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Yamareco

記録ID: 743484
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

晩秋の立山三山を巡る

2015年10月09日(金) 〜 2015年10月10日(土)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
14.9km
登り
1,723m
下り
1,743m

コースタイム

1日目
山行
3:15
休憩
0:45
合計
4:00
12:45
40
13:25
13:30
75
14:45
15:00
45
15:45
16:10
35
2日目
山行
8:23
休憩
1:27
合計
9:50
6:20
85
7:45
15
8:00
8:15
25
富山大学研究所
8:40
9:00
50
9:50
10:15
45
11:00
11:02
3
大汝山
11:05
10
11:15
95
12:50
13:00
35
13:35
13:50
140
16:10
室堂ターミナル
天候 初日:晴れ
2日目:晴れのち曇り
どちらの日も風強し
過去天気図(気象庁) 2015年10月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
〈利用交通機関〉
大宮↔︎富山 北陸新幹線、富山↔︎立山 富山地方鉄道、立山↔︎美女平 立山ケーブルカー、美女平↔︎室堂 立山高原バス
コース状況/
危険箇所等
浄土山(富山大学研究所)にて雄山(一の越山荘)方面を示す標識が無く(矢印はあり)誤って五色ヶ原方面に少しだけ向ってしまいました(すぐに誤りに気づいて引き返せましたが…)
その他周辺情報 宿泊先:立山室堂山荘(個室 一泊二食付 10,800円)
予約できる山小屋
立山室堂山荘
雷鳥沢ヒュッテ
大宮から富山まで新幹線で2時間以内...北陸も近くなりました。
大宮から富山まで新幹線で2時間以内...北陸も近くなりました。
人生初の富山県入り。そのせいか?妙に緊張していたような...
人生初の富山県入り。そのせいか?妙に緊張していたような...
富山地方鉄道の特急列車で立山に向かいます。
富山地方鉄道の特急列車で立山に向かいます。
立山からケーブルカーとバスを乗り継ぎ、室堂に向かいます。
立山からケーブルカーとバスを乗り継ぎ、室堂に向かいます。
天狗平周辺の車窓風景。草紅葉と剱岳が綺麗です。
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天狗平周辺の車窓風景。草紅葉と剱岳が綺麗です。
室堂に到着。「立山の石」の周りは学生さんでいっぱいでした。
室堂に到着。「立山の石」の周りは学生さんでいっぱいでした。
まずは宿泊先の室堂山荘に向かいます。
まずは宿泊先の室堂山荘に向かいます。
山荘に向かう途中の風景。後方の立山連山が綺麗です…
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山荘に向かう途中の風景。後方の立山連山が綺麗です…
室堂山荘に到着。チェックインを済ませたあとちょっと外出。
室堂山荘に到着。チェックインを済ませたあとちょっと外出。
木の小屋は日本最古の山小屋。現在は立山の資料館になっています
木の小屋は日本最古の山小屋。現在は立山の資料館になっています
時間があるので雄山の頂上まで行ってみます
時間があるので雄山の頂上まで行ってみます
室堂山荘方向を振り返ります。草紅葉と背後の大日三山が綺麗です
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室堂山荘方向を振り返ります。草紅葉と背後の大日三山が綺麗です
山の斜面には雪渓も残っています。
山の斜面には雪渓も残っています。
右上が中継地点の一の越山荘。左上が雄山の頂上です。
右上が中継地点の一の越山荘。左上が雄山の頂上です。
雄山への急登に備え、一の越山荘にて一息つきます。
雄山への急登に備え、一の越山荘にて一息つきます。
ここからガレ・ザレ場の急登が始まります。
ここからガレ・ザレ場の急登が始まります。
だいぶ登りましたが、頂上はまだまだ先です。
だいぶ登りましたが、頂上はまだまだ先です。
雄山の山頂(3003m)に到着。山岳信仰の雰囲気が伝わってきます
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雄山の山頂(3003m)に到着。山岳信仰の雰囲気が伝わってきます
社の後方から剱岳の雄姿を拝むことが出来ます。
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社の後方から剱岳の雄姿を拝むことが出来ます。
下山途中、草紅葉が黄金色に輝いて綺麗でした。
下山途中、草紅葉が黄金色に輝いて綺麗でした。
観光客が帰ったあとの室堂平は静寂に包まれ、牧歌的な雰囲気です
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観光客が帰ったあとの室堂平は静寂に包まれ、牧歌的な雰囲気です
室堂山荘に戻りました。夕食前に入浴して疲れた筋肉をほぐします
室堂山荘に戻りました。夕食前に入浴して疲れた筋肉をほぐします
登山のあとの夕食の味は格別ですね...今回は個室利用。ぐっすり眠ることが出来ました。
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登山のあとの夕食の味は格別ですね...今回は個室利用。ぐっすり眠ることが出来ました。
<2日目>
早朝6:20 立山三山縦走スタートです。
<2日目>
早朝6:20 立山三山縦走スタートです。
今日は直接雄山には向かわず、まずは浄土山方面に向かいます。
今日は直接雄山には向かわず、まずは浄土山方面に向かいます。
静寂の中、浄土山目指して黙々と登っていきます。
静寂の中、浄土山目指して黙々と登っていきます。
浄土山登山口にて。振り返ると大日三山がくっきり見えます。
浄土山登山口にて。振り返ると大日三山がくっきり見えます。
ここからガレ場の急登が始まります。
ここからガレ場の急登が始まります。
高度が上がるにつれて、ハイマツも凍てついてきます。
高度が上がるにつれて、ハイマツも凍てついてきます。
何かの遺跡か?と思ったのですが、この付近が浄土山の山頂(2831m)のようです。
何かの遺跡か?と思ったのですが、この付近が浄土山の山頂(2831m)のようです。
急に天気が良くなり、振り返ると雄山方面の稜線と背後には剱岳の姿まで綺麗に拝めます
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急に天気が良くなり、振り返ると雄山方面の稜線と背後には剱岳の姿まで綺麗に拝めます
画像は富山大学の研究所。ここで雄山方面と五色ヶ原方面に分かれます。
画像は富山大学の研究所。ここで雄山方面と五色ヶ原方面に分かれます。
振り返ると、先ほどまで霧で曇っていた浄土山の山頂がはっきりと拝めます。
振り返ると、先ほどまで霧で曇っていた浄土山の山頂がはっきりと拝めます。
一旦は誤った方向へ進むもすぐに異変に気づき、正しいルートに戻ることが出来ました。
一旦は誤った方向へ進むもすぐに異変に気づき、正しいルートに戻ることが出来ました。
少し時間をロスしましたが、一の越山荘に到着。一休みして、雄山への急登を開始します
少し時間をロスしましたが、一の越山荘に到着。一休みして、雄山への急登を開始します
ぐんぐん登ります。振り返れば一の越山荘が小さく見えます。
ぐんぐん登ります。振り返れば一の越山荘が小さく見えます。
雄山の山頂が見えてきました。
雄山の山頂が見えてきました。
雄山の山頂に到着です。
雄山の山頂に到着です。
山頂からの眺望は素晴らしく…
山頂からの眺望は素晴らしく…
遠くに槍ヶ岳の姿を拝むこともできました。
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遠くに槍ヶ岳の姿を拝むこともできました。
山岳信仰の厳かな雰囲気が伝わってきます。
山岳信仰の厳かな雰囲気が伝わってきます。
標高3003mの頂上に社があります。
標高3003mの頂上に社があります。
頂上で剱岳を背景に記念撮影…
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頂上で剱岳を背景に記念撮影…
3000m超えて気温が低いせいか、周囲は少し凍てついてました。
3000m超えて気温が低いせいか、周囲は少し凍てついてました。
登拝を済ませ、大汝山方面へ向かいます。
登拝を済ませ、大汝山方面へ向かいます。
雄山の北側はだいぶ凍てついています。
雄山の北側はだいぶ凍てついています。
雄山方面を振り返る。スノーフレークって感じです。
雄山方面を振り返る。スノーフレークって感じです。
雄山からわずか20分ほどで大汝山に到着です。狭い山頂ゆえに写真撮影の順番待ちです。
雄山からわずか20分ほどで大汝山に到着です。狭い山頂ゆえに写真撮影の順番待ちです。
立山最高峰の大汝山山頂(3015m)にて...「スタードッキリ○秘報告」のレポーターみたいで…
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立山最高峰の大汝山山頂(3015m)にて...「スタードッキリ○秘報告」のレポーターみたいで…
大汝休憩所。時間外で閉まっていました。残念…
大汝休憩所。時間外で閉まっていました。残念…
このあたりからは針ノ木岳や黒部湖が綺麗に見えます。
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このあたりからは針ノ木岳や黒部湖が綺麗に見えます。
右の岩塊てっべんが富士の折立(2999m)です。
右の岩塊てっべんが富士の折立(2999m)です。
富士の折立からガレ場を下ると、気持ちよさそうな尾根に出ます。
富士の折立からガレ場を下ると、気持ちよさそうな尾根に出ます。
ラクダの背中みたいな尾根ですね…
ラクダの背中みたいな尾根ですね…
別山に向かって左側の風景。グランドキャニオンみたい(行ったことないけど…)
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別山に向かって左側の風景。グランドキャニオンみたい(行ったことないけど…)
「クラノスケカール」名前の由来が気になります。
「クラノスケカール」名前の由来が気になります。
尾根の先には別山への急登が待ち構えていました。
尾根の先には別山への急登が待ち構えていました。
強風吹きすさぶ中、別山に向けて急登開始です。
強風吹きすさぶ中、別山に向けて急登開始です。
別山(南峰)2874mに到着しました。
別山(南峰)2874mに到着しました。
遮る壁の無い剱岳の雄姿。ここまで頑張った甲斐がありました…。
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遮る壁の無い剱岳の雄姿。ここまで頑張った甲斐がありました…。
斜面にちょっとハート型に見えなくもない雪渓が残っていました。
斜面にちょっとハート型に見えなくもない雪渓が残っていました。
吹き荒ぶ風の中、ようやく剱御前小舎に到着しました。
吹き荒ぶ風の中、ようやく剱御前小舎に到着しました。
カップヌードルでホッと一息。頭の中はなぜかハウンドドックのff(フォルテシモ)が…
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カップヌードルでホッと一息。頭の中はなぜかハウンドドックのff(フォルテシモ)が…
剱御前小舎をあとにして室堂へ向けて一気に下山します。
剱御前小舎をあとにして室堂へ向けて一気に下山します。
雷鳥沢まで降りてきました。ここから室堂平までの登り返しが結構キツかったです。
雷鳥沢まで降りてきました。ここから室堂平までの登り返しが結構キツかったです。
室堂ターミナルに到着。これで今回の登山(縦走)も無事終了です
室堂ターミナルに到着。これで今回の登山(縦走)も無事終了です
終バスの時刻が迫っていた為、温泉に寄ることが出来なかったことが唯一の心残りです。
終バスの時刻が迫っていた為、温泉に寄ることが出来なかったことが唯一の心残りです。
富山駅で父にお土産の「ます寿司」を買い、新幹線で大宮まで戻り今回の旅は終了です…
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富山駅で父にお土産の「ます寿司」を買い、新幹線で大宮まで戻り今回の旅は終了です…

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン 靴下 グローブ 防寒着 日よけ帽子 着替え ザック 行動食 飲料 計画書 筆記用具 保険証 携帯 時計 タオル ストック カメラ
備考 2日目の下山後温泉に入りたかったのですが、室堂ターミナルの終バスの時刻が迫っていたので断念しました。一の越山荘か剱御前小屋でもう一泊しても良かったかも…

感想

(登山前)
 ここ最近すっかり北アルプスの魅力にとり憑かれてしまった私は(といってもまだ初心者コースですが)10月中旬連休の休みを取り、北アルプス来訪を画策しました。当初は上高地に入り、紅葉が美しいと評判の涸沢に行ってみようかと思っていたのですが、この時期は大混雑で山小屋の布団も1枚に2〜3人で使用etc...の噂を聞き、もう少し空いていて自分のペース(レベル)で登山できる場所はないか?ガイドブックで探したところ、立山三山縦走が目に止まりました。北陸新幹線が開通して当日の空席あり。現地の宿(室堂山荘)にも確認したところ個室でも宿泊OKとのこと...今回の立山行きが決定しました。

(登山後の感想)
 立山は随所で強い山岳信仰を感じることの出来る素晴らしい山(スポット)でした。今回の行程は晴れている時間が多く、室堂平からの立山連峰・大日三山、山の稜線から見た草紅葉の室堂平、山頂から見た剱岳・北アルプス連峰の山々・黒部湖とダムetc...風光明媚な景色を堪能することができました。ただ、かなりの突風で前進するのも一苦労・独り登山の心細さもあいまって、別山への登山は断念して途中の分岐点で雷鳥沢に下ってしまおうか...とも考えましたが「ここまで来たのに逃げ出していいのか?」「別山まで登りきった時に何か得るものが必ずあるはず」と自分に言い聞かせて登山を続けました。別山の山頂に着き、遮る壁の無い剱岳の雄姿を目の当たりにしたとき、すべての苦労が報われたと思いました。艱難辛苦から逃げず耐え抜いた(大袈裟ですねw)先には素晴らしいご褒美が待っている...という教訓を肌で感じることもでき、たいへん有意義な縦走登山だったと思います。

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コメント

お疲れ様でした。
苦労を乗り越えて目的に達する。人生の基本の教訓ですよね
素晴らしい青空の下での達成感はまさに有意義な山行きでしたでしょうか?

自分は立山はまだ未踏なのです
山に行かなくなった20年以上前、アルペンルートで室堂まで行ったことはありましたが、その時は何故か「あそこに登りたい」という気持ちはなかったです。
自分の周りの環境から気持ちを抑えていたのかもしれませんが…
写真を見ていたら行きたくなりました

綺麗な写真を見させてもらいありがとうございました。
2015/10/21 20:09
Re: お疲れ様でした。
いつもありがとうございます。登山をしている(話をしている)時のogawawasiさんはいつにも増して輝いて見えます…。まるで第2の青春を謳歌してるかのようです…。私自身は周りの方々から見てどう写ってるのかは?ですが、気持ちはまったく同じだと思います。これからも一緒に登山を楽しみ、ともに第2の青春を謳歌していきたいですね😄
2015/10/23 12:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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技術レベル
2/5
体力レベル
3/5
無雪期ピークハント/縦走 剱・立山 [4日]
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5

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