祝初登頂！厳冬期赤岳から阿弥陀岳。

2025年01月19日(日) 〜 2025年01月20日(月)

• GPS: 13:50
• 距離: 20.7km
• 登り: 2,130m
• 下り: 2,136m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:08
• 休憩: 0:58
• 合計: 6:06

距離 10.5km 登り 1,191m 下り 470m

8:04 スタート地点
8:16 河原奥の氷柱
8:53 8:54 やまのこ村
9:00 9:03 赤岳山荘
9:08 9:09 美濃戸
9:53 9:59 堰堤広場
11:01 11:39 赤岳鉱泉
11:43 11:44 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
11:49 ジョウゴ沢
13:07 13:18 赤岩の頭
13:54 ジョウゴ沢
14:09 大同心沢（大同心ルンゼ）分岐
14:12 赤岳鉱泉

2日目

• 山行: 6:49
• 休憩: 0:48
• 合計: 7:37

距離 10.2km 登り 939m 下り 1,665m

14:12 赤岳鉱泉
7:11 7:18 中山乗越
7:24 7:26 行者小屋
8:43 地蔵の頭
8:47 9:07 赤岳天望荘
9:40 赤岳頂上山荘
9:45 9:48 赤岳
9:57 10:00 竜頭峰分岐
10:06 キレット分岐
10:14 10:17 文三郎尾根分岐
10:37 10:38 中岳
10:47 10:54 中岳のコル
11:25 11:26 阿弥陀岳
11:30 西の肩（岩場）
11:37 西ノ肩
12:34 12:35 不動清水
13:07 13:08 御小屋山
14:21 美濃戸口
14:23 ゴール地点

天候

下界は晴れなれども稜線はガス。この時期にしては気温高く氷点下2桁までは行かなかったよう。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

美濃戸口八ヶ岳山荘駐車場。1日800円、美味しいコーヒー付き。
美濃戸口から赤岳山荘までの林道は、四駆&金属チェーン。

コース状況／危険箇所等

赤岳山荘までの林道は、圧雪された雪&凍結。チェーンスパイク推奨。
赤岳鉱泉から赤岩の頭、明確なトレース有り。
地蔵尾根から赤岳、明確なトレース有り。
中岳分岐から阿弥陀岳、現時点でトレース有りもルーファイ必須。

その他周辺情報

赤岳天望荘、暖かいコーヒー、ホットカルピス500円。生き返ります。
八ヶ岳山荘に食事は充実、特に山賊焼定食のボリュームが凄い。

写真

1/19 7:58

やって来ました、八ヶ岳山荘駐車場。さすが日曜日、下の方までほぼ満車状態。

1/19 7:58

いつもお世話になります、八ヶ岳山荘。

1/19 8:00

ナリさんリサさんご夫婦。厳冬期赤岳登頂にチャレンジ。神奈川山岳連盟冬山教室卒業者ご夫婦。僕ら夫婦の後輩(20年ぐらい)です。

1/19 8:01

気合い入ってます、厳冬期赤岳は大きな目標だものねぇ。リサさんゆとり、うちの奥様は、緊張しまくってましたよ。

1/19 8:32

圧雪された林道。

1/19 8:55

赤岳山荘に到着。帰りは幸運にも御小屋尾根下山となりました。

1/19 9:04

ほぼ満車。

1/19 9:10

美濃戸山荘の水場、凍ってますね。

1/19 9:11

今日は北沢を行きます。

1/19 9:52

赤岳鉱泉マムートジムニー。

1/19 10:00

完全凍結の堰堤。

1/19 10:10

赤いですね。

1/19 10:22

まさしく赤岳鉱泉。

1/19 10:29

日陰ということもあり、この辺りだけ霧氷が残っていました。

1/19 10:30

繊細な霧氷の芸術。

1/19 10:30

大同心、小同心と霧氷。

1/19 10:45

青空が。

1/19 10:53

お馴染みのアイスキャンディー、とっても賑わってます。

1/19 10:53

背景には横岳、赤岳、阿弥陀岳。最高のロケーション。

1/19 10:53

年々キャンディーは大きくなってるような。

1/19 10:54

こちらの面は上級者向き。

1/19 10:55

真ん中に小さく見える阿弥陀岳。条件が揃えば、赤岳に加えて阿弥陀もと欲張ったプランを持ってます。

1/19 10:57

赤岳鉱泉に到着。

1/19 11:36

さっそくアイゼントレで硫黄岳、、、赤岩の頭までで良いかな？お二人とも本沢温泉から硫黄岳は登頂済みらしいし。

1/19 11:37

まぁ、とにかく賑わってます、赤岳鉱泉。

1/19 11:48

チラッと見える大同心。

1/19 12:36

霧氷林。

1/19 13:05

頂上近くからは、ガスガス。

1/19 13:05

かつて雪崩があったのはこの辺りでしょうか？

1/19 13:11

赤岩の頭山頂で終了。

1/19 13:11

硫黄岳方向ですが、ホワイトアウト。

1/19 13:18

時間余りまくりですが、降ります。

1/19 14:09

リサちゃんは、本当にヒップソリが大好きです。

1/20 6:43

さて、本番の朝。

1/20 6:54

横岳。

1/20 7:17

赤岳天望荘営業中、コーヒー飲みに行きます。

1/20 7:24

阿弥陀岳と中岳。

1/20 7:38

下の方は天気良さそうですが。

1/20 7:43

赤岩の頭と硫黄岳。

1/20 7:44

こっちはカラー画像。

1/20 8:07

こっちはモノクローム。

1/20 8:07

森林限界に到達。この辺りは降雪後ラッセルが大変な場合もある。降雪後のラッセルが予想される場合は、文三郎尾根の方が楽だと思う。

1/20 8:20

中岳は見えてますが、阿弥陀岳はガスの中。

1/20 8:20

階段は出てますね。でも、アイゼン付けてると、これが結構嫌な感じなんです。

1/20 8:23

慎重に、そうなんです。意外に夏場も冬場も事故の多い地蔵尾根。

1/20 8:25

上空の雲が取れそうにありません。

1/20 8:26

直登。文三郎も地蔵も結局はキツイ。僕ら夫婦の場合は、文三郎を登り地蔵を降りる場合がほとんど。

1/20 8:28

途中の地蔵さん、雪で埋もれてしまってること、多し。

1/20 8:32

着実なピッケル&アイゼンワーク。

1/20 8:37

赤岳天望荘が見えて来ました。

1/20 8:37

最後のステップ。ここも積雪量が多いと鎖も埋もれてナイフリッジとなる場合もある。

1/20 8:42

冬のお地蔵さん、こんにちわ！

1/20 8:48

お世話になります。一度夏場に宿泊したことあり。

1/20 8:54

赤岳天望荘のコーヒーに自前の黒糖、美味しいよ。

1/20 9:10

厳冬期赤岳初登頂に向かう、お二人。アイゼン&ピッケルワークも万全です。僕は付き添いみたいな物です。

1/20 9:10

かつての「岩室」の上に建てられた赤岳天望荘、寝室トイレはこの下部分。よくもこんなところにと思うけど、本当に重要な立地です。

1/20 9:21

ゆとりをかます、リサさん。

1/20 9:38

南峰に到着。

1/20 9:40

頂上山荘は、営業してませんよ。

1/20 9:43

厳冬期赤岳登頂おめでとうございます。

2/14 9:15

　横道にそれますが、はるか昔15年前。
正真正銘の厳冬期(1月or2月)赤岳に初登頂した時の我が奥様のドヤ顔^_^)。冬山を始めた登山者には、大きな目標です。それだけに嬉しい。
　今は無くなってしまった頂上標識の海老の尻尾が凄い。

1/20 9:50

文三郎を下降します。雪と氷と岩の急降下、慎重に。

1/20 9:59

不意に青空。

1/20 10:00

阿弥陀が見えるかな。

1/20 10:01

ガスが取れそうな予感。

1/20 10:01

20年以上愛用の僕のピッケル。

1/20 10:07

キレット分岐まで下降してきましたが、取れそうで取れないガス。阿弥陀に向かうのは、ちょっと無理そうですね。

1/20 10:14

　中岳分岐に到着も、ガス。中岳方向のトレースの確認もできず、あきらめた。
　その瞬間、なんとガスが一時的に取れたのです。

1/20 10:16

　これは、タイミング遅れの画像です。はっきりと阿弥陀へのトレースが確認できたので、さぁ行こう！阿弥陀岳へ。
　前夜は降雪もなく、風も弱かったのが幸いでした。

1/20 10:17

ウアオ、青空と赤岳と。

1/20 10:17

まずは中岳。

1/20 10:39

地味な中岳頂上標識。

1/20 10:48

　一般ルート最難関だと僕が考えている中岳コルからの阿弥陀岳(中岳稜線)。着実なアイゼン&ピッケルワークにダガーポジション。

1/20 10:59

着実にダガーポジションも駆使して登る二人。

1/20 11:03

リサちゃん！ゆとりをかますのはやめて下さい。

1/20 11:09

中岳沢方向に踏み跡あり。多分前日の阿弥陀北陵の方が下ったのだろう。

1/20 11:09

ダガーポジションを駆使するリサちゃんとナリさん。

1/20 11:23

荘厳な頂上が見えて来た。

1/20 11:27

厳冬期阿弥陀岳、初登頂おめでとう。

1/20 11:27

　さてと下山。積雪期じゃなくてもとっても危険な中岳コルへの下降。答えは御小屋尾根を下降して美濃戸口へ。長い林道歩きも避けられるし、雪上歩行の練習にもなる。

1/20 11:30

怖いのは西の肩まで。高度感がありすぎるけど。

1/20 11:31

慎重に梯子を登る。ガスってるのが、かえって救い。

1/20 11:32

この大岩は巻く。

1/20 11:32

よいこらしょ。

1/20 11:33

チラッと青空。

1/20 11:34

すぐにガス。

1/20 11:34

美濃戸口に向かいます。

1/20 11:34

最近お気に入りの御小屋尾根。

1/20 11:37

ここからはスノーハイク。

1/20 11:41

綺麗な雪稜です。

1/20 11:53

西岳と入笠山が見えますが、南アルプスの山々はガスの中。

1/20 12:04

なんと驚いたことに、ナリさんとリサさんの山友達と遭遇。マイナーな尾根で会うなんてね。

1/20 12:05

記念撮影、なかなか良いねぇ。

1/20 12:23

不動の清水でアイゼン外して、
あとは雪上歩行の練習です。

1/20 13:05

御小屋山。ここからが長い。

1/20 13:07

御小屋山から少しいった所が、美濃戸口への分岐です。

1/20 13:51

登山口に到着。

1/20 13:52

しかし、ここからが長かった。

1/20 13:59

林道でヒップソリをする淑女もいたりして^_^)。

1/20 14:20

僕とナリさんは林道で道迷いしたりして^_^)。

1/20 14:55

八ヶ岳山荘でランチ。山菜蕎麦にかき揚げトッピング。

1/20 14:55

とっても大きなかき揚げ蕎麦。

1/20 15:01

驚きのボリューム、山賊焼定食。

撮影機器：

uT6000,ST6000 OLYMPUS IMAGING CORP.

iPhone 11 Apple

TG-7 OM Digital Solutions

感想

リカロJP🐶

　リサさんとは10回目の登山。ナリさんとは彼女と結婚してからだから4回目。以前の山行記録にも書き込みましたが、お二人とも昨年の神奈川県山岳連盟冬山登山教室の卒業者です。
　はるか昔に僕は一年、奥にいたっては二年連続で卒業していて、奥の二年目の担当講師がお二人の担当講師と同じ方だったという奇遇。という事で、厳冬期赤岳初登頂を目指すお二人の「付き添い」として、行って来ました。条件が整ったら、阿弥陀岳も登っちゃうか、というサブプランをあたためて。
　まぁ、実際のところ赤岳では、単なる「付き添い」。中岳コルから阿弥陀岳登頂までは、少々アドバイス出来たかな。
　しかししかし、中岳分岐で一瞬ガスが取れて、トレースを確認できたのには驚きでした。こんな事ってあるんですね。

Instagramのリール
https://www.instagram.com/reel/DFDmmZkzi8p/?igsh=MWl5eDY1anNpZGNhaw==