剱岳（扇沢〜五色ヶ原〜剱岳〜欅平）・・・（注）過去記録
富山県
長野県
raku-inkyo
その他2人 - GPS
- 152:00
- 距離
- 59.6km
- 登り
- 5,743m
- 下り
- 6,574m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
07:50 扇沢登山口スタート
09:00 大沢の小屋
????? 針ノ木小屋
14:40 針ノ木谷の支流（テント泊）
2日目
06:20 出発
09:00〜12:10 黒部川（吊り橋修理中で3時間10分待たされる）
14:40 刈安峠
16:40 五色ヶ原（テント泊）
3日目
07:00 出発
07:30 ザラ峠
11:00 浄土山
11:25 一ノ越小屋
12:30 雄山山頂
15:40 剱沢小屋（テント泊）
4日目
05:20 出発
07:20 剱岳山頂
09:35〜11:00 剱沢小屋キャンプ地
16:10 池ノ平（テント泊）
5日目
06:00 出発
09:50 阿曾原
14:00 欅平
（注1）2日目の黒部川：当時は黒部ダムが工事中で黒部湖は無く、従って、船も無く、吊り橋で渡っていました。
（注2）上記記載の場所は通過していますが、上記の場所間のコース取りは、必ずしも正確とは言えません。
■2018.01.30修正（ルート）
仙人温泉小屋〜阿曽原温泉小屋間のルートは、当初、雲切新道にしていましたが、最近、雲切新道の開通が2007年であることが分かり、他の方の記録を参考にさせていただき、仙人谷コース（仙人谷に沿ったコース）に修正しました。但し、仙人谷コースは、今となっては地図に記載されていませんので、正確ではありません。
| 天候 | 不明（記録なし） |
|---|---|
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
復：欅平〜（軌道）〜宇奈月〜桜井〜黒部〜直江津〜赤羽 |
| 予約できる山小屋 |
|
写真
現在の「5番鎖場」を歩く二人。
当時、標識は有りませんでした。
（注）私はここを勝手に「カニの横這い」と思い込んでいました。
下の廊下の十字峡に行く予定でしたが、黒部ダムの工事中で通行禁止という、立て看板。残念〜。
（注）以下は、2016.11.11に追加。NHKBSプレミアム「北アルプス山岳古道を行く」の映像から切り取ったものです。
写真は、当時の信越連帯新道のコース。
※ザラ峠から越中側に、一気に下ってます。
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NHKBSプレミアム「北アルプス山岳古道を行く」の映像から切り取ったものです。
写真は、当時の信越連帯新道のコース。
※ザラ峠から越中側に、一気に下ってます。
※当時と異なる区間は、平ノ小屋を少し過ぎた辺りから越中・原まで。
「左側」
左よりに信州側のスタート地点「野口」が有る。
※当時はここに道銭小屋（どうせんごや）が有ったそうです。通行料を徴収する為。
昔の黒部川に架かる吊り橋（現在の平ノ渡場の所）※黒部ダム完成が昭和38年とのことなので、その頃までは、この吊り橋を渡っていたと思われる。私は昭和33年にこれを渡りました。
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※黒部ダム完成が昭和38年とのことなので、その頃までは、この吊り橋を渡っていたと思われる。私は昭和33年にこれを渡りました。
飛び飛びの板の間隔は50〜60cm。しかも、中央の板は修理中で所々にしか置いてなかった。
水量が多い為、落ちたら助からないのではと、怖かったです。
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しかも、中央の板は修理中で所々にしか置いてなかった。
水量が多い為、落ちたら助からないのではと、怖かったです。
感想
■本記録作成に当たって
・この記録は、1958年（昭和33年）、高校2年生の時のものです。
・自身が保管していた山行記録（ノート）が残っていましたので、それを基に作成したものです。
■参加メンバー
・この山行は、高校山岳部の夏合宿の一環です。
しかし、山岳部とは言いましても、名ばかりで、内実は部活動と言える様なものではありませんでした。
実際、この山行も、指導の先生が希望者を募って、2年生の我々二人だけが参加したものです。先生1人と生徒2人の合計3人でした。
■当時と現在の大きく異なる点
�（織療肋�
今現在、針ノ木谷〜平の小屋間の黒部湖を渡る渡船は、当時は有りませんでした。黒部ダムが工事中で、黒部湖は無く、川（黒部川と思われる）が流れており、そこに長い吊り橋が架かっていました。
�▲�ニの横這い
現在は、登りと下りは別コースになっていますが、当時は人も少なかった為か、分かれていなかったと思います。
��仙人温泉小屋〜阿曽原温泉小屋間のルート
現在は、雲切新道（2007年に開通）しか有りませんが、当時は仙人谷コース（仙人谷に沿ったコース）を通っていました。しかし、このコースは大変危険でしたので、雲切新道が出来たそうです。
尚、昔の仙人谷コースは、今となっては地図に記載されていません。
�す�部峡谷トロッコ電車
現在は、観光用に立派になっていますが、当時は黒部ダム建設の建設用資材や作業員を運ぶものでした。しかし、山を愛する人達の希望が多く、生命の保証をしなことを条件に便乗させていただくというものでした。従って、乗り心地は非常に悪く、乗っている間は作業員にでもなった様な気分でした。通るコースも全コースかは分かりませんが、当時と現在では違います。
■感想
今になって思うと、剱岳や下の廊下を含む厳しいコースを良くぞ歩いたものだと思います。しかも、テント・寝袋・食料を担いで、60km超を5日間で歩いたわけですからね。当時は特別にトレーニングをしたという記憶はないにもかかわらずです。
今の自分と比較すると、若い人の無尽蔵なエネルギーの凄さを感じますね〜。
また、剱岳にしても、下の廊下にしても、特に怖くて腰が引けるという感じは無かった様に思います。
この様な体験は、長い人生の中でも、滅多に出来るものでは無いと思います。引率の先生には、感謝です。
しかし、もう少し、写真が欲しかったですね。
作成日：2016.06.14
■2016.11.11追加
2016.11.10のNHKBSプレミアム「北アルプス山岳古道を行く」の番組を見て、その中のポイントとなる画像を追加しました。また、この番組の中で、現在の平ノ渡場が、昔は吊り橋だったことが紹介されていましたので、この画像も追加しました。
「山岳古道」に興味のある方は、下記の日記もご覧ください。
http://www.yamareco.com/modules/diary/26121-detail-131479
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