初冬の槍ヶ岳

2015年11月04日(水) 〜 2015年11月06日(金)

• GPS: 56:00
• 距離: 39.1km
• 登り: 1,885m
• 下り: 1,879m

コースタイム

1日目

• 山行: 2:20
• 休憩: 0:00
• 合計: 2:20

12:20 上高地バスターミナル
12:30 12:30 河童橋
13:00 13:00 明神館
13:50 13:50 徳澤園
14:00 14:00 新村橋(パノラマ分岐)
14:00 14:00 横尾 (横尾山荘)
14:40 宿泊地

2日目

• 山行: 7:10
• 休憩: 2:40
• 合計: 9:50

5:30 宿泊地
6:00 6:00 槍見河原
6:10 6:20 一ノ俣
6:30 6:30 二ノ俣
7:00 7:00 槍沢ロッヂ
7:40 7:40 赤沢岩小屋（ババ平）
8:10 8:20 槍沢大曲り
8:50 8:50 槍沢・天狗原分岐
11:00 12:20 殺生ヒュッテ
13:10 13:30 槍ヶ岳山荘
14:00 14:30 槍ヶ岳
15:10 15:10 槍ヶ岳山荘
15:10 15:20 殺生ヒュッテ
15:20 宿泊地

3日目

• 山行: 4:30
• 休憩: 0:50
• 合計: 5:20

7:50 スタート地点
7:50 7:50 殺生ヒュッテ
8:30 8:30 天狗原分岐
9:00 9:10 槍沢大曲り
10:00 10:00 一ノ俣
10:30 11:00 横尾 (横尾山荘)
11:40 11:40 新村橋(パノラマ分岐)
11:50 11:50 徳澤園
11:50 11:50 徳本口(徳本峠分岐)
12:30 12:30 明神館
12:50 13:00 小梨平(森のリゾート小梨/上高地野営場)
13:10 13:10 河童橋
13:10 13:10 上高地アルペンホテル
13:10 ゴール地点

天候

1日目晴れ/2日目晴れ/3日目晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

新島々からバスで上高地

コース状況／危険箇所等

標高2600m付近以降、夏道が一部雪で埋まる。穂先はクサリ・ハシゴともに使用可能。アイゼン・ピッケル不要、ゲイター・ストック必要(11月6日時点)

その他周辺情報

河童橋から4軒目のホテル『アルペンホテル』にて、600円で外来入浴可能。時間が限られているので注意

写真

11/4 11:55

バスの車窓から見る大正池

11/4 12:24

河童橋。穂高は雪をいただいている様子。白くなってる

11/4 12:55

明神岳を横目に、横尾を目指す。

11/4 14:46

11kmという長い道のりを経て横尾山荘到着！冬期休業に入っていたので、避難小屋を利用、とりあえず鍵をあけてもらって…

11/4 15:08

今季横尾避難小屋一番乗り！無駄に寒い。一日中地面が凍っているような場所に建っている

11/4 15:25

前穂高岳。横尾は15時にはもう薄暗いのだ

11/4 15:46

寒い夜にはやっぱりおうどん！

11/5 5:28

奥穂から下りてきた人の話ではトレース無しでもものあたりまで雪があるとのことで、ラッセル覚悟の気合の早出

11/5 6:38

厳しい冷え込みで芸術品に仕立て上げられたかわいそうな霜降り笹くん

11/5 7:56

狐的生物発見。難確認為激小

11/5 8:10

ババ平の枯れた河原を進み、崩落中の崖を対岸に見て進み、大曲に至る。ここから一気に中岳・大喰岳の展望が開ける

11/5 9:19

槍沢。これは圏谷に含むのか。とりあえず標高2200m付近のこのへんから雪道

11/5 9:42

肩の小屋まで行っても別に営業してないんですが大丈夫なんですかね…？冬期小屋かな？

11/5 9:51

基本的に脛〜膝ぐらいまでの雪だが、吹き溜まりがえぐい

11/5 10:34

数人が下山したトレースがある。地吹雪か新雪か、少し埋まっているので3日あたりに下りた人がいるようだ。一歩進んで半歩下がるの繰り返しで殺生ヒュッテの小屋を目指す

11/5 11:00

到着！

11/5 12:24

八ヶ岳と富士山、南アルプスの眺めが素晴らしい場所におうちを立てる。風は無風。素晴らしい幕営地だ。きっとこれから大盛況やろなあ…

11/5 12:40

荷物を軽くして肩の小屋までの直登

11/5 12:47

尻セード跡もあった。ヒュッテの手前に一つ黄色い粒が見えますね…

11/5 13:01

風紋が見事

11/5 13:09

「屋根の上をアイゼンで歩かないように」…？ヒエッ

11/5 13:13

あゝ、飛騨が見える…

11/5 13:31

信州から飛騨が見える場所まで来ると感動するね。じゃあ、登ろうか(槍ノ穂先)

11/5 13:42

冬の丹沢で得た知識その1「新雪にアイゼンはいらない」

11/5 13:54

このハシゴはよほどの事が無い限り雪に埋もれることはなさそう…な気がするけど2月に来たら前言撤回してそう

11/5 14:07

日本百名山、槍ヶ岳登頂完了。自撮り棒ならぬ自撮り岩が今回も大活躍

11/5 14:13

相棒のムササビくんも(高尾山の)

11/5 14:08

南。焼岳の噴気が見える。真ん中でワッショイワッショイしてるのが前穂高岳やら奥穂高岳らしい　よくわからない、明神のヤバい岩峰はわかる

11/5 14:15

西。手前に西鎌尾根があり、双六岳につながる。左には笠ヶ岳。その奥に白山。

11/5 14:16

北。絶壁の下にあの加藤文太郎も散った北鎌尾根。まさに鎌だ。左手に真砂岳と野口五郎岳。その奥にひときわ白くなっているのが立山連峰。立山カルデラまで見える。中央奥は白馬山など

11/5 14:16

東。東鎌尾根が直下にあり、松本の市街地がはっきりと見下ろすことができる。八ヶ岳・富士山はもちろん、荒船山まで視認できた。

11/5 14:19

松本盆地、霧ヶ峰、八ヶ岳

11/5 14:19

浅間山

11/5 14:21

西鎌尾根

11/5 14:21

東鎌尾根

11/5 14:33

3180mの三角点

11/5 14:34

槍の穂先まで来る岩登りが好きな動物がいるらしい。鳥かな…？ライチョウは登れなさそう(失礼)

11/5 15:30

2860mの我が家に戻る。暑いぐらいの陽気だったが、陽が陰ると寒い。雪もモナカになる

11/5 15:57

僕はやっぱりこのアルファ米、チャーハン。冷凍食品並に美味くて山以外でも食べたいと思った

11/6 5:58

テントの前を開けると…

11/6 6:13

11/6 6:02

ここの虫たち寒冷地順応しすぎでしょ。

11/6 6:15

御来光！！北八ヶ岳からこんにちは

11/6 6:19

槍ヶ岳モルゲンロート　近い。近すぎる

11/6 6:33

さくさくもなか〜

11/6 7:50

ほな、また

11/6 7:50

あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ(高度800m/時のペースで下山)

11/6 9:52

日陰の沢筋はひんやりして、気持ちがいい

11/6 10:07

槍見の河原

11/6 11:02

横尾からの前穂　カンノミホ…

11/6 12:27

明神分岐。このへんから観光客が多い

11/6 13:00

小梨の湯、冬季休業！しかたないので小梨平キャンプ場からの穂高を一枚。ちなみにここまで20km、5時間10分。平均4km/hに迫る勢いで下りた。元気余ってたからね、しょうがないね

11/6 13:05

ビジターセンターの中は資料館になっていた

帰りのあずさで駅弁！ごっそさん

撮影機器：

iPhone 6 Apple

装備

個人装備

長袖インナー ズボン 靴下 アウター手袋 予備手袋 雨具 ゲイター 毛帽子 着替え 靴 ザック アイゼン ピッケル 昼ご飯 行動食 非常食 飲料 水筒（保温性） ガスカートリッジ コンロ コッヘル ライター ヘッドランプ 筆記用具 ロールペーパー 携帯 時計 タオル カメラ テント シェラフ

備考

雪目防止のサングラスを持っていけばよかった

感想

はむぴ

仰々しいタイトルでかっこつけてみたけれども
トレース有りでアイゼンもピッケルも必要ない
緩みきった残雪の槍ヶ岳を登っただけ

半袖で登り降りできる時点でもう冬季じゃないんだよなぁ
暑かった。ほんと暑かった。11月でこれだけ暑かったら12月はどうなってまうんや！

ちなみに当初の予定では、槍ヶ岳から大キレットを経て北穂・奧穂・前穂を縦走して上高地に戻るつもりだった。
ドカ雪に恐れをなし、槍ヶ岳ピストンを選択。
怖い物知らずみたいな言い方をよくされるけど、かなり臆病な登山してるんだよな…

とにかく人は少なかった。
槍沢と槍ヶ岳を独り占めした感ある。

穂先の岩場の雪の少なさは驚いた
南斜面ですぐ融ける。
丹沢で得た雪の知識その2
「北斜面は吹き溜まりやら雪の多さやら色々と難儀する。
　南斜面は塔ノ岳がいつでもアイゼン不要なように、かんたん」
が役に立った。

丹沢で得た雪の知識その3
「下りはとにかく雪があると楽」
はだいたいあってた。
吹き溜まり踏み抜かないよう、
風の流れ、雪の表面の波紋など考え…ずに
無心で進む！下りる！

いい感じにはまると
膝の負担が普段の岩の下りの10分の1に軽減
富士山のブル道下山よりも足にフィット感(?)があって
本当に楽。
コースタイム2時間10分の下りを1時間10分で下りる
(普段こんなに下りで縮めることはできない。膝に爆弾持ちだし…)

登りが1歩進んで半歩下がるなら
下りは1歩進んで0.5歩勝手に進む


今回も楽しい山行だった
景色もすごくいい。今までで一番いい。
どうして雲の多い夏に行列が出来るほど人が来て
CT短縮できるほど登りやすく、澄み切った青空があるのに無人なのか
理解できない。
おかげで単独行の身としては「行動不能すなわち死」状態が続いてヒヤヒヤする
現実の北アルプスに島崎三歩はいないんだぞ！！！！！
人が少ないのはいいことだけども…

これで今年の北アは、というか来年以降も北アには来れなくなると思うけど、
締めさせていただきます
せっかく高いピッケルアイゼン買ったし使えるところにはいつか、いきたい

ありがとうございました

コメント

Diverocean

お疲れ様です
初めて！
槍ヶ岳すっかり雪化粧ですね。綺麗な景色です。
レコ拝見させていただきました、丹沢の経験が生かされてるようですね★丹沢好きとして嬉しいです。
素晴らしい山行、お疲れ様でした！

はむぴ

Re: お疲れ様です
ありがとうございます！丹沢より雪の多い所に行く自信はないですけどね…ｗ
雪化粧した山は夏山より綺麗です