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Yamareco

記録ID: 8385637
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

槍ヶ岳 東鎌尾根(7月5日現在:北鎌尾根への水俣乗越下降路の残雪状況)

2025年07月05日(土) 〜 2025年07月06日(日)
情報量の目安: A
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
Hagisen その他1人
体力度
7
1〜2泊以上が適当
GPS
18:43
距離
41.2km
登り
2,058m
下り
2,055m
歩くペース
速い
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
6:53
休憩
2:14
合計
9:07
距離 19.7km 登り 1,637m 下り 265m
5:27
3
スタート地点
5:35
10
5:45
5:46
27
6:13
4
6:17
30
6:58
35
7:33
7:34
33
8:07
8:08
10
8:18
8:23
5
8:28
22
8:50
9:17
25
9:42
26
10:08
10:09
68
11:17
12:54
100
2日目
山行
8:06
休憩
1:30
合計
9:36
距離 21.5km 登り 421m 下り 1,790m
6:15
48
7:03
7:10
20
7:30
8:03
13
8:16
8:39
37
9:16
4
9:20
9:21
38
10:30
23
10:53
46
11:39
23
12:02
12:03
6
12:09
12:10
8
12:18
12:19
37
12:56
4
13:00
39
13:39
13
13:52
14:11
1
14:12
14:15
39
14:54
5
14:59
35
15:34
11
15:45
15:46
5
天候 7月5日(土)午前中晴れ→午後雨→15:00過ぎよりドシャ降り、強風。
6日(日)朝、快晴→昼頃より曇り。

過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス タクシー 自家用車
沢渡第3駐車場よりタクシー6000円(4人で相乗り)※バスは5:00始発だか、タクシーは4:00頃より利用可能。(釜トンネル入口ゲート解除は5:00)
コース状況/
危険箇所等
水俣乗越しから千丈沢への下降路には急斜面に残雪があり(たとえアイゼンピッケルがあっても)雪渓をダイレクトに下降するのは危険だと思いました。乗っ越しから20mほど下ると右の潅木地帯にエスケープできるので、そちらのルートを選びました。
予約できる山小屋
横尾山荘
2025.7.5(土)
今回は秋に北鎌尾根クラシックルート(湯俣から入渓)するための「下見」です。
河童橋を出たのが5:45 → 11:30 水俣乗越まで5時間45分
日射があり、大曲からの上りでは汗ダクになりました。
2025年07月05日 11:33撮影 by  SOG13, Sony
2
7/5 11:33
2025.7.5(土)
今回は秋に北鎌尾根クラシックルート(湯俣から入渓)するための「下見」です。
河童橋を出たのが5:45 → 11:30 水俣乗越まで5時間45分
日射があり、大曲からの上りでは汗ダクになりました。
11:34 写真では分りにくいのですが、20mほど下ったところから急斜面に雪渓が残っています。
2025年07月05日 11:34撮影 by  SOG13, Sony
2
7/5 11:34
11:34 写真では分りにくいのですが、20mほど下ったところから急斜面に雪渓が残っています。
11:35 下降開始。残置ロープがありますが、かなり古いものです。足場確保とブレーキをかけるためにポールを使用しました。
2025年07月05日 11:42撮影 by  SOG13, Sony
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7/5 11:42
11:35 下降開始。残置ロープがありますが、かなり古いものです。足場確保とブレーキをかけるためにポールを使用しました。
11:45 雪渓に入るのは(かなり急斜度で)危険なので、右岸のザレた斜面を下降しますが、手で捕まる灌木がなく雪渓に転げ落ちそうになります。
2025年07月05日 11:45撮影 by  SOG13, Sony
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7/5 11:45
11:45 雪渓に入るのは(かなり急斜度で)危険なので、右岸のザレた斜面を下降しますが、手で捕まる灌木がなく雪渓に転げ落ちそうになります。
11:49 グループで来た場合、最初の20mくらいはロープを出した方が安全だと思いました。一歩ずつステップを切って下降しました。
2025年07月05日 11:49撮影 by  SOG13, Sony
3
7/5 11:49
11:49 グループで来た場合、最初の20mくらいはロープを出した方が安全だと思いました。一歩ずつステップを切って下降しました。
☆ところが250mほど下った地点で、突然、私の右内腿が攣ってしまいました。今までこんな下りで痙攣したことはなかったのですが、おそらく「軽い熱中症」と「脱水」だったのだと思います。67歳ですから、昔のような「環境対応力」は望むべきもありません。昨夜は沢渡駐車場で車中仮眠だったので睡眠不足もあったのだと思います。
2025年07月05日 11:49撮影 by  SOG13, Sony
3
7/5 11:49
☆ところが250mほど下った地点で、突然、私の右内腿が攣ってしまいました。今までこんな下りで痙攣したことはなかったのですが、おそらく「軽い熱中症」と「脱水」だったのだと思います。67歳ですから、昔のような「環境対応力」は望むべきもありません。昨夜は沢渡駐車場で車中仮眠だったので睡眠不足もあったのだと思います。
12:49 少し休んで回復しましたが、パートナーが経験が浅いのと、天候悪化の不安があったので水俣乗越へ戻ることにしました。
2025年07月05日 12:49撮影 by  SOG13, Sony
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7/5 12:49
12:49 少し休んで回復しましたが、パートナーが経験が浅いのと、天候悪化の不安があったので水俣乗越へ戻ることにしました。
13:00 乗越に戻ったら天気が変わり始めたのがわかりました。
(写真はパートナーのN氏、最後の急斜面上り)
2025年07月05日 12:49撮影 by  SOG13, Sony
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7/5 12:49
13:00 乗越に戻ったら天気が変わり始めたのがわかりました。
(写真はパートナーのN氏、最後の急斜面上り)
13:05 稜線に雲がかかり始めました。東鎌尾根を行けば、途中に「ヒュッテ大槍」があるので、そちらへルートを変更しました。
2025年07月05日 13:05撮影 by  SOG13, Sony
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7/5 13:05
13:05 稜線に雲がかかり始めました。東鎌尾根を行けば、途中に「ヒュッテ大槍」があるので、そちらへルートを変更しました。
北鎌尾根も雲に覆われ始めました。
2025年07月05日 13:05撮影 by  SOG13, Sony
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7/5 13:05
北鎌尾根も雲に覆われ始めました。
13:20には雨が降り出し、ヒュッテ大槍に到着した14:30には本降り。雷がないのが幸いでした。
この日の夕方には風も強まりザーザー降りになりましたから、北鎌稜線に上がってツェルト泊は厳しかったと思います。
2025年07月05日 13:33撮影 by  SOG13, Sony
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7/5 13:33
13:20には雨が降り出し、ヒュッテ大槍に到着した14:30には本降り。雷がないのが幸いでした。
この日の夕方には風も強まりザーザー降りになりましたから、北鎌稜線に上がってツェルト泊は厳しかったと思います。
7月6日 6:14 翌朝は晴天、風も収まり絶好の登頂日和となりました。(←これが私です)
2025年07月06日 06:14撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 6:14
7月6日 6:14 翌朝は晴天、風も収まり絶好の登頂日和となりました。(←これが私です)
6:48 3年前に崩壊した足場も修復されていました。
2025年07月06日 06:48撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 6:48
6:48 3年前に崩壊した足場も修復されていました。
2025年07月06日 06:48撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 6:48
7:00 槍ヶ岳山荘に到着。
2025年07月06日 07:05撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 7:05
7:00 槍ヶ岳山荘に到着。
7:05 ここに荷物を置いて山頂をピストンしました。
2025年07月06日 07:05撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 7:05
7:05 ここに荷物を置いて山頂をピストンしました。
7:10 双六、西鎌尾根方面
2025年07月06日 07:10撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 7:10
7:10 双六、西鎌尾根方面
立山の奥に剱岳も見えます。
2025年07月06日 07:10撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 7:10
立山の奥に剱岳も見えます。
常念岳
2025年07月06日 07:31撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 7:31
常念岳
7:30 槍ヶ岳山頂 私たちを含めて4人しかいません。
2025年07月06日 07:32撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 7:32
7:30 槍ヶ岳山頂 私たちを含めて4人しかいません。
穂高方面
2025年07月06日 07:38撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 7:38
穂高方面
7:46 北鎌尾根の展望
前日に(雨が降り出した時点で)北鎌沢出会いでツェルト泊して、本日中に北鎌から山頂を越すことも可能だったと思います。しかし、6日(日)夕刻までに上高地に戻る予定だったので、東鎌尾根に引き返し、小屋泊としたのは賢明だったと思っています。
2025年07月06日 07:46撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 7:46
7:46 北鎌尾根の展望
前日に(雨が降り出した時点で)北鎌沢出会いでツェルト泊して、本日中に北鎌から山頂を越すことも可能だったと思います。しかし、6日(日)夕刻までに上高地に戻る予定だったので、東鎌尾根に引き返し、小屋泊としたのは賢明だったと思っています。
N氏にとっては2度目の槍ヶ岳山頂。この経験を、次の山行に生かしてもらえれば幸いです。
2025年07月06日 07:46撮影 by  SOG13, Sony
2
7/6 7:46
N氏にとっては2度目の槍ヶ岳山頂。この経験を、次の山行に生かしてもらえれば幸いです。
8:38 下山開始
2025年07月06日 08:38撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 8:38
8:38 下山開始
9:11 ポールがあれば、チェーンアイゼン無しでも渡れる斜度の雪渓が残っていました。小屋の方が苦労してステップ切りをしてくださったことがわかります。感謝です!
2025年07月06日 09:11撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 9:11
9:11 ポールがあれば、チェーンアイゼン無しでも渡れる斜度の雪渓が残っていました。小屋の方が苦労してステップ切りをしてくださったことがわかります。感謝です!
9:11
2025年07月06日 09:11撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 9:11
9:11
9:11 
2025年07月06日 09:11撮影 by  SOG13, Sony
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9:11 
9:13 気を抜くとスリップすることがあります。
2025年07月06日 09:13撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 9:13
9:13 気を抜くとスリップすることがあります。
9:30 写真奥の外国人女性は、ランニングシューズで上ってきたので、チェーンアイゼンを装着していました。(ソールがフラットでデコボコの無いシューズ)賢明な判断ですね。
2025年07月06日 09:30撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 9:30
9:30 写真奥の外国人女性は、ランニングシューズで上ってきたので、チェーンアイゼンを装着していました。(ソールがフラットでデコボコの無いシューズ)賢明な判断ですね。
10:31 大曲り
2025年07月06日 10:31撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 10:31
10:31 大曲り
12:57 横尾
2025年07月06日 12:57撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 12:57
12:57 横尾
13:56 徳澤園 人もテントを少なくて驚きました。
2025年07月06日 13:56撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 13:56
13:56 徳澤園 人もテントを少なくて驚きました。
14:09 近年、山で外国人が増えたのは感じていますが、本日は日曜日にもかかわらず(特に中国からの)登山客が少ないと思いました。
☆中国のSNS等で「7月5日に日本で大災害が起きる!」というデマが広がり、日本へのツアーや航空便がキャンセルされていたのだそうです!!
(上高地バスターミナルの係員さんが「こんなに中国人団体が来ない日は無い!」と話していました。)
2025年07月06日 14:09撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 14:09
14:09 近年、山で外国人が増えたのは感じていますが、本日は日曜日にもかかわらず(特に中国からの)登山客が少ないと思いました。
☆中国のSNS等で「7月5日に日本で大災害が起きる!」というデマが広がり、日本へのツアーや航空便がキャンセルされていたのだそうです!!
(上高地バスターミナルの係員さんが「こんなに中国人団体が来ない日は無い!」と話していました。)
15:42 河童橋 
山は逃げません。また天候が安定したときに「北鎌尾根」に行こうと思います。
2025年07月06日 15:42撮影 by  SOG13, Sony
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7/6 15:42
15:42 河童橋 
山は逃げません。また天候が安定したときに「北鎌尾根」に行こうと思います。
撮影機器:

装備

個人装備
長袖シャツ Tシャツ タイツ ズボン グローブ 雨具 ゲイター 着替え ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図(地形図) 計画書 ヘッドランプ GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ツェルト ロープ ハーネス ヘルメット 確保機 ロックカラビナ スリング
共同装備
ザックの重量は10kg未満。30L程度にまとめたい。ロープは10m。<br />稜線上はビバークのためコンロは持参しない。

感想

本来「北鎌尾根」から槍ヶ岳山頂を目指す予定でしたが、途中で私の脚が攣ったので、ルート変更をして東鎌尾根を登りました。おそらく「軽度の熱中症」と「脱水症」だったのだと思います。
 67歳となり、天候や疲労に対する対応力が衰えてきたことを感じています。今回はパートナーがあったこともあり、早目に予定を変更しました。夜半の暴風雨を小屋で回避できたので、結果として好判断だったと思います。
 「山は逃げない」ので、これからも「自然と山には謙虚に」付き合い、登山を楽しいんでいきたいと思います。

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