北岳
- GPS
- 33:07
- 距離
- 13.9km
- 登り
- 1,973m
- 下り
- 1,972m
コースタイム
- 山行
- 2:54
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 3:23
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 2:39
- 合計
- 9:47
天候 | 10/11: 雨後曇 10/12: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
その他周辺情報 | 芦安駐車場にお風呂あります(白峰会館 700円) |
写真
感想
後輩夫妻がテント泊をやってみたいということで、紅葉の季節だし立山室堂〜五色が原〜黒部ダムを当初予定していたが、北アルプスの天気が11,12とも良くないということで、南アルプスが11日が雨後晴れ, 12日が晴れ予報だったので、予定を変更して南アルプスの北岳に。
10/11: 1日目
早朝に芦安に着き、乗り合いタクシーで広河原へ。着いたとたんに雨脚が強くなり、少し天候に不安があるものの、昼には晴れると信じて登山開始。
希望としては二俣に着くころには雨が弱まるか止んで晴れの兆しが見えればなぁ、と思っていたのだが、二俣についても一向に晴れる気配がない・・・。しかも下山してくる方に上の状況を聞くと、雪があり風も非常に強くかなり厳しい状況とのこと。雨の登りで少し濡れてしまい、寒さも感じるのでここはいったん二俣から30分ほどの白根御池小屋で様子を見ることに。12時近くには雨は上がったものの、山頂付近は依然として雲の中だったので、1日目は白根御池にてテント泊に変更。翌日、肩の小屋まで登られた方の話を聞くとやはりかなり厳しい天候だったようで、結果的に白根御池に宿泊を変更した判断が正しかったようだ。
宿泊を決めてしまえば昼過ぎにテントを張れる状況なので時間はたっぷりあり、まずはパスタで遅い昼食。そして寝不足だったのでお昼寝タイム。そして起きたらまたご飯。今回は後輩夫妻に準備してもらったすき焼きです♪ 最近3,4人で山に登ることが多くなってきたので新調した鍋がすき焼きにはジャストサイズ。山で食べるすき焼きと〆のうどんは最高でした。
10/12:2日目
初日の天気とはうってかわって、未明から既に星空満開で朝は快晴。前日の雪情報を得ていたので山頂の景色には期待が持てます。
草すべりを登っていくと途中朝日が昇り枯草と紅葉の終わった木々が金色に輝き、そしてほどなく白く雪化粧をした北岳が顔を出し、単調な登りと思いきやなかなか楽しませてくれます。そして、右またコースト合流してほどなく尾根の稜線に出ます。ここからは視界が一気に開けて、甲斐駒・仙丈、鳳凰三山、八ヶ岳、そして富士山が楽しめます。そして北岳に行く手には雪が積もっているのが見え、稜線歩きになり風も強くなるので防寒対策をとります。
登山道の雪も徐々に増えてきて、ところどころ凍結箇所も出てきたので、肩の小屋に着く前にせっかく持ってきていたので軽アイゼンを装着。10年ほど前に10月初旬に立山で雪にあって以来、10月にはいったら2000mを超える山には軽アイゼンを持ち歩くことにしていたのが良かった。肩の小屋から山頂、山頂から八本場のコルまではアイゼンがなければ結構大変だったと思います。特に下りはかなり気をつけなければならず、大幅に時間を要することになってしまっただろう。。
山頂は思った通りの絶景!360度見晴しは良く、さらにこの時期に雪景色というのが最高でした。前日雨でつらい思いをしたご褒美をもらった感じです。
下りも雪景色と間ノ岳の眺めを楽しみながら八本場のコルまで下り、そこからは有名な木の梯子の連続。アイゼンをつけたままの木の梯子は結構くだりづらい。。。とはいえところどころ凍結箇所は残っており、なかなかアイゼンを外すことができず・・
梯子が終わると後は長い下りを二俣まで下り、白根御池に残してきたテントを回収して広河原まで下ります。広河原に着いた頃にはあれだけ晴れていた山頂付近にも既に雲がかかっていました。
今回は初日に雨に降られて残念な感じでしたが、予定を変更して白根御池でテン泊した結果、昼飯・晩飯も予定通り作っておいしく楽しめたし、後輩夫妻の初めてのテント泊も無事堪能できた模様。さらに翌日はきれいな星空から始まり、山頂からの絶景と、雪をかぶった北岳をアイゼン歩きで楽しむというご褒美つき。結果的に変化のあるかなり面白い山行になりました。やっぱり一泊二日以上の場合は、雨が降っても1日晴れがあるなら行かないとね♪
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