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Yamareco

記録ID: 929351
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白山

【もう一つの白山♪二度と歩きたくない楽々新道(ガクガク新道)】

2016年07月31日(日) [日帰り]
 - 拍手
sakura その他2人
体力度
5
1泊以上が適当
GPS
11:50
距離
21.4km
登り
1,798m
下り
2,282m
歩くペース
速い
0.70.8
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:33
休憩
2:17
合計
11:50
5:12
31
5:43
5:46
28
6:14
6:15
22
6:37
6:47
18
7:05
7:05
34
7:39
7:47
7
8:11
9:12
31
9:43
9:45
25
10:10
10:11
7
10:18
10:18
10
10:40
10:44
1
10:45
10:50
1
10:51
10:54
2
10:56
10:56
8
11:04
11:04
17
11:21
11:23
17
11:40
11:41
5
11:46
11:46
111
13:37
13:49
151
16:20
16:28
22
16:50
17:02
0
17:02
ゴール地点
天候 朝のうち晴れ、昼ごろからくもり
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
車2台作戦
1台を新岩間温泉登山口に駐車、もう1台で市ノ瀬へ
帰りは新岩間温泉に下山し、市ノ瀬に車を回収に向かう
コース状況/
危険箇所等
【七倉の辻~岩間道、楽々新道分岐】
途中までしか刈り払いされていません、足の置き場が見えない位、草が蔓延っています。樹林帯に入ってからは道はドロドロに、岩も滑りやすく非常に危険です

【楽々新道】
楽々というネーミングは岩間道と比べれば楽だと言うことらしい
実際はラクラクには程遠く、膝がガクガクになる悪い道
泥濘、滑りやすい苔の急斜面、雨がたまって池のようなった道、全体に湿ったジャングルのように蒸し暑い樹林帯、飛び交うオロロ(虻)
とにかくストレス溜まります、その上非常に長く、つっこむには相当の覚悟いります

【岩間道】
今回は歩いていませんが、分岐点ではロープで通行止めになってます
途中で崩落しているのと、楽々新道と同じく泥濘と水たまりで3日間位晴天が続けば何とか通れるレベルだそうです。このままだと廃道になるのでは?
その他周辺情報 新岩間温泉 山崎旅館
日帰り入浴 700円
露天風呂は混浴です 洗い場のシャワーは水しか出ません、しかも勢い弱い
中飯場の手前、恐竜の足跡の化石
2016年07月31日 05:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
1
7/31 5:40
中飯場の手前、恐竜の足跡の化石
ミャマシシウドがたくさん
今年は当たり年?
2016年07月31日 06:10撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 6:10
ミャマシシウドがたくさん
今年は当たり年?
でかいカタツムリも
昨夜はゲリラ豪雨だったようで登山道は濡れてました
2016年07月31日 06:34撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 6:34
でかいカタツムリも
昨夜はゲリラ豪雨だったようで登山道は濡れてました
甚ノ助から別山
やっぱカッコいいね
2016年07月31日 06:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 6:38
甚ノ助から別山
やっぱカッコいいね
甚ノ助避難小屋
ガイドの宮下さんにお会いしました
2016年07月31日 06:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 6:38
甚ノ助避難小屋
ガイドの宮下さんにお会いしました
ヤハズハハコとシモツケソウ
この辺(十二曲がりあたり)シモツケソウ祭りでした
2016年07月31日 07:27撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 7:27
ヤハズハハコとシモツケソウ
この辺(十二曲がりあたり)シモツケソウ祭りでした
延命水のんで10年寿命を延ばす
これで百年位は延びてるはず 笑
2016年07月31日 07:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 7:35
延命水のんで10年寿命を延ばす
これで百年位は延びてるはず 笑
十二曲がりのお花畑、美しさをカメラでは表現できないのが残念
2016年07月31日 07:37撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 7:37
十二曲がりのお花畑、美しさをカメラでは表現できないのが残念
黒凹岩の上から
ドローンみたい
2016年07月31日 07:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 7:44
黒凹岩の上から
ドローンみたい
別山やっぱカッコいいぞ
2016年07月31日 07:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 7:45
別山やっぱカッコいいぞ
御前ヶ峰にかかる印象的な雲
2016年07月31日 07:45撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 7:45
御前ヶ峰にかかる印象的な雲
オトギリソウですね、好きな花です
2016年07月31日 07:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 7:50
オトギリソウですね、好きな花です
ナナカマドに滴るしずく
2016年07月31日 07:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 7:53
ナナカマドに滴るしずく
五葉坂から弥陀ヶ原を振り返る
好きな風景
2016年07月31日 07:58撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 7:58
五葉坂から弥陀ヶ原を振り返る
好きな風景
室堂に到着
8時なのでなかなかいいペース
2016年07月31日 08:05撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 8:05
室堂に到着
8時なのでなかなかいいペース
室堂の前の池にはイブキトラノオ
2016年07月31日 08:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 8:06
室堂の前の池にはイブキトラノオ
室堂ビジターセンター前はこの大混雑
なんでも餅配りみたいなことをやってたそうで
2016年07月31日 08:07撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 8:07
室堂ビジターセンター前はこの大混雑
なんでも餅配りみたいなことをやってたそうで
とりあえずカンパーイ
2016年07月31日 08:11撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 8:11
とりあえずカンパーイ
あ、雲がかかってきた
この後雲の動きが早くなってきた、だんだんくもりの気配
2016年07月31日 08:14撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 8:14
あ、雲がかかってきた
この後雲の動きが早くなってきた、だんだんくもりの気配
BSRのストーブ、世界最小最軽量
中華なストーブですがコンパクトで普通に仕事するので大満足
2016年07月31日 08:16撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 8:16
BSRのストーブ、世界最小最軽量
中華なストーブですがコンパクトで普通に仕事するので大満足
さて、御前ヶ峰目指して進みます
2016年07月31日 09:15撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 9:15
さて、御前ヶ峰目指して進みます
頂上までは大体30分くらいかな
2016年07月31日 09:30撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 9:30
頂上までは大体30分くらいかな
ほい、大体30分くらいで到着です
頂上も大混雑だったのでさっさとスルーして大汝へ
2016年07月31日 09:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 9:48
ほい、大体30分くらいで到着です
頂上も大混雑だったのでさっさとスルーして大汝へ
大汝と剣ヶ峰、ちょっとガスってきましたね
2016年07月31日 09:48撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 9:48
大汝と剣ヶ峰、ちょっとガスってきましたね
剣ヶ峰は登れるんですが浮石だらけです
2016年07月31日 09:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 9:55
剣ヶ峰は登れるんですが浮石だらけです
油ヶ池は殆ど干上がってました
2016年07月31日 10:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 10:02
油ヶ池は殆ど干上がってました
お池めぐり中です
2016年07月31日 10:03撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 10:03
お池めぐり中です
紺屋ヶ池
2016年07月31日 10:04撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 10:04
紺屋ヶ池
御前ヶ峰もこちら側から見ると溶岩の山
2016年07月31日 10:06撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 10:06
御前ヶ峰もこちら側から見ると溶岩の山
大汝峰に向けて登っていきます
2016年07月31日 10:17撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 10:17
大汝峰に向けて登っていきます
大汝への登るの途中から御前ヶ峰と剣ヶ峰
2016年07月31日 10:34撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 10:34
大汝への登るの途中から御前ヶ峰と剣ヶ峰
大汝へは結構急斜面
2016年07月31日 10:35撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 10:35
大汝へは結構急斜面
あと一登りで大汝ピーク
2016年07月31日 10:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 10:36
あと一登りで大汝ピーク
これは大汝小屋
避難小屋ですね、3畳くらいの広さかな
2016年07月31日 10:49撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 10:49
これは大汝小屋
避難小屋ですね、3畳くらいの広さかな
大汝神社のある山頂
2016年07月31日 10:50撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 10:50
大汝神社のある山頂
剣ヶ峰と翠ヶ池
2016年07月31日 10:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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剣ヶ峰と翠ヶ池
大汝を後にして七倉の辻へ向かいます
2016年07月31日 11:02撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 11:02
大汝を後にして七倉の辻へ向かいます
荒々しい地獄尾根
2016年07月31日 11:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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荒々しい地獄尾根
七倉山と遠くに四塚山
2016年07月31日 11:12撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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七倉山と遠くに四塚山
御手水鉢ですね、天然のバスタブ
2016年07月31日 11:19撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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御手水鉢ですね、天然のバスタブ
春先は雪渓トラバースになるところがお花畑
ハクサンボウフウとミヤマダイコンソウ
2016年07月31日 11:33撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 11:33
春先は雪渓トラバースになるところがお花畑
ハクサンボウフウとミヤマダイコンソウ
こっちはハクサンフウロですね
2016年07月31日 11:36撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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こっちはハクサンフウロですね
七倉の辻に到着
まともな登山道はここまででした
2016年07月31日 11:40撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 11:40
七倉の辻に到着
まともな登山道はここまででした
青い空に白い雲
この辺はまだのんびりムードでした
2016年07月31日 11:44撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 11:44
青い空に白い雲
この辺はまだのんびりムードでした
クルマユリも沢山咲いてました
2016年07月31日 11:51撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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クルマユリも沢山咲いてました
しかし足元はご覧の通り、刈り払いされてなくて
道なき道
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しかし足元はご覧の通り、刈り払いされてなくて
道なき道
シシウドと遠くに地獄尾根
2016年07月31日 11:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 11:55
シシウドと遠くに地獄尾根
道なき道の急斜面は疲れる
2016年07月31日 12:46撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 12:46
道なき道の急斜面は疲れる
岩は苔むしてるし、滑りやすい
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岩は苔むしてるし、滑りやすい
楽々新道分岐
岩間道は通行止めです
2016年07月31日 13:22撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 13:22
楽々新道分岐
岩間道は通行止めです
小桜平避難小屋が見えてきた
2016年07月31日 13:31撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 13:31
小桜平避難小屋が見えてきた
2010年新築の小屋
2016年07月31日 13:38撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 13:38
2010年新築の小屋
中はこんなにキレイです
トイレもきれいだった
2016年07月31日 13:41撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 13:41
中はこんなにキレイです
トイレもきれいだった
水場はこんな感じで生では飲みにくいですね
2016年07月31日 13:47撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 13:47
水場はこんな感じで生では飲みにくいですね
小屋を後にして小桜平の湿地帯をゆく
2016年07月31日 13:56撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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小屋を後にして小桜平の湿地帯をゆく
途中にはこんな立派な大木の森も出現
2016年07月31日 14:55撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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途中にはこんな立派な大木の森も出現
これなんか相当でかい
2016年07月31日 15:26撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 15:26
これなんか相当でかい
楽々新道登山口
ほぼCTで到着しました、それにしても長かった
2016年07月31日 16:25撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 16:25
楽々新道登山口
ほぼCTで到着しました、それにしても長かった
あー、ようやく新岩間温泉についた
この後、温泉にドボン
2016年07月31日 16:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 16:52
あー、ようやく新岩間温泉についた
この後、温泉にドボン
楽々新道??どこがじゃー
ガクガクの間違いやろ、膝がガクガクです
2016年07月31日 16:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 16:52
楽々新道??どこがじゃー
ガクガクの間違いやろ、膝がガクガクです
丸石谷林道は新岩間温泉でゲート通行止め
2016年07月31日 16:52撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
7/31 16:52
丸石谷林道は新岩間温泉でゲート通行止め
山崎旅館
新岩間温泉唯一の旅館です
2016年07月31日 16:53撮影 by  DSC-RX100M3, SONY
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7/31 16:53
山崎旅館
新岩間温泉唯一の旅館です
おまけ
同行した友人の写真
ご来光と翠ヶ池
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おまけ
同行した友人の写真
ご来光と翠ヶ池
ナナカマドに滴るしずく
こっちの方が美しいんだよなー
2
ナナカマドに滴るしずく
こっちの方が美しいんだよなー
ハクサンフウロも美しい
スマホなのにキレイに撮れてる
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ハクサンフウロも美しい
スマホなのにキレイに撮れてる

感想

今回はいつも行ってるジムの友達と3人で白山へ

登り慣れてる人たちなのでいつもと違うルートがいいだろうと、車2台を使って登山口と下山口を分けた表白山から裏白山へ抜けるコースを提案、みんな「行ってみたーい」と賛成してくれたので、別当出合から普通に砂防新道で登って、御前ヶ峰、大汝峰を経由して楽々新道で新岩間温泉に下山する計画にした

「楽々新道は全然楽々じゃないよ」
とは、いろんな人から聞いていたし、ブログとかでも「あまり歩かれてない」的な扱いであることも承知していた
しかし、この時点では楽々新道があそこまで酷い道だとは...

AM2時、瀬女の道の駅に集合し、車2台でまずは新岩間温泉に向かう。1台を下山用にデポしておくためだ
一里野スキー場から新岩間温泉に向かう県道53号に入ってしばらく進むと、加賀禅定道の登山口が出てきて数台車が止まっていた。そのうち道は片側崖の落石だらけの酷い道となり、20分ほどで新岩間温泉唯一の宿、山崎旅館が見えてくる

一般車両はここまでで、山崎旅館の前に登山者用の駐車場(15台くらいはOK、トイレもある)に車を止める
下山後の荷物を車にデポして一路表白山の玄関口である市ノ瀬へ

市ノ瀬は大勢の登山者で大混雑、北陸新幹線効果なのか昨年から急に登山者が増えたような気がします
朝一番のバスは立ち乗りのお客さんも乗せて定刻の5時より少し前に出発

5時15分に別当出合に到着、すぐに登山開始。朝のうちは涼しくて登りやすい
甚之助避難小屋までは花も少なく樹林帯で面白みに欠けるが、甚之助からは急に花が増えてきて歩みがどうしても遅くなる

十二曲がりへのトラバース道はちょうど室堂からの下山者とも行き違う頃合いで、48人の団体さんともすれ違ったりして
これは時間がかかります

そして十二曲がりのお花畑、ここらで見ごろを迎えていたのは
ハクサンフウロ、ミヤマシシウド、ミヤマダイモンジソウ、ミヤマアキノキリンソウ、タカネナデシコ、シモツケソウ、ヤハズハハコなどなど
まあ種類も豊富だし、咲いてる株の数も圧倒的に多いですよね

ちょっと早いけど室堂で食事休憩にして、さらに御前ヶ峰を目指す
ピークに着いたあたりからガス気味の空模様となり、はるか北アルプスを眺めることはできなかった
さて、ここまではいつもの白山登山
ここから大汝、七倉の辻と登山者の数は一気に少なくなり、裏白山ゾーンへと足を踏み入れる

といっても大汝から七倉の辻までは何度か歩いたことはあるし、登山者も多少いる
道も踏み固められてるしお花畑もあって心和むプロムナード

がっ、七倉の辻で岩間方面に道を分けると様子は一変した
あまり歩かれていない道は踏み跡薄く廃道のよう、刈り払いもされていない道は高山植物が生い茂り道を塞いでいる
トラバース道は道端がはっきりせず足を踏み外しそうになる、なにしろ一歩一歩足がちゃんとつくかどうか確かめないと歩けない始末。天気も霧が立ち込めてきて視界も利かなくなってきて、本来なら見えるであろう地獄尾根も判然としない

見返り坂手前の小ピークとの鞍部まで道なき道だったが、そこから急に刈り払いされて道がよくなった
どうやらここから先は草刈りされているようだ、よかった急に安心して先に歩を進める

ところが一難去ってまた一難、見返り坂を過ぎたあたりから登山道は泥濘と化し、前日降ったと思しき雨が水たまりとなって
道の真ん中は池のようになっている、そうでなくても苔むした岩は滑りやすく、とにかく早く歩くことができないのだ

随分長く歩いた気がしたが、まだ中間点の岩間道と楽々新道の分岐にすら着いていない
楽々(らくらく)新道じゃなくてガクガク新道やななんて思いながら歩いていると、突然分岐に到着した
ここで岩間道は崩壊のため通行止めになっていることが判明、楽々新道しか通行可能な道はない

こうなったら突っ込むしかないので、足元は悪いのを覚悟で先に進む
すると突然、あたりが開けて小桜平の避難小屋が見えてきた
ここだけはこれまでのジャングルのような樹林帯から解放されて見晴らしのいい湿原となる

避難小屋は2010年新築でまだ木の香りのする清潔な小屋
近くに湧水の水場もあるが、雨が降ったりすると雨水が泉に流れ込むのでそのまま飲むのはちょっとためらわれる

ここから新岩間温泉まで約3時間、地図を見ると等高線は徐々に狭まってきて最後は急降下
しかも距離は相当に長い、覚悟を決めて歩き出すがすぐに道は泥沼状態、おまけに標高が下がって蒸し暑くなるし
当地特有のアブ、「おろろ」がぶんぶん飛び回ってうるさいったらありゃしない(刺されると1カ月くらいジュクジュクする)

結局、小桜平からほぼCT通りの時間で新岩間温泉の登山口にヘロヘロのドロドロになって到着
こんな酷い道はもう二度と歩かないぞと心に誓った山行なのでした

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技術レベル
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体力レベル
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