は書いてあるが、それを選んで計画を作ることは出来ない
仕方なく地図の範囲を何度も変更しながらYAMAPでルート図を作成
その登山計画のURLからGPXデータを抜き出すwebツールを利用して入手
そのGPXデータをヤマレコやCOROSで利用
馬鹿な計算で170÷4=(40×3)+50で行けるんじゃないか?と最短の4日で計画を作成した
(大きな反省点:初日から距離を稼ぐために長時間行動となった)
本当はトレランを一緒にやる方との予定だったが真ん中の平日が休めなくなったのでソロ行動になったので全て自己責任🙄
GW期間で宿泊施設も満室だらけだろうからテント泊が出来そうな場所をGoogleMAPで調査した💻
(自動販売機の場所も調べておいた方が良い)
【初日】
早い時間から就寝して自宅を出発した時間は少し遅れた🚙
まぁ深夜なのでそこまで影響しないが、予想以上に車が少なくて驚いた
しかし予報通りしっかり雨が降っている…☔?
道の駅どうし付近に来ても降り方が弱くならななかった
御坂山塊は丹沢のメジャールートに比べると人は少ないので、泥沼の様な場所は少ない事を何度も経験しているが、今回のシューズは防水ではない
それに十数時間歩くのだから、落ち葉や草から伝わって靴が濡れてしまい中まで届くと翌日以降の行動に影響が出ると判断した
仕方ないスタート地点の変更をしよう💡
結局到着時間も早くなる道の駅すばしりを選んだ
早く到着出来たのは良いが、雨が一向に止む気配がない…😞
まぁ登山計画自体を変更しなければならなのでちょうど良い
どの地図アプリもそうだが、スタート地点とエンド地点が一緒なら簡単にスタート&ゴール地点を修正できる様にして欲しい物だ🤨
今回のルートは、富士山ロングトレイルのHPに記載されている「最新のルート情報」を忠実に再現しようとしているので、場所を大まかにして経由地をまかせることは出来ない
面倒だ…
しかもGPXデータ取得ツールが何故かxml形式なのだ…
試行錯誤して、一旦ジオグラフィカ(アプリ)を経由してからGPXデータを作成し、それをヤマレコにアップし、COROSウォッチへ転送した⌚?
申し訳ないが、YAMAPのアプリは長時間に向いていないと思っている
活動中の一時停止機能やネットワークが無い状況で活動データが保存中となっている時、何故か異常に電池の消耗が激しい
ヤマレコは一時停止して、翌朝に確認しても数%しか減らない
今回もネットワーク無しで保存中の状態だと一晩で50%くらい減ってたので、YAMAP用スマホはネットワーク接続してサーバーへ保存させてからスマホ本体の電源をOFFにする様にした
ここまで読んで気づいた方もいるかも知れないが、ロングトレイルでは電源確保も重要なポイントになる(準備した容量や行動中に購入した物も後に書こう)
GPSログを記録する為に準備しているのは、COROSウォッチ(ナビ機能付き)、スマホをYAMAP用とヤマレコ用に合計2台(iphone)
それとは別にほぼ電波が入るエリアなのでSNS+カメラ+情報取得用にAndroidを1台
合計スマホが3台の構成となっている(笑)
初日はSNS投稿など楽しんで進んでたら、あっと言う間に電池が無くなり、改めてスマホのバッテリーを長持ちさせるには、機内モードだと再認識した✈?
あっ!まだスタートしていない(笑)
GPXデータの作成と登山届の再提出に時間が掛かり、6時過ぎの出発となった🥾
道の駅すばしりを出てすぐ右手には東口冨士浅間神社がある⛩?
今回は流石に4日間の安全祈願をした🙏
「不二山」と言う文字を初めて目にした🗻
意味は「他に比べようがない唯一無二の高峰」だそうだ
平野部のお供はポケットラジオ📻
単4乾電池1本で動く古い物を持ってたのでスピーカーから音を聞きながら歩いている
雨も上がったばかりなので、ULジャケットとパンツを重ね着していたが徐々に暑くなる💦
桜公園まで歩いた頃には雲も徐々に晴れてきたので、短パン+Tシャツに脱皮した👕
スタート直後は山頂なんて1座も見えなかったが、予報通り好天に向かっていて、はじめに姿を現したのは箱根の駒ケ岳や金時山を含めた箱根外輪山の山々だった⛰?⛰?⛰?
Route469の区間に入ると陸上自衛隊東富士演習場を横断する事になる🛣?
ただこの区間は歩道が無く、歩行者のスペースが考えられてなく危険だ
スペースがあると駐停車する車も出てくるだろうから難しい面もあるが、最低限のスペースが確保できるルートを選定して欲しいと感じた🙄
演習場を越えて側道へ右折すると須山口登山道の起点となる須山浅間神社へ到着⛩?
本殿は近年建て替えられたのかな?とても綺麗でしたし、観光客も数名いました♪
その集落を越え、大きめの車道を進み愛鷹登山口バス停そばに山神社駐車場(登山口)への分岐がある
ここまではずーっと舗装道だったので少し踵が痛むのでほぼ走ってない
ようやく登山口から土の上を歩ける♪
とても動きやすい☺
尾根の手前に無人の愛鷹山荘があった🏠
水場はないが事実上の避難小屋だ
分岐から右の黒岳へ⛰?
富士山付近には黒岳は2つある事を今回初めて知った
根っこの多い登山道を進むとベンチのある富士見峠がある
そこからは緩やかな傾斜を進んで黒岳山頂へ到着する
この日は富士山を1日中拝めることは無かったので残念🗻☁?
休憩をとり、予定時間を確認すると青ざめた
絶対無理な係数で作っていたので、落ち着いて考えると当たり前の事
自業自得なのだが、どうやってリカバリーするか考えながら行動する事に…
続いて越前岳(愛鷹山)へ向かったが、走れる区間は遅くても走る様に心掛けた
途中に鋸岳の展望所があったが崩落が激しい部分の付近らしいので規制ロープは厳守
山頂に到着すると5名ほどのハイカーが休憩をしてしたが、大幅に遅れてたので挨拶だけで先を急いだ
下山後はまた舗装路になる
Route469をひたすら西へ進む🏃♂?
流石にランとウォークを繰り返した
気を抜いて歩くと、歩行速度は4.0km/hになってしまうが、スロージョギング程度で走れれば、6.0km/hとなる
ここで10キロのウエイトを背負って、片足に2キロのウエイトを付けてスロージョギングしてきた経験が生かされる
定期的に行えば走り方が身に付き、体幹を含め腰から下の筋肉が強化されます🦵
途中で村山浅間神社へ向かうが、付近にようやく自動販売機が現れる⛩?
裾野市須山地区を越えてここまで自動販売機は存在しない
そう!ロングトレイルには自動販売機の場所も重要となる区間も存在することを知った
また確実に利用できる様に極力小銭を準備しておく方が良い👛
山宮浅間神社を通過したのが17:30
ヘッデンは既に準備している
18:00頃に金森食堂の隣にデイリーヤマザキの山田屋へ到着した
駐車場が広く、自動販売機と喫煙場所にベンチがある
手作りのおにぎりと唐揚げ、ビールを購入し、ベンチを借りる事を店長さんに話して長めに休憩した
何時間ぶりに話したのかな?頑張ってと応援の言葉をいただき嬉しかった♪
でも近々コンビニ経営はやめてうどん屋に変わるらしい
せめて自動販売機とベンチは残してほしい
おかげでかなり回復しました🦵
しかし時間を気にしてまともな食事を取っていない(その面は全行程で反省している)
さぁ真剣に宿泊地を考えないといけない…
更に確実にモバイルバッテリーが足りなくなるから対策を考えないと…🪫
次のコンビニはLAWSONの富士宮北山店はイートインスペースがある大きな店舗なので店内で夕食を食べる事にした🍜
ここで急いでもしょうがないので、たっぷりと時間を使った
ラッキーな事にモバイルバッテリーのコーナーを見ると乾電池式の充電器があった
そう!充電出来ないモバイルバッテリーは無くなると、ただの文鎮と変わらないが、乾電池さえ購入出来ればすぐに充電可能になるのは心強い
予定外の出費だが仕方ないので、予備の電池を含めて購入した(非常に有効だった)
自分のiPhoneは8と12miniなのでそこまで充電容量は必要としないので相性が良い
実はパネル型のソーラーチャージャーも持ってるが、1キロ近いので今回は水を優先させて使っていない
南アルプス南部を縦走した時は、早くテン場に到着して、充電+洗濯をして縦走した事を思い出す
必ず水を確保できるのであれば、バックパッカーの様にザックにソーラーパネルを装着して歩くのも悪くない
しかしイートインスペースでは食事は出来るが飲酒は出来ない…残念
リスタート時は完全に真っ暗だった
赤点滅する小さなハンディライトをバックにぶら下げて後方からの車両に注意を与え、ヘッデン前方を照らしながら進んだ
しばらく進むと、公園らしい場所に日蓮正宗総本山と言うライトアップされた大きな門が現れた
凄くデカいので昼間に見たら圧巻しそう
さぁ次はセブンイレブンに寄って…と思ってたら、手前で右折して白糸の滝方面へ
ビバーク出来そうな場所は無いので、既に調査済みの峰山広場へ向かう
白糸の滝へも近く、民家とも程よく離れている場所だ
しかし初めて歩く場所なのでルートミスは起こる
話は変わるが、GW明けにヤマレコのアプリがバージョンアップして、音声ナビゲーションが付加された
分岐前や登録したポイント付近での音声案内が可能となるので、ルートミスする前に警告してくれる凄い機能だ!
…GW前にリリースして欲しかったなぁ(笑)
この季節の峰山広場への道路脇は多くの水田がありカエルの合唱が凄まじい
耳栓しても消せないレベルじゃないかなぁ?と気にしてたけど、峰山広場は水田と離れていたので耳栓をすれば全く気にならなかった🐸
設備を調べたかったが、奥の方で多分地元?の先客が車を乗り入れて既にテントを張って火をおこしキャンプしていた
仕方なく手前の方に張る事にした⛺?
ベッドライトで照らせる範囲しか確認してないが、短い草が生えていて平らな場所が多い
無風だったのでペグも使わずに短い草の場所へ設営してアルコールを飲んで就寝🍺
本日の実績(COROSウォッチの計測値とYAMAPの時間)
移動距離:57.84km 累積標高:1,531m 行動時間:14:47 休憩:1:37
長い一日だった
【2日目】
あ〜良く寝れた🥱
出発は5時
白糸の滝駐車場すぐそばにローソンがあり、そこで朝食と水を確保
2日目の区間は、平野部には水路や滝が多いので浄水器があれば多くの場所で確保できる
節電対策として、COROSウォッチのナビゲーション機能を途中から使い始めたが、あまり案内されない
何故なのか良く分からないけど、地図は見れるのでそれを見て分からない時はiPhoneのアプリを確認する様にした
但し、ルート逸脱の判定距離はアプリより短いので引き返す時間(距離)は短くなった!が…最終日に誤検知して1座取れなかった😓
本日は早めから天子ヶ岳の登山口に到着
そこで会った方から声を掛けられた
「ロングですか?」
「はい。富士山ロングトレイルの150キロくらいに挑戦していて、今日が2日目です」
「凄っ!頑張ってください」
朝からありがたい(感謝)
楽しく登り始めた…が、何だこのルート!多分マイナス傾斜は無く、たまに空が見えるから地図や標高を覚えてないと何度も偽ピークみたいな体験をしてしまう😢
途中から「次も違う!」と言い聞かせて進んだ
天子ヶ岳山頂からの眺望は無いが直前に「富士見台」と言うスポットがある🗻
申し訳ないが、枝葉が多い今の季節はそれ程でもなかった
しかしシロヤシオや瓔珞つつじで有名な場所らしい🌸
次に目指すのが長者ヶ岳
お決まりの様に140mくらい下って同じくらい登り返す
そしてこの区間ですれ違う方が増えてきた
長者ヶ岳の山頂からの眺望は素晴らしい
富士山側も大きく開けているし、南アルプス側も良く見える
南ア好きなのでアドレナリンが出る
先客の女性と会話しながらパンをほうばる
短い時間だったが楽しい時間を過ごさせていただき、応援の言葉ももらって更にパワーを貰った(感謝)😊
田貫湖の登山口に下りると駐車場があり、多くの車が停まっていた🚙
そうだ、GW後半が始まったんだ!
また田貫湖と天子ヶ岳の登山口は繋がっているので周回できるコースらしい
ここからしばらく舗装路を歩くと、まず「朝霧Camp Base そらいろ」が右手に現れ過ぎると麓の吊り橋を通過する
吊り橋通過直後の場所にはテーブルと椅子があり、静かな休憩所なので靴を脱いで少し休む事にした♪
先に進むと次は「ふもとっぱらキャンプ場」が現れる
舗装路を受付け待ち車両の通路にする為、何故か歩行者の通路にテープを張っている
何十台も受付け待ちの車が並んでいて、まだまだキャンプブームが続く事が想像できる🏕?
その施設の外側を通過するが、鋭角に曲がった直後の場所に公衆トイレがある🚻
忘れてたが、前日の衣類を水洗いして、ザックの外に干した(晴れてて風もあったので良く乾いた)
更に先に進むと、牧場があり牛さんが現れる
空にはパラグライダーが舞っていて、その牧場付近が降下地点らしく、富士山+パラグライダー+緑豊かな牧場+牛と言う、なかなか出会えない光景を拝める🗻🐄
ただ牛さんはずーっと見てると寄ってくるから、極力無視しましょう🐮
通電している柵があり、もし触れたら可愛そうだからね
その先の方で送電線が切れてて、定期的にバチバチと音を出してたんで触れない様に!
続いて根原の吊橋を経由してA沢貯水池へ向かう
根原の吊橋を経由するのが東海自然歩道なのだが、倒木が多く通過の為に何度も屈伸させられる(笑)
根原の吊橋通過直後の場所は川もあり、テン泊候補地にしても良さそう🏕?
ただその先で車も通行可能な林道と合流するので、闇の場所かも知れない…
貯水池の分岐にある公衆トイレも綺麗で水洗+紙ありだった(紙!いや神!だ)🚻
ベンチが無いのがもったいない
この先は端足(はした)峠を経由して竜ヶ岳へ向かうのですれ違う方も多かった
本日2回目の登山だ…でも初の竜ヶ岳なので楽しみだ♪
端足峠で白人の家族に会い、山頂では中国人の家族に会った
本栖湖のキャンプ場から観光ついでに(普通の格好)登ってくるみたいだ
山頂から360℃見渡せるのかと思ったら、場所を変えないと見えないのね
ちょっと残念
時間は既に15:26
休憩を取りつつ、先の行程を考える
明日(3日目)は最大の難区間、御坂山塊のほぼ全縦走となる
乙女峠〜御坂山と清八山〜三ツ峠山は通過した経験はあるが、テン泊装備を担いで動いた経験のあるのは2年前に御坂山〜王岳を1泊2日でテン泊縦走
装備は軽量化され、体力や脚力は向上している筈なのだが、2日間の実績を考えると遅くなっても三方分山まで進みたい
その為にも食事と水の調達を考えなければ…
本栖湖付近は、奈良田へ向かう時に数回使っていて、本栖湖の駐車場付近にローソンが思ったのだが勘違いだった😱
そうなると頼れるのは駐車場の売店だ
取りあえず本栖湖側へ下山する事に
登頂前に雨ヶ岳側に雲が出ていたが、15分程で富士山は全く見えなくなり、冷たい風が吹き始めた
雨は降らない筈なんだけど…と不安になる
駐車場の売店で水2Lを追加確保(合計3L)にして、缶ビール+ソフトクリーム+カレーパンをいただいた🍦🍺🥐
16:55に到着して17:30過ぎにスタート
付近にトイレは2か所あって、売店側はキャンプ場利用者も使ってたので、先にもう一つある駐車場のトイレの方が綺麗かも知れない🚻
パノラマ台登山口を越え、本日3回目の登山開始
日が暮れると気温が下がり、烏帽子岳への登頂手前から霧が出はじめた
とにかく先に進もうとしたが、パノラマ台でヘッデンの光が乱反射して先が見えない程の濃霧に囲まれてしまった
ちょうど開けた場所なので、ビバークできる場所を探すと、屋根が壊れた東屋の下がかなり綺麗だったので少しの整地ですぐに利用できた
風は強くなるか不明だったが、最低の4か所だけペグを使った⛺?
先に進まなかった分、良く休んで明日は早起きしよう
濃霧になった事を運が良かったんだ!と考えるようにした
本日の実績(COROSウォッチの計測値とYAMAPの時間)
移動距離:40.87km 累積標高:2,519m 行動時間:14:19 休憩:2:10
今日も疲れたけどまだ元気だ!
【3日目】
起きたら結露拭きが日課になる予定だったのに、東屋のおかげで結露無し♪最高♪
連泊すると撤収も早くなる(笑)
今朝はアルファ米を作って、食べれない分は行動食にする🍙
でも水は300mlも使ってないのでこの時点では大丈夫と考えていた
夜明け前からゆっくりとスタートして、唯一あった展望の岩からの眺望が良かった🗻
富士山ロングトレイル公式HPの画像にも利用されているポイントみたい
ちょうど夜明け後の富士山と精進湖が雲海となっていて何とも言えない写真が撮れたので3日目の代表画像にした☺?
この尾根も長そうだったのであまり時間を考えす、コンスタントに登るとあっけなく三方分山へ到着(5:36)
・パノラマ台からPT=1:26(CT=2:08)
舗装路が無いので足は快調🦵
途中かなり急勾配の下りで足場も良くない
なのであまり利用者が居ないみたいだ
でも女坂峠を過ぎると大人しくなる
乙女峠から王岳の区間はアップダウンが何度もあり、背の高い熊笹に体や顔を叩かれる
今日は先頭だったので蜘蛛の巣取りにもなってしまい、顔に沢山の蜘蛛の巣が…🤬もう!
横沢の頭への距離も長いが急斜面で有名な場所だ
中央高速を上っていると、富士山の付近にエゲツない傾斜の山影が見える
それが横沢の頭だ(王岳と重なるので王岳の急斜面とも言われてるかも知れない)
見える角度によって優しく見えるが、やはり急な斜面だった
急登を越えて少し動くと王岳へ到着した
・三方分山よりPT=2:19(CT3:21)
ここでエネルギー補給しながら休憩した
ここから鬼ヶ岳の区間はかなり回数をこなしているので、不安は無いが気温のせいか水を欲しくなる回数が増えてきた…
鬼ヶ岳へ到着(9:41)
・王岳よりPT=1:32(CT=2:07)
先客の御夫婦と南アルプスを眺めてガヤガヤと談話😁
次は節刀ヶ岳への分岐にザックをデポして身軽な格好でピストンした💨
節刀ヶ岳の奥からの南アルプス方面は以前より見辛くなっていたので、鬼ヶ岳とセットなら奥まで行かずに鬼ヶ岳で楽しんだほうが良さそうだ
分岐に戻ると水の詰替えと小休憩で12分
次は大石峠で24分靴を脱いで休憩した
流石に3日目で足の疲労も大きくなったので靴を脱いで回復させる
自分は歩いていると爪先が少し痺れる症状とか靴に覆われた部分が辛いとなった時は靴を脱いで足裏をマッサージすると楽になる事が多い
しかし行動中は次の休憩でやる事を考えるが、いざ休憩すると忘れてしまう😔
今後ロングトレイルやる時にはボイスメモとか残して改善するしかない…
しかし暑い、暑すぎる🥵
そして水が足りなくなる…😰
ヤマレコの地図を見間違えて新道峠付近のトイレを水場と思い、安心してしまい少し多めに飲みながら内藤山を通過💦
新道峠で水場に向かおうとザックをデポして地図を確認しながら進んだらトイレのマーク???😨
下から上がってきた家族に水場はありませんでしたか?と確認したら見てないとの事
あ〜やっちまった😱
戻って出発の準備をしていたら、その会話した家族の奥様が「旦那さんがこの水を使ってください」と500mlの水を手渡されました
エンジェルだ!👼
今チャレンジしている内容を伝えて改めてお礼をして進みました🙇♂?
内藤山で出会ったペアにも頑張ってください!と応援の声をいただいた
(この記録を読んでくれてるかな?)👋
地域に認知され、利用者が多いロングトレイルの場合、お菓子等を持っていけと手渡されたり、食べていけと誘われる事もあるみたい
またこの様な方を海外のロングトレイルではエンジェルと言うそうだ
水分補給は口内の乾きには水をふくみ潤す程度に抑えて節水
黒岳の展望台から山頂に戻った時点で14:35
・パノラマ台からPT=10:22(CT=12:17)
三ツ峠山まで届きそうになってきた!
しかし、足の疲労は溜まるばかりで休憩も増えている
旧御坂峠の手前に、カタクリが一輪のカタクリが綺麗に咲いていた
帰宅後に確認したら2年前に見つけた個体と同じみたいだ
旧御坂峠で大勢の大学生が居た
今日はこの場にテント泊するみたいだが、そう言えば2年前にも同じ場所で大学生の集団に会っている⛺?
しかしその時より確実に人員(特に女性)が増えていた!
御坂山山頂にはテントが一つ張られていて1名休んでいた⛺?
御坂峠まではペースを上げたが、直前の小ピークを見上げて(これ登って下りたら間に合わない)と判断して天下茶屋へのピストンは諦めました
問題は水…ここまでいただいた水には手をつけず、他に200ml程度ありましたが、まだまだ先は長いので非常に不安だった
御坂峠から2つの小ピークを越えた先で、何と2人目のエンジェルが降臨
地元の男性の方で、チャレンジ中の内容を話したら「地元だし、あとは下山のみなので遠慮なく使ってください。頑張って」と…涙😭
時間的にもう人とはすれ違う事は無いと考えていたので本当に奇跡でした✨
とは言う物の、欲望のまま飲むとあっと言う間に無くなるので、少量で口内を潤す節水は続けました
清八山への分岐点にザックをデポして進んでいたら、珍しく浮石で前に倒れ、両手を着いた時に、左手の中指と薬指の間に何かの棘が刺さった
抜いた時ちょっと痛いと思ったが、放置して再確認したら1関節分くらい出血してた
エイドセットはザックにしかないので、取りあえず手首を圧迫して止血し、清八山の山頂を踏んでから戻り、消毒+軟膏+バンドエイドと処置した🩹
良いタイミングなので、防寒と日没対応の為にULジャケットとパンツを重ね着し、ヘッデンを装着
しかし…御巣鷹山が壁の様に見える
手前のコルから右側に少し巻いてから、いきなり10m以上の岩場を這い上がる
まだ日没していなかったので周囲を確認できたけど、ヘッデンだけで通過したくない場所だ
そこから上も崩れかけてる場所が多かった
御巣鷹山に着いたのは19:11
山頂標識って何処だっけ?とぐるりと回ったり、更に寒くなったのでストライクトレイルフーディのシェルを更に重ね着してと、長居してしまった
もうここから先は忍耐の世界
時間は気にせず安全に進み、三ツ峠の山頂を経由して自販機で水を確保する
三ツ峠山荘の自販機でビールと水を購入し、途中のベンチでお湯を沸かしてカレーめしを食べながら🍺
明らかにカロリー不足だが、テントが張れそうな場所を探しながら下降を開始
三ツ峠特別保護地区があるので、保護柵を越えてしばらく進んで先にする事に…
木山付近に傾斜はあるが張れそうな場所が少しあったので3日目のゴールとした
本日の実績(COROSウォッチの計測値とYAMAPの時間)
移動距離:37.12km 累積標高:3,255m 行動時間:17:34 休憩:3:07
かなり疲労が溜まってきた!
明日終われるように平野部でのエネルギーと水の確保がポイントになりそう😅
【4日目】
アラームに起こされたが、気合いの最終日!…にするぞ!!と起き上がり
さっさと片づける⛺?
モンベルのU.L.ドームシェルター 1を使っているが、ちょっとコツが掴めてない部分があったが、連泊するとしっかり掴んでしまった(笑)
枝葉の下だったので、今朝も結露は無かった
少し綺麗に畳んで3日間ご苦労様とザックにしまった😊
スタートしたら日の出直後だったらしく、木の隙間からオレンジ色の太陽が見えた☀?
気持ち良い😌
しかし、霜山経由で下りる予定が、分岐点で撮影したり、その距離が短いせいか半分くらい進んだ所でルートミスと警告されたので、疑わずに戻って下りてしまった…🫢
しかもその分岐直後はロープ必須の急斜面😨
数十分進んでから気づいたので、その短い区間の事よりゴールを優先させた
近くまで行ったので記録上は通過した事になっている(笑)
2時間弱で新倉富⼠浅間神社へ到着⛩?
3日間のお礼と最終日の安全祈願をして久しぶりの平野部🙏
下吉田駅を経由してローソンへ
残念な事にイートインは無いのでトイレを借りて、食料と水を確保
朝食には牛肉のフォーを店外でいただいた🍜
さぁここから杓子山の登山口までは舗装路
スロージョグを多めで進んだ🏃♂?
小室浅間神社を過ぎると人が数人いる交差点があって、何してるんだろう?程度で近づいたら、良く商店街っぽい道の奥に富士山!の場所だった🗻
本町2丁目の交差点かな?私と警備員さん以外は海外の方でした
どうせ舗装路が長いので途中の自販機で手持ち用のスポドリを購入
それを先に飲んで他の3Lには手を出さない作戦
不動の湯の先まで持ったので十分十分🙆♂?
あと、古屋川沿いに進む道沿いに明見温泉がある♨?
ほぼルート上だし安いので無理のない計画なら利用した方が良い
古屋川沿いを歩いていると、水田に富士山がリフレクションしていたので少し戻って撮影
綺麗に撮れたと思う♪
不動の湯を過ぎて分岐を林道側に進み大権首峠を経由して杓子山のルートがコースになっている
山頂に近づくと富士山がとても綺麗に見えてくる🗻
富士山周辺の山はこれだから中毒になる(笑)
杓子山山頂で男性の先輩と会話が弾んだ
U/Lやザックの大きさ、加重トレーニングとか🤭
ちゃんと黒岳まで着いたかなぁ?👋
杓子山〜立ノ塚垰は懸垂下降に近い様な場所もあり、普段なら楽しいと思うはずなのに、くそ〜面倒くさい!ってなってましたよ
ここまで来て怪我でリタイヤとか最悪の結末ですからね😉
そしてトレランで良く見る二十曲峠で休憩
なんか最近整備されたらしくすごく綺麗で皆さん楽しんでました(ハイカーは自分だけ)
休憩を多く取りながら、とにかく山伏峠を目指しました
山伏峠で先のCTを計算して、2割巻けば21:30にはゴール出来そうだった
ようやく目途が立ったので一安心😌
日没の20分前には鉄砲木ノ頭(明神山)へ到着
休憩を兼ねて、強風で気温が下がったのでジャケットとパンツを重ね着して、ヘッデン準備してから先に進んだ
ここで写真が趣味の方と少し話したのがこの日最後の会話となった
三国山へ登ってしまえば大きな登り返しが無いのは良いのだが、ヘッデンだけでは登山道が見えづらい場所が多く、大きくペースダウン⤵?
立山を過ぎると須走立山展望台へ寄り道しなければならないだが、夜に行っても何も見えないし、標識っぽい物も見つけることが出来なかった
登山道へ引き返すと、後は登りは無く下るだけ
夜なので先の判断と足元の確認に時間が掛かるし、蓄積した疲労も出てきて徐々に足が言う事をきかない…😣
辛くなったら休む事にした😞
「ここまで来たんだからあと少し頑張れ!」と鼓舞する事より「良くやってきた、時間はあるんだから急ぐな!」と無理に前へ進めない様に考えた
最後の舗装路はお散歩より遅いペースだったんじゃないかな?
片方にした歩道がなく、車道を横断しないとならないが横断歩道が無い
だったら安全に住宅街の中の道をルートにするのもありだと考える
歩行者用のボタンを押し、青信号になって30m弱進んだところで無事ゴールとなりました🙌
良くやったと思いますが、目標とされる様な内容では無いので、このコースのスルーハイカーを目指すなら、個人の力量やスキルを客観的に判断して決めてください
個人的に、このルートのスルーハイク4日間は異常と考えます
もし挑むのであれば、テント泊装備を担いで走る事が出来、連日行動できる様な回復力や回復方法を持っていて、他の方とコミュニケーションが取れ、特に足で発生する問題に対応できるスキルを持っている方であれば可能かもしれません
しかし30km/日×6日が現実的な日数でしょう
本日の実績(COROSウォッチの計測値とYAMAPの時間)
移動距離:45.58km 累積標高:2,756m 行動時間:17:33 休憩:2:16
4日間の合計
移動距離:181.41km 累積標高:10.061m 行動時間:64:13 休憩:9:10
尚、今回のルートは、公式HPの最新のルート情報直下に表示されているルート図を基に、本栖湖付近は右ルートを選択して忠実に通過する事を目指しています
富士山ロングトレイル公式HP
https://fujisan-lt.jp/
しかし富士山ロングトレイルは2021年に誕生しましたが、約3年経過した現時点でも便利施設のページに、宿泊施設・入浴施設・テント場とありますが、何一つ公開されていません
2024年2月にNHK-BSで放送もされているので、興味もある方は増えていると思いますが、公式HPの情報が公開されてからの方が良いと思います
現時点でのおススメは、モデルコース一覧からルートを選んで、各エリアのルートを全て回るセクションハイキングがおススメです
それらを回った記録があれば、踏破証明書は貰えると思いますが、念のため公式サイトを経由して問合せ確認をお願いします
今回、自分が実施した様なスルーハイキングは、様々な情報が整い、成功者が増えてからの方が良いと思います
今回担いだ物
・ザック カリマー:クリーブ30
・シュラフ イスカ:エアドライト 140
・テント モンベル:U.L.ドームシェルター 1
・シュラフカバー SOL:スケープヴィヴィ
・グランドシート 他人作:タイベック素材
・インナーマット アマゾン:アルミマット100×200(厚さ約2.5mm)
・ストーブ SOTO:ウィンドマスター(SOD-310)+専用五徳
・OD缶(105) SOTO:トリプルミックス(SOD-710T)
・コッヘル EVERNEW:チタンマグポット500
・箸 DUGダグ:ウッドスティック DG-0900
・モバイルバッテリー 様々:10,000mAh×2個+5,000mAh×2個
・ヘッドライト BD:スポット350
・防寒着(ダウン系)
上 ワークマン:REPAIRTECH洗えるフュージョンダウンライトジャケット(未使用)
下 モンベル:U.L.サーマラップ パンツ
・防寒着(中間着) マウンテンハードウェア:エアメッシュ 1/2 ジップ
・交換着 Tシャツ+靴下+パンツ(各一着)
・レインウェア(上下) ノースフェイス:ストライクトレイルフーディ
・レインスカート アマゾン:15Dナイロンシリコンコーティング
・折り畳み傘 アマゾン:100gの軽量
・水(合計3L) HydraPak:ストウボトル1L+KATADYN:BeFree1L+サロモン:ソフトフラスク500ml+550ml
・その他
休憩用マット、ミニ三脚+スマホホルダー、セリアの折り畳みテーブル(未使用)、カートリッジスタビライザー2(EPI)、古いハンディラジオ、ガベッジバッグ(モンベル)、エマージェンシーキット、速乾タオル×3枚、行動食(いっぱい)、食事用(山岳地用にカレーメシとアルファー米の五目、2色足りてない)、クルミパン×2袋、携帯トイレ×2回分
大体こんな感じで、スタート時点で12.5kg
サコッシュは測ってないけど、下記なので1kgくらいかな?
スマホ×3台、財布、充電ケーブル(数種類)
下山後の状況
・最終日セクションでダニに2ヶ所刺されていた
(内1匹はダイブしたままで、気づかずに入浴してしまい真っ白なダニになってました)
・靴に接触して加重がかかる足の部位(足裏を含め)は全て靴擦れを起こしました
(水ぶくれは大1+小1、左右共に出来てました)
・足の腫れ
(翌日:靴下も履くと痛い、2日後:靴に余裕が無いと痛い、3日後から痛みが減ってきた)
・筋肉痛 (翌日:膝の上が少し傷んだだけ)
・日焼け(ひどいですw)
・体重 6キロ減ってましたが食欲が凄く、1日で4キロ戻りました
※書けていない事は沢山ありますので、興味がある方はコメントやメッセージをいただければ、書ける範囲で回答します
コメント
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強いて言うならコースが決まっているので仕方がないですが、長者ヶ岳から竜ヶ岳縦走も良いですよ。そしてお勧めはそこからパノラマ台へ抜けるコース。途中にある中ノ倉峠からの富士山と本栖湖ブルーは素晴らしいですよ。
それにしても凄いですね。尊敬の眼差し👀
本栖湖一周はいずれやるつもり🦵
以前は毛無山もルートに入ってたみたいだけど変わったんだよね
もっと背負っても動けないとね💦
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