剱岳 八ツ峰縦走
富山県
うっきー
aolil0519
- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.0km
- 登り
- 3,392m
- 下り
- 3,388m
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- 山行
- 5:25
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 6:20
- 山行
- 10:40
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 12:00
| 天候 | 1日目:曇り、2日目:晴れ時々ガス 深夜から雨、3日目:雨時々曇り |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）
復� Ъ柴押淵丱后鉾�女平（ケーブル）立山（地鉄）富山 復�◆�富山（あいの風とやま鉄道）金沢（JR）福井（阪急バス）梅田 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
八ツ峰の懸垂下降 �曲� 20m×1 �景� 20m×1 �己� 20m×2 �絞� 20m、10m、15m 各1 �妻� 20m×1 �司� 15m×1 �縞� 10m×2 八頭 15m×1 or クライムダウン その他、途中で数回の懸垂あり |
| 予約できる山小屋 |
剱澤小屋
|
写真
拍手
装備
| 個人装備 |
12本爪アイゼン
ストック
ヘルメット
ハーネス
ダブルロープ
確保器
ヌンチャク
スリング
|
|---|
感想
昨年の夏、天候不順で流れてしまったスペシャル山行
今年こそはと意気込んで臨んだ剱岳
うっきーは5年前に別山尾根から、aoは室堂さえも初だ
せっかく行くのだからと、かなり貪欲な計画を立ててみた
1日目 真砂沢まで
2日目 北方稜線
3日目 八ツ峰を縦走して剣沢へ
4日目 源次郎尾根をやって室堂に下山
なんて欲張りなんだ！
天気が変わりやすい剱で全部やれたら超ラッキー
一つでもやれたらいいんじゃない！くらいで挑もう
真砂沢にベースを張るので夕ごはんは鍋にした
具材で重くなるだろうが初日のアプローチを頑張ればいい
装備は登りでロープは出さないだろうと、ガチャは極限まで減らした
懸垂が出来ればいいのでロープと確保器、バックアップスリング
ヌンチャク2本、捨てスリング2本と捨てビナを2個、とカム1個
もちろんビールも忘れずに！
ザック重量はうっきー26.5kg、ao21.5kg、真砂までもつかなぁ！？
天気予報をチェックし、なんとかなるだろうと直前に山行を決めた
阪急夜行バスで富山入り、地鉄で立山に、ケーブルとバスで室堂へ
あいにくガスに視線を遮られ立山三山は望めなかった
雷鳥平、別山乗越、剱沢を通り、心配していた雪渓に乗り移る
下りの途中で平蔵谷出合と源次郎尾根取付きをチェック
長次郎谷出合にザックをデポして�機Ν曲�ルンゼ取付きの偵察に向かう
実は今日のメインイベントはこの偵察だと捉えていた
最初に現れたルンゼを遠目に見るも「う〜ん、ちょっと違うかなぁ」
念のため雪渓から飛び移り確認のため登ってみる
デカイ岩の直登はムリ、巻き巻きで上段の岩に上がる
「う〜ん、やっぱり違うわぁ！」と雪渓に戻り次のルンゼまで登ってみる
写真で見慣れた岩屋が見えて「うん、ここだ！！」と確信した
これで明朝は暗く見えなくても安心だ
長次郎谷を下り出合で重いザックを再び背負って歩き出す
ほんの数十分で真砂沢ロッジに着くとテントは数張り
テン場の受け付けに行くとどうやらそのほとんどが学生らしい
主人に「騒がしいけど、、、」と言われるが賑やかな方が楽しいだろう
「�機Ν曲�ルンゼ取付きの偵察をしてきた」と伝えると「ほぅ〜！」と感心された
うっきーはただ臆病で慎重なだけですけどね・・・！
新調したテントを設営して、ビールとつまみで乾杯
こんなに早くテントに潜り込むのは久しぶりだし、夕ごはんの鍋も久しぶりだ
明日の天気は良さそうだから北方稜線をやめて、八ツ峰縦走に変更した
いつ天気が崩れ出すか分からない、好天のうちにメインの八ツ峰をやっとくべきだ
19:30に就寝、明日は2:30起床予定
汗をかくくらいに暖かかったせいか、あまりよく寝られなかった
いや、メインを前に緊張していたからだろう！？
スマホのアラームに気付かなかったが2:35に起きれた
それは緊張のせいなのか！？
鍋の残りでラーメンを作って腹いっぱい食べた
ハーネス、ガチャを装着して暗がりの中を出発
長次郎谷出合で剱沢から下ってきた5人パーティーと言葉を交わす
どうやら上半分をやるらしい
「迷ったり間違ったら教えてね」と言ってはみたものの、追いつけるのか！？
ルンゼ取付きまで一気に登ってルンゼを詰める
なるべく右に寄るように登るのだが、ひどいガレ場についつい左に寄ってしまう
とうとう小尾根の左側にまたいでしまった
上部で右に移ればいいや！と簡単に考えてそのまま登ってしまったのが運の尽き
かなりイヤらしいフェイスに行く手を阻まれ右に移れなくなってしまった
小尾根の末端まで下りるか、左をよじ登るか、、
少し悩んだが時間切れ撤退がイヤだったので左の草付を進むことにした
草付きのほぼ垂直な斜面、のっぺりしたフェイス、どちらも落ちればただでは済まない（いや、死ぬ、デッドだ）
間違って�供Ν靴離灰襪暴个討靴泙辰慎�録もあったので多分いけるだろうと腹をくくって登り続けた
やっとの思いでコルに着いて写真で見覚えのある岩が見えた
そこはやはり「�供Ν靴離灰襦�
やっちまったなぁ〜！と思いながら、かなり悔しいので�曲�を登ることに
チムニーなら登れそうだと懸垂のためのロープを担いでフリーで登攀した
�曲�の頂上からはルンゼがはっきりと見えた
次こそは間違わずに詰めようと思ったのは言うまでもない
マイ環付きと残置ビナを使って互いをロワーダウンで下ろし出発
しようとしたのだが、うっきーのカメラが見当たらない
しまった、�曲�の下降支点に置きっぱだ
再度、フリーで登り返しカメラを見つけて一安心
約7分もロスしてしまった、、、
その後、はっきりとした踏み跡をたどって�景�、�己�と進んでいく
�絞�頂上で1本入れて上を見上げると�妻�はかなりデカイ
うっきーはその威圧感にビビってすくんでしまった（おたけび？）
どこをどう登ればいいのか遠目ではまったく分からない
でもまぁコルまで下りれば分かるだろ！と懸垂で下った
やはり近づくにつれルートは見えてきて、登ってみるとガバも足場も安定していた
登りの途中でAフェースやDフェースをやってるクライマーたちが見えた
�妻�を終え、�司�に向かうもルートを間違え巻き道に入ってしまった
�縞�の基部で�司�から懸垂しているパーティーに「戻ってやり直し」と指摘され素直に従った
稜線沿いに行けるのに巻き道を通ってたら、縦走したことにはならないからね
基部まで戻りきっちりと�司�をやって次の�縞�を登る
先ほどのパーティに追いつき、ロープ登攀している横をフリーで追い越す
8人をかわして先頭で八ツ峰の頭に登りつめた！
そうか、ここで八ツ峰の縦走は終わりなのか！？
いきなりルンゼで失敗したが八ツ峰を縦走し終えた満足感は十分だ！
長次郎のコルまでトラバース気味に進みそのまま剱岳頂上に着いた
うっきーは2回目だが、aoにとっては初剱！
しかも八ツ峰から来れるなんて幸せだなぁ！
居合わせたお兄さんに記念写真を撮ってもらい、景色を堪能する
ちょうどガスが晴れて縦走した八ツ峰稜線の全貌を拝むことができた
こうやって見るとすぐに通過できそうなのに、いざ取り付いてみるとなかなか着かないんだよなぁ！
登って下りて、登って下りて、登って下りての繰り返しで
雄大な景色に見とれてしまい剱岳頂上に20分も居てしまった、、、
下りは長次郎谷か平蔵谷か迷ったが戻るよりもそのまま進む選択をした
カニのヨコバイ、頑丈な鉄梯子と進み、平蔵のコルから平蔵谷を下る
ガレガレの岩を崩しながら下り、雪渓に乗り移って谷を一気に下った
真砂沢の主人に報告して天気予報を聞くと「回復傾向にあり明日は曇り」
明日は北方稜線に行くことを決めた
テントに戻ってビールで乾杯し夕ごはんに煮込みラーメンを食べて20時に就寝
日付が変わるころだろうか、テントを叩くイヤな音で目を覚ます
ま〜じかぁ！イヤやなぁ！でも朝には止むやろ！と思っていたが、、、
起床予定時間の3:30になっても降っていた
雨の中さすがに北方稜線はやりたくない
止むまで待とうと寝ていたが、結局7時まで止むことは無かった、、、
仕方がない、今回は諦めよう！
明日の天気は今日より更に悪くなる予報だったので下山を決意
ゆっくりと朝ごはんを食べて片付け開始
雨の中ずぶ濡れのテントを撤収して出発
長次郎谷出合に着く頃には雨も上がり晴れ間が見えたり、、、
「行けば良かったかな！？」と思ったりするとすぐに降り出す始末
やはり諦めが肝心だと雑念を振り払う
剱沢キャンプ場で剱岳を振り返り、縦走した八ツ峰の稜線や行けなかった源次郎尾根を見て感慨にふける
別山乗越、雷鳥平と来た道を戻って無事に室堂まで帰ってきた
メインの八ツ峰はやれたが、2つのルートはやり残した
近いうちにまた来よう！
初めての剱岳！！岩肌が薄く削れるように浸食していて、白っぽい岩と緑のブッシュがきれいだなと思った。八峰では、ルーファイが楽しかった。ukkiが記録に書いているように間違えたり出戻ったりしたがそのすべてがわくわくして楽しかった。あと、真砂沢ロッジのご主人の登山者に対して愛情をもって接している姿勢に感動した。
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Donai さん
aosa3さんの計画を見つけて「あ！」と思い、密かに天気回復を願っておりました！！その矢先に源次郎での事故…ご無事でよかった
八ツ峰全縦走！本当におめでとうございます！！
白ガレの岩肌と青空が、本当に美しい！！
ナイスクライミング
（私は、9月の連休に予定しているのですが、お二人のレコを見て、勇気をもらえました
tanuさんも、事故の無いように、人との出会いを大切に、全力で楽しんでください！これからのいろんなレコ楽しみにしています。
今年のお盆にソロで計画していますが、
�己� 20m×2 とありますが、
途中で一旦懸垂を切れそうなスタンスがあるという事でしょうか？
要は、何mロープで行くか迷っていて、
50m×2本がいいのはわかっているんですが、可能であれば軽量化の為50m×1本で行ければと考えています
ご主観で結構ですのでお教え下さると幸いです
当時の計画書を確認すると「Ｗロープ8.5mm×50m 1本」とあり、
途中のテラスなどは全く覚えていませんが、50m×1本で大丈夫でした。
ありがとうございます！
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