ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 795454
全員に公開
ハイキング
奥多摩・高尾

鷹ノ巣山・六ツ石山:奥多摩最大の急登に挑戦、半袖隊長、稲村岩尾根から石尾根を行く

2016年01月11日(月) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:57
距離
17.1km
登り
1,429m
下り
1,694m
歩くペース
とても速い
0.60.7
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:00
休憩
0:58
合計
6:58
8:01
51
8:52
8:53
10
9:03
9:07
13
9:20
9:20
79
10:39
10:45
21
11:06
11:38
12
11:50
11:54
23
12:17
12:17
27
倉戸山分岐
12:44
12:44
17
尾根・巻き道合流地点
13:01
13:01
4
13:05
13:16
2
13:18
13:18
18
13:36
13:36
45
三ノ木戸山分岐
14:21
14:21
8
稲荷神社
14:43
14:43
16
羽黒三田神社
14:59
奥多摩駅
8:01 東日原バス停8:10 中日原バス停8:49 稲村岩の鞍部8:56 稲村岩10:41 ヒルメシクイノタワ11:37 鷹ノ巣山11:50 鷹巣山避難小屋11:59 水場(鷹ノ巣山避難小屋)12:16 水根山(金佐ノ頭)12:17 石尾根-榧ノ木尾根分岐12:34 城山(奥多摩町)12:38 カラ沢ノ頭12:45 将門馬場(馬責場)13:15 六ツ石山13:18 六ッ石山分岐13:48 十二天山14:07 越路ノ森(峰畑峠)14:29 石尾根縦走路・六ツ石山登山口14:59 奥多摩駅

★EK度数:47.075=17.07+(1,890÷100)+(2,221÷100÷2)
 →→→判定「●EK40〜50未満 日帰りとしては非常にきつい」

EK度数=合計距離+(累積標高上り÷100)+(累積標高下り÷100÷2)
(標高グラフ機能の「SRTM標高」値を採用)
Thanks to murrenさん⇒
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=142
天候 sun晴れsunのち 曇り
過去天気図(気象庁) 2016年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
【往路】地元駅05:0005:12登戸駅05:3306:01立川駅06:0406:34青梅駅06:3507:18奥多摩駅07:27bus460円07:51東日原BS
  【注】東日原行きバスに乗車した13人は全員ハイカー、川乗橋BSで3人下車、残る10人は東日原BSで下車

【復路】奥多摩駅15:0515:41青梅駅15:4616:15立川駅16:2416:53登戸駅17:0117:14地元駅
コース状況/
危険箇所等
★コース状況
【全般shoefoot
【東日原BS〜鷹ノ巣山】
●奥多摩三大急登の中でもトップレベルの急坂である稲村岩尾根を登る。
●沢から離れて稲村岩尾根に乗るまでの傾斜が最も厳しく、ジグを切りながら標高を稼ぐ。
●尾根に達する直前30mほどのお助けロープが張られ路肩の崩れたザレをこなせばは一安心。
●その後も急坂は続くが、間に緩斜面も挟むので、恐れていたほどではなかった。
●逆に効率よく標高を稼ぐので、超特急ハイカーだと2時間ほどで登り切るようだ。

【鷹ノ巣山〜奥多摩駅】
●奥多摩縦走の定番である石尾根伝いなので、特に危険箇所なし。
●敢えて上げれば、脆い巻き道の路肩の踏み外しや堆積した落ち葉の踏み抜きやスリップなど。

【稲村岩】
●「←稲村岩」の道標の近くにある岩場の突起を稲村岩と勘違いするハイカーが多いようだ。
●道標には手書きで「岩場で行き止まり」とマジック書きしてあるが、実際には祠の設置された天辺まで岩場を攀じ登ることが出来る。
●傾斜は急だが、鎖もロープも梯子も一切なく(⇒逆説的だが、必要ないってことか)、岩・枝・根っこなどの手掛かりが豊富なので、岩場のちょっとした心得があるハイカーなら登攀可能だと思う。
●また、下りも大半は前を向いたまま下ることが可能だった。
●全体的に「中級」程度の岩場だと感じた(⇒印象には個人差がありますよ)。

★水場sweat02:なし
★渡渉箇所wave:なし
★残雪状況snow:なし
★泥濘状況shoe:特に酷い箇所なし

☆半袖 タイム:稲村岩分岐点から終点・奥多摩駅まで
★半袖 出会い指数:なし
☆半袖 驚かれ指数:3〜4人から(鷹ノ巣山と六ツ石山の山頂にて)
    ⇒半袖ですか!寒くないですか!若いですね…など
★入山者run
    稲村岩尾根では6人、鷹ノ巣山山頂には5組7〜8人、石尾根では3人、六ツ石山で2人(環境レンジャー)
その他周辺情報 ★登山ポストpostoffice:日原駐在所(上日原BSから徒歩1分)
★トイレtoilet:上日原BS、鷹ノ巣山避難小屋
★駐車場parking:調査せず
★コンビニ24hours:なし・・・奥多摩駅に来るまでに調達すべし
★携帯 :圏内・圏外入り乱れ

★温泉spa:寄らず
★飲食店restaurant:寄らず
★調達店:小川屋(奥多摩駅入り口交差点・青梅街道沿い)
   http://www.okutamas.co.jp/hikawa/info2.htm
おはようございますm(__)m
東日原BSで下りたハイカーは10人。
おはようございますm(__)m
東日原BSで下りたハイカーは10人。
日原交番で登山届を提出。
すぐ傍に登山口がある。
稲村岩が見えてますね。
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日原交番で登山届を提出。
すぐ傍に登山口がある。
稲村岩が見えてますね。
障害物がないところでズームイン!
まさかこの天辺に登るとは思わなかった。
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障害物がないところでズームイン!
まさかこの天辺に登るとは思わなかった。
暫し日原川左岸を歩き
暫し日原川左岸を歩き
巳の戸橋を渡る。
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巳の戸橋を渡る。
橋上から日原川上流方向。
朝が早いだけに冷気も漂い寒々しい。
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橋上から日原川上流方向。
朝が早いだけに冷気も漂い寒々しい。
山腹に張り付いた道。
朝日が差し込むと一気に明るくなる。
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山腹に張り付いた道。
朝日が差し込むと一気に明るくなる。
巳の戸沢左岸をガレ道を行く。
巳の戸沢左岸をガレ道を行く。
左上は稲村岩。
橋を渡って右岸へ移り・・・
橋を渡って右岸へ移り・・・
この朽ちかけた橋をやり過ごすと・・・
この朽ちかけた橋をやり過ごすと・・・
見上げるような急坂。
ジグを切ってエッチラオッチラ。
ここから尾根に乗るまでが最も傾斜がきつかった。
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見上げるような急坂。
ジグを切ってエッチラオッチラ。
ここから尾根に乗るまでが最も傾斜がきつかった。
山腹に張り付いた道。
路肩からはみ出ないように要注意。
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山腹に張り付いた道。
路肩からはみ出ないように要注意。
最後に30mほどのお助けロープ。
でも使わなくても行けますよ。
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最後に30mほどのお助けロープ。
でも使わなくても行けますよ。
稲村岩尾根に乗った!
道標には小さく手書きで「岩で行き止まり」。
先行者もそこで戻って来たと。
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稲村岩尾根に乗った!
道標には小さく手書きで「岩で行き止まり」。
先行者もそこで戻って来たと。
ザックをデポし行ける所まで・・・と気軽な気持ちで行くと・・・下って来る先人あり。
「大丈夫ですよ、天辺まで行けますから。祠もありますよ。」
・・・ならば行ってみるか!
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ザックをデポし行ける所まで・・・と気軽な気持ちで行くと・・・下って来る先人あり。
「大丈夫ですよ、天辺まで行けますから。祠もありますよ。」
・・・ならば行ってみるか!
この巨岩の間をすり抜けるのに手こずった。
足幅が合わず押したり引いたり。
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この巨岩の間をすり抜けるのに手こずった。
足幅が合わず押したり引いたり。
岩角や木の枝・根っこの手掛かり豊富。
岩場としては中級程度だろう。
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岩角や木の枝・根っこの手掛かり豊富。
岩場としては中級程度だろう。
この先っぽが天辺。
さすがに天辺の天辺には立てないが・・・
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この先っぽが天辺。
さすがに天辺の天辺には立てないが・・・
その裏に祠があった。
今日の安全登山を祈る。
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その裏に祠があった。
今日の安全登山を祈る。
左:鷹ノ巣山・右:名栗山?
鷹ノ巣山への道は三大急登には見えないが・・・。
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左:鷹ノ巣山・右:名栗山?
鷹ノ巣山への道は三大急登には見えないが・・・。
左:三つドッケ・右:蕎麦粒山でしょうか?
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左:三つドッケ・右:蕎麦粒山でしょうか?
ジオラマで眼下に日原集落。
9
ジオラマで眼下に日原集落。
さて稲村岩からの下りは・・・?
意外にもほぼ前向きで下山可能。
6
さて稲村岩からの下りは・・・?
意外にもほぼ前向きで下山可能。
ザックをデポした鞍部に下りて来た。
2
ザックをデポした鞍部に下りて来た。
さて尾根伝いに行きますか!
ここで脱皮し正装に。
6
さて尾根伝いに行きますか!
ここで脱皮し正装に。
幅広の尾根をエッチラオッチラ。
2
幅広の尾根をエッチラオッチラ。
冬枯れの道をエッチラオッチラ。
4
冬枯れの道をエッチラオッチラ。
見上げるような・・・急傾斜ではないが、急坂に変わりはない。
3
見上げるような・・・急傾斜ではないが、急坂に変わりはない。
ビバークするに絶好か。
2
ビバークするに絶好か。
ブナの大木が増えて来た。
次第に雲が切れ青空が広がり始める。
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ブナの大木が増えて来た。
次第に雲が切れ青空が広がり始める。
1562Pに達すると鷹ノ巣山が左目前に。
4
1562Pに達すると鷹ノ巣山が左目前に。
そこがヒルメシクイノタワだった。
5
そこがヒルメシクイノタワだった。
そこで今日の食料。
ジャンボいなりを食す。
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そこで今日の食料。
ジャンボいなりを食す。
木立の間から・・・筑波山・加波山だ。
ここで見えたのが最後だった。
3
木立の間から・・・筑波山・加波山だ。
ここで見えたのが最後だった。
青空はどんどん広がり、ブナも踊っている。
2
青空はどんどん広がり、ブナも踊っている。
11:06 鷹ノ巣山1736mにトウチャコ。
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11:06 鷹ノ巣山1736mにトウチャコ。
空が青い…青い…青い。
もちろん絶景が広がっている。
6
空が青い…青い…青い。
もちろん絶景が広がっている。
まず富士山。
雪が少ないですね。
22
まず富士山。
雪が少ないですね。
大岳山(左)と御前山(右)。
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大岳山(左)と御前山(右)。
三頭山。
三ツ峠山と雁ヶ腹摺山。
右に伸びるは小金沢連嶺。
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三ツ峠山と雁ヶ腹摺山。
右に伸びるは小金沢連嶺。
そして南アルプス。
右から甲斐駒・仙丈・北・間ノ岳・農鳥・塩見・荒川・悪沢と続く。
オールスターがほぼ勢揃い。
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そして南アルプス。
右から甲斐駒・仙丈・北・間ノ岳・農鳥・塩見・荒川・悪沢と続く。
オールスターがほぼ勢揃い。
雲が掛かるが浅間山。
6
雲が掛かるが浅間山。
雲取山(中)・飛龍山(左)・芋ノ木ドッケ(右)。
雲と芋の間に見えるは和名倉山だ。
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雲取山(中)・飛龍山(左)・芋ノ木ドッケ(右)。
雲と芋の間に見えるは和名倉山だ。
思わず万歳ヽ(^。^)ノの眺望。
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思わず万歳ヽ(^。^)ノの眺望。
するとこの小柄な山ガールが登って来て
東日原BSから「2時間9分だわ!」
えっ!マジっすか?
因みに拙者と同世代。
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するとこの小柄な山ガールが登って来て
東日原BSから「2時間9分だわ!」
えっ!マジっすか?
因みに拙者と同世代。
奥多摩駅に下るのだが・・・
一旦、石尾根を雲取山方面に下る。
右手に都県境尾根、左手に南アルプスを望む豪華布陣。
1
奥多摩駅に下るのだが・・・
一旦、石尾根を雲取山方面に下る。
右手に都県境尾根、左手に南アルプスを望む豪華布陣。
振り返るとでっかい青空。
4
振り返るとでっかい青空。
鷹ノ巣避難小屋が左奥に。
広場のベンチには無人。
1
鷹ノ巣避難小屋が左奥に。
広場のベンチには無人。
小屋の中を覗いてみた。
こぎれいに使われてますね。
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小屋の中を覗いてみた。
こぎれいに使われてますね。
外の気温は・・・3℃。
2
外の気温は・・・3℃。
さて、奥多摩駅に向かいます。
巻き道でGo!
1
さて、奥多摩駅に向かいます。
巻き道でGo!
木立が開けて、偶に富士山。
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木立が開けて、偶に富士山。
そして、偶に南アルプス。
2
そして、偶に南アルプス。
ここで尾根道に復帰するのを忘れてしまい・・・
1
ここで尾根道に復帰するのを忘れてしまい・・・
無念の巻き道山行続行。
無念の巻き道山行続行。
奥多摩湖がチラチラ見え出すと・・・
1
奥多摩湖がチラチラ見え出すと・・・
(振り返って)将門馬場付近で尾根道と合流。
ちょうど尾根道から山ガールが下って来た。
(振り返って)将門馬場付近で尾根道と合流。
ちょうど尾根道から山ガールが下って来た。
南斜面を歩く時は暖かいが・・・
1
南斜面を歩く時は暖かいが・・・
北斜面になるとやはり冷たい。
1
北斜面になるとやはり冷たい。
六ツ石山1479mに立寄ると
件の快足山女子が休憩中。
4
六ツ石山1479mに立寄ると
件の快足山女子が休憩中。
富士山は梢が邪魔して眺望は今一つだが・・・
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富士山は梢が邪魔して眺望は今一つだが・・・
南アルプスはバッチリだ。
中央に見えるギザギザ山はどこだ?
4
南アルプスはバッチリだ。
中央に見えるギザギザ山はどこだ?
ちょうど居合わせた環境レンジャーに伺うと「黒川鶏冠山」。
2度登ったことはあるが、周りから見るのは初めてだ。
5
ちょうど居合わせた環境レンジャーに伺うと「黒川鶏冠山」。
2度登ったことはあるが、周りから見るのは初めてだ。
暫し快足山女子と一緒に下る。
山を始めたのは昨年からで、昨日は天目山を歩いのだと。
3
暫し快足山女子と一緒に下る。
山を始めたのは昨年からで、昨日は天目山を歩いのだと。
この急坂で健脚山女子とはお別れし先を行く。
けっこうな急坂で日向沢ノ裏からの下りを思い出す。
2
この急坂で健脚山女子とはお別れし先を行く。
けっこうな急坂で日向沢ノ裏からの下りを思い出す。
正面に大岳山や
御前山を見ながら下ると・・・
5
御前山を見ながら下ると・・・
三ノ木戸林道への道を右に見送り
1
三ノ木戸林道への道を右に見送り
杉林の道を抜け、
1
杉林の道を抜け、
落ち葉の堆積した道をひたすら下る。
1
落ち葉の堆積した道をひたすら下る。
赤い鳥居の神社に達すれば・・・
赤い鳥居の神社に達すれば・・・
三ノ木戸林道との出合いは近い。
三ノ木戸林道との出合いは近い。
やがて人家が見え始め・・・
1
やがて人家が見え始め・・・
羽黒三田神社を抜ければ・・・
羽黒三田神社を抜ければ・・・
登山道は終了し駅まで道路歩きだ。
1
登山道は終了し駅まで道路歩きだ。
道端には蠟梅が咲く。
11
道端には蠟梅が咲く。
14:59 奥多摩駅に戻ったて来たら次の電車は15:05発。
6
14:59 奥多摩駅に戻ったて来たら次の電車は15:05発。
慌てて小走りで買いに走る。
意外にあっさり登ることが出来たかな。
お疲れさんどしたm(__)m
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慌てて小走りで買いに走る。
意外にあっさり登ることが出来たかな。
お疲れさんどしたm(__)m

感想

【プロローグ】
「奥多摩三大急登」とは、ヤマレコの中でもよく目にする言葉である。
今までは軽く聞き流していたが、年末の雲取山山行で7時台のバスに乗れることが判明し、俄然、奥多摩も有力な日帰り圏内となったので、「三大急登とやらを登ってみようでないの」との気になった。

そこで「奥多摩三大急登」にてググって、最初のページに出てくる急登(山)を拾って一覧にしたのが下記リストである。

山名 標高m コース    登山口
鷹ノ巣山 1737  稲村岩尾根 東日原BS
六ツ石山 1479  棒ノ木尾根 水根BS
本仁田山 1225  大休場尾根 奥多摩駅
三頭山 1531  ヌカザス尾根 小河内BS
御前山 1405  大ブナ尾根 奥多摩湖
大岳山 1266  鋸尾根 奥多摩駅
雲取山 2017  富田新道 東日原BS
天祖山 1723  表参道 東日原BS
本仁田山 1225  花折戸尾根 鳩ノ巣駅
蕎麦粒山 1472  鳥屋戸尾根  川乗橋

三大急登と言っても、各個人の主観で勝手に選んでいるので、定まったものがある訳ではない。
距離や標高差と言った数値(定量)的な分析だけでなく、凹凸・地質・植生などの要素も絡んで来るし、登った時の季節・気象条件(天気・気温・湿度・風速)・体調も判断する際に大きな影響があるだろう。

そんな中で、衆目が一致する一位候補が稲村岩尾根だった。
距離3.5kmで標高差1150mほどを登るので、1kmごとに約330m上がることになる。
丹沢(塔ノ岳)の大倉尾根が、大雑把に言って、距離7kmで標高差1200mほどを登るので、1kmごとに171m上がることになる。
何と稲村岩尾根は大倉尾根の2倍の傾斜があるのだ。

これで決まり・・・挑戦するなら三大の中でもトップとして認知されている稲村岩尾根だ。

【稲村岩尾根】
登山詳細については「写真&コメント」をご参照願いたいが、尾根に取付くまでの斜面のジグザク登りが最大の傾斜だったように思う。
尾根に取付いて以降は、急坂が断続的に続くものの、なだらかな部分が適度にあり、山道としては険しい箇所・難しい箇所は一切ないので、思っていたよりはスムースに登れたというのが素直な印象である。
山と高原地図のCTが3時間5分に対して、拙者の実績も同じ。
但し稲村岩の天辺までの往復30分を除けば実質2時間半ぐらいなので、まあ、そんなもんか。

【快足山女子】
ところが拙者が鷹ノ巣山山頂で絶景を楽しんでいたところに、昔はお嬢さん(拙者と同世代か?)が登って来て、一言ぽろり。
「2時間9分だったわ!」
えっ!!!2時間9分!!!
拙者よりは一本遅いバスに乗り、東日原BSを9時に出発したらしい。
体形は華奢だし、どう見てもガシガシ歩くタイプには見えない。
ただひたすら、上を目指して登って来たとのこと。
昨日は同じく東日原BSから天目山を往復したと言うから、またビックリ。
滑川町(埼玉県)にお住いなので、奥多摩や奥武蔵を歩かれることが多いようだ。
急坂を軽やかに登られる姿を是非拝見したいものである。

【稲村岩】
稲村岩は単に周囲から「凄いな!」と思って見るだけで、登れないのだと思っていた。
現地道標にも、どなたかの手書きで稲村岩へは「途中止まり」と書いてあったので、まあ、行ける所まで行ってみるかとザックをデポして岩場を攀じっていたら、前方から下山者が来るではないか!
聞いてみると、岩の天辺まで登れるし、祠が祀ってあるそうだ。
これは行かねばなるまい!と思い猪突猛進してみたら、意外なほどにあっさりと天辺まで行くことが出来た。
大体において、こんな岩場では登りより下りで苦労することが多いが、手掛かり豊富な岩場だったので、後ろ向きにならずとも前向きのまま下山できた。

ただ、祠のある手前の小ピークを稲村岩と取り違えるハイカーも多いようだ。
「天辺には祠がある」ことを目印に挑んでみて下さい。

【次は???】
大休場尾根は下りに使ったことがあるので後回しにするとして、やはり三頭山のヌカザス尾根からオツネノ泣坂かな?
その前に、他にも行きたいところがたくさんあるなぁ(*^^)v

お疲れさんどしたm(__)m

  隊長

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コメント

お天気良くて よかったですね❗
都心は朝少し曇ってたので。
それに、早起き できたんですね(笑)
稲村岩 上まで上れるんですねー
僕も 今度 挑戦してみよっかな❗
でも、伊豆ヶ岳の男坂敗退だからなー(笑)
2016/1/15 7:35
cyberdocさん
ここのところ、始発電車に乗れずに、登る前から敗退してましたから、今日こそは・・・
1号隊員の協力も得て、なんとか始発電車に間に合いました

稲村岩尾根の中間地点でも雲が広がり始めて「あれぇ??」なんて思っていたのですが、山頂近くになってスッキリ晴れ渡り、特に南アルプスの眺めはスッキリクッキリ見事でしたよ

稲村岩は周りから見て凄いナァ・・・と思う対象かと思っていたら、登れるんですねぇ。
拙者も、下って来たハイカー氏とすれ違わなければ、適当なところで引き返していたと思います。
その点では幸運でしたね

  隊長
2016/1/15 20:30
スゴイ山ガ〜ルがいたもんだ♪
隊長
隊長が3時間弱かかったupを2時間とは驚きです
隊長は、神津島に行って次の日に鷹ノ巣山とは驚きです
ということは、3連休は東京都から出ていないんですね
なんか笑えます (失礼)

三頭山のヌカザス尾根からオツネノ泣坂だけでは、きっと物足りないですよ!
奥多摩急登を一日2坂、ムロクボ尾根→オツネノ泣坂で三頭山に登り、ヌカザス尾根で下山し湖畔を歩きでトオノクボで六ツ石山にであれば、満足されること間違いなしです

hamburg
2016/1/15 7:38
hamburg渋描き隊長
拙者も最初に呟きを聞いた時には驚きました。
なので聞き返したんですよ「2時間9分で登って来たんですか?」って。
小柄な華奢な身体つきで、どう見ても拙者とほぼ同世代なのですよ。
見た目で判断しちゃいかんですが、それでもねぇ・・・恐るべし、山女子!

伊豆諸島も東京都ですからね。
でも以前は静岡県に所属していたそうですね。
だって、伊豆諸島ですからね・・・名前は静岡県。

いやいや、そんなに凹凸凹凸してたら、ホントに泣き坂(´;ω;`)になってしまいます

  隊長
2016/1/15 20:38
稲村岩は西上州の岩峰のようだ
当日、当方は雨乞岳(2037m)に登っていたが、風がないとは言え日陰では上3枚着ても休んでいると寒かった、鷹ノ巣山は1700mあるのでそれなりに寒いはず、よく山頂で半袖でいられますね

稲村岩は西上州の岩峰のようですね、往復30分なら行ってみたいです。
快足山ガールと言わずに快足山女子と言葉を変えてますね。
隊長と同年齢だからか
それとも快足すぎて山ガールのイメージの域を越しているからなのか?
隊長より快速だったため、尊敬を込めて言葉を選んだ?

ランナーには速い方多いですよね、マラソン大会(ハーフとか30kmも含む、例えば30km1時間20分とか)で速いな〜と思う方は速いですよね。CTの50%なんてのも散見されます。

奥多摩は名の知れた山をメジャーなコースから一通り登っただけなので、今度は違うコースから歩いてみたいと思ってます。雲取山にしてもたくさんのコースがあり楽しみは尽きないですね。

お疲れ様でした。
2016/1/15 7:49
mtkenさん
風が弱かったので半袖で通しました。
快足山女子さんにも「寒くないのですか?」と聞かれましたが、
「大丈夫ですよ、慣れてますから」と答える一方で、
「寒くはないですが、冷たいです」と答えていました。

山ガールと言わずに山女子としたのは、
●年齢が拙者と同世代だったこと
●昔ながらの山装束だったこと
●何よりもそのスピード
山ガールとのチャラチャラの括りで呼ぶにはあまりにも。。。でしたので、おっしゃるように尊敬・畏敬の念を込めました。

六ツ石山からの下りで短い区間だけご一緒したのですが、確りした足取りでしたよ。
ただ下りでは慎重に優る拙者の方が速くて、「お先に失礼」となりましたが・・・。
(小柄な方でした。)

拙者は、青梅線沿いの奥多摩にはある程度出没していますが、その先となると空白地帯なのです。
今後は天目山や蕎麦粒山方面を考えています。

  隊長
2016/1/16 7:41
雪まったくないですね〜
隊長、おはようございます。
稲村岩コースお疲れ様です。冬場は、雪と凍結でつるつるしてシンドイコースなんですよ、ここは。ところが、全く雪もなさそうでびっくり。
それだけ暖冬なんでしょうね。三頭山も雪もなさそうで、今年は近場でアイゼン試しをする場所が無くて困りました。
ではまたまた。
2016/1/15 8:42
kuboyanさん
稲村岩尾根は北斜面なので、積雪や凍結は???と懸念したのですが、「雲取山〜三峰間でもほとんど影響なし」とのレコを見て、だったら大丈夫だろうと判断しました。
実際に「凍結ゼロ・積雪ゼロ・所々に霜柱」でしたよ。

三頭山にも雪はなさそうでしたが、甲斐駒も青黒く見えました。
明日から月曜にかけてやや天候が崩れるようなので、奥部では積雪が期待できそうですね。

  隊長
2016/1/16 7:47
yamabeeryuさん、おはようございます
いよいよ、奥多摩三大急登に出陣ですね。
しかし、栄えある3つの椅子に、10もの急登がノミネートされてるんですか 。小生丁度この半数を既登ですが、確かにそれぞれの山の急登コースみたいですね。三大急登としてはリストの上3つが一番多いようにも思いましたが…、ここは広い心で「奥多摩10大急登」とでも銘打ってシリーズ化し、完登後真の三大急登を決める(あくまで独断 ですが)なんてどうですか。

快速山女子と山頂デート 連発!快速同士、タイムも話もあったようですね
しかし、隊長も驚く 快速山女子とは、しかも同年代 !、山歴1年 !いやはや、きっとアスリート系なんですかね。ここまで凄いと、ユルめな小生としては立話はいいが、同行はちょとご遠慮
ただ隊長も、(今回稲村岩尾根初見のようですし)大倉尾根2時間切りの実力を持ってすれば、稲村岩に寄り道せずその気になって登れば、2時間切りも射程範囲ですよ
2016/1/15 8:59
odaxさん
拙者が掲げた10コースは、グーグルで検索したトップページに急登として言及されているもの全てを抜き書きしたものなのです。
すなわち「三大急登はXXXXXなのだが、他にも急登としてOOOOOOもある。」と紹介されているもの全てです。
一般的には冒頭3つが三大急登と言われているようですね。

そう言えば、最近、大休場尾根を登られましたよね。
あそこは距離は短いけど急登率では一番。
拙者は下りにしか使ったことはありませんが、確かに急ですよ、あそこは。

快足山女子さんは、見た目はフツーなのですよ。
そんなにガシガシと上を目指して登るタイプには見えないのですよ。
でも、今、ふと閃きました。
きっと余計なものを担いでいないんだ!
余計なもの=肉ですよ、肉。自ら背負わざるを得ない体重。

「奥多摩10大急登」シリーズ化・・・いいですねぇ。
次はヌカザス尾根・オツネノ泣坂に挑もうかな

  隊長
2016/1/16 7:58
日焼け跡
隊長、こんにちは。

寒気が入ってきているのに半袖で鷹ノ巣山とは。
私は既に腕の日焼けは目立たなくなっていますが、隊長は日焼け跡が
くっきりですね。流石です。

稲村岩尾根。3.5キロで1150m、富士山富士宮口クラスですね。
CT3時間5分ですか。トライしてみたくなりました。

ヌカザス尾根は登ったことないのですが、隣のムロクボ尾根は1時間36分でした。
2016/1/15 17:06
millionさん
秋冬で直射日光は弱いようでも、毎週の積み重ねで「現場作業員」の風格を備えています。
1号隊員には「寒イボ隊長」とも呼ばれていますが

大倉尾根は7kmで1200mですから、距離は半分で標高差はほぼ同じ。
millionさんだったら、1時間半ぐらいで駆け上がっちゃうのでは?
鎖・ロープ・橋・梯子などない割と幅広の尾根ですから、タイムトライアルしやすい道だと思います。
大倉尾根みたいに、ハイカーで溢れることもないでしょうし。

ムロクボ尾根・・・「深山橋〜ヌカザス山」でCT2時間ですね

  隊長
2016/1/16 8:09
コンパクトで濃いコース
半袖隊長、こんにちは。

東日原→鷹ノ巣・六ッ石→奥多摩駅はいいコースですよね。
盛りだくさんで、奥多摩日帰りでは一番コンパクトで濃いコース。
そんな感じがします。

トレースを見ると、避難小屋に降りて巻き道を行ってしまったんですね。
鷹ノ巣頂上〜水根山間の尾根上のコースは一番美味しいところなんですが、
また、是非歩かれることをお勧めします。

私は、この間、稲村岩に登り損ねたので、そのうち行きたいのですが。
行きたいとこ多すぎなので、まぁ、いつになることやら。
2016/1/15 18:16
yamaheroさん
今から25年?前に、雲取山⇒奥多摩駅を歩いているのですが、全くもって何も覚えていませんでした。

鷹ノ巣山から避難小屋に下ったのは、今後のことを考えると、避難小屋まで下って赤線を伸ばしておいた方が、何かしら役に立つのでは・・・と思ったからです。
先日、youtaroさんのレコでも、水根山から鷹ノ巣山の間は素晴らしい眺望と読んで「シマッタぁ
今、山と高原地図を見てどんなルートで周回できるか考えていたところです。

行きたいところが多過ぎて、山本リンダさん状態にあるのは同じですよ。
notes困っちゃうなぁ〜note

  隊長
2016/1/16 8:24
急登ではなく壁…
yamabeeryuさん、遅コメすみません_(._.)_

12なんて急登upなんてものではなく、壁そのものに感じます  このようなところを登られるとは…

頂上に近づくに連れ になり、絶景に疲れも少しは癒やされたのではないでしょうか  しかしその急登upを2時間9分の山女子様がいらっしゃるとは  ただただ唖然でありんす。

mamepapa dog
2016/1/18 15:30
mamepapaさん
写真を撮る角度にもよりますが、確かに急傾斜!
でも拙者でも手足だけで登れるほどですから、
「大丈夫ですよ、壁ではないですから

途中に雲が広がり始めて「あれぇ? 」なんて思っていたのですが、山頂ではすっきりと晴れ渡り、特に南アルプスがくっきりと見えました。

快足山女子・・・見た目は普通の方でして、拙者も、ふと漏らした言葉を聞かなければ、そんな風には思わなかったのは間違いないです

  隊長
2016/1/19 6:52
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