熱中症ぎみの七倉から裏銀座小周回、湯㑨〜野口五郎岳〜船窪小屋
- GPS
- 20:15
- 距離
- 41.6km
- 登り
- 3,738m
- 下り
- 3,721m
コースタイム
- 山行
- 17:55
- 休憩
- 2:15
- 合計
- 20:10
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
----- 後でわかりましたが、ヤマレコのmessiahさんでした。----- |
コース状況/ 危険箇所等 |
<全般> このルートを歩く場合、船窪小屋から南沢岳間が一番きつくてかつ危険です。よってこの区間は元気のある前半に歩いたほうが良いので、今回の様な時計回りより、逆回りの方が良いでしょう。予定より遅れて暗くなった場合でも、反時計回りの方が湯㑨〜七倉間が最後になるので安心です。 <七倉〜湯㑨> 湯㑨小屋の前の橋が流された為、野口五郎から湯㑨へ下山、又は登山を計画している人は止めて下さい、との紙が登山届の提出場に赤線で強調されて貼られています。しかしその紙の下に、8月4日に橋が開通という紙も貼られています。紛らわしいのですが通れます。最初の紙は撤去した方が良いと思います。この区間は湯㑨の近くまで道路で、その先の登山道も問題は有りません。 <湯㑨〜真砂岳分岐> 朝露が凄いので、夜から朝にここを通る場合は、雨具のズボンとスパッツを履いた方が良いです。登山道に笹や枝が被さっている所も多く、夜だったせいかもしれませんが、1ヶ所道を外して怖い細い稜線を藪漕ぎしました(晴嵐荘から30分位登った所)。この区間で本格的な藪漕ぎは無いので、変だと思ったら少し引き返して道を探してみて下さい。登りだとこの細い尾根の右側を登山道は巻いていました。 このルートは湯㑨岳の山頂を通りませんが、山頂はルートから直ぐなので、寄ってみて下さい。 <真砂岳分岐〜南沢岳> 整備された歩きやすい道です。 <南沢岳〜船窪小屋> ルートは全てのピークを巻かずに通るので、アップダウンが激しくて体力を使います。また崩壊地が多く、半分は細い痩せ尾根やザレた滑りやすい所で危険です。今回の様に時計回りだと、ザレた滑りやすい所が全て下りになるので危険度が増しますので、どM以外の人には反時計回りをお勧めです。奥穂〜西穂間よりもこちらの方が危険できついのです。破線で無いのが不思議です。。。 <船窪小屋〜七倉> 木の根や石が多く、駆け下り難いので、登り向きです。ストックは木の根に引っかかるので、下りに使う場合はしまっておいた方が良いと思います。 |
その他周辺情報 | ● 七倉山荘のお風呂は19時までだそうです。モンベルカードで500円になるとモンベルの資料に書かれていました。19時までに戻れなくって確認できていません。 ● 国道で豊科インターから大町に向かう途中で、大町の1,2キロ手前の左側に、スーパーとホームセンターが合体したショッピングモールの様な物が有りました。何でも安いのでお勧めです。 |
予約できる山小屋 |
七倉山荘
|
写真
装備
個人装備 |
ダブルストック
ヘッドランプ
替え電池
地図
GPS
ペットボトル
膝プロテクター
雨具
熊鈴
タオル
着替え
ザックカバー
|
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備考 | 帽子を車に忘れた。スパッツは必携。 |
感想
このルートは前から歩いてみたかったのですが、2年前にkankotoさんが逆回りですが歩いており、参考にさせて貰いました。kankotoさん、ありがとうございます。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-509508.html
kankotoさんは14時間15分で歩いているのですが、自分だと20時間位はかかると思い、土曜日の23時出発としました。七倉は初めてだったのですが、中々よい所だったので、今後は使わせてもらいます。
駐車場で隣の車の人が、kankotoさんと同じ回りで14時間ちょっとで歩いてこられたので話を聞くと、船窪小屋から南沢岳までが凄いアップダウンでとってもきついとのことで、逆回りが良いかとも思ったのですが、既に登山届も出しているので計画通りの時計回りにしました。暑さのせいで寝られず、ちょっときつかったのですが、出発すると元気になりました。
出だしの長いトンネルを歩いていると、真ん中を過ぎた頃に先方に明かりが見えました。なんとこんな時間に下山者でした。23時20分頃だったので驚きでした。さらにダムの近くでも先方に明かりが。今度は自転車の下山者でした。こんな深夜でもいるものですね。ここで帽子を車に忘れてきた事に気づきました。天気は良さそうなのでこれは致命的の失敗です。でも取りに戻るには気づくのが遅すぎました。取りあえずタオルで代用することにしましたが、後々これはひびきました。
湯㑨の晴嵐荘前で最初の食事休憩をした際、2度目の失敗をしました。朝露の事を考慮して雨具のズボンを履くのを忘れました。おかげで靴の中はジャブジャブで、野口五郎岳で干すのに長い休憩を取ってしまいました。ここまで計画より早かったのですが、貯金を使い果たしてしまいました。帽子を忘れたのが気になり、烏帽子小屋ではここから下山するか、計画通り船窪小屋経由にするか迷ったのですが、少し雲も出てきたし、標高も下がって木々が生えているので日陰もあるだろうと計画通りにする事にしました。
30年前に白馬から上高地まで縦走した時に歩いており、その時は戻り梅雨で雨天でした。しかも登山道が崩落しているので通れなそうなら引き返すように針ノ木小屋で言われていました。あの時よりはましだろうと思ったのです。しかし登山道は整備されてロープや梯子が有りましたが、30年で崩落は進み、前よりきつくなっていました。南沢岳まではガスや雲で日差しが遮られて良かったのですが、不動岳からはまた晴天で日差しが強くなり、軽い熱中症でパンが食べられなくなりました。不動岳を下った所で気分が悪くなり、引き返すかどうか迷ったのですが、また不動岳を登り返し、南沢乗越を下って南沢岳に登り返すことを考えると、このまま進んでも同じと判断して先に進みました。腹が減ると力が出ないので、カロリージェルを二つともこの区間で飲みましたが、それでは腹の足しになりません。頻繁に食事休憩を取り、少しでもパンを水で流し込み、だましだまし歩きましたt。結果的にはだいたい計画通りの時間で歩けましたが、烏帽子小屋から下山するのが正解だったと思います。
船窪小屋はロケーションが最高で、ちょうど食事が始まるところで良い雰囲気の小屋だと思いました。泊まるか聞かれて下山すると言うと、親切にお茶でも飲んでいきなさいと言われました。遅い時間だったので少し心配してくれていた様でした。
途中でまた食事休憩をして一旦しまったストックを出し、18時50分位から暗くなったのでヘッデンを点けましたが、暗いのでゆっくり歩く事にしました。計画通りに船窪小屋で17時発(途中の食事休憩は不要)なら、18時50分には下山できたのでヘッデンを点けずにすんだでしょう。さらにストックが木の根っこに度々引っかかったので、ストックをしまって下れば1時間40分位で下山できたと思いますが、持病の膝が心配だったのでしかたが無かったと思います。でも七倉山荘のお風呂に間に合わなかったのは残念でした。
来年はもう少し早く七倉を出発して、読売新道で周回に挑戦したいのですが、どうなることやら。
コメント
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Futaroさん、こんばんは。
6日は暑かったですね。(ってFutaroさんのメインは7日ですが)
私も、途中から登りになると軽い吐き気がして五竜への登りは
とても難儀しました。軽い日射病のような状態だったかもしれません。
この天気での帽子忘れは厳しかったですね。帽子があれば、もう少し
早かったかもしれません。
最近、体力不足のようで。。。このレコのようなロングを夏に
歩くことは難しそうです。
実は針ノ木雪渓から登り、七倉に下るルートも候補にしていました。
その場合でも、6日の14時から15時頃に七倉の予定だったため、
お会い出来ることはなかったと思いますが。
船窪小屋はみなさん泊まりたいとおっしゃいますね。
まだ小屋泊をしたことはないのですが、ロングが厳しくなって
きたら考えようかな
それにしても読売新道での周回ですか
youtaroさん、今晩は。
6日も暑かったですね。大町で32度でしたからね。。。
帽子の忘れ、泣けました 夜出発なので帽子を被らないせいも有ります。朝出発なら帽子は最初に被りますから。
僕も最近の夏のロングは駄目ですね。直ぐにパンが食べられなくなります
でもyoutaroさんは夏でも十分ロングを歩いていると思いますよ。
船窪小屋、本当に良さそうな小屋でした。是非泊まりで行きたいです。針ノ木雪渓から登り、七倉に下るルート、良さげですね。七倉に自転車をデポするのですか?
読売新道での周回、まだやって無いので言うだけはタダという程度です
遠いので時間とお金がかかるから、もう少し歩きたいかなと
Futaroさん、こんにちは。
>七倉に自転車をデポするのですか?
はい。そのつもりです。
大町温泉まで自転車で移動して、大町温泉からはバスで扇沢へ
戻る計画です。
Futaroさん、お久しぶりです。実は夏休みは笠から裏銀座を越えて歩けるところまで歩きたいなあと思って検討中でした。裏銀座より北側の情報があまりなかったので大変参考になりました。思った以上に危険そうですね。でもかなりの絶景が期待できそうなのでもう少し検討を詰めてみたいと思います。
あと、船窪小屋はやはりとても良い雰囲気のようですね。うまくタイミングがあえば宿泊か晩御飯だけでも味わいたいなあと思っています。
tubataroさん、今晩は。
今年は一緒に家族山行ができずに残念です
tubataroさんだけなら、問題はありませんよ 笑っちゃうほどきついですが
烏帽子小屋も良いので、船窪小屋が日程的に合わなければ烏帽子小屋で泊まって下さい。
両方泊まるとtubataroさんには楽すぎますかね。ちなみにテントの場合、烏帽子小屋の方が天場が近くて便利です。船窪小屋の天場は小屋から20分ほど、船窪乗越の方へ寄っています。船窪小屋は小屋に泊まりたいですね。
かもしか新道にコメントをいただきましたFEELです。
同じ日に七倉ということで、朝会ったかな?とお邪魔させてもらいましたが、ビックリ!!
このルートを1DAYですか(○_○)!!
おそろしいタイム!
すごいですね!
お疲れさまでした(*^^*)
FEELさん、遅い返事で申し訳ありません
FEELさん達のカモシカ新道のレコ、コメントにも書いたように僕も計画していたのでとっても参考になりました。ありがとうございます。
あそこはやっぱり大変そうですね。でもその分、やりがいはありますね
日帰りの場合、七倉に戻るのも大変なので二の足をふんでいるのですが、どちらにしても日の長い時で無いと無理なので、7月末くらいでしょうか。あまり早いと残雪で大変そうですし。。。
ところでこのルート、トライする人は皆さん14時間くらいでやっているので、僕は多分一番遅い方だと思います。特に登りが遅いのが欠点で、それを強化しないと読売新道で周回は難しそうです
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