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Yamareco

記録ID: 8475897
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

初めての北鎌尾根は独標で天の川とモルゲン撮影!

2025年07月25日(金) 〜 2025年07月26日(土)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 岐阜県
 - 拍手
体力度
8
2〜3泊以上が適当
GPS
21:57
距離
43.9km
登り
2,739m
下り
2,695m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
14:06
休憩
1:06
合計
15:12
距離 22.5km 登り 2,207m 下り 786m
3:19
6
3:25
29
3:54
4
3:58
33
4:44
51
5:35
2
5:37
31
6:08
11
6:19
5
6:24
22
6:46
7:01
27
7:28
31
7:59
8:00
59
8:59
9:24
97
11:01
11:12
308
16:20
16:34
117
18:31
2日目
山行
9:13
休憩
0:54
合計
10:07
距離 21.4km 登り 532m 下り 1,909m
5:54
216
9:30
9:45
23
10:08
10:24
36
11:30
10
11:40
30
12:10
12:30
35
13:05
5
13:10
5
13:15
16
13:31
40
14:11
26
14:37
2
14:39
14:40
37
15:17
5
15:22
31
15:53
15:54
6
16:00
16:01
0
16:01
ゴール地点
天候 両日とも朝晴れ午後から雷雨
過去天気図(気象庁) 2025年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車 自転車
ドライブイン茶嵐から自転車で上高地(レコ外)
コース状況/
危険箇所等
稜線はザレガレ浮石多数
その他周辺情報 北鎌沢右俣は水量豊富。めちゃくちゃ美味かった
予約できる山小屋
横尾山荘
間違いなく雷雨予報の今日。散々迷ったけど決行することに。(この時点でも引き返そうかと思ってた)
間違いなく雷雨予報の今日。散々迷ったけど決行することに。(この時点でも引き返そうかと思ってた)
河童橋スタート。本日は時間無制限です。
河童橋スタート。本日は時間無制限です。
槍沢ロッヂ。一か月前も来たからどんどん進む
槍沢ロッヂ。一か月前も来たからどんどん進む
大曲と水俣乗越が見えた。まずはあそこを登る
大曲と水俣乗越が見えた。まずはあそこを登る
水俣乗越からは北鎌が良く見える
水俣乗越からは北鎌が良く見える
事前情報通りザレザレ
事前情報通りザレザレ
まだ雪渓が残ってた。崩壊進んでいるので慎重に
まだ雪渓が残ってた。崩壊進んでいるので慎重に
間ノ沢は水量豊富
間ノ沢は水量豊富
北鎌沢出合は水が無い。焦る。
北鎌沢出合は水が無い。焦る。
と思ったらこの先にしっかり出てるのね
と思ったらこの先にしっかり出てるのね
2100m付近で取水。この水が自分史上1,2を争う程おいしかった
2100m付近で取水。この水が自分史上1,2を争う程おいしかった
予報通り雨が降ってきた。と、その時一人分が入れる岩穴を発見。急いで駆け込む
1
予報通り雨が降ってきた。と、その時一人分が入れる岩穴を発見。急いで駆け込む
あっという間に滝のような雨。雷も近い
あっという間に滝のような雨。雷も近い
そんな中ここに入れ込めたのは奇跡としか言いようがない。中は快適。ここで2時間半ほど停滞。がっつり昼寝してた。
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そんな中ここに入れ込めたのは奇跡としか言いようがない。中は快適。ここで2時間半ほど停滞。がっつり昼寝してた。
15時半には雨があがったので行動開始
15時半には雨があがったので行動開始
そろそろっぽい
北鎌のコル。確かにここは広い
北鎌のコル。確かにここは広い
晴れとる
雨上がりで気の根や土や岩が滑って危ない
雨上がりで気の根や土や岩が滑って危ない
あれが独標。天狗の腰掛から。
あれが独標。天狗の腰掛から。
日没までまだもう少し時間があるので独標まで行くことにする
日没までまだもう少し時間があるので独標まで行くことにする
独標基部にはロープ。当然トラバースを選択
独標基部にはロープ。当然トラバースを選択
逆コの字。ここは大したことなかった
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逆コの字。ここは大したことなかった
そろそろ日が暮れる
そろそろ日が暮れる
独標着いたー!日の入り6分前!完璧なコースタイム!
1
独標着いたー!日の入り6分前!完璧なコースタイム!
素晴らしい
2025年07月25日 18:59撮影 by  X-S20, FUJIFILM
1
7/25 18:59
素晴らしい
沈む
2025年07月25日 18:59撮影 by  X-S20, FUJIFILM
7/25 18:59
沈む
初のツエルト泊。下手過ぎて設営に40分もかかってしまった。。
1
初のツエルト泊。下手過ぎて設営に40分もかかってしまった。。
ようやく晩御飯
夜中。独標にこだわったのがこの写真を撮る為。天の川と槍ヶ岳の競演。三脚が無駄にならずに済んだ
2025年07月25日 23:53撮影 by  X-S20, FUJIFILM
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7/25 23:53
夜中。独標にこだわったのがこの写真を撮る為。天の川と槍ヶ岳の競演。三脚が無駄にならずに済んだ
朝が来た
ドローンにて北鎌のモルゲンロートを。ここまで来て本当に良かった!
2025年07月26日 05:00撮影 by  FC3582, DJI
3
7/26 5:00
ドローンにて北鎌のモルゲンロートを。ここまで来て本当に良かった!
たまらん
2025年07月26日 04:57撮影 by  X-S20, FUJIFILM
2
7/26 4:57
たまらん
朝焼けは一瞬
2025年07月26日 05:07撮影 by  X-S20, FUJIFILM
7/26 5:07
朝焼けは一瞬
ズームで
2025年07月26日 05:07撮影 by  X-S20, FUJIFILM
7/26 5:07
ズームで
前にも後にも人影無し。今日はこの稜線を独り占め
前にも後にも人影無し。今日はこの稜線を独り占め
何度かルート取りを間違えて行ったり来たり。でもそれが怖くもあり楽しい。誰かの後ろをついていくでは面白くない
何度かルート取りを間違えて行ったり来たり。でもそれが怖くもあり楽しい。誰かの後ろをついていくでは面白くない
間違えたトラバース地点。
間違えたトラバース地点。
これ見てヤバいと思ってGPS見たらやっぱり外れてた。
これ見てヤバいと思ってGPS見たらやっぱり外れてた。
少し戻って直登ルートへ
少し戻って直登ルートへ
こんな所も
P15から見る槍ヶ岳がめちゃくちゃかっこ良い。魔王の城や。
2025年07月26日 08:00撮影 by  X-S20, FUJIFILM
7/26 8:00
P15から見る槍ヶ岳がめちゃくちゃかっこ良い。魔王の城や。
北鎌平に到着
カニのハサミに向かって進む
1
カニのハサミに向かって進む
レリーフ発見
ここから先の取付点が分らなかった。右往左往しながら進む。
ここから先の取付点が分らなかった。右往左往しながら進む。
事前情報で見たチムニー。つまりここで合っている
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事前情報で見たチムニー。つまりここで合っている
祠が見えた!本当に真後ろから
祠が見えた!本当に真後ろから
いえーい登頂
2025年07月26日 09:28撮影 by  SCV48, samsung
1
7/26 9:28
いえーい登頂
登ってきた北鎌
2025年07月26日 09:36撮影 by  X-S20, FUJIFILM
2
7/26 9:36
登ってきた北鎌
コーラとカップ麺で祝杯
コーラとカップ麺で祝杯
徳沢あたりから今日も雨。自転車で慎重に沢渡まで降りる。お疲れ様でした。
徳沢あたりから今日も雨。自転車で慎重に沢渡まで降りる。お疲れ様でした。
撮影機器:

感想

とうとう念願の北鎌尾根に初挑戦。
今回は本当に行くか迷った。懸案は雷雨予報。何度もシミュレーションするも自分の目的地まで辿り着けるシナリオが出てこなかった。しかし事実は小説より奇なり。当日は奇跡の岩穴とベストな雨上がりの時間で無事に独標でビバーク成功。大満足の山行となりました

■沢渡〜水俣乗越
今回も自転車で上高地へ。1時半スタート。3時に上高地から出発

■水俣乗越〜北鎌沢出会
ザレザレの場所を下っていく。最初ほど急斜面で悪い。中腹あたりに雪渓が残ってた。崩壊も進んでいたので素早く通過。間ノ沢は水量豊富。北鎌沢出会に出ると水が無くて焦る

■北鎌沢出会〜北鎌のコル
北鎌沢出会から少し登ると水が出始める。今回は2100m付近で4L取水。水は2400m付近とかなり上の方まで出ていた。7月であれば水の持ち運びは結構楽できそう。
13時前に予報通り雨が。ポツリポツリと降り始めてから一瞬で滝のような雨に。奇跡的にちょうど人一人入り込める岩穴が都合よくあったのでそこで停滞。足は延ばせて快適でがっつりここで昼寝。2時間半ほどここで過ごす。
3時半には雨があがり、再び行動開始。日の入りは19時。稜線まであがれそうだ。

■北鎌のコル〜独標
「北鎌沢右俣の分岐はずっと右に、最後だけ左に」と聞いていたがどこが最後か分らんやんとずっと思ってた。多分ここか?という所で左に行ったら無事にコルに着いた。
コルから先はトレース明瞭の為迷う心配は無くなる。ただし雨上がりで岩や草、根が濡れていて中々難儀した。
天狗の腰掛に着いたのが17時半。ここでビバークするプランも十分あったが、日の入りまであと1時間半。当初のベストプランとしていた独標まで進む事とした
日没6分前にこれまた奇跡的に独標到着。本当に今日は信じられないくらい何もかもうまくいった。

夜は撮りたかった天の川と北鎌の競演。雲もなくばっちり撮影できた。わざわざ重い三脚と広角レンズを持ってきたのは全てはこのため。

■独標〜北鎌平
翌朝。風も無く最高の朝。撮りたかった北鎌のモルゲンロートをドローンで撮影。こちらも素晴らしい映像が撮れた。
支度をして出発。ここから先はご褒美タイムなのでゆっくり時間をかけて進むことに。以下メモ。
・全体的にザレ、ガレ、浮石多数で一手一手に緊張感を強いられる。
・独標から先はトラバースになるが思いのほか良いルートを見付けられず苦戦した
・P13,14付近にあるトラバースは間違い。GPS見たら危険マーク着いていた。ここを間違える人は多いっぽい

◾北鎌平〜山頂
北鎌平から先はカニのハサミ目指して進む。カニのハサミから先はどこから取り付いて良いか分からなかった。
しばらく右往左往しながら登っていくと写真で見たチムニーに。ここで合ってるっぽい。少し難しかったがここを越えれば難しい所は無い。
祠の裏から出てきて無事登頂。


登っている時は緊張感が続いて早く終わって欲しいと思う反面、終わってみたら楽しかった気持ちが強く大変充実した山行となりました。

山のVloqを公開しています。今回のも近々アップ予定


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