立山三山



- GPS
- 56:00
- 距離
- 11.6km
- 登り
- 1,064m
- 下り
- 1,067m
コースタイム
8/11(祝)
八王子=(JR)=信濃大町=(バス)=扇沢=(アルペンルート)=室堂〜みくりが池温泉(小屋泊)
8/12(金)
みくりが池温泉〜一ノ越〜立山三山(雄山〜大汝山〜富士ノ折立)〜真砂岳〜別山〜剱御前小舎(小屋泊)
8/13(土)
剱御前小舎〜新室堂乗越〜雷鳥沢〜室堂=(アルペンルート)=扇沢=(バス)=信濃大町=(JR)=八王子
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
八王子=(JR)=信濃大町=(バス)=扇沢=(アルペンルート)=室堂 ●帰り 室堂=(アルペンルート)=扇沢=(バス)=信濃大町=(JR)=八王子 |
コース状況/ 危険箇所等 |
雄山への登りはガレ場の急登。 登山者数が物凄く、渋滞中、先行者が落石を引き起こすので、注意が必要です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
日中気温は24度で、下界の猛暑が嘘のような爽やかさです。
山の日だからか大変な賑わいで、室堂宿泊者以外は、チケット購入制限がかかり、手前の黒部ダムまでしか購入できないようになってました。
高山病にやられている場合じゃない!と、先ほどの小ピークへ登って撮影開始♪
素晴らしいシチュエーションに大興奮の撮影でした。
絶景を堪能して下山し、小屋前でまったりしていると、暗闇の中、剱沢方面から1パーティが登ってきました。
とよく見ると、なんと、イッテQでおなじみのイモトアヤコさん。
我々の部屋のふたつ隣に宿泊だったようです。
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
日よけ帽子
着替え
予備靴ひも
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
携帯
時計
タオル
カメラ
|
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感想
山の日は、北アルプス・立山三山へ。
今回は、剱岳の眺望が素晴らしい別山稜線上の小屋に泊まり、朝夕のドラマチックな時間帯に剱岳と対峙できる撮影に重点を置いたプラン。
1日目(11日)は移動日。
朝7時前に、八王子から中央線普通電車に乗り込み、12時過ぎに信濃大町駅、そして、アルペンルートで黒部ダムを経由して、室堂へ。
黒部ダムの放水は大迫力で、人気があるのに納得です。
室堂到着後は、みくりが池のほとりに建つ「みくりが池温泉」に宿泊。
風呂は、なんとシャンプー備え付け、朝風呂もOK。
夕食は、立山ポークの山ぶどうソースがけという他の山小屋では出されない洒落乙なメニュー。朝食はバイキングで、カスピ海ヨーグルトまで付いていました。
また、完全予約制のため、ひとりに1ベット、しかもカーテンで区切られて空間が与えられ、至れり尽くせり。(ただ、宿泊者は登山者とは限らず、早出する場合は前日に荷造りしておくとか、深夜のドアの開け閉めは静かにするといった最低限のマナーを守らない輩もいたので、その点は残念。)
是非ともまた泊まってみたい小屋でした。
2日目(12日)は、立山三山、真砂岳、別山を経由して剱御前小舎へ向かいます。
まずは、5時に起きて朝風呂へ。
誰もいない風呂は最高で、北島康介以来の「超気持ちいい」が飛び出しました。
8時に、夜行バスで到着した同行者と合流して、まずは立山の主峰・雄山へ。
一ノ越までは整備された遊歩道。
槍・穂高、笠、水晶といった北アルプスの峰々がよく見えました。
一ノ越からは雄山へは、ガレ場の急登。
異常な数の登山者で、多くは家族連れ、小さい子供や山慣れていない人も多く、落石を起こしてしまうので、注意が必要な道でした。
雄山の山頂では登山の安全祈願をしてもらって、立山最高峰の大汝山(3015m)へ。大汝山の眺望は抜群で、白馬三山から連なる後立山連峰が壮観でした。
続く富士ノ折立は巻いて、ガレた急坂を一気に下り、登り返すと真砂岳。天気が良すぎて早くもバテ気味。
真砂岳から再度下って、登り返すと別山南峰、標高差100mくらいの登りでしたが、結構疲れました。
でも、展望は抜群。眼前に聳える剣岳の姿は圧巻でした。
別山からいくつかピーク越え、15時半頃、本日の宿の剱御前小舎に到着。
高山病か熱中症か、顔のほてりと頭痛と食欲不振でダウン。
夕食はなんとか食べられましたが、血中酸素濃度を測ると85%と低め。談話室で安静にしていることにしました。
・・・が、剱岳に雲海が湧きだしているのに気付いて、別山方面へ戻って撮影開始。
雲上に聳える岩の要塞は、正に絶景。刻一刻と姿を変える雲の表情に夢中になってシャッターを切り続けました。
夕景堪能して下山。
小屋の前でまったりしていると、剱沢方面から登ってくる一段が…
ずいぶん遅い到着だなと思ってよく見ると、なんと、イッテQでおなじみのイモトアヤコさん一行。イモトさんは疲れている様子ではありましたが、機材を運んだりと、周りへの気配りを欠かさず、その仕事への取組み方は凄いなと感じました。同学年として見習わねば…
3日目(13日)は、剱岳の朝景を堪能して、室堂へ下山。
新室堂乗越への道は、チングルマの果穂でいっぱいでびっくり。是非とも最盛期に訪れたいところです。
新室堂乗越から下りきった場所が雷鳥沢。水は清冽で、ずっといたい天国のような場所でした。
一方、雷鳥沢から室堂への登り返しの道では、火山ガスで呼吸が苦しくなる箇所もあり、地獄谷や血ノ池といった地名からも、立山は火山であり、人々に恐れられ、信仰された山なのだということを実感しました。
みくりが池温泉で日帰り入浴する同行者と別れ、10時半、室堂から再びアルペンルートで下山。
途中、大糸線内で急病人救護のため電車が止まり(無人駅のため、救急車が到着するまで運転手が待たなければならない)、乗り次ごうとしていた普通電車に間に合わない事態が発生。
どうしようかと思っていたところ、普通電車に追いつく茅野まで、特急券なしで、あずさに乗って構わないとのアナウンス♪
ラッキーとばかりに乗り込んだのですが、奇跡的に座れてしまったため、結局、八王子まで特急券を買ってしまいました。さすが、JR商法(笑)
今回は、2年ぶりの北アルプスでしたが、天気にも恵まれとても充実した山行となりました。
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