双六岳〜三俣蓮華岳〜雲ノ平(テン泊・新穂高ピストン)
- GPS
- 104:00
- 距離
- 49.0km
- 登り
- 3,426m
- 下り
- 3,432m
コースタイム
天候 | 19日 ガスってて涼しかった 20日〜23日 雲の多い日もあったが概ね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
(帰り)路線バス(新穂高〜平湯)890円、高速バス(平湯〜新宿)5,860円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所は特になし。 祖父岳から岩苔乗越に向かう道にやや急な短いハシゴあり。 どの道も絶景でハズレがない。 |
その他周辺情報 | 双六小屋は朝7時〜夜7時まで食事(カレー、ラーメン等)メニューがあるので便利 テン場はどこも1,000円 鏡平山荘の外トイレ…洋式 双六小屋の外トイレ…洋式(和式もあり) 三俣山荘のトイレ(外トイレなし)…和式(女性専用あり) 雲ノ平キャンプ場のトイレ…和式(バイオトイレだがキャパオーバーしてる?) |
写真
感想
( ̄∀ ̄)
待ちに待ったシルバーウィーク、天気予報も不安定で寸前まで迷いましたが、毎日あるぺん号も予約できたことだし、新穂高から双六岳に登ることにしました。
しかも直前になって予報は好天続きになったので、とりあえず全日テン泊できる量の食料と着替えをリュックに詰め込んで、あとは自由気ままに成り行き任せの予定。
ヤマプラで自分用にコースタイム×1.2倍で希望の計画を立て、プリントして持参。
これほんと便利です。
9/18 夜 毎日あるぺん号に乗り、いざ出陣!
9/19 6:00頃 新穂高温泉に到着。登山届を出して出発。
空は明るいものの基本ガスガス。涼しいので登るにはむしろ良い。
景色がほとんど見えないので登ることに集中できる。
双六小屋まで一気に登るのは不安だったが、天気のおかげで無事に到達。
しかし、その夜は「二度と小池新道は登りたくない…」と思うほどヘタレました。
双六小屋は朝7時〜夜7時まで食事メニューが頂けるので便利。
外トイレは洋式が5つと和式が1つ(水洗あり!)、水場の蛇口も3つある。
テン場は混雑していたが私が到着した2時にはまだスペースがあった。
しかし大きな石がない。ペグを打てばいいんだけど、石でも押さえたい。
探し回っている私を見かねて、隣りのおじさんが石を分けてくれました(^ー^)
みんな石を使いすぎ…のような気がします(←オマエモナー)。
夜は固形燃料とメスティンで初めての炊飯。猫まんまで美味しく頂きました。
それにしても(; ̄Д ̄)夜の寒さハンパねぇ…。おそるべし9月の山!
9/20 晴れ テントを撤収し三俣山荘へ向けて出発。
今回の最低ノルマ、双六岳に登ります。背後には槍。
これぞ双六岳!という風景の場所、山頂よりけっこう手前なんだね( ̄Д ̄)……。
山頂に着く頃には槍は雲の中でしたが、時折頭を出してくれます。
少し下って丸山を超え、三俣蓮華岳。最高の景色。
ゆっくりしていたいけど、眼下に見える三俣のテン場はすでにいっぱい!
早く下って場所を確保しないと…(>_<)
テン場を通り過ぎて山荘で受付をすませ、場所を探します。
ないです。いっぱいです。あちこちテントで迷路状態。
やっと見つけた場所は斜め。まぁいいや張っちゃえ。
目の前は鷲羽岳、素晴らしいロケーションです。ただし、斜めですが。
夜は凍えるほどに寒く、気を抜くとずり落ちる状態で眠れるわけねーだろ!
9/21 晴れ さて、今日はどうしましょう。
連泊して鷲羽岳に登ろうか?でも、こんな斜めの場所はもう二度とイヤだ。
他のイイ場所に移動するのは面倒だし、連泊の意味がなくなってしまふ。
それに目の前の鷲羽岳の登山道は遮るものがなく急斜面、私にはこわいです。
( ̄∀ ̄)フフフ、それならやっぱり雲ノ平に行っちゃいましょう!
新婚旅行にとっておこうと思ったのですが、永遠に機会がなさそうだからね。
テントを撤収して、黒部源流コースへGO!
重いテントも何のその、黒部源流の美しい流れと辺り一面の紅葉、渡渉も楽しい。
景色を眺めながら急登をこなし、まだかなまだかな〜と思いながらひたすら歩き、
テン場が見えた!と思ったらものすごい大回りをさせられ、
おかげで水晶岳の雄大な眺めや紅葉も満喫でき、スイス庭園を通り過ぎると
お目当ての雲ノ平キャンプ場。
片道25分ほどかかる山荘まで歩いて受付をすませ(; ̄Д ̄)ハァハァ
今回はトイレと水場が近い場所にテントを張ることに決めました。
秘境のはずなのに混雑したテン場はいい場所が残っておらず、
あ!あそこ空いてる!と思ったら、水の通り道らしく、ちょっとぬかるみ気味…。
しかしまぁいいやと、テント設営。沢のそばだからうるさいけど、他人のいびき消しにちょうどよい。ちなみにトイレはSo Beautiful… 棒で突っ込んだ思い出は一生忘れませぬ。
少し寝てから周辺散策。スイス庭園、ギリシャ庭園、アルプス庭園。
もう夕方なのでアラスカ庭園までは行けなかったけど、紅葉を満喫し、
少々雲が多いものの、天国の庭をのんびりお散歩しました。
そして夜。
あまりの寒さに初めてシュラフカバーを使ってみる。ええ!何これあったかい!
(; ̄Д ̄)あったかいじゃん 早く使えよ私。枕にしてたよ今まで。
しかし、何で私のヘッドランプはこんなに暗いんだろ? 変だなぁ。
電池を替えてみた。……明るい。明るいじゃん。何やってたんだ私。
この日はよく眠れました。
9/22 晴れ テントの入口を開けたら、バサバサッと氷が…。
(; ̄Д ̄)あれ? 昨日雪が降ったの? ちゃうよ、霜がおりてンだ。
私のテントだけやけに白い…。シートがバリバリ。前日の結露で濡れてたからか?
おそるべし9月の山!
さて今日は双六小屋まで戻らないと、明日の行程がキツくなる。
しかし昨日はアルプス庭園(祖母岳)に行ってしまったから、今日はなんとしても祖父岳に登らなければならぬ。昨日通ったルートよりほんのちょっと遠回りだけど、なんとかなるだろ!何しろ、この日は今までで一番の、雲一つない青空でしたから。
30分ほど登ると祖父岳のケルン群。360度、素晴らしい眺めです!
今回の山行で一番の展望でした。
ここから岩苔乗越〜黒部源流碑までまた大展望の紅葉散歩。
そして三俣山荘に戻り、さっさと双六小屋へ向かわなければならないのですが、
お腹が空いたので食堂でランチ。ラーメンは売り切れ、カレーとうどんのどっちにしようか迷いましたが、うどんを選択。あまり美味しくなかったけど、正解でした。
そして巻き道ルートで双六小屋へ。
巻き道と言いながら大展望の散歩道。ほんと、ハズレのルートはありませぬ。
後半は「まだ終わらないの?」とキレそうになりましたが、巻き道分岐に到着。
テン場を見下ろすと、まだ余裕がある。良かった、良かった。
今日は双六池の前のスペースを確保できました。
さてお米は食べてしまったし、棒ラーメンやスパゲティはもう飽きた。
なので、夕食は双六小屋でカレーライスを食べました。ほんと助かりました、ラーメンその他は売り切れだったから、さっき三俣でカレー食べちゃってなくて良かったです。少し時間をおいてからさらにおでんも食べて、テントに帰って寝ました。
9/23 晴れ さよならあなた 私は帰ります♪
予約している2時半の高速バスに間に合わすには、朝6時に出発する必要があったのですが、いつものことながらノロノロしていて一時間遅れで出発。
登る時はガスで見えなかった景色が今日はくっきり!
小池新道は登るの辛かったけど、下る分にはストックがあれば楽チン。
岩ゴロゴロ地帯だからです。
紅葉を愛でながら槍を飽きるほど眺め、順調に距離を稼ぎます。
鏡平ではやはり食べてしまった、ラーメンとかき氷。うまかった。
そしてまた黙々と下り続け、小池新道が終了し、林道へ。
わさび平小屋ではそうめんが食べたかったけど、時間がないからコーヒーフロート。
すっごい美味しかったです。ファンタグレープも買ったけど、よく考えたらここで買わなくても良かったなぁ…300円も出して…。
そして、ノンストップ急ぎ足でひたすら林道を進む。
疲れたなんて思っちゃいけない。バスに間に合わせるのだ。
人がいても抜かすのだ。この山行で一番の正念場だった。
そして到着した新穂高ロープウェイのバス停で、ちょうどバスがやって来た。
一台は臨時バスで、平湯温泉へ直行。グッドタイミング。
やっぱり急いだ甲斐があった、間に合った間に合った。信じる者は救われる。
平湯温泉に着いたら予約していた新宿ゆき高速バスのチケットを窓口で購入。
間もなく高速バスも到着し、飛騨牛まんを買って乗車。
サービスエリアでは前回食べそびれた桜ステーキ串を食べ、今度はさがり豚?串にすれば良かったと思いながら渋滞に耐えて帰りました。
家に帰ったらさらに鶏肉を焼いて食べました。
(山行中、肉らしきものはカルパスしか食べてなかったので肉に飢えていた)
( ̄∀ ̄)
大成功を納めた今回のテン泊山行。なんかちょっと痩せた気がします。
imonee様
いきなりですが、今回のレコ、一目見て驚いてしまいました!
な・な・なんと、(私の記憶では…)今まで一度も掲載がなかった「地図・標高」(&詳細なコースタイム」)がしっかり”表示”されているではありませんか!!!
きっと今までは”私のコースは秘密なのよ!”というimonee様の”主義”と申しましょうか”信念”というのかわかりませんでしたが、豊富な写真やコメントに比べて、行程図やタイムは”謎”なのでした。(実際はその豊富な写真やコメントでバレバレ状態でしたけど…)
一体、今回imonee様の身に何が起きたのでしょう???「感想/記録」欄を何度も読み返しましたが、”謎”は解明できませんでした…。
追伸:松本駅発高尾駅(or甲府・大月駅)行き普通電車、この頃imonee様の利用がめっきり無くなったみたいで、寂しがっていますよ!
(; ̄∀ ̄)>))
あ、すいません、地図・標高はヤマプラの機能をお借りしました…。
ですが5万円のGPS時計を買ってしまったので、これからは自力でログを…!
(今回は4泊のため充電切れを懸念して、ただの時計としてしか使えませんでしたが)
今回の山行は自分にとって色々記念なので、ルートは明確にしておきたかったのです。
( ̄∀ ̄)
普通電車の旅ですか?
だって〜、時間かかるンだも〜ん
凄いですね〜、雲の平とは…私もいつかはなんて思ってますが、そう簡単に行ける所ではないし、私にはそんな勇気も行動力も無いです>_<
ヘタレ登山者とかどうしようもないめんどくさがりとか言ってますが、そんな人が四泊五日のスケジュールを立てて実行する訳無いです。
実は、能ある鷹は爪を隠すなーんて人なんじゃ?とか勝手に思いながら、毎回楽しく読ませて頂いてます。
これからも、じゃんじゃんめんどくさいと言いながら、楽しいレコお願いします。
で、EPSON買いましたか!
その内レビューを期待してます。
特に高度計の精度はどうか?是非お願いします。
(^^)naotom3さんこんにちは。
今回の山行が成功したのはハッキリ計画せず「その時の気分に任せよう」としたからでしょうね。いつも「別にイヤだったらやめてもいいんだよ…」と天使のような(悪魔のような?)気持ちで自分と相談してますからね。あと、一日の予定を4〜6時間程度に組むこと。(自分は遅いので7〜8時間となりますが…)
初日は双六小屋までなのでちょっとキツかったですが、幸いガスってて涼しかったのでラッキーでした。あとは、登ってしまえば下りなきゃ帰れないですから後悔しても後の祭りです
( ̄∀ ̄)時計買っちゃいました
しかし私は手に入れただけで満足してしまうタイプなので…ヤバいです。
こんにちは。
昔のレコにコメントして返信いただけるでしょうか・・・?
平日ですが、鷲羽、水晶に行くのに、ほぼ同じコースを行こうかと思っておりました。
新穂高から 双六小屋までが長いので心配です。
15KGの荷物持ってたどり着くかなと。
体力&時間的に・・ 。
新穂高温泉が、朝8時スタートとかになりそうなので。
やっぱり長くてきついコースでしたか?
(^^)iga_1966さんこんにちは。
新穂高〜双六小屋は登山道の渋滞行列が辛かったです…
平日に行くなら大丈夫かもしれませんが、夏休みだからどうだろ…
道は特に険しくもなければ迷う所もないので歩いてれば着く感じですが
12kmぐらいかな?けっこう長いですよね。
ハイ、辛かったです
でもギリ耐えられるレベルですよ(たぶん)
ただ気になるのは、私が登った時は9月で天気もイマイチで涼しかったのです。
(私はそれでも9時間かかってます←遅っ)
今年の暑さはちょっと不安ですね
私は次に行く時はわさび平小屋でとりあえず一泊しようかと…
ありがとうございます。昔のレコでもしっかり返信いただけました。
私が行きたいと思う山はたいがい先行されているからです。
imoさんに聞くとレベルに合ったツボを得たお答えがくるのでいつも助かっております。
私もギリ耐えられるくらいかな??と想像していましたのでやっぱりそうか〜という感じです。
わさび平小屋でとりあえず一泊、確かにそうですよね。
やっぱり 修行登山はイヤなので またの機会にしようと思います。
(;^o^)
あ、やめちゃうンですか
でももっと涼しい季節の方がいいかもですね。
私も実は盆休みは双六行くかもです。
まだ迷ってますが
予定通り歩ければ、
最後にわさび平でのんびりするつもりです。
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