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Yamareco

記録ID: 95775
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
白馬・鹿島槍・五竜

白馬三山、不帰キレット、唐松岳

2010年09月25日(土) 〜 2010年09月26日(日)
 - 拍手
GPS
31:57
距離
22.2km
登り
2,909m
下り
2,308m

コースタイム

【1日目】
猿倉(6:30)〜白馬岳(12:45)〜杓子岳(15:00)〜鑓ヶ岳(16:00)〜天狗平(17:00)
【2日目】
天狗平(5:30)〜天狗の大下り(6:30)〜不帰キレット(8:30)〜唐松岳(10:00)〜駐車場(14:00)
天候 快晴
寒波が来ていて、夕方の日が沈む前にすでにマイナスの気温だった
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
駐車場がよくわからず、八方ゴンドラの駐車場に泊めて仮眠。
朝、猿倉へのバス停の場所もわからず、結局タクシー利用
いまいち駐車場の位置がわからなくて、結局ゴンドラ乗り場の駐車場に停めて車中泊。
いまいち駐車場の位置がわからなくて、結局ゴンドラ乗り場の駐車場に停めて車中泊。
猿倉行きのバス停を探して歩く。
遠くに五竜岳が見える。
猿倉行きのバス停を探して歩く。
遠くに五竜岳が見える。
白馬三山。
ここから見ると、白馬鑓ヶ岳はたしかに尖っている。
近所の人にバス停の場所を尋ねて歩いたが、けっきょくバスは目の前で行ってしまい、次のバスは1時間後、とのこと。
白馬三山。
ここから見ると、白馬鑓ヶ岳はたしかに尖っている。
近所の人にバス停の場所を尋ねて歩いたが、けっきょくバスは目の前で行ってしまい、次のバスは1時間後、とのこと。
しかたないので白馬駅前まで歩き、タクシーに乗ることに。スノボーで良く来た町だが、雪の無い白馬は初めて。
しかたないので白馬駅前まで歩き、タクシーに乗ることに。スノボーで良く来た町だが、雪の無い白馬は初めて。
タクシーに乗って猿倉へ到着し、登山開始。
タクシー代は高かったけど、途中、不帰キレットが良く見えるところで停めてくれたり、いろんな参考情報が聞けたり、サービス良かった。
タクシーに乗って猿倉へ到着し、登山開始。
タクシー代は高かったけど、途中、不帰キレットが良く見えるところで停めてくれたり、いろんな参考情報が聞けたり、サービス良かった。
鑓温泉への入り口
鑓温泉への入り口
しばらく林道を歩く
しばらく林道を歩く
有名な案内版(石)
有名な案内版(石)
ほんとに、雪渓での落石は音もしないで転がってくるから怖い。ここでも頻繁に事故が起こっている。
ほんとに、雪渓での落石は音もしないで転がってくるから怖い。ここでも頻繁に事故が起こっている。
初心者でもオーケーな山として紹介されるけど、かなりの急登で、けっこう苦労する。
初心者でもオーケーな山として紹介されるけど、かなりの急登で、けっこう苦労する。
この辺で、軽アイゼン装着して雪渓に入る。
そろそろ雪が降り始める季節らしいので、今が一番雪渓に雪が少なくなっている、ということになる。
この辺で、軽アイゼン装着して雪渓に入る。
そろそろ雪が降り始める季節らしいので、今が一番雪渓に雪が少なくなっている、ということになる。
けっこうクレパスも多い。
深さが分からないので恐ろしい。
けっこうクレパスも多い。
深さが分からないので恐ろしい。
振り返ると、けっこうな急斜面。
本には「白馬の雪渓などのように、転んでも滑落の心配が無いものもあり・・・」なんて紹介されていたが、いったん滑ったら止まれそうもない。ピッケルも持ってきてないし・・・
振り返ると、けっこうな急斜面。
本には「白馬の雪渓などのように、転んでも滑落の心配が無いものもあり・・・」なんて紹介されていたが、いったん滑ったら止まれそうもない。ピッケルも持ってきてないし・・・
「休まないでください」と書かれた標識がところどころに点在している。
普通は「休憩を取りながら無理せず・・・」と書かれていることが多いけど、やっぱり落石の危険が大きいのだろう。
「休まないでください」と書かれた標識がところどころに点在している。
普通は「休憩を取りながら無理せず・・・」と書かれていることが多いけど、やっぱり落石の危険が大きいのだろう。
振り返ると、変な形の雲の塊。
1
振り返ると、変な形の雲の塊。
白馬岳頂上宿舎
こっちは白馬村営
「頂上宿舎」という名前だけど、もっと上に白馬山荘がある
白馬岳頂上宿舎
こっちは白馬村営
「頂上宿舎」という名前だけど、もっと上に白馬山荘がある
日本最古、かつ日本最大の収容人数をほこる山小屋、白馬山荘。
3000人が泊まることもある、とのこと
日本最古、かつ日本最大の収容人数をほこる山小屋、白馬山荘。
3000人が泊まることもある、とのこと
小屋の脇で少し休み、ザックをデポして頂上へ向かう
小屋の脇で少し休み、ザックをデポして頂上へ向かう
左側はなだらかで、右側は険しい崖になっている。
風と雪が長い間かけて作った地形
左側はなだらかで、右側は険しい崖になっている。
風と雪が長い間かけて作った地形
白馬岳山頂(標高2932m)
左上に写っているのは、新田次郎の「強力伝」で有名な風景指示盤。
(なんと187kg 小宮山正さんという人が1人で担ぎ上げた)
白馬岳山頂(標高2932m)
左上に写っているのは、新田次郎の「強力伝」で有名な風景指示盤。
(なんと187kg 小宮山正さんという人が1人で担ぎ上げた)
まさに目がくらむような断崖絶壁。
左下には、今年行った岩岳スキー場。
まさに目がくらむような断崖絶壁。
左下には、今年行った岩岳スキー場。
これから向かう道
日が沈む前に、あの鑓ヶ岳の向こうまで行かなければならない
これから向かう道
日が沈む前に、あの鑓ヶ岳の向こうまで行かなければならない
杓子岳へ向かう途中、さっきまでいた白馬岳を振り返る
杓子岳へ向かう途中、さっきまでいた白馬岳を振り返る
杓子岳への登りは、かなりの急斜面
しかも足元は崩れる
山頂は通らず、写真真ん中を横断している巻き道を通る人の方が多いみたい
杓子岳への登りは、かなりの急斜面
しかも足元は崩れる
山頂は通らず、写真真ん中を横断している巻き道を通る人の方が多いみたい
杓子岳山頂(標高2812m)
裏側は切り立った崖
杓子岳山頂(標高2812m)
裏側は切り立った崖
杓子岳から鑓ヶ岳に続く道
下ったり登ったり、大変だ
杓子岳から鑓ヶ岳に続く道
下ったり登ったり、大変だ
この稜線は、かなり怖い
左側に転んだら、断崖絶壁を落ちていくことになる
この稜線は、かなり怖い
左側に転んだら、断崖絶壁を落ちていくことになる
鑓ヶ岳山頂に到着
先客がいたので話をしてみると
「白馬山荘のスタッフで、散歩に来た」とのこと
鑓ヶ岳山頂に到着
先客がいたので話をしてみると
「白馬山荘のスタッフで、散歩に来た」とのこと
その方に写真を撮っていただいた
日差しは強いのに、風も強く気温も0度近い
まだ9月なのに・・・
その方に写真を撮っていただいた
日差しは強いのに、風も強く気温も0度近い
まだ9月なのに・・・
歩いてきた道を振り返る
白馬山頂は、もう遠く遠ざかってしまった
あそこからここまで3時間、人間の1歩1歩も、積み重なるとたいしたもんだ
歩いてきた道を振り返る
白馬山頂は、もう遠く遠ざかってしまった
あそこからここまで3時間、人間の1歩1歩も、積み重なるとたいしたもんだ
行く先には右から左に雲が流れてぶつかり、かなりの強風。
こういう景色を見ると、雲と同じ高さで歩いている、ということを実感する。
行く先には右から左に雲が流れてぶつかり、かなりの強風。
こういう景色を見ると、雲と同じ高さで歩いている、ということを実感する。
雲の中に突入。
日差しが遮られ、いきなり暗くなる。
寒い・・・気温はマイナス3度。
強風のため体感温度はさらにずっと低い
雲の中に突入。
日差しが遮られ、いきなり暗くなる。
寒い・・・気温はマイナス3度。
強風のため体感温度はさらにずっと低い
鑓温泉へ下る分かれ道
ここからの下りも、なかなか危険な急斜面になっている。
今日は、正面の尾根の途中にあるテント場を目指す
鑓温泉へ下る分かれ道
ここからの下りも、なかなか危険な急斜面になっている。
今日は、正面の尾根の途中にあるテント場を目指す
天狗山荘に到着
いくつものテントが見える。
景観最高だが、こういう場所はその分強風で苦労する
天狗山荘に到着
いくつものテントが見える。
景観最高だが、こういう場所はその分強風で苦労する
夜。
テントから月を撮影
月に照らされた雲と、その雲から突き出している妙高、乙妻、高妻山、戸隠。
こういう景色も、登山をやっててこそ見られるものだと思う
夜。
テントから月を撮影
月に照らされた雲と、その雲から突き出している妙高、乙妻、高妻山、戸隠。
こういう景色も、登山をやっててこそ見られるものだと思う
夜明け。すばらしい朝日。
テントは凍り付いていて、折り紙を折るようにして畳んだ。
夜明け。すばらしい朝日。
テントは凍り付いていて、折り紙を折るようにして畳んだ。
5時30分。
文句なしの快晴の中、出発
5時30分。
文句なしの快晴の中、出発
まずは安全、安心で景色も最高の尾根歩き
まずは安全、安心で景色も最高の尾根歩き
天狗の頭にて
剱岳を背景に撮影
天狗の頭にて
剱岳を背景に撮影
遠く槍・穂高連峰や笠ヶ岳、黒部五郎岳まで見渡せる。真ん中あたりには黒部ダムと水晶岳や薬師岳、左に五竜岳と鹿島槍、右には薬師岳、立山、そして剱岳。北アルプスがすべて見渡せる絶景
遠く槍・穂高連峰や笠ヶ岳、黒部五郎岳まで見渡せる。真ん中あたりには黒部ダムと水晶岳や薬師岳、左に五竜岳と鹿島槍、右には薬師岳、立山、そして剱岳。北アルプスがすべて見渡せる絶景
ここからは失敗が命取り
まずは天狗の大下り。
見えないほど下の方まで崖を下る
ここからは失敗が命取り
まずは天狗の大下り。
見えないほど下の方まで崖を下る
下りきったら、次はいよいよ不帰のキレット
ついにやってきた。
下りきったら、次はいよいよ不帰のキレット
ついにやってきた。
登る途中で下を見下ろす。
急斜面、というより「崖」
登る途中で下を見下ろす。
急斜面、というより「崖」
標識には
「ここは不帰 一峰の頭」
ということで1つめクリア
標識には
「ここは不帰 一峰の頭」
ということで1つめクリア
次が不帰ノ嶮一番の難所、不帰二峰北壁。
見るからにすごい。
次が不帰ノ嶮一番の難所、不帰二峰北壁。
見るからにすごい。
よく見ると、赤と黄色の2名が登っている
よく見ると、赤と黄色の2名が登っている
真下から見上げると、垂直の崖にしか見えない
上では赤い人が登攀中
1
真下から見上げると、垂直の崖にしか見えない
上では赤い人が登攀中
深刻な内容だけどコミカルな標識
深刻な内容だけどコミカルな標識
登る途中で撮影
まあ実際のところ、クサリの補助もあるし、気を抜かなければたいした苦労は無い。
垂直に登るので疲れるけど。
登る途中で撮影
まあ実際のところ、クサリの補助もあるし、気を抜かなければたいした苦労は無い。
垂直に登るので疲れるけど。
「ここは不帰 二峰の北峰」
ということでクリア
「ここは不帰 二峰の北峰」
ということでクリア
不帰二峰南峰へ向かう
不帰二峰南峰へ向かう
難なく到着
剱岳を見ながら、のんびり歩く
剱岳を見ながら、のんびり歩く
もうすぐ唐松岳山頂
もうすぐ唐松岳山頂
唐松岳(2696m)
地味なイメージだけど、八方からのアプローチも良いし景色もすばらしいし、良い山だ
唐松岳(2696m)
地味なイメージだけど、八方からのアプローチも良いし景色もすばらしいし、良い山だ
唐松岳頂上山荘
ジグザグに見える線は、斜面に作られたテント場
すごい場所にテント場があるなー、と思う。
景観は良いだろうけど。
唐松岳頂上山荘
ジグザグに見える線は、斜面に作られたテント場
すごい場所にテント場があるなー、と思う。
景観は良いだろうけど。
すぐ隣に五竜岳(と言っても行くのは大変)
すぐ隣に五竜岳(と言っても行くのは大変)
海岸線から日本海まで見渡せる
海岸線から日本海まで見渡せる
山荘で休憩
対応の感じが良い山荘だった
山荘で休憩
対応の感じが良い山荘だった
唐松岳からの景色のメインはやっぱり剱岳
唐松岳からの景色のメインはやっぱり剱岳
山荘から、唐松岳山頂を見上げる
その右下には、さっき通ってきた不帰ノ瞼
山荘から、唐松岳山頂を見上げる
その右下には、さっき通ってきた不帰ノ瞼
帰りの八方尾根は、雲の中
帰りの八方尾根は、雲の中
途中、少しだけ樹林帯も歩く
視界が悪くても歩いていて気持ちが良い
途中、少しだけ樹林帯も歩く
視界が悪くても歩いていて気持ちが良い
八方尾根に到着
ここからは、登山者よりも一般客の方が多くなる
テント泊装備の格好は目立つ
八方尾根に到着
ここからは、登山者よりも一般客の方が多くなる
テント泊装備の格好は目立つ
あとは木道を行く
ここらへんで、サングラスと帽子を落として無くしてしまった。
(翌週、会社の人が偶然八方尾根を登り、なんと両方見つけてきてくれた)
あとは木道を行く
ここらへんで、サングラスと帽子を落として無くしてしまった。
(翌週、会社の人が偶然八方尾根を登り、なんと両方見つけてきてくれた)
あれは、Hakuba47の、何度も滑ったことのあるコースでは?
雪が無いと、こんな感じなのか・・
あれは、Hakuba47の、何度も滑ったことのあるコースでは?
雪が無いと、こんな感じなのか・・
リフト乗り場に到着
あとはリフトとゴンドラを乗り継いで下山する
リフト乗り場に到着
あとはリフトとゴンドラを乗り継いで下山する
けっこう地面スレスレの高さ。
けっこう地面スレスレの高さ。
リフトに乗らず、登山道を下る人たち
なんとなく後ろめたい気持ちになる
リフトに乗らず、登山道を下る人たち
なんとなく後ろめたい気持ちになる
リフトからの景色
ラクすぎるかなー
リフトからの景色
ラクすぎるかなー
誰もが憧れるというコブだらけのハードコース、兎平も、雪が無いとこんな感じ。高校のころ、スキーで1度だけ滑ったことがある。
誰もが憧れるというコブだらけのハードコース、兎平も、雪が無いとこんな感じ。高校のころ、スキーで1度だけ滑ったことがある。
下山して牛丼を食べて帰りました
下山して牛丼を食べて帰りました
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この記録に関連する登山ルート

ハイキング 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
猿倉〜大雪渓(秋道)〜白馬山頂〜白馬鑓温泉〜猿倉
利用交通機関: 車・バイク、 電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5
無雪期ピークハント/縦走 白馬・鹿島槍・五竜 [2日]
後ろ立山 北半分を縦走するルート
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
3/5
体力レベル
4/5

この記録で登った山/行った場所

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