光岳〜大根沢山〜大無限山〜風不入
- GPS
- 27:35
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 3,187m
- 下り
- 3,685m
コースタイム
19日 5:00出立-6:05百俣沢の頭-8:30信濃俣-10:05カバ沢の頭-13:55大根沢山-15:05アザミ沢のコル少し上がった所にある広地にテント設営
20日 4:30出立-6:00三方嶺-7:30大無限山-10:00風不入-12:00抜ケ谷山-14:35尾栗峠を通って尾盛駅
天候 | 初日:曇り 2日目:晴れ 3日目:曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
車で易老度までは狭く落石跡が多いものの、問題なしでした。 水場は、静高平と光小屋直下(往復20分)、アザミ沢のコルから少し下った場所に確認できました。 尾盛駅は無人駅で、道路もありません。アプト式電車で次の駅である接岨峡温泉駅に向かいました。(本数が少ないので要確認) 駅前に温泉があります。コンビニはありません。 |
写真
感想
三日間の行動時間は、30時間30分の山行でした。
初日は易老岳に出るまで頑張れば、光小屋までは水場を通っての歩きで、気持ちがいいです。イザルガ岳からは眺望も良いらしい。(ガスっていたので行きませんでした。)
2日目以降はあまり人も入らない山となるので、読図、ルートファインディングの力が試されます。もっとも、テープはしっかりとありましたが。水は出る前に補給しておかないと、幕営地まではありません。核心はブナ沢のコルから大根沢山への登りです。始めのうちはかなり急登です。道もわかりずらかったです。そこから下って行って、アザミ沢のコルから少し斜面を降りたところに水場があります。幕営地はコルから少し上がったところが適していました。
3日目は大井川鉄道の発車時刻を念頭に置いての行動となります(本数が少ない)。三方嶺を通ってここから東に進路を取り、大無限山へ。そこからは南東へ進路方向をとり風不入へ。テープはありますが、現在地をよく確認しながらの行動となります。風不入から先は、しばらく急な下りとなります。不安定な足場も多々ありました。手がかりは沢山ありますが、どうにもペースが上げづらい区間です。そして、抜ケ谷山を通って尾栗峠出合、そこから林業道を行くために東へ戻り、線路上に出ます。とくに道はないので、線路上を歩かせてもらいます。電車通過時刻を知っていないとまずいです。歩いて20分足らずで尾盛駅へ。
今回はGPSが活躍せざるをえない場面が何回かありました。やはり尾根の分岐等がわかりずらいからです。道迷いはすぐに起こりえる状況が続く歩きでした。リーダーは2回このルートを歩いているにもかかわらず、です。慎重にルートファインディングした方が良さそうです。深南部は初めてでしたが、多くのことを試される場所と感じました。何より、タフであることが必要な山域ですね。
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小生も大無間山を目指します。尾盛駅周辺の情報を拝見いたしました。大変たすかりました。取り急ぎ御礼もうしあげます。
大無間の最大の特徴は、その山容の大きさです。例えば、新幹線で東京から関西方面に向かい、静岡を過ぎて、日本坂トンネル(焼津付近)を出た辺り、進行方向の右側に志太平野が山々に変化する北の方向付近に目を凝らすと、一番奥に鎮座する吊り尾根の大きな山が見えます。それが、大無間山、小無間山です。冬になると両山の中央に、かすかに雪山が見えますが、邪魔にはなりません。愛着の念は増すばかりです。山塊を取り巻く、栗代川、関の沢、明神谷は、何れも国内有数の深い谷ですし、前衛の風不入(かぜいらず)、鋸歯(のこぎりば)は、それ自体を登山の目標に出来るほど、険しい山です。田代から登る途中に小無間小屋があり、なんと開けた山かと思われるかもしれませんが、この小屋は、マイクロウエーブが反射板を使用していた時の建設や保守の為の物で、登山者の便を図ったもではありません。南アルプスは(小数の例外を除いて)火山の噴火で形作られた物ではなく、地殻の収縮によって出来た山々ですから、急峻な山容山は少ないのですが、その代わり、このような大きな山塊を持った大無間は魅力的です。登山口から日帰りは、無理ではないでしょうがかなりきつく、また大無間の良さを味あうためにもお勧めできません。私の場合は、栗代林道が使われていたため、林道を詰めて一泊、翌朝稜線に出て山頂、午後2時頃には車にもどりました。山の出来方からか、崩落が激しく、今栗代林道は利用不能と聞いています。三本ある登山道の中では、田代から鋸歯を通って小無間経由で大無間に登るルートがよく使われて、寸又川から大樽沢経由、風不入経由は崩落を避けながらのルートで、初心者には困難のようです。笹をかき分けての登山はルートを想像しながらで、出来れば、この山の経験者と同行するのが望ましいと思います。戦後すぐの静岡国体で登山競技の為、整備された山ですが、その後、かなり荒れて、ベテラン好みの山になりました。かくゆう私も少年時代を志太平野に位置する町に育ち、何時かはその山の山頂に立ちたいと登山を始めた者ですから、風不入とか、大無間とかの文字を見ると、未だ胸が騒ぎ、投稿いたしました。
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