大雪山系 旭岳からトムラウシ山ーテント泊縦走

2015年07月23日(木) 〜 2015年07月25日(土)

• GPS: 56:00
• 距離: 43.0km
• 登り: 2,196m
• 下り: 3,147m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:10
• 休憩: 0:30
• 合計: 6:40

6:20 姿見駅
8:40 大雪山
11:00 11:20 北海岳
12:20 12:30 白雲分岐
13:00 白雲避難小屋テント指定地

2日目

• 山行: 8:00
• 休憩: 0:10
• 合計: 8:10

5:50 白雲避難小屋テント指定地
6:40 高根ヶ原分岐
8:30 忠別沼
9:30 忠別岳
10:30 10:40 忠別岳避難小屋分岐
11:50 五色岳
13:00 化雲岳
14:00 ヒサゴ沼避難小屋

3日目

• 山行: 9:50
• 休憩: 0:10
• 合計: 10:00

5:40 ヒサゴ沼避難小屋
9:20 9:30 トムラウシ山
12:00 前トム平
13:40 カムイ天上
14:20 温泉コース分岐
15:40 東大雪荘
15:40 ゴール地点

当初の予定では7月21日に旭岳温泉に入り22日から入山予定であったが、台風11号の影響もあって、22日はほぼ一日大雨警報が出る状況であった。
22日は旭岳温泉に宿泊し、23日以降は帯広方面の天候は回復の予報だったので、23日より縦走を開始した。

天候

22日　大雨（大雨警報のため旭岳温泉に停滞）
23日　朝小雨、のち曇り時々晴れ,夜一時雷雨
24日　曇り時々晴れ
25日　曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 飛行機

7月21日　羽田空港→新千歳空港(JAL)→旭川駅(JR 北海道)→旭岳温泉(いで湯号:90分)
7月25日　トムラウシ温泉(16:15)→新得(拓殖バス:90分)→JR帯広駅
7月26日　十勝帯広空港→羽田(JAL)

・旭川電気軌道株式会社（いで湯号）
　http://www.asahikawa-denkikidou.jp/
・大雪山旭岳ロープウェイ
　http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
・トムラウシ温泉東大雪荘
　http://www.netbeet.ne.jp/~taisetsu/tomurausi1.html
・拓殖バス（トムラウシ温泉→新得駅）
　http://www.takubus.com/

コース状況／危険箇所等

旭岳の下りではがれ場で足元に要注意。雪渓の下りでは後旭岳が見えないほどのガスが容易にかかると方向が不安になるが、がれ場のルートの延長上、雪渓の中心部を通れば雪のないルート上にでます。
ヒサゴ沼近くには雪渓が残っていますが、注意していけばアイゼンは使用しなくても通過可能です。
コマドリ沢分岐からトムラウシ温泉への道がぬかるんでいるところが多く、また道のりは思いのほか長く、標準行程時間を短縮するのは難しいと思われる。トムラウシ温泉から新得への最終バスは16:15なので当日バスを使用する場合は余裕をもって行動しないと乗り遅れる心配があります。

写真

7/23 5:41

大雪山旭岳ロープウェイ山麓駅

7/23 6:25

7/23 6:25

姿見駅

7/23 6:32

小雨で見にくいですが高山植物に癒されます。

7/23 6:48

旭岳石室付近

7/23 7:08

ガスが切れて噴煙が見えました。

7/23 8:39

旭岳山頂ー本日、小雨のため残念ながら眺望はありません。

7/23 9:13

ガスがかかって視界が全くなかったが、ガスが一瞬消えて後旭岳が見えました。左下の雪渓の間の雪の消えたとことにルートがあります。

7/23 9:20

エゾノツガザクラ、チングルマの群生
（熊ヶ岳〜新井岳）

7/23 9:28

少し天候が回復して振り返ると旭岳が望めました。

7/23 9:51

7/23 10:03

間宮岳分岐

7/23 10:12

広いお鉢平の向こうに中岳が見えます。

7/23 10:12

北海岳に向かうなだらかな稜線を行きます。

7/23 10:16

7/23 10:20

新井岳を振り返ります

7/23 10:57

360°パノラマの北海岳

7/23 11:15

歩いてきた旭岳方面を望む

7/23 11:15

7/23 11:22

キバナシオガマ

7/23 11:23

これから向かう白雲岳方面

7/23 11:29

7/23 11:31

白雲岳に向かう途中のチングルマ、エゾツガザクラなどの群生は素晴らしいの一言です。

7/23 11:31

チングルマ、エゾツガザクラ

7/23 11:33

エゾコザクラ

7/23 11:33

7/23 11:34

シナノキンバイ

7/23 11:38

7/23 11:39

道端でコマクサを良く見かけますが北海道のコマクサは本州に比べ少し小ぶりなようです

7/23 11:43

ヨツバシオガマ

7/23 11:58

7/23 12:11

ミヤマリンドウ

7/23 12:27

白雲岳分岐

7/23 12:40

雪渓の上でキタキツネが餌を探しているようでした。

7/23 12:43

白雲岳避難小屋が明日歩く高根が原の手前に見えてきました。

7/23 12:44

イワギキョウ

7/23 13:53

避難小屋の下に広いテントサイトがあります。
今日は私のテントを含め二張りでした。水場も近く快適です。

7/23 16:01

白雲岳避難小屋ー今日の宿泊は20人ぐらいでしょうか。

7/24 5:48

白雲岳避難小屋のテントサイトの全容

7/24 5:51

7/24 5:51

7/24 5:51

曇りで残念ながら高根が原越にトムラウシ山は見えませんでした。

7/24 5:59

7/24 6:00

ずーっと高山植物の中を歩いていきます。

7/24 6:11

白雲岳避難小屋方面を振り返る。

7/24 6:18

エゾツツジ

7/24 6:19

フラワーアレンジメントのような1枚

7/24 6:19

登山道の両側はずーっとこんな感じです。

7/24 6:44

ウルップソウ

7/24 6:45

高根が原分岐

7/24 6:47

クモマユキノシタ

7/24 6:48

7/24 7:01

7/24 7:05

高根が原

7/24 7:22

エゾコザクラ

7/24 7:24

チングルマ、エゾコザクラなどがあたり一面に咲いています。

7/24 8:01

7/24 8:28

忠別岳と忠別沼が見えてきました。

7/24 8:37

忠別沼ー日本とは思えない穏やかで雄大な景色

7/24 8:52

忠別岳の登りから忠別沼を振り返る。

7/24 8:55

イソツツジ

7/24 9:37

ミヤマアズマギク

7/24 9:37

忠別岳山頂

7/24 10:14

下ってきた忠別岳を振り返る。

7/24 10:30

忠別岳避難小屋分岐

7/24 11:54

五色岳山頂

7/24 12:32

正面に化雲岳を望む

7/24 12:38

池塘周囲の花々

7/24 12:39

化雲岳への分岐

7/24 12:41

化雲岳への登りでみた高山植物の群生

7/24 12:57

ヒサゴ沼分岐

7/24 13:01

化雲岳山頂

7/24 13:06

雲が切れやっとトムラウシ山が見えました。

7/24 13:11

神遊びの庭

7/24 13:11

7/24 13:14

ヒサゴ沼分岐

7/24 13:17

7/24 13:27

ヒサゴ沼が眼下に見えてきました

7/24 13:28

正面にトムラウシ山

7/24 16:14

ヒサゴ沼

7/24 16:15

ヒサゴ沼テントサイト。避難小屋はツアー客を含めて16名ぐらいの模様。

7/25 5:35

登山道までの登り。正面奥の雪渓の右にある雪渓（ここからは見えない。）を登ります。

7/25 5:54

雪渓上部よりヒサゴ沼を望む。

7/25 6:23

7/25 6:35

7/25 6:37

7/25 6:42

7/25 6:42

7/25 6:44

7/25 6:54

7/25 7:00

7/25 7:00

7/25 7:11

日本庭園

7/25 7:11

7/25 8:36

北沼とトムラウシ山

7/25 9:25

トムラウシ山頂ー雲がかかって旭岳方面の眺望はありませんでした。

7/25 9:26

7/25 10:57

トムラウシ分岐付近

7/25 10:59

トムラウシ公園付近からトムラウシを振り返る

7/25 11:29

チシマギキョウ

7/25 12:01

7/25 12:16

コマドリ沢分岐ー雪渓はかなり短くなっています。

7/25 13:45

カムイ天上分岐

7/25 14:25

温泉コース分岐ートムラウシ温泉までは時間短縮は難しくほぼコースタイムの1:10〜1:20はかかります。

撮影機器：

DMC-FX100 Panasonic

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル ズボン 靴下 グローブ 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 予備靴ひも ザック ザックカバー 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 ハイドレーション ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター 地図（地形図） コンパス 笛 計画書 ヘッドランプ 予備電池 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス ナイフ カメラ ポール テント テントマット シェラフ

備考

携帯用浄水器(Super Delios)は有用でした。

感想

Eiger-YZ

1日目：旭岳山頂までは風はないものの小雨で、残念ながら眺望はなかった。旭岳の間宮岳方面下りはガレと雪渓の急斜面で足場が悪い。ガスがかかると後旭岳さえも見えない状況なので要注意。
間宮岳からは雄大な稜線歩きで、北海岳まで北海道らしさを感じる気持ちの良いルートです。
北海岳を白雲岳の方面に歩き出すと足元の高山植物の圧倒されました。
白雲岳避難小屋（トイレ有）のテントサイトは広く、水場も近く快適でした。
2日目：高根ヶ原から忠別岳まではまるで崖沿いの平原歩きで今までに経験したことのない穏やかで広大なルートでした。表現として、まるで雑草のように高山植物が見渡す限り群生しているような感じ。忠別沼周辺はまるでニュージーランドでみたような景色だった。
化雲岳をへて向かったヒサゴ沼も趣のある静かな沼で、見ることはできなかったが一晩中ナキウサギの声が響いていた。
ヒサゴ沼避難小屋（トイレ有）
3日目：トムラウシ山を経てトムラウシ温泉に下山。日本庭園、ロックガーデンともにまさに名前通り。トムラウシ山からの下山は意外に時間を要したので最終バスに乗るためにははや立ちが必要。コマドリ沢分岐以降は道が悪いこともあり長い道程なので、コースタイムを短縮することは難しかった。
本州のどの山域でも経験できない広大で高山植物が群生し、野生動物を身近に感じることのできた感動の2泊3日の山行でした。