釜ノ沢西俣(L学中級)
- GPS
- 32:29
- 距離
- 19.7km
- 登り
- 2,099m
- 下り
- 2,085m
過去天気図(気象庁) | 2013年07月の天気図 |
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アクセス | |
ファイル |
非公開
6883.xls
計画書
(更新時刻:2013/07/18 13:55) |
写真
感想
L学の講習、7月は沢登り。
泊まりの沢は初めてで、なおかつ沢登りは今シーズン初だったので
「沢はじめが泊まり」という点がだいぶ不安だった。
事前に足慣らしで日帰りの沢に行ければよかったのだけど、
今回の講習が泊まりに決定したころには予定が埋まっていた…。。
泊まりの沢は行ってみたかったので楽しみでしたが、
上記の理由で不安もたっぷりでした。
結果的には、「やっぱり準備不足」。反省しきり。
以下、感想と備忘録。
●釜ノ沢西俣
噂どおりのキレイな沢でした。
千丈のナメに木漏れ陽が射し込む景色は感動的に美しかったです。
登攀要素もほぼなく、「癒しの沢」「歩きの沢」「デート沢」と言われる理由がわかりました。
人も少なく、途中3~4パーティに会いましたが西俣に入ったのは結局我々1パーティのみだった模様。
静かに遡行できました。
●ナメ歩き
ナメはキレイなので見るのは好きだけど、歩く・登るのは嫌い。滑って超怖い。
去年、米子沢で本当に怖い思いをしたので、すっかりナメ恐怖症に。
今回はこの恐怖症を少しでも克服できれば…と思い、
なるべくナメを歩くマイルールとした。
案の定滑りまくり、脛や膝をしたたかにぶつけまくった。。痣だらけです。
でも講師に歩き方を教えてもらい、だいぶマシになったと思う。
・フラットフィッティング
摩擦面積を増やすよう、常にフラットフィッティングで。
傾斜があると、踏み出すときに後ろ足の前側に体重を乗せがちになるが、
あくまでもフラットで、小幅で歩く。
・静荷重で歩く
あまり体重をぐっと乗せないこと。
フラットを心がける際に、摩擦を増やそうとグイっと地面を押さえつけるようにしていたが
体重をかけると足裏の荷重バランスが崩れがちになる→滑りやすくなるので、
足運びは静かに、体重をかけすぎないこと。
・腰がひけてるのはNG
怖がって腰が引けると重心が後ろにいくので滑りやすい。
●お助け紐を出す場所の注意点
棚ではフォロワーに引き込まれて落ちる危険性があるのでNG
釜になっていて深く腰掛けられ、足を踏ん張れるところはOK
●お助け紐(参考)
講師Oさんは8mmロープを10mほど、常にたすきがけしてすぐ出せるようにしていた。
さらに、ギアラックとしても8mmロープをダブルフィッシャーで結んだものを使用していて、いざと言うとき捨て縄に使うそう。
●水流を読む
「鏡」と呼ばれるようなところは、安定しているので徒渉しやすい。
●幕営
西俣は幕営地が快適と聞いていたけど、その通りでした。
広い適地が割とあって、河原近くにも、高い場所にも幕営できる。
今回は増水の危険性はなさそうということで、河原の近くに設営した。
もちろん、「万が一増水したときは迅速に退避する」と言うことを念頭において。
タープとツェルトを張り、薪を集めて焚き火を起こした。
薪がよく乾燥していてすぐに火がついたので、着火材を持っていったが必要なかった。
●天気図&ラジオ
16時の気象通報で天気図を描いた。
しかし、持っていった無線機ではラジオが入らず。。他メンバーのラジオで聞いた。
あと、NHK第2は甲府の1602かと思ったら入らず、693で入った。埼玉寄りってことなのかな?
天気図、描くのは描けても今後の動きを予想することができないので、
結局「今日の天気を聞いて書き写しただけ」という状態。
そこで講師が「見せてみ」と天気図チェック。
等圧線と各地の情報を総合して華麗に天気を読んでいく。
今までは情報を書き写すことだけに一生懸命で、何のために書いているのかを考えてなかった。。
天気図って面白いと思った。勉強になりました。
●誕生日
この日が誕生日だったので、お祝いしていただきました。
ケーキを持ってきてくれて「HAPPY BIRTHDAY」のロウソクまで…。
講師Sさんはワインをボトルで担ぎ上げてくれたし、色々と豪華な食材をご馳走になりました。
ありがたい♪♪♪
天気もよかったし、素敵なバースデーを過ごせました。
みなさまありがとうございました!!
●さむい
シュラフカバーで寝たけど、朝方は寒かった。。
下半身はFTのスキンメッシュタイツ(黒)&短パンという薄着だったので、当然かなという気もするが…(フラッドラッシュタイツは乾かすため脱いだ)
雨具を着ればよかったかな。ダウンパンツ持ってきてる人もいた。
上は替えの長袖(夏用)に薄手のフリースで、こっちは問題なかった。
下半身が寒かったのでダウンジャケットを持ってきていたので、夜中に取り出し、下半身に巻きつけた。
火がついている間は暖かいので気にしなかったけど、消えたら寒いということを肝に銘じよう。
●グリップビレイ
講師Oさんはグリップビレイを多用していた。
が、ロープが長くなるところでは通常の確保器なり、ムンターヒッチでのビレイの方がいいとのこと。
泊まりの沢デビュー、天気に恵まれ気持ちよく遡行できました。
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