記録ID: 82436
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
北穂高岳〜奥穂高岳縦走
2010年10月11日(月) 〜
2010年10月13日(水)
長野県
岐阜県
yamano-kami
- GPS
- 51:15
- 距離
- 33.9km
- 登り
- 2,321m
- 下り
- 2,316m
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10/11 8:35河童橋-9:55徳沢園10:00-10:45横尾山荘11:00-13:10涸沢ヒュテ
(テント泊、時間は景色を眺めているうちに過ぎました)
10/12 6:10テント場-8:00北穂高岳8:20-9:15最低コル9:20-10:05涸沢岳
10:10涸沢岳-10:25穂高岳山荘10:35-11:00奥穂高岳
11:45奥穂高岳-12:15穂高岳山荘12:20-14:00テント場(ザイテン経由)
(再びテント泊、時間は雲とともに過ぎていきました)
10/13 7:10テント場-8:05屏風のコル8:15-11:40河童橋(パノラマ道〜新治橋経由)
(テント泊、時間は景色を眺めているうちに過ぎました)
10/12 6:10テント場-8:00北穂高岳8:20-9:15最低コル9:20-10:05涸沢岳
10:10涸沢岳-10:25穂高岳山荘10:35-11:00奥穂高岳
11:45奥穂高岳-12:15穂高岳山荘12:20-14:00テント場(ザイテン経由)
(再びテント泊、時間は雲とともに過ぎていきました)
10/13 7:10テント場-8:05屏風のコル8:15-11:40河童橋(パノラマ道〜新治橋経由)
| 天候 | 10/11 午前/晴れ 午後/時々曇り 10/12 曇り時々晴れ 10/13 晴れ 毎日、午後、上のほうはガスってたようです。 |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2010年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
11日は、三連休最終日にもかかわらず、ほぼ満車状態。 13日にはさすがに車も減っていたが、それでも8割くらいの入りで、 シーズン中は駐車もままならない状態。 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
涸沢、奥穂高と言えば、ガイド本や、このヤマレコでも多数報告されている ので、今回は、北穂〜涸沢岳の危険箇所について報告する。 このルートはガイド本によっては、大キレットや剣の別山尾根より危険だと紹 介されている。実際、踏破してみてその理由が自分なりにわかったような気がす る。 ��)鎖やロープが少ない。本当に必要な箇所にしか設置されていない。 ��)岩の出っ張りが多く、崖っぷちを岩を抱いて回り込む箇所が多数ある。 ��)同時に、ザックが岩に当たってバランスを崩したり、思い切り頭をぶつけそ うで、動きの自由度を制限されてしまう。 大キレット、剣のタテバイ、ヨコバイも危険だが、オープンな空間を歩く場合が ほとんどで、足元とバランスさえ注意していれば、なんとかなる。しかし、北穂 〜涸沢岳のルートは、岩の出っ張りを常に気にして歩かねばならないため、精神 的にも疲れてしまう。足場は思ったより安定しているところが多いが、どれをと っても滑ってしまえば、あの世行きである。 私は、常に「慎重に、慎重に」と小さく呟きながら歩いた。鎖が出てくるとホ ットし、少しだけ気が緩む。つまりこのルートは、鎖やロープが出てくるとホッ トするルートなのだ。 岩歩きに自信の無い方は是非入山しないでください。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
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北穂山頂。ほぼ晴天だ。
でも30分後には、急に
ガスが出てきました。
運が良かった!
でも30分後には、急に
ガスが出てきました。
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感想
勤務先の休暇制度を利用し、珍しく平日に山行を実行。
以前から、何故か歩いていない北穂〜涸沢岳〜奥穂の縦走を達成できた。
ハイライトは北穂〜涸沢岳の危険ルートだが、基本情報で報告してあるの
で、そちらを参照されたい。
今回、体育の日の3連休があったとは言え、平日だから人も少ないであろ
うと想像していたが、見事に期待は裏切られた。何でこんなに人が多いのか?
10/12の涸沢ヒュッテで、超満員(布団1枚に二人)だそうだ。テント場は70張
くらいか、月〜金まで勤務をしている私にとっては信じられない。また、登
山者の4割くらいは現役リタイア組のようで、それは納得できる。しかし、残
りは、今稼がねばいつ稼ぐのだ・・・・・と言いたい年齢の人達なのだ。み
んな平日休みの仕事か?・・・・・そんなことはないだろう。一人ひとりイン
タビューしたい衝動にかられてしまった。「あなたの職業は何ですか?」とね。
いずれにしても、凄まじいばかりの登山ブームである。山ガールも多数
出没しており、今回、何回も遭遇した。しかし、忘れてはいけないのは、
季節である。紅葉の良い時期ではあるが、この時期、いつ雪が降ってもおか
しくないのである。過去、谷川岳、立山で大量遭難事故が起きたのも10月
上旬である。1時間後に吹雪になっても大丈夫と言う装備を持っている人が
何人居るだろうか?少なくとも山ガールの格好では乗り切れません。
紅葉の優雅さと、冬の入り口が隣り合わせの季節だということを理解して
入山されることを勧める。
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yamano-kami さんコンバンワです。
今年は意外と涸沢〜北穂への山行記録が少ないような気がします。写真や山行記録共に素晴らしいですが、危険に対する鋭い指摘はまさにズバリと思います。
幸いな事に涸沢を中心に山荘や小屋が密集している為、急な天候の変化でも結構大事にならずに済んでいる様な気がします。とは言うモノの、何年か前に大雪が降り山小屋の従業員の何人かが帰らぬ人となったのは記憶に新しいかと思います。
改めて身を引き締める思いが湧いて来ました。
kintakunteさんへ。
山登りの経験を重ねてくると、何だかだんだん怖さに気を使うよ
うになってくるもんですね。テン場で雷に怯えたり、雪山で滑落
したり･････こんな経験を積むと、だんだん怖くなってきます。
でも、慎重に状況判断できれば、山は決して裏切りません。そん
な気持ちで臨んでいます。
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