夏の黒戸尾根はテント泊で（甲斐駒ヶ岳）

2015年07月27日(月) 〜 2015年07月28日(火)

• GPS: 29:49
• 距離: 21.0km
• 登り: 2,551m
• 下り: 2,536m

コースタイム

1日目

• 山行: 6:05
• 休憩: 1:14
• 合計: 7:19

7:06 尾白川渓谷駐車場
7:09 7:16 竹宇駒ヶ岳神社
9:15 9:24 笹の平分岐
11:03 11:04 刃渡り
11:46 11:59 刀利天狗
12:40 12:43 五合目小屋跡
12:45 13:15 屏風小屋跡
14:08 14:19 七丈小屋
14:25 宿泊地（テント場）

2日目

• 山行: 5:54
• 休憩: 2:48
• 合計: 8:42

4:12 宿泊地（テント場）
4:43 4:57 八合目御来迎場
5:48 6:25 甲斐駒ヶ岳
7:05 7:05 八合目御来迎場
7:30 8:47 テント場（食事＆撤収）
8:51 9:03 七丈小屋
9:36 9:46 屏風小屋跡
9:50 9:55 五合目小屋跡
10:27 10:27 刀利天狗
10:39 10:39 刃渡り
11:26 11:37 笹の平分岐
12:46 12:48 竹宇駒ヶ岳神社
12:54 尾白川渓谷駐車場

天候

晴れ（下は暑いけど上は丁度良い感じ）

アクセス

利用交通機関：

自家用車

竹宇駒ヶ岳神社手前の無料駐車場を利用
尾白渓谷の観光客も停める広い駐車場、売店・トイレあり
今回は日曜日INだったこともあり、奥のスペースは満車で手前の砂利スペースに駐車

コース状況／危険箇所等

●竹宇駒ヶ岳神社〜刃渡り
橋を渡ってすぐ急登が少しありますが、その後は八丁登り以外はその距離の長さに体力・気力を奪われる区間です。ほぼ樹林帯なので日光の直射で参ってしまうことはありませんが、とにかく長い区間です。危険箇所はありません。

●刃渡り〜刀利天狗〜五合目〜七丈小屋
刃渡りは見た目ほどの怖さはありません。クサリやハシゴの連続する核心部は、刀利天狗への急登部分と、五合目から七丈小屋までの急登の2か所です。足元が切れ落ちた垂直ハシゴやクサリの連続する部分は特に下りで気をつかいます。

●七丈小屋〜八合目御來迎場
危険箇所はありません。左右に鳳凰三山・富士山、鋸岳、後ろに八ヶ岳の展望が良いルートです。御來迎場は七丈小屋から1時間弱の展望地で、ご来光を見るのに丁度良い場所です。

●八合目御來迎場〜山頂
クサリがあったり、岩登りがあったりの変化のある面白いコースです。本当の山頂は後半になるまで見えてきません。花崗岩のサレた部分が増えてくると、斜度も緩くなり、やがて山頂部（まず手前に奥社のピーク、そこから5分ほどで山頂）。

その他周辺情報

●白州尾白の森名水公園
車で10分ほどの至近にある広くてキレイな公園施設で、なかに日帰り温泉もあります（まず公園ゲートで200円払って、温泉施設で差額入浴料を払います）。
広大な露天スペースやサウナも併設した温泉施設で、食事処も充実しています。

写真

7/26 7:08

駐車場のすぐ脇にある登山口標識

7/26 7:08

この机で登山届を書いて提出します

7/26 7:26

竹宇駒ヶ岳神社からすぐ、この吊り橋を渡ってスタートです

7/26 7:38

ここは真っ直ぐ登りコースへ（右は尾白渓谷遊歩道へ）

7/26 8:17

日差しを遮る樹林帯はありがたい

7/26 9:18

横手からのルートとの合流点（笹平）

7/26 11:12

刃渡り手前まで登ると展望が拓けます（鳳凰三山）

7/26 11:13

見上げる先は刃渡り

7/26 11:15

刃渡りから振り返ると八ヶ岳の勇姿が

7/26 11:15

しっかりしたクサリがついてるので怖くありません

7/26 11:40

刀利天狗手前のハシゴエリア

7/26 12:44

黒戸山から五合目への下りからの山頂方面（甲斐駒山頂は全然見えないけど）

7/26 12:47

五合目

7/26 13:14

五合目のすぐ脇からいきなりの長いハシゴ

7/26 13:49

急斜面にハシゴが連続

7/26 13:52

垂直なハシゴを上から見下ろす
このハシゴが無かったら絶対登れないわ

7/26 13:52

7/26 14:10

七丈小屋に到着

7/26 15:37

小屋で受け付けて、テント設営後、ビールでマッタリ。テントからは鳳凰三山がバッチリの好展望地

7/26 15:38

鳳凰三山、オベリスクと観音岳のアップ

7/26 18:49

夕日に照らされる鳳凰三山とその背後には富士山

7/26 18:57

オベリスクと観音岳のまたまたアップ

7/26 19:01

暮れゆくお山（意外と寒い）

7/27 4:35

翌朝、八合目御來迎場にてご来光を待つ

7/27 4:35

雲海に浮かぶ八ヶ岳

7/27 4:35

はるか向こうには北アルプス

7/27 4:46

日の出間近

7/27 4:46

鳳凰三山と富士山

7/27 4:47

こちらは標高第2位・北岳

7/27 4:47

あの向こう側が甲斐駒山頂

7/27 4:47

7/27 4:48

ご来光〜

7/27 4:49

7/27 4:50

7/27 4:50

7/27 4:50

北アルプス・槍穂をアップで

7/27 4:51

鋸岳

7/27 4:52

今日も暑くなりそうです

7/27 4:57

日の出で赤く染まる〜

7/27 5:02

足場が凹んでいるクサリ場

7/27 5:11

足を置くポイントが見つけづらいクサリ場

7/27 5:13

7/27 5:18

7/27 5:18

7/27 5:19

昔の修験者はどうやってあの大岩に登って剱を立てたんだろう

7/27 5:38

7/27 5:38

7/27 5:38

7/27 5:46

7/27 5:46

山頂の祠が見えてきました

7/27 5:47

北沢峠からのルートとの合流点　ここで反対側（北岳をはじめとする南アルプスオールスターズ）が一望のもとになります

7/27 5:47

富士山に重なる鳳凰三山

7/27 5:50

快晴早朝の甲斐駒山頂
一番乗りだと思ったら、テン場を早々に撤収してた単独女性がすでにマッタリしてました

7/27 5:52

7/27 5:52

三角点

7/27 5:53

薄い雲海が拡がる甲府盆地方面

7/27 5:53

八ヶ岳

7/27 5:53

入笠山、霧ケ峰・美ヶ原方面　北アルプスもバッチリ見えてる

7/27 5:53

鋸岳、入笠山　その向こうは北アルプスを乗鞍岳まで

7/27 5:54

中央アルプス　その向こうには御嶽山

7/27 5:54

南アの女王、仙丈ヶ岳

7/27 5:54

南アの主脈　北岳・間ノ岳　その向こうには塩見岳・悪沢岳

7/27 6:11

北アルプス、槍穂をアップで

7/27 6:11

乗鞍岳をアップで

7/27 6:11

御嶽山をアップで

7/27 6:12

北アルプス北部、後立山連峰（鹿島槍・五竜岳・唐松岳・白馬三山）をアップで

7/27 6:12

富士山と鳳凰三山

7/27 6:13

黒戸尾根

7/27 6:30

7/27 6:30

山頂から下山するころには山頂は人で一杯に

7/27 6:41

7/27 6:41

7/27 6:41

7/27 6:44

こうやって見下ろしてみてもあの大岩の上の剣2本、立てた人はスゴいですね

7/27 7:30

山頂から戻ってきたら、5張だったテントは自分の含めて2張のみに（マイテントは左のエスパース）

7/27 8:49

テント撤収完了

7/27 9:06

7/27 9:07

7/27 10:36

良いお天気だけど、八ヶ岳の向こう側に雲が湧きはじめてきてる

7/27 12:50

竹宇駒ヶ岳神社に無事帰還を報告して、山行終了

装備

個人装備

長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 防寒着 雨具 ゲイター 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー サブザック 行動食 調理用食材 飲料 ガスカートリッジ コンロ コッヘル 食器 ライター 地図（地形図） 笛 ヘッドランプ 予備電池 GPS ファーストエイドキット 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ テント テントマット シェラフ 折り畳み傘 虫除けスプレー

感想

kaz

北沢峠から登る甲斐駒とは体力度が全く異なる長大な黒戸尾根ルート、これまで初冬に七丈小屋泊で3度登ったことはありましたが、アイゼン＆ピッケル無しの無雪期には登ったことがなかったので、晴れ予報だった2日間（2日目は下り坂予報だったので早め下山で）でテント背負って行ってきました。
いつも七丈のテント場を通過する際に見晴らしの良い場所だし、ぜひテン泊してみたいなと思っていた場所、小屋から少々離れていますが、テントの中から鳳凰三山を正面に見ながら飲めるナイスなロケーションでした（日曜日泊だったので空いてたのも良かった）。

翌早朝の御來迎場からのご来光、山頂からのクリアな大展望、大満足な山行になりました。

山頂からの大展望↓




それにしても日帰りピストンのトレランな人がとても多く、そのドMさにはビックリです。

コメント

YAMA555

青空に山が映えます
kazさんこんばんは、最近もお仕事忙しいでしょうか？
記録がアップされずにしばらく山行っていないのかなーと思いきや、黒戸尾根テント泊でガッツリ登っていて安心しました。青空の山から見る景色は最高ですねー。
甲斐駒も人気の山で人が写さないで道標撮るのが難しいくらいですが、早朝だと静かなんですね。
今年は8月終わりで随分と涼しくて毎年恒例になっているうだるよな残暑がないのかなと少し寂しく思ってました。もう少し暑い中の山登りをやりたいところです。

kaz

Re: 青空に山が映えます
YAMA555さん、いつもコメントありがとうございます。
結局8月は天候と当方の都合の組み合わせがまったくマッチせず、山行ゼロとなってしまい、ガッカリしてるとこです。仕事もちょっとバタバタで、もともと筆が遅いのに輪をかけたアップの遅さで恥ずかしい限りです
YAMA555さんは、予定通りの東北・北海道遠征や、沢登り、来年の残雪笠ヶ岳の下見？まで、精力的に登ってて良いなあ　と羨ましく記録拝見してました。
9月は8月のうっ憤を晴らすべく、ちょっとガッツリ登りたいなあと計画してます。
（また予定が合えば今秋にでもご一緒したいなあ）