北方稜線 贅沢プラン例会、美味しいとこどり‼️



- GPS
- 27:27
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 2,843m
- 下り
- 2,847m
コースタイム
- 山行
- 2:47
- 休憩
- 0:04
- 合計
- 2:51
- 山行
- 7:37
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 8:50
- 山行
- 9:59
- 休憩
- 2:03
- 合計
- 12:02
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1日目 室堂~剣御前小舎 2日目 剣御前小舎~池ノ平小屋 3日目 池ノ平小屋~北方稜線~剱岳~剣山荘 4日目 剣山荘~室堂 |
予約できる山小屋 |
|
写真
装備
個人装備 |
カジタックス
カンプ ALPINA
|
---|---|
共同装備 |
30mロープ、ガス、バーナー、エマージェンシー
|
感想
昨年は天候不良で行けなかった北方稜線へ、ついに行ってきました。
今回は、お天気よし、メンバーよし、リーダーの綿密なプランよしと、三拍子そろった贅沢な山行。中身の濃い時間を過ごすことができました。
◆装備と対策
事前情報で「小窓雪渓は早朝は氷化していて、アイゼンが刺さらないことがある」と聞き、いつもは軽量化優先の自分も、今回は本気装備。カジタックスとCAMPの古いALPINAをピンピンに研いで持参しました。小屋泊なのにザックが重い……。
結果的に、まだ雪が多く残っており、持参して正解でした。とはいえ、アルミのアイゼンやCAMPのCOLSAでも問題ないコンディションだった。
ただし、チェーンスパイクは不可。
しっかりした前爪つきアイゼンとピッケルは必携です。
◆行動記録
最初の難所・小窓雪渓を慎重にトラバース。
取り付きの下りや、雪渓から岩場への移行時は岩雪崩があり、かなり神経を使います。幸い、雪が豊富でムーランやクラックは見当たりませんでした。
その後、2つの雪渓を通過。
池ノ平小屋の情報を参考に、1つ目は上を巻き、2つ目は下をトラバース。2つ目の雪渓は距離こそ10mほどでしたが、雪が緩んでいて、アイゼンがズリ落ちる。下方向へトラバースで、直前に下部の雪渓が崩れたのを見たばかりだったので、かなり緊張しました。「絶対に落ちられない」そんな通過でした。
◆池ノ谷ガリー
次は「発射台」を目指します。間近には小窓の王が迫り、こんなに近くで見られるなんて感激。
発射台からの下降は、斜度もあり、崩れやすい足場に苦労した。何とか池ノ谷ガリー下部に到着し、しばし休憩。降ってきた発射台からの下降路もすごいとこだった。そして次は、岩雪崩の巣窟とも言えるガリーを登ります。
左岸へ慎重にトラバースし、そのまま登行。
以前チンネに行った経験があるので雰囲気は掴めていましたが、やはり岩雪崩の記憶が蘇り、気が抜けません。落石を避けて岩をどけると、逆に雪崩を誘発することもあり、細心の注意を払って進みました。
◆池ノ谷乗越~剱岳山頂
池ノ谷乗越に到着。
長次郎谷の取り付きの雪渓は、昨年と比べてだいぶ溶けているように見えました。雪渓をのっ越すのが大変そう。ここから剱岳山頂までは、あと少し。3級程度の岩を登ります。
ルーファイをしながら進み、長次郎の頭付近では巻きルートを選択。3カ所ほどルートが見え、そのうちの1つには懸垂ポイントが。頼りないロープが垂れていましたが、それを使って慎重にクライムダウン。これが正解だったようです。先行の男性2人組は手前で懸垂下降していたものの、巻きに苦戦していた様子でした。
そして、ついに剱岳山頂に到着!
ガスの合間から池ノ平小屋の赤い屋根が見えたとき、「あそこから来たんだな」と胸が熱くなりました。しばしの休憩の後、下山開始。剱山荘ではみんなで祝杯をあげ、達成感に浸りました🍻
◆おわりに
憧れだけでは辿り着けない場所。
少しは自分も実力をつけられたのかなと、感慨もひとしおです。また、リーダーが長年の目標としていたこの山行に、自分も関われたこと、本当にうれしく思います。
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