唐松岳 〜雨雲と競争した花の稜線〜

2016年06月24日(金) [日帰り]

• GPS: 05:55
• 距離: 9.9km
• 登り: 973m
• 下り: 954m

コースタイム

日帰り

• 山行: 5:06
• 休憩: 0:31
• 合計: 5:37

8:59 八方池山荘
9:28 9:30 石神井ケルン
9:44 9:45 八方山
10:12 10:22 八方池
11:17 11:20 扇雪渓
11:31 11:32 丸山
12:07 12:07 唐松岳頂上山荘
12:22 12:35 唐松岳
12:49 12:49 唐松岳頂上山荘
13:14 13:14 丸山
13:24 13:24 扇雪渓
13:59 14:00 八方池
14:15 14:15 八方山
14:36 14:36 八方池山荘
14:36 ゴール地点

天候

曇り　午後から次第に雨

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

八方ゴンドラ乗り場横の駐車場を利用
までの平日は駐車料金無料でした。

コース状況／危険箇所等

≪登山道の状況≫
八方池山荘〜八方池
・よく整備された登山道。木道コースならスニーカーでも何とかなりそう。
・コースによっては八方池手前で残雪箇所の横断有り。
八方池〜丸山ケルン
・登山道の整備は行き届いているが、岩がちな箇所やザレているところもあるので、トレッキングシューズ以上で来られたし。
・雪渓の通過が3か所ほどあるが、アイゼン・ピッケルは無くてもか問題なし。
丸山ケルン〜唐松岳
・夏道はトラバース箇所に雪渓が残るため通行止め。尾根道を行くことになる。
・唐松岳山荘手前のピーク付近で両側が切れ落ちている岩尾根の通過がある。少々高度感を覚える箇所で、本コースの核心部と言える。足場はしっかりしているので、転倒しないよう慎重に歩けばさほど危険ではない。

その他周辺情報

≪トイレ≫
・八方池山荘、八方池手前の第二ケルン付近、唐松岳山荘に有り。

≪商店・自販機≫
・八方池山荘、唐松岳山荘で食料・飲料を購入可能。食事もできる。

写真

6/24 6:57

高瀬川越しに見る鹿島槍と五竜岳
曇っているけど、まずまずの登山日和

6/24 8:01

八方ゴンドラリフトで一気に標高を稼ぐ

6/24 8:09

高妻山、乙妻山、戸隠山を見ながら標高を上げてゆく

6/24 8:16

ここからリフトを2本乗り継ぎ

6/24 8:21

コバイケイソウか？・・・とおもいきやヤグルマソウでした。

6/24 8:28

鎌池と白馬鑓ヶ岳
水面に逆さ白馬鑓

6/24 8:29

ハクサンタイゲキ
丸山ケルン付近までたくさん咲いている

6/24 8:29

ハクサンタイゲキの花の細部

6/24 8:38

雲海の遥か向こうに八ヶ岳連峰
今月初め、向こうからここを見ていたのを思い出す

6/24 8:45

ミヤマトウキ？
ハクサンボウフウ？？

6/24 8:45

八方池山荘から登山スタート！

6/24 8:48

イワシモツケ

6/24 8:56

ハッポウウスユキソウ
ミネウスユキソウの近似種だが葉が細いのが特徴

6/24 8:55

ハッポウウスユキソウの細部
中心の黄色い部分が花

6/24 8:58

ウラジロヨウラク
可愛い形をしている

6/24 9:03

イブキジャコウソウ

6/24 9:05

白馬三山が圧倒的な存在感

6/24 9:06

ハナニガナ

6/24 9:07

ミヤマイワニガナ

6/24 9:12

オンタデ？？

6/24 9:14

八方池山荘を振り返る
この時点ではまずまずの展望があった

6/24 9:18

ヨツバシオガマ
もう稜線もすっかり夏の花の季節

6/24 9:21

ツマトリソウ
サクラソウ科の美しい花
ハイマツの陰につつましやかに咲くのも好ましい

6/24 9:25

ニッコウキスゲ

6/24 9:34

五竜岳とニッコウキスゲ

6/24 9:26

ナナカマドの花

6/24 9:29

テガタチドリ

6/24 9:30

ムシトリスミレ
スミレの名を持つがスミレ科ではなくタヌキモ科の花

6/24 9:30

拡大するとフサフサは花

6/24 9:40

白花もありますよ

6/24 9:31

キジムシロ

6/24 9:33

左手に五竜岳と鹿島槍だけを眺めながらの縦走路

6/24 9:38

ハルリンドウ？
タテヤマリンドウ？？

6/24 9:47

今年初のチングルマ

6/24 9:48

コイワカガミ

6/24 9:53

イワイチョウ

6/24 9:54

ユキワリソウ

6/24 10:02

ホソバツメクサ？？

6/24 10:05

八方池に到達

6/24 10:07

オオタカネバラ

6/24 10:07

クモマスミレ
砂礫地に生える→クモマスミレ
沢沿いなど湿った所に生える→キバナノコマノツメ

6/24 10:13

タテヤマリンドウ？？

6/24 10:18

八方池と逆さ白馬三山

6/24 10:19

八方池と不帰ノ嶮

6/24 10:20

八方池からのパノラマ

6/24 10:23

ショウジョウバカマ
低地からアルプスまでどこでも生える

6/24 10:29

シロバナミヤマアズマギク

6/24 10:30

これより本格的な登山道
あと2時間で唐松岳まで行けるかな？？

6/24 10:33

右手には常に白馬三山を見ながらの縦走路

6/24 10:36

マイヅルソウ

6/24 10:38

ダケカンバ林を歩く

6/24 10:39

見上げると堂々たる枝ぶりのダケカンバ

6/24 10:40

ミヤマカラマツソウ

6/24 10:43

クロトウヒレン
開花前は真っ黒な姿をしている

6/24 10:46

八方池を振り返る

6/24 11:00

五竜岳が間近に迫ってくる

6/24 11:02

オオサクラソウ

6/24 10:57

探し求めていたシラネアオイ
上ノ樺付近でやっと会えました！

6/24 10:59

大きな瞳に見つめられているような…
一品種一属一科の名花

6/24 11:08

シラネアオイ、全員集合！

6/24 11:09

シラネアオイに埋め尽くされる

6/24 11:14

雪渓を登る
シャーベット状なのでキックステップで十分登れる

6/24 11:17

キヌガサソウ

6/24 11:17

見れば見るほど美しい花姿
花言葉は…特に無いらしい
こんな豪華な花なのに…

6/24 11:18

扇雪渓
右端の斜面を九十九折れで登る

6/24 11:22

エンレイソウ

6/24 11:23

ヒメイチゲ

6/24 11:23

ミツバオウレン

6/24 11:27

この雪渓を登ると丸山ケルン

6/24 11:32

雪渓越しに五竜と鹿島槍
雪山登山をしているような雰囲気

6/24 11:34

後立山の難所　不帰ノ嶮
厳しい岩稜歩きの道

6/24 11:38

夏道のトラバース区間には急斜面の雪渓が残るので通行止め

6/24 11:38

岩陰にはチングルマが咲く

6/24 11:51

五竜岳と同じ高さになってきた

6/24 12:01

ゴールの唐松岳
タイムリミットまであと29分！
間に合うのか！？

6/24 12:03

やせ尾根を通過する
本コースの核心部

6/24 12:05

八ヶ岳・横岳のカニのヨコバイを思い出すトラバース

6/24 12:06

立山と劔岳
なんとか雨が降る前に辿り着いた

6/24 12:07

ゴールまであと少し！
こうやって見ると燕岳みたいにも見える

6/24 12:23

唐松岳山頂に到達！
タイムリミット7分前

6/24 12:24

五竜岳

6/24 12:24

牛首
五竜岳までの縦走路では一番の危険個所

6/24 12:25

立山と劔岳

6/24 12:29

うっすらと日本海も見えた

6/24 12:28

不帰ノ嶮　白馬三山
去年の夏は白馬岳からここを見ていた

6/24 12:28

高妻、乙妻、戸隠方面

6/24 12:28

唐松岳山荘
背後には浅間山

6/24 12:31

山頂からのパノラマ
白馬三山方向

6/24 12:33

山頂からのパノラマ
立山・劔・毛勝三山

6/24 12:34

雨に煙る毛勝三山
いよいよ雨雲が迫って来た！

6/24 12:38

イワウメ

6/24 12:41

ミネズオウ

6/24 12:42

開花直後の雄しべはピンク色できれい

6/24 12:50

ツガザクラ

6/24 13:00

きれいな群落を形成するチングルマ

6/24 13:04

雨が降り出す
平坦なところは走って戻った

6/24 13:26

サンカヨウも

6/24 13:33

シラネアオイが見送ってくれた

6/24 13:41

ミヤマアズマギク

6/24 13:46

雨に濡れるハクサンチドリも乙なもの

6/24 13:52

6/24 13:53

もはや完全にホワイトアウト状態

6/24 13:54

雲が沸き立つ白馬三山

6/24 14:00

八方池も上部を通過するのみ

6/24 14:06

ナナカマドと白馬鑓

6/24 14:10

ピンクと紫のきれいなツートンのユキワリソウ

6/24 14:11

ハクサンコザクラより小ぶり
それでも良く見るとハッとする美しさ

6/24 14:20

ミヤマダイモンジソウ

6/24 14:23

帰りは木道コースにて
滑るので慎重に進む

6/24 14:25

ハッポウタカネセンブリ
きれいな青色の花

6/24 14:43

タニウツギはリフト脇に多い

6/24 14:45

鎌池のワタスゲ

撮影機器：

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II オリンパス

OLYMPUS STYLUS TG-4 Tough オリンパス

iPad Air 2 Wi-Fiモデル 16GB Apple

感想

Tomi-Ton

≪簡易版感想≫

シラネアオイが見たくて八方尾根軽油で唐松岳に行ったきました。
午後から雨の予報でしたが、雨雲と競争し、なんとか降雨前に唐松岳に登頂。
下山時は小雨になりましたが、本降りになる前に往復できました。
シラネアオイ、ミヤマアヅマギク、ハッポウウスユキソウ、ハッポウタカネセンブリ、ユキワリソウなど初めて見る花にも出会えました。
花の多さは白山にも引けを取らないし、鹿島槍・五竜・白馬三山などを見ながらの樹走は最高に気持ちいいものでした。
あとはライチョウに会えていればいうことなしです。
紅葉の時にも来てみたいと思いました。