記録ID: 735100
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ハイキング
剱・立山
【薬師岳をぐるり/黒部川源流部探訪】高天原温泉、雲ノ平
2015年09月28日(月) 〜
2015年09月30日(水)



- GPS
- 56:00
- 距離
- 40.3km
- 登り
- 3,051m
- 下り
- 3,039m
コースタイム
1日目
- 山行
- 7:23
- 休憩
- 0:27
- 合計
- 7:50
2日目
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 8:50
6:10
60分
宿泊地
15:00
宿泊地
3日目
- 山行
- 9:50
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:10
5:00
250分
宿泊地
16:10
ゴール地点
天候 | 3日間通して晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
有峰林道を利用(6時〜20時通行可/通行料1,900円(普通車1台)) ※路肩や法面の工事のため片側通行の箇所多し。それなりに時間がかかるため、余裕を持った行動をお勧めします |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆折立登山口〜太郎平小屋◆ 通称アラレちゃんを経て三角点(1870.6m)までは樹林帯の急登です。進むにつれて、木々の間から南側に北ノ俣岳、北側に大日岳、剱岳が見えてきます。三角点を過ぎれば、樹林帯に入る個所もありますが、概ね見通しのきく気持ちの良い道となります。五光岩を過ぎ、池塘や亀甲状土様の草原が見えてきたら太郎平小屋はすぐです。 ◆太郎平小屋〜薬師沢小屋◆ 一旦北ノ俣岳方面に進みますが、すぐに薬師沢に向けて急下降します。木製の橋で数か所渡渉し、二俣出合を過ぎ、カベッケヶ原と呼ばれる笹原を過ぎれば薬師沢出合にある薬師沢小屋に到着します。薬師沢小屋の本年の営業は、10月11日(日)の宿泊までです。 ◆薬師沢小屋〜雲ノ平小屋◆ 吊り橋を渡って黒部川本流(奥ノ廊下)に一旦降りて下流方面に進むとすぐに、高天原方面への大東新道との分岐があります。右に進むと樹林帯の急登となります。雲ノ平までは忍の一字ですが、登り切って目の前が開けた時の喜びは大きいです。五葉松やシラビソ、岩が点在する草原の中を、太郎平から北ノ俣岳、赤木岳、黒部五郎へと続くたおやかな稜線、笠ヶ岳、三俣蓮華岳、そして水晶岳、立山、薬師岳と名だたる名山に囲まれながら歩くのはまさに山歩きの醍醐味といえるでしょう。 ◆雲ノ平小屋〜高天原山荘◆ 雲の平から2576ピーク、コロナ観測所のある小ピークを越えれば、黒部川本流(奥ノ廊下)に向かって急下降します。途中高度感たっぷりのハシゴが数か所あります。 大東新道との分岐のある高天原峠で右に進路を採り、岩苔小谷を渡ると山荘のある高天原に到着します。高天原温泉は山荘から30分弱下った温泉沢にあります。龍晶池や夢の平は温泉からさらに20分ほど黒部川本流(奥ノ廊下)方面に進んだところです。高天原山荘は、9月30日(水)の宿泊をもって本年の営業を終了しています。 ◆高天原山荘〜薬師沢小屋◆ 往路を一旦戻り、高天原峠で大東新道に入ります。戦前モリブデン鉱の採掘・運搬のために拓かれた道です。こういういわゆる「人間臭い」道、とても興味を惹かれます。E、D、Cと支沢の渡渉と高巻きを繰り返して、B沢出合で黒部川本流(奥ノ廊下)の河原に出ます。沢に下るところで道が崩壊気味のところがありますので、スリップに注意が必要です。A沢の渡渉を経て、ペンキマークを見ながら1時間ほど河原を進むと、薬師沢小屋に到着します。 ◆薬師沢小屋〜折立登山口◆ 往路に同じ。 |
その他周辺情報 | 太郎平小屋から薬師沢小屋、高天原山荘から薬師岳小屋を経て太郎平小屋までは随所に沢があるため、飲料水調達に困ることはほぼないでしょう。 |
写真
感想
◆秋色に染まる富山の奥山で紅葉と清流と温泉を満喫◆
多忙をきわめた夏が過ぎ、いつしか季節は秋へ。
久しぶりの山行の目的地として母と訪れたのは、かねてからの念願の地、高天原温泉です。
入浴時間はわずか15分程度。そのために費やしたのは2泊3日という、実に贅沢な山行でした。
「山頂」らしきものを踏むこともなかったため、厳密には登山とはいえないかもしれません。
しかし、振り返れば、薬師岳の山容が、そして黒部川の渓谷美が常に側にありました。刻一刻とその姿を変えながら、どこまでも雄大に、またあるときは峻厳さをもって表情豊かに私たちに自然の何たるかを雄弁に語りかけてきました。
かねてからの念願は、より一層強い憧れを呼び起こすことになる、そんな山旅となりました。
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利用交通機関:
車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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