高天原温泉


- GPS
- 23:22
- 距離
- 57.1km
- 登り
- 4,557m
- 下り
- 4,559m
コースタイム
- 山行
- 10:19
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 11:40
- 山行
- 10:33
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 11:33
天候 | 晴れ+曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
通行料金2,000円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・太郎平〜薬師沢小屋(トラバース気質の斜面でどこを歩くか分かりづらい) ・薬師沢小屋〜雲ノ平小屋(序盤のゴーロ帯の踏み抜き地獄。急野登を終えると、広い台地でどこを歩くか分からない) ・雲ノ平山荘〜高天原峠(急斜面) ・高天原峠〜高天原山荘(トラバース部分は道が分かりづらい) |
その他周辺情報 | ・亀谷温泉白樺の湯(土日のみ営業)500円 タオル・シャンプーなし(ドライレイヤーは20円) ・夜ごはん(台湾菜館) ・ローソン 立山坂井沢店(夜利用) ・セブンイレブン 立山あるぺん村店(朝利用):最寄りのコンビニ |
写真
装備
個人装備 |
12本アイゼン
ピッケル
|
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感想
【服装】
半袖+短パン+日よけ、残雪靴、アイゼン、ピッケル
※中間グローブ、予備グローブ等は不使用。
※薬師沢小屋直下の梯子でピッケル使用。
【気温】日の出4:09/日の入り19:11
土:(P2,000風3m/14℃)平地気温32℃
日:(P2,000風2m/13℃)
【テン泊装備】
・山と道マット(13mm)、モンベルシームレスダウンハガー900#3、ダウン靴下(モンベル)、ダウン上(ユニクロ)
※あつくて、シュラフから体を出して寝た。ダウンいらない。
【登山者・水場等】
(当日登山者)
・薬師岳まで:20人
※夏登山時期ではないため、駐車場はすいていて、登山者もピーク時よりは少ない。
・太郎平小屋〜高天原温泉:薬師沢小屋の方と3名スライド
(テント場所)
・温泉地点
(水場)
・薬師峠キャンプ場:トイレ脇にあり
※太郎平小屋脇には、まだ水が引いていなかった。
・薬師沢小屋まで水場マーク箇所、沢渡渉箇所で給水可能
・薬師沢小屋の吊り橋渡った直後も、沢で補給可能
・高天原山荘手前で、雪解け水が流れており、給水できた。
※山荘前の場所は、木道がかけられており、通年流れているとは思うが、雪解け水でない場合は、飲めるかどうかは不明。今回は雪解け水豊富で飲めたため、雪から水を作らず、この沢の水を使用した。
【電波状況】
・薬師岳山頂
・雲ノ平山荘先P2,576電波塔あたり
・奥日本庭園あたりも入るらしい(ここは未確認)
【食料】
(1日目)11h40
水持参:太郎平小屋まで0.8L消費、高天原温泉まで1.0L消費
消費: おにぎり1、卵2、チキン4切、干し柿2、甘いお菓子1、大福1、板チョコ1/2、ナッツ1、梅干し1、アミノバイタル1
(2日目)11h30
水持参:太郎平小屋まで1.0L消費
消費: ソイジョイ1、干し柿2、板チョコ1/2、大福1、a米1、グミ1、チョコケーキ3、アミノバイタル1、コーヒー1
合計食料残: ジェル2、ミニヨーカン4,プロテインバー1、塩分タブレット2
【コース状況等(メモ)】
※〜薬師沢小屋から高天原までのルート検討〜
・薬師沢小屋から高天原までは、大東新道経由と雲ノ平経由と2パターンがある。
〇大東新道のメリット
・アップダウンなく高天原峠まで行ける(6月になれば雪もとけ、沢沿いも残雪処理なく歩ける)。
・最短距離で近い。コースタイムでは、雲ノ平経由よりも30分短い。
△大東新道のデメリット
・実際に薬師沢小屋まで行かないと、黒部川沿いの雪の残り具合が分からない。
・黒部川から右手に曲がったP2,102手前に渡渉点が2箇所、P2,102後も1箇所あり、水量が多いと渡れない。
・高天原峠までのトラバースが読めない。
〇雲ノ平経由のメリット
・渡渉がない。
△雲ノ平経由のデメリット
・アップダウンがある。
・薬師沢小屋から雲ノ平までの登りは、ゴーロ帯で雪が少ないと踏み抜きがひどい。
◎結論
・小屋明け直前で、登山道整備された後(渡渉点に梯子がかけられた後)に行くのであれば、大東新道で良いが、雪解け水豊富な時期に渡渉できない可能性を考え、雲ノ平経由とした。
・アップダウンがあっても、確実なルートで高天原に向かうことに。
(P〜薬師岳)
・難しい箇所なし。太郎平小屋まで滑り止めなし。
・薬師峠〜薬師岳までアイゼン使用。トラバースがあるため、軽アイゼン以上があると安心。
・稜線にあがると雪がないため、そこでアイゼンを外す。
・下りは、稜線脇の残雪を利用し、山頂直下から薬師峠までアイゼンを着用し一気に下る。
・2日目に薬師峠から薬師岳まで向かうと、前日は出ていなかった沢が1箇所出ていた。
・今後雪解けしていくと夏道の沢がどんどん出てくると思われる。
(太郎平小屋〜薬師沢小屋)
・トラバースと渡渉あり。
・お昼を過ぎて雪もゆるみ、凍結がないため薬師沢小屋までアイゼン未着用。着用の場合も、軽アイゼンで良さそう。小屋の人はチェンスパ着用していた。
・渡渉点は、太郎平小屋の人が薬師沢小屋に行ったというレポが前日6日にあがったが、鉄板などの梯子は未設置。小屋明け後の7月にはかけられるが、折立林道開通直後の週末のため、整備もまだ進んでいない。
・第1渡渉点まで下って降りてくると、基本は平坦な分かりづらい道。地図などを確認しながら進まないと、方向感覚が分からない。
・第1・2渡渉点、薬師沢渡渉と3箇所あり。基本石伝えに歩くように試みるが、第1渡渉点から水ポチャで靴が濡れる。ビニール袋も持ってきていたが、面倒でしなかった。
・渡渉は濡れずに行くのは、厳しそうだが、水量多くて渡れないなどの心配はない。
・雪が残るうちは、道が分かりづらいため、1人で歩くのはおススメできない。小屋明け後、どの程度、雪の道に目印が置かれるか分からないが、雪消えまでは簡単には行けないかも。
・薬師沢小屋に到着したときは、無事ここまで来れてほっとした。
(薬師沢小屋〜雲ノ平山荘)
・薬師沢小屋の吊り橋を渡って対岸へ。
・黒部川本流は、雪解け水で水量もあり、吊り橋がないと渡れないと感じた。
・薬師沢小屋前の吊り橋は、1年中渡れる(鉄板を外したりはしないらしい)。
・吊り橋を渡ると、まず黒部川に降りるために、鉄梯子を下る。鉄梯子脇に雪が覆いかぶさっていたが、ギリギリ末端まではかかっておらず、ツボ足で沢まで降りられた。
・もう少し早い時期で雪がかぶっている場合は、雪渓に移動してから、クライムダウンで降りる必要がありそう。
・沢におりた後は、雲ノ平の看板から、雲ノ平へ向かう。
・行きはこのルートが分からず、違う谷を登り、1本トラバースして登山道に復帰している。
・下の看板の箇所も梯子と雪が残り、下山時はピッケルとアイゼンを使用した。
・下部の夏道が出ていた。
・少し進むと、雪が出て、ゴーロの上に雪が乗るため、ゴーロの隙間で踏み抜きが続く。
・上に行くにつれて雪が増えて踏み抜きがなくなるが、斜度も増し、全く進むルートが分からない。とりあえず直登ルートのため、地図を確認しつつ直登する。
・凍結しているとアイゼンとピッケルがいりそうな斜面だった。ツボ足で進む。
・1時間ほどで斜度が緩み、やっと平坦に。
・平坦になったあとは、台地のような場所を雲ノ平まで進むことになるため、今度は目指す方向が分かりづらい。何度も地図の確認+ルート修正しつつ進む必要がある。
・雲ノ平に無事到着。2回目の雲ノ平。やはりいいところだった。
(雲ノ平山荘〜高天原温泉)
・雲ノ平から鉄塔までは、少し登りが続く。電波塔で電波が入る。
・電波塔の周辺は、薬師岳や赤牛岳、水晶岳を正面に見ながら進め、大展望。すごくいいところだった。雲ノ平まで来たら、ここまで足を延ばしてもいいかも。
・P2,500あたりから高天原峠までは、かなりの急斜面。ここでアイゼンを着用して一気に下る。
・高天原峠までは難しい箇所なし。
・高天原峠から高天原山荘まではトラバースで進む。難しい箇所はないが、地図などで方向を確認しながら進む必要がある。
・岩苔小谷で渡渉あり。1回目は水量少なく、2回目は水量豊富。薬師沢よりも水量多く、驚く。どこで渡渉するか見極めつつ、渡渉。流されるほどの水量はないが、ふくらはぎ程度の水量あり。
・渡渉を終えると、木道が出てきて高天原山荘まで湿原が続く。
・急に奥地の秘境感が漂い、「すごくいいところに来た〜」と嬉しくなる。
・山荘手前で水も補給でき、ラッキー。
・山荘からは15分ほど下り温泉へ。山荘から温泉までへも、雪があり、一部ルートを外れている。
・無事温泉に到着。GWレポで見たとおり、普段混浴となっている部分にホースでお湯が注がれ、いい塩梅。一気にテンションがあがる。
・まだ時間もあるため、今日のうちに竜晶池へ向かう。15分ほどかかるが、赤牛岳が池にうつり、行って良かった。
・あとは、温泉に戻り、ゆっくりタイム。
・翌日は赤牛岳経由または、水晶岳・黒部五郎岳経由で戻ることも計画したが、相方がギブとのことで、来た道を戻ることに。貸切温泉で翌朝ものんびりできるし、それもまた良い。
・帰る際は、渡渉後に高天原峠を経由しないで鉄塔までショートカットでトラバースしようと進むが、少し進んで行くと藪もうるさくなり、来た道のほうが楽だと判断し、高天原峠ルート(夏道ルート)へ変更した。
・復路は、高天原峠手前から薬師沢小屋までアイゼン着用。薬師沢小屋から太郎平小屋直下急登までツボ足で進んだ。
【感想】
・久しぶりの土日晴れ予報。どこに行くか、1週間ずっと迷う。北アルプスで行きたいルートは、GW以降の直近レポなし。不安要素あるなか行くのもなあと迷い、前日20時まで飯豊に行く予定だった。
・前日20時頃、太郎平小屋のインスタを確認すると、太郎平小屋の人が薬師沢小屋まで行ってきたと写真があがっていた。小屋の人が行けるなら、3箇所の渡渉点も何とかなるだろうと思い、急遽行先変更。
・20時からルート作成や、行動食の量を変更し、就寝。折立林道の開通が6時で朝の出発時間が遅いからこそできた変更だった。
・折立Pは北アルプスシーズン前ということもあり、人出は少ない。
・いつかは行ってみたいと思っていた高天原は、想像よりも秘境ですごくいいところだった。温泉も貸切利用できたのは、残雪で苦労した分のプレゼント。
・のんびり温泉山行で、すごく大満足の登山だった。高天原にして本当に良かった。
・今回もお付き合いただいた相方には感謝したい。お疲れさまでした〜(*´▽`*)
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