五竜～鹿島槍～爺ヶ岳 八峰キレット縦走

2025年08月02日(土) 〜 2025年08月04日(月)

• GPS: 19:03
• 距離: 24.6km
• 登り: 2,633m
• 下り: 2,841m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:23
• 休憩: 0:12
• 合計: 4:35

距離 6.3km 登り 1,026m 下り 181m

7:32 アルプス第1ペアリフト終点
8:36 小遠見山
8:56 9:06 中遠見山
9:40 大遠見山
10:48 10:49 西遠見山
11:58 白岳
12:01 12:02 遠見尾根分岐
12:07 五竜山荘

2日目

• 山行: 9:14
• 休憩: 2:04
• 合計: 11:18

距離 12.5km 登り 1,463m 下り 1,488m

3:55 五竜山荘
4:48 5:08 五竜岳
6:45 6:57 北尾根ノ頭
7:16 口ノ沢のコル
8:18 8:43 八峰キレット小屋
8:56 9:02 八峰キレット
10:07 10:19 鹿島槍ヶ岳北峰
10:57 11:21 鹿島槍ヶ岳
12:03 12:05 布引山
12:39 12:40 冷池山荘テント場
12:45 12:57 冷池山荘
13:13 冷乗越
13:48 爺ヶ岳北峰
14:16 14:26 爺ヶ岳中峰
14:37 爺ヶ岳南峰
15:13 種池山荘

3日目

• 山行: 2:22
• 休憩: 0:03
• 合計: 2:25

距離 5.8km 登り 144m 下り 1,172m

6:13 種池山荘
6:28 富士見坂
6:53 水平岬
7:21 7:23 駅見岬
7:36 ケルン（柏原新道）
8:22 8:23 柏原新道登山口
8:38 扇沢駅

天候

8/2 晴れ、稜線に時々ガス
8/3 晴れ、9時頃～稜線に時々ガス、17時～21時頃時々雨
8/4 晴れ、下界は雲海
★3日間を通じてとにかく暑かった

アクセス

利用交通機関：

電車 バス 自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

【往路】
(jasper00)新宿20:05-(高速バス)→21:10野田尻
(sbtさん)茨城18:30-(常磐道～圏央道～中央道)→21:15談合坂SA
談合坂SA21:20ー(sbt さんの車)→23:00みどり湖PA(車中泊)4:30→信濃大町(朝食、コンビニ)→6:00白馬五竜7:00－(ゴンドラ＋リフト、1,800円)→7:30リフト終点

【復路】扇沢9:00－(バス、1,320円)→9:15大町温泉郷10:10－(バス、540円)→10:25信濃大町
(jasper00)信濃大町11:17－(JR)→12:32松本13:10－(JR特急)→15:45新宿
(sbtさん)信濃大町10:32-(JR)→神城駅-(徒歩)→11:15白馬五竜エスカルプラザ→(一般道、長野、高崎経由)→21:10茨城

コース状況／危険箇所等

【西遠見山～白岳】西遠見から一旦下った後は標高300m程度の登り返し、コルからしばらくはクサリ場などがある岩場の急登

【五竜山荘～五竜岳】後半は急峻な岩場が連続する、特に山頂直下のクサリ場は岩が少し滑りやすいのでなかなか手強い

【五竜～鹿島槍間】
・五竜からの下りは急峻な岩場で標高差150m程度を一気に下り、緊張を強いられる
・その後も気の抜けない岩場のアップダウンが続き、大きなギャップやG5などの岩峰を越えて、北尾根ノ頭、さらに口ノ沢のコル（五竜～鹿島槍間の最低鞍部）に至る
・コルからも急峻なアップダウン（稜線を忠実にたどるわけではなく、一旦標高を大きく下げて登り返す箇所あり）が3回ほど続き、ようやくキレット小屋に到達する
・キレット小屋からいきなり急登で八峰キレットがはじまるが、それまでの岩場歩きとレベルはあまり変わらない。高度感のあるギャップを越えた後は、鹿島槍の吊尾根に向けてひたすら岩場を登るつらい区間となる
・吊尾根分岐から鹿島槍北峰へは一登りだが、南峰への登りは標高差100m程度の急峻なつらい登り

その他周辺情報

【五竜山荘テント場】https://hakubakan.com/lodge/goryusanso/
・山荘のすぐ南側に３段のテント場あり、30張程度
・比較的フラットだが、石がやや多い、眺めは抜群
・１張2,000円＋１人当たり2,000円（１人１張で4,000円）
・水は500mlが300円（天水を煮沸消毒したもの、全体に水不足のようで節水を呼び掛けていた、またビールやドリンク類の売り切れが続出してた）
・テン泊者用トイレは小屋の一番奥(北側)の外トイレ、大小各２つ

【種池山荘テント場】https://hashigoyu.com/hiking/t310/
公式サイトはhttps://www.kasimayari.jp/index.htm
・山荘の針ノ木側（西側）130歩のところにある、25張程度
・樹林に囲まれた平坦な砂地、水はけが少し悪そう
・１張2,000円
・水は１リットル＋名簿を持参するとさらに500mlサービス、追加は500mlが100円
・テン泊者用トイレは小屋の手前(西側)の外トイレ、大２つ小１つ

【薬師の湯】https://www.o-yakushinoyu.com/
・大町温泉郷バス停から徒歩１～２分
・入浴料750円、営業時間7:00～22:00（朝早くからの営業はありがたい）
・入り口近くに登山者用ザック置き場あり
・休憩用の大広間やラウンジもあるが、バス時間の余裕がなく利用しなかった

写真

8/2 7:01

白馬五竜テレキャビンでアルプス平駅へ

8/2 7:21

さらにリフトを乗り継ぐ
この時点ではガスに覆われて真っ白だったが

8/2 7:31

リフト終点に着くころにはガスが晴れてきた
先週登った白馬三山

8/2 7:32

左端に五竜

8/2 8:25

これから向かう遠見尾根の全貌が見える

8/2 8:26

二ノ背髪
下界は雲海

8/2 9:47

小遠見をトラバースして中遠見、大遠見へ

8/2 10:27

大遠見池

8/2 10:28

大遠見から五竜方面
ガスが少し残念

8/2 10:51

白岳を望む

8/2 10:53

西遠見から一旦下り、やせ尾根を通過後に登り返す

8/2 10:59

白岳の左に五竜山荘がわずかに見える

8/2 11:00

やせ尾根手前から小ピークを振り返る
ガスで霞んだ左奥のピークが西遠見

8/2 11:02

左奥に鹿島槍の北峰だけ見えた

8/2 11:14

白岳への登り

8/2 11:43

白岳への急登区間から五竜を望む

8/2 12:00

五竜岳と唐松岳の分岐

8/2 12:02

ようやく五竜山荘が見えた

8/2 12:05

暑さと荷物の重さでヘロヘロ状態になりながら、1日目の目的地に到着

8/2 12:25

五竜山荘前でくつろぐ人

8/2 16:12

小屋に一番近い最上段にマイテント設営

8/2 18:23

テント場は段々になっているが広い

8/2 18:25

テントと夕日

8/2 18:27

夕日を前にたたずむsbtさん

8/2 18:29

登ってきた遠見尾根方面

8/2 18:30

夕日を楽しむ宿泊者たち

8/2 18:33

ガスが時折晴れて、五竜が姿を現す

8/2 18:36

ブロッケン

8/2 18:38

ガスと夕日が織りなす幻想的風景

8/2 19:00

日没
1日目終了

8/3 3:52

【2日目】本日は4時出発

8/3 3:53

4時前だが周りも出発の準備を進めている

8/3 4:31

夜明け前に登り始め、五竜岳の山頂手前でだいぶ明るくなってきた
山頂直下の岩場急登が手強いぞ〜！

8/3 4:43

8/3 4:44

鹿島槍の雄姿

8/3 4:54

日の出

8/3 4:55

絞り値を上げて

8/3 4:56

すばらしい眺め

8/3 4:57

本日の第一座(五竜岳)

8/3 4:57

劔岳をバックにもう1枚

8/3 4:59

剱・立山連峰が焼け始めた

8/3 4:59

アップ

8/3 5:00

唐松〜白馬方面

8/3 5:11

ご来光を十分楽しめたので、そろそろ鹿島槍へ向かう

8/3 5:13

五竜からしばらくは岩場〜ザレ場の激下り

8/3 5:26

まだまだ下るが、この先も厳しいアップダウンが思いやられる

8/3 5:33

激下り区間を振り返る

8/3 5:42

次のピークへ登り返し

8/3 5:51

G5

8/3 5:52

G5付近の岩峰を振り返る
このあたりもキレットに負けないくらい厳しい区間

8/3 5:54

次のピークで先行グループが進路を迷っている
彼らが行きかけている上方ではなく、右に巻くのが正解

8/3 6:02

岩峰のアップダウン後に振り返る

8/3 6:04

再び大きく下る

8/3 6:24

来し方を振り返る

8/3 6:26

アップダウンはまだまだ続く

8/3 6:38

次のピークのハシゴが見える

8/3 6:46

再び来し方を振り返る

8/3 6:50

北尾根ノ頭

8/3 7:17

大きく下って口ノ沢のコル
ようやく五竜〜鹿島槍の中間地点あたりかな

8/3 7:50

アップダウン多い

8/3 7:53

行く手に立ちはだかるホシガラス
近づくと大きな声で鳴き始めた
「俺に何か文句あるのか？！」

8/3 8:00

鹿島槍にガスがかかり始めた

8/3 8:10

キレット小屋手前の梯子を登るjasper00さん

8/3 8:15

八峰キレット小屋が見えた〜

8/3 8:22

キレット小屋からの剱岳はすばらしい

8/3 8:25

八峰キレット小屋

8/3 8:47

急登途中から小屋を振り返る
改めてすごい所に建っているのがわかる

8/3 8:53

八峰キレットに向けて梯子を降りるjasper00さん

8/3 8:54

ギャップ手前の岩峰東側トラバース
クサリはあるが、ステップ幅が十分で恐怖感は少ない

8/3 8:55

ギャップをハシゴで下った後は西側のトラバースに変わる

8/3 8:56

ハシゴを下るsbtさん

8/3 8:58

際どいトラバース区間を歩くsbtさん

8/3 10:00

喘ぎながら急登して吊尾根分岐に到着

8/3 9:59

重いザックを置いて空身で北峰へ向かう

8/3 10:08

鹿島槍北峰に2回目の登頂
前回は雨の中だったので晴天がうれしい
後方の3人組は昨日の白馬五竜から同じコースをたどってきたが、今日中に赤岩尾根を大谷原へ下るらしい

8/3 10:15

ガスが晴れた南峰

8/3 10:15

アップ

8/3 10:15

北側の五竜方面は完全にガスが晴れなかった

8/3 10:22

吊尾根分岐に戻ってきた
重い荷物を背負い直して南峰の急登へ向かう

8/3 10:45

急登部から北峰を振り返る

8/3 10:49

南峰まであと少し

8/3 11:01

本日の第二座鹿島槍ヶ岳南方に到着

8/3 11:08

鹿島槍ヶ岳から劔岳方面

8/3 11:47

布引山への登り返し

8/3 11:58

布引山から鹿島槍を振り返る

8/3 12:40

冷池山荘のテント場
当初はここで2泊目の予定だったが、ここは山荘（トイレ、水場）まで少し距離があり不便なのと、まだ少し時間が早いので、種池山荘まで足を延ばすことにした

8/3 12:42

冷池山荘が見えた

8/3 13:11

冷乗越

8/3 13:58

爺ヶ岳北峰への登り返しは暑くてつらかった

8/3 14:17

山頂を踏んでなかった百高山の爺ヶ岳中峰の証拠写真
sbtさんに撮っていただいた
時間的にガスで何も見えないのもしかたない

8/3 14:31

爺ヶ岳南峰

8/3 16:55

最後は疲労による腰痛に堪えながら、何とか種池山荘へ到着
2日目の道のりは長かった(>_<)

8/4 5:07

【3日目】山荘前から蓮華と針ノ木のモルゲン

8/4 5:05

こちらは岩小屋沢岳方面

8/4 5:08

チングルマの花畑と雲海

8/4 5:11

種池山荘と右後方の剱・立山方面

8/4 5:11

展望台まで来たが、鹿島槍はガスで見えなかった

8/4 5:16

チングルマがいっぱい

8/4 5:17

アップ

8/4 6:08

種池山荘のテント場(砂地だったので帰ってからテントの砂を落とすのに手間が掛かったが、冷池より小屋が近くて便利)

8/4 6:11

小屋前からの出発前の眺望

8/4 6:13

種池山荘(水は沢水をポンプアップしているとのこと)

8/4 8:43

扇沢に無事下山
3日間お疲れさまでした

撮影機器：

Canon EOS RP Canon

iPhone 16 Apple

OPPO Reno11 A OPPO

感想

jasper00

sbtさんと6年ぶりのコラボ登山！
行き先はsbtさんの未踏百名山である五竜と鹿島槍、自分の百高山登り直しの爺ヶ岳をつなげた八峰キレット縦走コースに設定した。
テント装備でのキレット越えは当初からある程度予想した通り、なかなか厳しかった。これに想定以上の暑さが加わり、特に2日目は種池山荘まで足を延ばすことにしたため、行動時間11時間の長丁場となり、二人とも疲労困憊してしまった。
とはいえ、3日間を通じて歩行中に夕立に遭うこともなく、無事に縦走を完遂できて良かった。
sbtさん、お疲れさまでした。これに懲りず、またお付き合いください。