北岳-中白根山-間ノ岳(テント泊)



- GPS
- 55:15
- 距離
- 25.8km
- 登り
- 3,062m
- 下り
- 3,042m
コースタイム
7:45広河原インフォメーションセンター-8:00広河原山荘-8:47分岐(白根御池小屋)-10:40大樺沢二俣11:00-12:44分岐(白根御池小屋)-13:18分岐(小太郎山)-14:00北岳肩の小屋
9月16日
9:11北岳肩の小屋-9:23分岐(中白根沢ノ頭)-9:40北岳9:48-10:08分岐(八本歯ノコル)-10:23分岐(八本歯ノコル)-10:38北岳山荘12:20-12:36分岐(八本歯ノコル)-12:52分岐(八本歯ノコル)-13:06北岳-13:30北岳肩の小屋
9月17日
4:11北岳肩の小屋-4:26分岐(中白根沢ノ頭)-4:47北岳4:52-5:07分岐(八本歯ノコル)5:20-5:31日の出5:44-5:46分岐(八本歯ノコル)-6:03北岳山荘6:18-6:42中白根山6:49-7:33間ノ岳7:56-8:42中白根山-9:04北岳山荘9:20-9:40分岐(八本歯ノコル)9:45-10:06分岐(八本歯ノコル)-10:23北岳10:37-10:50分岐(中白根沢ノ頭)-11:07北岳肩の小屋12:00-12:22分岐(白根御池小屋)-13:29大樺沢二俣-15:05広河原山荘15:17-15:28広河原インフォメーションセンター
天候 | 15日 くもり-雨 16日 雨 17日 晴れ-くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
●芦安駐車場 無料 乗り合いタクシーが声を掛けてくる ひとり片道¥1200 ●登山ポスト 広河原山荘 自販機隣の机にポスト 用紙あり ●広河原-北岳肩の小屋 二俣までは比較的緩やか 二俣にはバイオトイレが二つ。手入れされておりキレイ。 二俣から尾根までは傾斜がキツイ。 ●北岳肩の小屋 水 1リットル ¥100 トイレ 協力金 ¥100 おでん ¥600 他軽食あり 缶ビール ¥500 ●肩の小屋 テント場 ¥500/日 富士山が見え最高(晴れてれば) ●肩の小屋-北岳山荘 登山道 緑のマーキングがあり、わかりやすい。 ●北岳山荘 工事中。 軽食はカップラーメンなどのインスタントのみ。 工事の現場員が食堂で昼食をとっていた。 赤いキツネ ¥350(お湯付) コーヒー、ココア(インスタント)¥150 缶ビール ¥500 生ビール ¥900 休憩のみは¥300で、何か買えば休憩代は不要 ●立ち寄り湯 金山沢温泉 ¥550 洗い場 ×3 内湯 ×1 露天 ×1 |
写真
感想
北岳、間ノ岳、農鳥岳の縦走を計画。
しかし、天候がいまいちのため、ルートを変更。
1日目(9/15)
芦安の駐車場に着くと、乗合タクシーの運転手が声を掛けてきた。広河原まで、1200円。バスより100円高いらしい。
駐車場でまずトイレ。仮設トイレに入ると、巨大な蚊が自分の周りを飛び回る。身の危険を感じ、急いで用を済ます。
準備をし、乗合タクシーへ。荷物を荷室に預られるのはありがたい。バスだと、膝の上に抱えなければいけないかもしれないし。
タクシーは結構なスピードで広河原へ。
7:45 広河原に到着。太陽の日差しを感じるが、山の上はガスってた。
ゆっくりと準備をしてから、出発。
8:00 広河原山荘に寄り、登山届をポストに投函。
二人がテント装備で荷物が多かったので、ゆっくりと歩く。
沢の音を聞き、登山道の脇に咲いた花を見ながら足を進める。アミノバイタルのおかげか、それ程疲労感はない。
10:40 大樺沢二俣に到着。コースタイムより早く順調。ここには、バイオトイレが設置されている。ちょうどトイレの管理をしているところだった。
休憩を多めにとり、出発。
沢からは水がなくなり、登山道の傾斜が徐々にきつくなってくる。仲間の楽しい話でツライのが和らぐのがありがたい。
沢沿いから、樹林帯に入り、開けた所にでる。少し前まではきれいな花を咲かせていたであろう斜面。見上げると明らかに傾斜がキツイ。ゆっくりと高度をあげる。
樹林帯が少なくなってきた頃、雨が振り始める。白根御池小屋との分岐でレインウェアを急いで着用。ここで食事もしっかりとり休憩。
出発し、尾根に到着。ガスで景色も無いので、そのままゆっくりと足を進める。
大きな石で段差が大きい所ではテント組は足取りが重く。進んでは、少し休んでを繰り返した。
14:00 ガスで先があまり見えない中、ようやく肩の小屋に到着。
僕らのパーティーは小屋泊が2人、テント泊が2人、受付を済ませる。小屋の人にテント泊だけど休ませてもらうようにお願い。平日で人も少ないということで、了承してもらえた。ありがたい。
ザックを下ろし、レインウェアを脱いで、ようやく一息つけた感じ。
雨が少し落ち着いた頃を見計らって、テントを張った。
その後、また小屋に移動して、食事の準備。晩御飯は、牛玉どんぶりと棒ラーメン。全部食べて、お腹いっぱい。
千葉から来たというおじさんともいろいろお話して、朝5時に小屋に集合ということで、解散。
テントにザックを運んで、就寝。
2日目(9/16)
5時に肩の小屋に集合の予定だったが、テントには雨音が響いていた。仲間のテントに声を掛けに行くが、起きている様子ではなかったので、トイレを済ませた後、再びテントへ。
テントで朝食を食べ終わった頃、仲間が声を掛けてきた。8時に小屋に集合にしてそれぞれテントで待機。少し横になった後、7時頃小屋に行った。
小屋には出発の準備をしている人たち。しかし、同行の女性2人の姿は見えない。2階に上がると、布団の上に二人。雨なのでみんなテンションがあがらない。
今日の予定を相談。とりあえず、肩の小屋をベースにして、北岳山荘まで行ってみることにした。そして、天気の回復が見込まれる3日目は、肩の小屋にテントを残し、サブザックで間ノ岳までピストンの予定を立てた。
女性陣も食事をとり、肩の小屋に4人集合。
9:00 肩の小屋出発。ありがたいことに雨は霧状になっている。景色は見えないが、テント装備とは違って荷物が軽く、体も軽い。
9:40 北岳山頂。登りでいい汗をかいて、少しあついが休憩すると一気に体冷えていく感じ。体を冷やさないように上着を着用。
女性1人が暑いので上着はいらないと言っていた。大丈夫かな?と思うが、本人の判断にお任せ。
ガスの中の山頂を、カメラで撮影。景色がないのはやっぱり寂しい。
9:50 北岳山荘へ向け出発しようとしたところ、上着を着なかった女性が体調が悪いと訴える。顔色もかなり悪い。1人で肩の小屋に戻るというが、どうしたらいいか?天候のこともあるので、無理して先を進める必要もないかと思い、全員で肩の小屋に戻ることも提案。話し合った末、もう1人の女性が付き添って女性2人で肩の小屋に戻り、男性2人は北岳山荘に行くこと決定。北岳山荘まではほぼ下り、危険箇所もあるとのことだったが、軽い荷物のおかげか心配なく歩けた。
10:40 北岳山荘、到着。山荘は工事中、職人さんがたくさんいて、工事の音もうるさい。受付で休憩させて欲しいとお願い。なにか買えば無料で休憩させてくれるとのこと。レインウェアを脱いで、山荘のタオルで雨を拭った。食事メニューはまったくなく(工事が終われば多分食事を食べさせてくれると思う)お腹にたまりそうなのは、カップラーメンのみ。「赤いきつね(お湯付¥350)」を選んだ。今日の行動はここで終わりそうなので、缶ビール(¥500)も。
のんびりビールを飲んで食事をしていると、小屋の人が何度も電話を掛け続けている。聞いていると同じことを繰り返し話している様子。芦安-広河原の道路が雨で通行禁止になっているということだった。明日、小屋泊の予定の人たちに電話を掛けていた。山に来るのが1日遅かったら、大きく足止めになっているところだった。
食事を済ませ、のんびり雑誌を読みながら時間を消費していると、食堂が慌ただしくなってきた。工事職員の食事の時間が近づいて来たみたい。出発の準備をして、外に出ると、雨脚がかなり強くなっていた。
12:20 北岳山荘、出発。登山道は雨が激しく流れ、石もすべりやすい。ビールを飲んだおかげで、登りは辛く。呼吸も荒い。気を付けながら、足を運んだ。
13:06 北岳山頂。
13:30 北岳肩の小屋、到着。体はかなりビチャビチャ。ザックを下ろすと、ザックカバーは意味がないかのごとく、中身がぐっしょり。
小屋の中にはストーブの近くに仲間の女性2人。他には小屋の人しかいない様子。道路が通行禁止になっているので、もしかしたら他には誰も来ないかも。
濡れた服を乾かしながら、缶ビールを飲んで余った時間を過ごす。15時過ぎ、小屋に3人組到着。聞くと、北沢峠から広河原まで朝一のバスが走ったらしい。3人組も雨でびしょ濡れ。
みんなでストーブを囲む。
小屋に本があるのを発見してから、時間潰しが楽になる。
16:00 夕食の準備。今夜は麻婆飯。昨日ラーメンは食べ過ぎだったので、スープ。
17:00 雨が上がり、景色が見えてきた。小屋の外に出ると、甲斐駒ヶ岳や仙丈ヶ岳が見える。曇の隙間からは太陽の光がキレイにラインを描いている。
17:30 雲間から太陽が顔を覗かせる。光の筋が山を照らし、東の空には虹が現れ始める。小屋で一緒になった3人と合計7人でワイワイ。「あっ虹出た!」「光がキレイ〜」「山が照らされた!」あっちこっちで見逃せない景色が広がる。短い時間。ずっとガスだったので、その感動は倍増。
18:00 明日の天気に期待しつつ。解散。就寝。
3日目(9/17)
2:30 目を覚まし、テントから外を覗くと満点の星空。富士山の姿も見える。持ってきたデジカメでなんとか撮影できないか、いろいろ操作するけど無理だった。
3:00 朝食。準備。テントをそのままにして出発の予定だけど、戻ってきてすぐに撤収できるように、シュラフやマットなど片付けられる物は全部ザックの中に収納。
4:10 ヘッドライトを装着して、満点の星空の下出発。緑のマーキングをたまに見逃し、登山道をそれるが、仲間のバックアップですぐに修正。歩く内に、登山道をそれた感じがわかるようになってきた。
4:47 北岳到着。風が強くゆっくりしていられない。日の出の予定が5:20なので時間もある。北岳からの富士山のシルエットを見ながら出発。
途中、見晴らしのいいところで日の出を待つが時間が掛かりそうだったので、移動。
5:40 日の出。風が強かったが、そんなことも忘れるくらい夢中で太陽を感じた。感動の時間。
6:03 北岳山荘、到着。休憩をしっかり。この時、今日の山行のコースタイムに間違いがあったことに、仲間の指摘で気がつく。改めて見ると、2時間も時間を間違えていた。最終バスの予定まで1時間半の余裕を見ていたので、間に合うと思うけど、ちょっと心配。北岳山荘発の時点で50分遅れ。6:18発
6:42 中白根山
7:33 間ノ岳 ここまで来るか迷ったけど、1日目のみんなの足を考えて、コースタイムを縮めることは可能と判断して来てしまった。いい眺め。景色最高。来てよかった。遠くまで歩いてきたことを噛みしめゆっくり休憩。7:56発 予定時間30分遅れ
8:42 中白根山 予定時間27分遅れ
9:04着 9:20発 北岳山荘 予定時間17分遅れ
山荘で1人の女子が水を1リットル補給。歩いて20分くらいして、その子の呼吸が荒いのに気づく。見上げると分岐が近くだったので、「あそこで休憩にしよう」と言ってそこに到着すると、その子は脱力したようにそこに座り込んだ。呼吸がかなり荒い。最初声を掛けるけど、答えるのもツライ感じ。ゆっくり歩いているつもりだったけど、コースタイムを縮めようと少し速かったかなと反省。少しして、呼吸が落ち着いて来た感じ。聞くと、水が重いせいだと思うということで、ザックに余裕がある僕が水を持ってあげることにして、出発。
10:23 北岳山頂。今回4度目の北岳。ようやく景色を満喫。先程の子も落ち着いた様子。よかった。時間がなく、のんびりできなくて仲間に申し訳ない。10:37 出発。予定時間32分遅れ
11:07 肩の小屋、到着。この時、予定時間12分遅れかなり挽回した。みんなすごい。男子はテント撤収。女子は小屋で「おでん」
テント撤収時、乾かしておくために太陽にさらしておいたら、突然テントがふわりと中を舞いだした。なんとかキャッチできたけど。下手したら、回収不能の所まで飛んでいってしまいそうだった。いい経験。
撤収しながら、ラーメンを作って食事。準備ができたので、肩の小屋の外でのんびりしていた女子と合流。2人はクライミングウォールで遊んでいた。元気だね〜。
水を持ってあげた子が肩を揉んでくれるというので、お願いした。かなり気持ちがいい。これから重い荷物を持っていかなければいけないので、ありがたい。
12:00 肩の小屋、出発。予定時間より5分遅れ。コースタイムが広河原まで3時間半。これでバスの最終までには充分間に合う。よかった。
出発すると、午前中までキレイに見えていた山がどんどんガスで覆われていった。初日と違いすれ違う人がたくさん。多くの人がキツイ傾斜を辛そうに登っていた。
13:30 大樺沢二俣。トイレ休憩。
15:05 広河原山荘。30分近くコースタイムより早く到着。みんなスゴイ。自販機でジュースを買って少し休憩。
15:28 広河原インフォメーションセンター 乗り合いタクシーの人にお茶缶をもらった。ありがたい。
1日目(9/15)
距離:5.972km
沿面:6.554km
時間:07:43:25
標高差:1562m
2日目(9/16)
距離:4.312km
沿面:5.536km
時間:05:13:48
標高差:m
3日目(9/17)
距離:15.515km
沿面:17.958km
時間:11:18:15
標高差:-1498m
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