記録ID: 8473491
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜
鹿島槍ヶ岳 五竜(後立山)
2025年07月25日(金) 〜
2025年07月26日(土)


体力度
9
2〜3泊以上が適当
- GPS
- 20:31
- 距離
- 32.5km
- 登り
- 3,333m
- 下り
- 3,975m
コースタイム
1日目
- 山行
- 9:12
- 休憩
- 0:52
- 合計
- 10:04
距離 14.6km
登り 2,137m
下り 1,075m
2日目
- 山行
- 9:46
- 休憩
- 0:37
- 合計
- 10:23
距離 17.8km
登り 1,196m
下り 2,900m
14:33
ゴール地点
過去天気図(気象庁) | 2025年07月の天気図 |
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アクセス |
写真
扇沢からまず大糸線から印象的な爺が岳に登り、そこから種池、冷池(つめたいけ)と小屋をたどっていくが、ここまではきわめてスムース(木陰がありそれほど蒸さない)。1時間くらいCTより稼いだがその後ひでりとつかれからほとんどなくしてしまっている。立札は山小屋や大町警察が立ててくれたものでここのはとても適切(よけいなことはいわず危険をしっかり伝える)で親切。
前が鹿島槍かと思ったら奥。この地域の山塊はbatholith(バソリス)というようで広く深い大岩盤がフォッサマグナ西端におされるような形で巍々とそびえている(だから百名山が集中する)のはいいのだが、尾根沿いにピークもどきがいくつもあって辛い思いをする(白馬然り、鹿島槍しかり。少し外れるが劔も)。
鹿島槍北峰からキレット小屋まで、八峰キレット自体よりもその周辺(小屋までのはしごやくさり、道のわかりにくさetc)のほうが辛いというコメントが目立つように思う。キレット小屋ではいろいろと不愉快なことが多かった(一番問題とおもったのは道に迷ったため(あの道標では無理からぬところがある)20時近くに必死に小屋にたどりついた高齢登山者を15分くらいしかりつけ、お茶一杯ださず放置したことで、その方はその後極度の疲労から10分くらい身動きできなかった。自分は既に寝ていたがあまりにひどいので声をかけた)が、この場所にこの小屋がないと縦走が難しくなることも間違いない(冷池→五竜がCT8時間半)。写真はキレット小屋からみた剣岳。
D2朝。D1後半での速度ダウンを鑑み、できるだけ早く出発。とはいえ小屋の前後は長野県基準のCレベルなので慎重に。
ところで若い人が朝3時ごろから大声で小一時間ぐだぐだ準備することをここを含め最近なんども経験するが(静かにしてくれといっても聞かない。ひそひそ声でしゃべるという発想がないようだ)、他人に気を遣わないでよい結構な環境に育ったのだろうか。不思議。
ところで若い人が朝3時ごろから大声で小一時間ぐだぐだ準備することをここを含め最近なんども経験するが(静かにしてくれといっても聞かない。ひそひそ声でしゃべるという発想がないようだ)、他人に気を遣わないでよい結構な環境に育ったのだろうか。不思議。
五竜にむかう道の途中にこういうなだらかな箇所もある。この方は歩荷さんでわたしよりもずっとはやくいってしまった。よくこの荷物でよじのぼりや鎖のあるとろをいけるものだ。小屋のスタッフさんはパトロールがてら、山をあるいて困った人がいないかを気にかけてくださっている。こういったさりげないすばらしい援助がある一方、上のキレット小屋でのようなこともあるので評価は分かれるだろう(GPT先生にきいたら白馬系は昔ながらのサービス精神過少だそうだ)。
唐松岳は唐松小屋から往復40分程度だが、とにかく観光客が多くて人あたりしそうなので(あとガスがかかっていて眺望はなさそう)、もったいないけどパス。登山計画より40分短くなることとなり予定より下山がだいぶ早まった。リフトとゴンドラのセットで2000円。下方をみると温度は高いし照り付けるしで、機械にたよって良かったと思った。16時半が最終だが午後から登っている観光客とか一体どうするのだろう?このゴンドラはアダム(昨冬いった栂池のほうはイブ)というが、その駅から自分の予約したペンションまで1キロなので当初は歩いていくつもりだったが、とにかく暑いので近場で申し訳ないがタクシーで。このペンション近くに観光センターと長距離バス乗り場とがあり、更に東に20分ほどで白馬駅(はくば。山や温泉など天然のものは「しろうま」、地形や学校などは「はくば」らしい)にでる。その道を西にふりかえると山々が。
D3は白馬駅から増発バス(というが大糸線JR西日本側(南小谷から糸魚川)を廃止した際の代行バスの試行ではないかと勘繰り)で中小谷(中土)の知人を訪問。白馬駅でのこのバスの説明はとてもわかりにくく、カナダ人一家が困り果てていた。一カ月日本にバカンスで滞在し、うち5日間白馬にいたという。スイスやNZのスキー場とせりあうためにももうすこしわかりやすい表示にしないとまずいのでは。。。
その後、知人の娘さんの車で根知のフォッサマグナパーク(アメリカとヨーロッパのプレートがぶつかっている箇所)と糸魚川のミュージアムを見学後、糸魚川から新幹線で帰宅。
その後、知人の娘さんの車で根知のフォッサマグナパーク(アメリカとヨーロッパのプレートがぶつかっている箇所)と糸魚川のミュージアムを見学後、糸魚川から新幹線で帰宅。
D1用のCTだが後になるほど遅い。CT1.2くらいな感じとなる。最初は調子が乗らないと思いつつもなんだかんだかなりスピードがでている。後半のダウンは暑いせいばかりではないように思う。もっと安定して歩けるようになりたいものだ。
装備
個人装備 |
TX5 FITS アラブスカーフやヒジャブは日射よけに不足なようなので次回は農作業用アルミ帽子を試す 荷物は水2.5Lで8キロぐらい(テント泊の大荷物の人が多いので速度0.8は当然かと)
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1 毎日登山バスで扇沢から登山したが、大町前泊、路線バスで扇沢にいき、冷池山荘に泊り、D2にキレット越えの上で五竜山荘泊、D3に八方から降りて(ただし以下4)夕方の東京行きのバスにのるのが疲れがすくなく楽しいと思う(唐松山荘は人が多すぎるのでシーズン中は考え物)。
2 水は小屋で500ミリリットル500円以下で販売されているので例えば2.5Lを上限として1.5Lに近くなったら補給すると軽く済む。
3 扇沢〜鹿島槍南峰までは日照りはあるが道は整備されストックで進める。南峰(ここでストックをたたみ、五竜岳まではそのままとなる)〜キレット小屋までは岩がもろくなり足場が悪いほか、よじ登り等がある。また北峰からキレット小屋までの道標が風化しており、ガスが出た場合など道を見失う危険が高い(足場が悪いので事故につながりやすい。キレット小屋から五竜が破線でここが実線なのが不思議)。キレット小屋から五竜岳までは地図上破線となっており岩がもろく足場が悪い。私見だが他の山に比べ特に難所という印象はないが、岩のもろさからバランス力(各種身体能力のうち老化による衰えが特に大きい)の低い高齢者の事故が多く、その場合はヘリ出動とならざるを得ないので難所と指定したのではなかろうか。五竜岳から五竜小屋まではいくつかよじのぼりやはしごがあるがストックを使えなくもない感じ。五竜小屋以降はがらりと道がかわり(写真参照。唐松岳が見える)A〜Bレベルの平坦で安全な道が唐松岳の近くまで続く。唐松小屋の近くはそれまでとはうってかわって岩場や鎖となるが五竜までに比べれば楽。
4 八方尾根を下山路に選びやすく、遠見尾根(百名山ハントツアーが五竜にいくときはここを使うのではないか)は避けられる傾向があるようだが(安易に白馬のほうに出ると疲れから(不帰などの難所で)事故を起こしやすいだろう 南からの方がたぶん登りにくい)、この時期の八方は午後になっても本当に多くの登山者や遊歩者が続くので歩きにくい。
https://www.youtube.com/shorts/EM8PVvaH60M
70,71山目。小屋とペンションで2.5万円、毎日登山バスと帰りの新幹線で2.4万円、リフトとゴンドラが2000円で約5万円(1万円赤字)。
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