白峰三山縦走


- GPS
- 46:18
- 距離
- 28.1km
- 登り
- 2,822m
- 下り
- 3,494m
コースタイム
- 山行
- 4:45
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 6:12
- 山行
- 6:06
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:45
- 山行
- 2:06
- 休憩
- 0:01
- 合計
- 2:07
思い立ったのが1週間ほど前で、当然ながらその段階では北岳山荘も肩の小屋も満室。大門沢小屋に泊まって農鳥岳のみのピストンを考えていましたが、キャンセルが出ないかチェックしていた所、3日前の深夜に北岳山荘に空きが!キャンセル料が発生する直前にキャンセルする人がいたようです。大門沢小屋は翌日に変更して、運良く2泊3日の行程が取れました。
10/3あたりに、奈良田~広河原のバスが崖崩れによる運行休止したようだったので心配していましたが、開通しており、無事に広河原に到着。10時ちょっと前の到着で、初日は北岳を越えて北岳山荘まで行かないといけないため、急ぎ足の登山です。秋が始まり、ずいぶんと寒くなってきたため、防寒対策をしっかりして登り始めました。白根御池小屋を越えて草滑りを登り、肩の小屋までは何度も登った道。コースタイムが長くないだけに計画段階では軽くみてしまうのですが、実際は急登続き。。高山帯で呼吸が苦しい事もあり、こんなにきつかったっけ?と思いながら淡々と登って行きました。
これまでであれば、肩の小屋まで到着すればその日は終了でしたが、今回は北岳山荘までなので、まだまだ先は長い。。一足早い宴会タイムの方々を横目に、重くなってきた足を一歩ずつ持ち上げて、黙々と北岳に向けて登って行きました。
北岳に登りきる頃にはだいぶ稜線にガスがかかっており、展望無し。日本アルプスらしい稜線の眺めは翌日に持ち越しでした。後は北岳山荘まで下るのみですが、思ったより距離があり、足場が不安定で比較的危険性の高い道が続くため、集中力を切らさないように歩きました。
北岳山荘は以前テント泊をした事がありますが、小屋泊は初めて。小屋は綺麗で、高い仕切りで区切られたスペースは単独行でも落ち着けました。夜以降は雲が晴れて、夜中は満天の星空!朝には明るくなっていくグラデーションの掛かった空を背景に、富士山の雄姿を眺めることが出来ました。
明けて、雲一つない快晴だった分、放射冷却で3000m級の稜線は極寒。。予報によると気温はマイナスだったようです。ジャケット、帽子、手袋、カイロなど、防寒装備をして出発しました。出始めから、足が重く、呼吸が苦しい。。2日目は時間にかなり余裕があったため、急がず焦らず、休み休み歩いて行きました。調子はイマイチだったものの、3000m級の稜線の景色は素晴らしく、じっくりと堪能して歩けました。
中白根山を越えて、間ノ岳へ。ここまでは過去に歩いた事がありますが、ここから先は未踏の地。農鳥岳を眺めると、否が応でも手前の深い鞍部ときつそうな登り返しが目につきます。有名だった農鳥おやじさんは引退されてしまったため、叱咤されることはありませんが、その分自己責任で頑張らないといけません。急登は無心で淡々と登り切りました。行程全体の地図を見ると、西農鳥岳を越えれば農鳥岳まですぐ近くに感じますが、歩いてみると結構な距離感。最後の登りと、変に意識してしまったせいで、かえって長く感じました。疲れましたが、無事に農鳥岳踏破。北岳山荘から4時間ちょっとなので、時間的には長くないのですが、体感としては非常に長丁場に感じました。
農鳥岳山頂でまったりとしたい所でしたが、寒かったので、体を冷やしてしまわないように下山開始。大門沢小屋までの道は、足場の悪い急勾配がずっと続き、うんざりするようなルートでしたが、下りの筋肉はまだ健在だったため、調子よく下っていけました。
13時頃には、大門沢小屋に到着。時間的にはこのまま下山出来なくは無さそうでしたが、もう疲労困憊。この後にコースタイム4時間の下りがあると思うとぞっとしたので、小屋に泊まる計画にしておいて正解でした。大門沢小屋はメジャーな小屋のような立派さは無いですが、沢の音は聞こえるし、予想外に富士山も見えるため、のんびりとした時間を過ごすには良い小屋でした。トイレはちょっとあれですが。。。
最終日は下山のみ。そんなに早くに出発する必要は無かったのですが、5時の朝食を食べてまったりしても、6時には暇になってしまったので出発。沢沿いに下って行く道で、なかなか怖い木の橋があったりしますが、雰囲気の良い静かなルート。気持ちよく下ることが出来ました。あまりにも良いペースで歩けたため、8時には車まで下山。奈良田温泉に入るつもりでしたが、9時の開館まで待つのも面倒だったので、服だけ着替えて、南部町まで移動してから3日ぶりのお風呂を堪能しました。
日本二百名山: 64/100
山梨百名山 : 54/100
新日本百名山 : 68/100
静岡の百山 : 38/100
甲信越百名山 : 93/100
中央線から見える山 : 72/133
日本の山岳標高1003山 : 358/1059
甲州百山 : 49/100
日本の山1000: 369/1000
わが愛する山々 : 18/25
白籏史朗の百一名山 : 80/101
歩いてみたい日本の名山 : 72/100
2000メートル以上の642山 : 267/642
日本百高山 : 79/100
日本3000m峰 : 20/21
日本2500m峰 : 110/151
富士の見える山223 : 112/223
天候 | 快晴 時々 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2024年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
写真
感想
10/12~14、白峰三山を広河原から奈良田へ縦走してきました。北岳、間ノ岳は既に登っていますが、農鳥岳は過去の計画が何度も噛み合わず未踏だったため、念願の縦走です。
思い立ったのが1週間ほど前で、当然ながらその段階では北岳山荘も肩の小屋も満室。大門沢小屋に泊まって農鳥岳のみのピストンを考えていましたが、キャンセルが出ないかチェックしていた所、3日前の深夜に北岳山荘に空きが!キャンセル料が発生する直前にキャンセルする人がいたようです。大門沢小屋は翌日に変更して、運良く2泊3日の行程が取れました。
10/3あたりに、奈良田~広河原のバスが崖崩れによる運行休止したようだったので心配していましたが、開通しており、無事に広河原に到着。10時ちょっと前の到着で、初日は北岳を越えて北岳山荘まで行かないといけないため、急ぎ足の登山です。秋が始まり、ずいぶんと寒くなってきたため、防寒対策をしっかりして登り始めました。白根御池小屋を越えて草滑りを登り、肩の小屋までは何度も登った道。コースタイムが長くないだけに計画段階では軽くみてしまうのですが、実際は急登続き。。高山帯で呼吸が苦しい事もあり、こんなにきつかったっけ?と思いながら淡々と登って行きました。
これまでであれば、肩の小屋まで到着すればその日は終了でしたが、今回は北岳山荘までなので、まだまだ先は長い。。一足早い宴会タイムの方々を横目に、重くなってきた足を一歩ずつ持ち上げて、黙々と北岳に向けて登って行きました。
北岳に登りきる頃にはだいぶ稜線にガスがかかっており、展望無し。日本アルプスらしい稜線の眺めは翌日に持ち越しでした。後は北岳山荘まで下るのみですが、思ったより距離があり、足場が不安定で比較的危険性の高い道が続くため、集中力を切らさないように歩きました。
北岳山荘は以前テント泊をした事がありますが、小屋泊は初めて。小屋は綺麗で、高い仕切りで区切られたスペースは単独行でも落ち着けました。夜以降は雲が晴れて、夜中は満天の星空!朝には明るくなっていくグラデーションの掛かった空を背景に、富士山の雄姿を眺めることが出来ました。
明けて、雲一つない快晴だった分、放射冷却で3000m級の稜線は極寒。。予報によると気温はマイナスだったようです。ジャケット、帽子、手袋、カイロなど、防寒装備をして出発しました。出始めから、足が重く、呼吸が苦しい。。2日目は時間にかなり余裕があったため、急がず焦らず、休み休み歩いて行きました。調子はイマイチだったものの、3000m級の稜線の景色は素晴らしく、じっくりと堪能して歩けました。
中白根山を越えて、間ノ岳へ。ここまでは過去に歩いた事がありますが、ここから先は未踏の地。農鳥岳を眺めると、否が応でも手前の深い鞍部ときつそうな登り返しが目につきます。有名だった農鳥おやじさんは引退されてしまったため、叱咤されることはありませんが、その分自己責任で頑張らないといけません。急登は無心で淡々と登り切りました。行程全体の地図を見ると、西農鳥岳を越えれば農鳥岳まですぐ近くに感じますが、歩いてみると結構な距離感。最後の登りと、変に意識してしまったせいで、かえって長く感じました。疲れましたが、無事に農鳥岳踏破。北岳山荘から4時間ちょっとなので、時間的には長くないのですが、体感としては非常に長丁場に感じました。
農鳥岳山頂でまったりとしたい所でしたが、寒かったので、体を冷やしてしまわないように下山開始。大門沢小屋までの道は、足場の悪い急勾配がずっと続き、うんざりするようなルートでしたが、下りの筋肉はまだ健在だったため、調子よく下っていけました。
13時頃には、大門沢小屋に到着。時間的にはこのまま下山出来なくは無さそうでしたが、もう疲労困憊。この後にコースタイム4時間の下りがあると思うとぞっとしたので、小屋に泊まる計画にしておいて正解でした。大門沢小屋はメジャーな小屋のような立派さは無いですが、沢の音は聞こえるし、予想外に富士山も見えるため、のんびりとした時間を過ごすには良い小屋でした。トイレはちょっとあれですが。。。
最終日は下山のみ。そんなに早くに出発する必要は無かったのですが、5時の朝食を食べてまったりしても、6時には暇になってしまったので出発。沢沿いに下って行く道で、なかなか怖い木の橋があったりしますが、雰囲気の良い静かなルート。気持ちよく下ることが出来ました。あまりにも良いペースで歩けたため、8時には車まで下山。奈良田温泉に入るつもりでしたが、9時の開館まで待つのも面倒だったので、服だけ着替えて、南部町まで移動してから3日ぶりのお風呂を堪能しました。
日本二百名山: 64/100
山梨百名山 : 54/100
新日本百名山 : 68/100
静岡の百山 : 38/100
甲信越百名山 : 93/100
中央線から見える山 : 72/133
日本の山岳標高1003山 : 358/1059
甲州百山 : 49/100
日本の山1000: 369/1000
わが愛する山々 : 18/25
白籏史朗の百一名山 : 80/101
歩いてみたい日本の名山 : 72/100
2000メートル以上の642山 : 267/642
日本百高山 : 79/100
日本3000m峰 : 20/21
日本2500m峰 : 110/151
富士の見える山223 : 112/223
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