赤岳（真教寺尾根↑県界尾根↓）

2015年09月13日(日) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 12.7km
• 登り: 1,401m
• 下り: 1,386m

コースタイム

日帰り

• 山行: 10:00
• 休憩: 1:30
• 合計: 11:30

6:00 美し森ロッジ駐車場
6:15 羽衣の池
7:00 7:05 リフト降り場
7:15 賽の河原
8:40 8:50 牛首山
9:10 扇山
12:00 12:30 真教寺尾根分岐
13:00 13:10 赤岳山頂
13:15 13:50 赤岳頂上山荘
13:50 県界尾根分岐
15:00 大天狗
15:50 小天狗
17:30 ゴール地点

天候

曇たまに晴まれに雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車

横浜市北部03:00出発→(16号・八王子IC〜須玉IC・141号)→美し森ロッジ登山者用駐車場05:45到着

コース状況／危険箇所等

【真教寺尾根】
最初の鎖場までは、問題ありません。最初の鎖場を過ぎると延々と続く鎖場で、ホールドも良好に見えますが岩自体は脆いです。滑落すると赤岳沢まで一気に落ちますので注意が必要です。傾斜そのものは寝ている方ですが、鎖をしっかり持って登れば問題いありません。

【真教寺尾根〜赤岳山頂】
痩せ尾根と片側が切れ落ちた登山道です。ポイントとなる場所には鎖がありますから、しっかり持って歩けば問題ありません。

【県界尾根】
山頂直下から鎖場と鎖のある微妙な梯子が続きます。鎖・梯子を使わなくても降りられそうな斜度ですが、八ヶ岳共通の脆い岩ですから注意が必要です。他は問題ありません。

鎖場の連続ですが、表妙義や両神山八丁尾根ルートと比較すると難易度は低いです。ただし高度慣れしていればですが…滑落するとただでは済みません。冬季は地獄でしょうね。

その他周辺情報

【日帰り温泉】
清里温泉：天女の湯
山梨県北杜市高根町清里3545-5(0551-48-5551)
休館日：毎週火曜日（祝祭日の場合は翌日）・他メンテナンス日あり
営業時間：【11月〜3月】10:00〜20:00・その他10:00〜21:00
料金：【通常】大人終日750円・小人終日400円夏季・夜間別料金

写真

9/11 23:28

今回のザックの中身です。総重量、水を除いて4kgと軽量です。

9/13 5:59

美しの森ロッジからスタートです。

9/13 6:02

しばらく、こんな道を15分歩きます。

9/13 6:11

遊歩道はここまで。

9/13 6:12

羽衣の池着。

9/13 6:13

こっちから見ると池です。

9/13 6:35

まったく無人の樹林帯を進みます。

9/13 7:00

そろそろ花も終わりかな？

9/13 7:03

リフト降り場まで来ました。標高1,900m。

9/13 7:13

突然道幅が広くなりました。

9/13 7:14

賽の河原です。

9/13 7:14

駐車場みたいな感じ。

9/13 7:16

色々調べたのですが、結局わからず仕舞いの花。

9/13 7:26

ぼつぼつと秋の訪れを感じます。

9/13 7:48

権現岳？三ツ頭？ちらっと見えました。

9/13 8:09

一瞬ガスが切れ、富士見高原が見えました。

9/13 8:14

続いて奥秩父山系が見えました。

9/13 8:15

あれは金峰山ですね、五丈岩が目印です。

9/13 8:41

牛首山通過…またいつもの「帰っちゃおうかな症候群」に襲われます。

9/13 9:11

扇山通過、感慨深い場所です。

9/13 9:13

赤岳が見えました。この後天気は急降下します。

9/13 10:08

大天狗・小天狗が見えました。指先が疼きます。

9/13 11:22

あ〜楽しそう、ミスれば即死だけどね。

9/13 10:17

晴れ間？まずい気流です、寒気が上空に流れ込んできました。

9/13 10:32

八ヶ岳縦走…やってみたいです。

9/13 10:49

高山特有の空の色。これを見たいがための山登り。

9/13 11:16

最初の鎖場です。事前情報では、ここでハイキング終了。

9/13 11:26

期待したほどの鎖場じゃあないのですが…

9/13 11:30

固定がハーケン？

9/13 11:37

鎖場としては並以下ですが、岩がかなり脆い。

9/13 11:55

下からガスが突き上げてきました。

9/13 11:56

しっかし長い鎖場だな。

9/13 12:02

茅野市側から強風と共にガスが巻き上がってます。

9/13 12:03

素敵な痩せ尾根です。

9/13 12:04

まだまだ続く鎖場。

9/13 12:13

ラストの鎖場。

9/13 12:19

真教寺尾根分岐着。主稜線の風速は15mオーバー。

9/13 12:35

Aさんのためのタバコ、Cさんのためのプリン。しばらく二人と語らいました。

9/13 12:37

Cさんへのプリンは腹に納めました。

9/13 12:45

実は、もの凄い風とガスなんです。

9/13 12:45

風の呼吸を見計らって前進・停滞を繰り返します。

9/13 12:53

文三郎分岐通過。

9/13 12:58

最後の梯子を登りました。

9/13 12:59

もうすぐ山頂、あと2分。

9/13 13:00

誰もいません。

9/13 13:01

貸し切りの山頂です。

9/13 13:02

仕方ないから自撮り。

9/13 13:02

三角点タッチ。

9/13 13:03

このガスの中に山小屋があるハズ。

9/13 13:04

強風・ガスと痩せ尾根。嫌な組み合わせです。

9/13 13:06

赤岳頂上山荘着、食事はここで。

9/13 13:08

ハードシェルとダウンベスト持ってきて良かった。

9/13 13:47

気温は10℃弱、強風で体感温度は5℃かな？

9/13 13:25

カレーライス(800円)とコーヒー(400円)。食堂は正座スタイルです。

9/13 13:35

山小屋には珍しく喫煙所完備。

9/13 13:36

売店・受付、奥は寝場所。

9/13 13:52

山小屋裏が県界尾根の下山口です。

9/13 14:00

道の向こうに巨大な猫科が居ます。

9/13 14:01

体長15mのヒョウかな？

9/13 14:10

梯子と鎖の始まり。

9/13 14:24

ここが一番急角度かな？

9/13 14:24

眼下には真教寺尾根と県界尾根。

9/13 14:25

梯子で自撮り、危ない？

9/13 14:26

安心して下さい、自己確保してます。

9/13 15:00

ここまで来れば、あとはハイキング道です。

9/13 15:35

どうやったら、こんな形になるんでしょう？

9/13 15:43

鮮やかなオレンジ色のサルノコシカケ。

9/13 15:48

県界尾根と別れて清里方向に降ります。

9/13 15:48

大天狗と小天狗って天狗尾根とは違うのね。

9/13 16:51

最後の2kmは道路歩き、疲れるんですよね。

撮影機器：

KYY24 KYOCERA

装備

個人装備

雨具(1) 防寒着(1) ストック(1) 120cmスリング(1) 60cmスリング(1) カラビナ(2) 安全環付カラビナ(2) ヘルメット(1) ハーネス(1) 8mm 補助ロープ20m(1) ファーストエイドキット(1) ナイフ(1) 行動食(1) 水2L(1)

備考

今回、防寒具としてハードシェルとダウンベストを持って行ったのが正解でした。

感想

ダン之助

八ヶ岳は私にとって鬼門の山でした。
鬼門の一つであった甲斐駒に登った勢いで、八ヶ岳・赤岳に行き儀式をしてきました。
鎖場の連続という事もあり、肩を痛めているニョーボは今回はお休みで単独行となりました。

評判通り真教寺尾根ルートは人も少なく、真教寺尾根ではすれ違った人も抜かれた人も10人以下でしたから、危ないのは動物たちとの触れ合いだけでした。
真教寺尾根も県界尾根も、危険なのは山頂直下だけです。今回は終日晴天は望めませんでしたので、雨の鎖場でのクライムダウンは避けたいと思い8mmロープとエイト環は持って行きました。
また一昨年の同時期に両神山で低体温症の恐怖を味わいましたから、ハードシェルとダウンベストも迷って末に持って行きましたが、これは正解でした。

鎖場の難易度は低いのですが、思ったよりも岩が脆くて危険と言えば危険。落ちると赤岳沢まで一気に滑落しますから、どうりで死亡事故が多いわけです。しかも登山者が少ないルートですから、滑落＝行方不明ということになります。私の友人AとCも冬季の真教寺尾根分岐直下でのクライムダウンで滑落し、赤岳沢で発見されました。
Aが「山で死ねたら本望。」と言ったので、「そしたら線香持って慰霊登山してやるよ。」と言ったのが30年前で、やっと約束が果たせました。
山頂に近づくにつれガスと風が強くなり、ついつい真教寺尾根分岐での語らいが長引いた上、Cに供えたプリンを食べちゃったのでCが怒っちゃったのかな？と思えるほどの強風になり、山頂まで長い時間が掛かってしまいました。

山小屋での雑談で、最近は「石は落とすけれども、お金は落としていかない」種族には困ったって話が出ました。確かに八ヶ岳の主脈縦走路を走るのは楽しいのでしょうが、その主脈直下には多くの登山ルートが存在していることを認識してもらいたいと思います。
それと命もね。山で死ぬよりも愛する人に看取られる方が幸せですよ。

ダン之助でした。

コメント

ado-yo

赤岳
この夏、甲斐駒と赤岳、無事登頂、おめでとうございます。
おめでとうございます。という言葉でいいのか悩みますが(^_^;)
30年前の約束を果たせて良かったですね。
赤岳は鎖場がすごい長いのですね。危ないし怖そうです。
ご無事に下山され、家で待つ奥様もほっとされたのでしょうね。
お疲れ様でした！

ダン之助

Re: 赤岳
ado-yoさん、おはようございます。

甲斐駒登頂で燃え尽き症候群だったのですが、赤岳登頂で益々加速(汗)です。
ともかく山頂は風と低温で参りました。
鎖場は慣れている方には物足りないと思いますが、別の意味で気が抜けませんでした。
まずアンカーが頼りないのと、手がかり・足がかりが崩れそうなほど岩が脆いのです。

すっかり秋の訪れを待っている感がある八ヶ岳ですが、今年は早くに雪が降りそうな気がします。
秋山の計画立てないとね〜、と思います。
錦秋の時期は意外に空いている、常念にでも行きましょうかね？

ダン之助でした。

graveltrek

夏の赤岳
ダン之助さんこんにちわ。
私なぜか赤岳には冬しか行ってません、理由が有る訳ではありませんが、大みそかは行者小屋のテント場でって、勝手に決めて家族から逃避してます。

こんなにごつごつした岩場の山なんですね、赤岳って・・・!(^^)!
いつか雪の無い季節に行ってみたくなりました。

graveltrek

ダン之助

Re: 夏の赤岳
graveltrekさん、こんばんは。

え？赤岳は冬期だけですか？
ん〜でも、あのポロポロ崩れる岩と緩んだアンカーを考えたら、装備と経験があれば冬期の方がハプニングは少ないかも。

大天狗・小天狗を越えるルート(県界尾根ルートじゃなく)が面白そうで、M心が刺激を受けます(笑)
Mっぷりじゃあ負けてますけど(汗)

ダン之助でした。

k-yamane

念願の。お疲れ様でした。
dan_no_suke さん、こんばんわ。
念願のというか、鬼門の赤岳お疲れ様でした。
このコースを行くにしては、天気も悪いし、
出発時間も随分と遅いような。。。。
次は、天気のいい日に小屋泊まりで行きましょう。
もちろん体調万全の日に(笑)

ダン之助

Re: 念願の。お疲れ様でした。
katayama さん、こんばんは。

あ〜赤岳頂上山荘、泊まってみたいです。部屋も綺麗で、働くお嬢も小綺麗でした(笑)

八ヶ岳縦走を、何回かに分けてやりますか！とりあえず鬼門は全部封印しましたから。

ダン之助でした。