ジャンダルム(上高地〜西穂〜ジャンダルム〜奥穂〜涸沢〜上高地)



- GPS
- 56:00
- 距離
- 24.8km
- 登り
- 2,011m
- 下り
- 2,006m
コースタイム
- 山行
- 3:20
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 3:20
- 山行
- 13:29
- 休憩
- 1:11
- 合計
- 14:40
- 山行
- 4:50
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 5:20
天候 | 1日目 晴れ後霧雨 2日目 晴れ 3日目 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
西穂〜奥穂までは、岩稜で、ほぼ全ての場所で滑落と落石に注意が必要です。 天気が少しでも不安定であれば、西穂〜奥穂間は歩かない方がいいと思います。 西穂〜奥穂に入る方は、ある程度の危険の覚悟を決めて入ってた方が、良いと思いますす。 天気・体力・気力・ルートファイディング等すべてが揃って登るルートだと思いました。 |
予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
地図(地形図)
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
針金
常備薬
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
テント
シェラフ
ヘルメット
|
---|
感想
行くことはまず無いと思っていましたが、8月後半から何故か?ジャンダルムに行きたくなり、行くなら、西穂〜奥穂まで行きたいと強く思い2年前大キレットで知り合った川崎のWさん、新潟のMさんを誘い同行しました。
<1日目>
上高地から西穂山荘までは、比較的軽快に歩けましたが、歩きながら西穂から先は、本当に行っては良いのか?と自問自答しながら歩いていたら、あっけなく山荘まで着きました。
テント場が午前中に一杯になるとのことで、10時には山荘に着きのんびり過ごしました。ただ、まだ不安で、酒を飲んで勢いをつけるしか無く、結構飲んでしまいました。不安から寝たり起きたりの繰り返しでした。
<2日目>
夜12時は完全に目が覚め、天気も良さそうなので、予定どうり4時に出発しました。
暗い中の出発だったので、西穂迄行き、少しでも天気が曇りがちであれば、1人だけでも引き返そうと思っていましたが、良いのか悪いのか晴れてしまった・・・。
当初は単独でも行く予定でしたが、1人だったら進んでいないかも?と思います。
西穂から歩き始めた時、もう行くしかないと初めて腹をくくれました。
Wさん先頭で私は、最後を歩きました。
西穂から先は、滑落と落石の緊張感で、コブ尾根あたりまでどこが山のピークかも分からず、ひたすら歩くだけでした・・・あまり記憶がありません。
途中、歩いている最中に岩がミシミシと音を立てているのには、初めての体験で、驚きと緊張感が倍増しました・・・それだけ岩がもろいと、いうことだったのでしょう。
コブ尾根の頭あたりで、ようやくジャンダルムが目の前にそびえ、やっとここまで来たんだな・・・と少し安堵感が出ましたが、近くに救助ヘリコブターが飛んでおり、改めて気を引き締め、ジャンダルムに登頂しました。
ジャンダルムでは感激より、何ぜか今までの山歩きを思い出し、感慨深い気持ちになりました。
その後、奥穂までも岩場の連続で、ロバの耳、馬ノ背が今回一番緊張感を強いられた気がしました。
奥穂に着いたら、一気に緊張感がなくなりました。
穂高山荘でテントを張る予定でしたが、昨年同様、予想通りテント場が一杯で、涸沢まで途中からヘッデンを付けて下りました。涸沢につくも、真っ暗でテント場も一杯で、良い場所を探す元気もなく、適当なところにテントを張りましたが、石で体が痛く殆ど寝れませんでした。
西穂から奥穂迄は緊張感で以外と疲れは無かったが、奥穂山荘から涸沢までの間が、体力より足裏の痛みと、ヘッデンをつけながらの神経を使う歩きで、今回で一番きつかったです。
<3日目>
天気も良く、朝の涸沢は最高の景色で、上高地までのんびり歩いて下山しました。
ただ、前日の疲れと、全身筋肉痛で、以外と思っていたよりきつかったです。
上高地では、河童橋からバスの行列ができ、乗合タクシーも約1時間半待ちで人の多さでビックリしました。
その後、白馬の宿で1泊しました。
<総括>
絶対にジャンダルムには行くことは無いと思っていましたが、なぜか8月終わりから西穂から縦走したくなり、1人でも行くと思っていましたが、恐らく1人で行っていれば、自身の実力でしたら無理なコースでした・・・恐らく9割の確率で落ちていたと思います。
当初は1人でも何とかなるだろう?と甘い考えでしたが、下山して、改めて自身の山に対する甘さを痛感しました。
ルートファイディング、岩場の歩き方、すべて、他の2人に教えていただき、連れて行っていただいたような山歩きでした。
出発当日まで本当に行って良いのか?悩みましたが・・・。
出発当日、60Lのザックから荷物を真剣に削ぎ落とし40Lのザックに変更して、本当に良かったです。何を持っていくかではなく、何を持っていかなくても良いのか?の究極の削ぎ落としでした。また、それが前日の21kgから真剣になったらテント、水含め11キロになりました。
本気で山で死にたく無いと思えば、ここまで、削ぎおとせるとは、自身でもビックリしました。
ようやく、登山の軽量化が、いかに必要かを知りました。
ただ、天気、仲間、体力、気力全てが合致して登れた山歩きでした…感謝です。
終わってみれば、2年前、大キレットで齢も生活環境も違う3人が、偶然知り合い、一緒に歩き、その後、3年連続で北アルプスを、年1回ですが合流できたことに、山での出合いは良いものだなと、改めて実感しました。
当初は登り終えれば達成感、感激は凄いだろうな?と思っていましたが、不思議と少なく、普通に無事、家に帰れたことにが一番ホッとし、良かったです。
ただ、このヤマレコ記録を書きながら、今回の縦走の達成感がようやく湧いてきました。
もう2度と、このルートは歩くことは無いと思います・・・。
<今回の荷物>
40Lザック
約11KG (水2L・パン・テント装備)※銀マット・コンロ・着替えなし
先週、私も西穂〜奥穂を縦走しました。
当日は生憎のガス&雨で展望が効かず、
また、集中度MAX
今、 mk9138さんの写真を見させて頂き、あそこを縦走したんだな〜と
感慨にふけております。
最後になりますが、縦走おめでとうございます!
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