広河原から北岳、間ノ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,329m
- 下り
- 2,329m
コースタイム
広河原 6:10
白根御池小屋 8:00
(草スベリルート)
北岳肩の小屋 10:30
11:30 北岳 11:40
(八本歯の頭方面1-2分のところでキタダケソウを鑑賞)
12:45 北岳山荘(小屋泊)
4日(日)
北岳山荘 5:30
6:25 間ノ岳 6:30
7:15 北岳山荘 7:50
8:55 北岳 9:15
9:35 北岳肩の小屋 9:40
(小太郎分岐で約30分晴れ間を待ちながら撮影タイム)
11:25 白根御池小屋 11:45
13:00 広河原
天候 | 3日くもり、夕方より雨と強風 4日くもり時々晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
芦安から広河原までは乗り合いのジャンボタクシーを利用(1,200円)。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
当初、白峰三山を縦走する予定でしたが、農鳥岳から先の急斜面は雪が凍っているとの情報であきらめ、間ノ岳までの折り返しとしました。 また二俣をとおる大樺沢ルートも通行不可でしたので、草スベリルートにしました。 山全体の東側に残雪はありますが、登山道には雪はなくアイゼンなどは不要でした。 |
写真
感想
念願の南アルプス。初めての3000m。
当初は白峰三山を縦走する予定でしたが、農鳥岳から先の急斜面の積雪が固く危険なため、北岳と間ノ岳の2山になりました。
また、雨の予報でしたのでテントは担がず、小屋どまりとしました。
ずいぶん荷物が軽くなりました。
芦安で路線バス(1,100円)を利用し広河原まで行く予定でしたが、乗り合いのジャンボタクシーの運転手さんに誘われ、そのタクシーを利用(1,200円)。
タクシーは荷物をかかえずにゆったり座れ、路線バスより約20分も早く着くので便利です。(バス 60分、タクシー 40分)
6:10広河原からの登山道はいきなり急登が続きます。
11:30北岳山頂到着。ここまで5時間20分、初めての3000m超えです。やはり空気が薄いせいか、登りの一歩はこたえます。
山頂に着けば視界が開けると思いきや、あたり一面雲の中。まったく景色が見えません。
登山の楽しみは、それ自体がマラソンのトレーニングや健康のためでもあり精神的な修行の場でもありますが、やはり山頂から見る富士山や北アルプスなど絶景を拝むのも、大きな達成感となります。
しかし、なんとラッキーなことでしょう。世界でここでしか見れない花、キタダケソウの開花時期ではありませんか。
すれ違う登山客との会話で気付きました。
探索開始!
よく似た花はありますが、すぐには見つかりません。
しばらくしてようやく見つけました!
八本歯の頭へ向かってすぐでした。
2-3cmくらいの白い小さな花で茎はやや紫がかっているのがキタダケソウ。
この花を目的にくる人も結構います。私もにわか高山植物カメラマン。景色が見れないおかげで、いろいろな植物の美しさを発見できました。
偶然にもキタダケソウの開花時期に来れたことに感謝したいと思います。
ところが幸運はこれだけではありません。
なんと特別天然記念物、ライチョウが雪上にいるではありませんか。日本には3000羽ほどしか生息していないといわれ、絶滅の危機にある鳥です。北岳に現れるのは珍しいと、近くにいた家族連れの親父さんが言ってました。
12:45北岳山荘に到着。予定よりかなり早い時間ですが、今日は疲れたのでここで休息。
今日一日、いろんなことがありましが、最後に訪れたのは予想通りの暴風雨。
屋根や窓が突風にたたきつけられる大きな音。夜から翌朝まで続きます。もしテントなら眠れなかったでしょう。
2日目
4:15起床。まだ雨は止みません。自炊室(実は物置小屋)で朝食をとり、出発準備。
5:30小雨になりましたが風は強く、ややためらいながら間ノ岳を目指します。間ノ岳は第4位の標高。ここまで来たら行かないわけにはいきません。
6:25間ノ岳到着。雨は上がりましたが、あいにく視界はゼロ。ここは山梨、長野、静岡、3県の境。各県が山頂の碑を立てています。
じっとしていると寒いのですぐに北岳山荘に折り返します。
再び北岳を経由し下山(13:00)。
途中、一瞬富士山が見えましたが、カメラを構える前にその姿は消えてしまいました。そう簡単にはお見せできませんと言われた気がします。
金山沢温泉で疲れを取り、おいしい山菜そばをいただいて無事に帰りました。
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