北岳(肩の小屋テン泊)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,717m
- 下り
- 1,718m
コースタイム
天候 | 晴れ!(^∀^) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
甲府ターミナルホテル泊 4,200円(ペットボトルの水1本サービス) 甲府〜広河原 バス2,050円(協力金100円含む)×往復 甲府〜立川 特急かいじ 指定席1,450円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●大樺沢〜右俣コースは危険箇所もなく沢沿いで気持ちよく展望もよい、 それなりに長いが傾斜もゆるくハイキングレベルと言っていいぐらいの道 ●白根御池から下のコースは急登で退屈←ヒドイ ●草すべりは急登だが眺めは良い ●肩の小屋〜山頂は岩稜帯で最初こそ急登だが距離もさほどなく展望のよい道 ●山と高原地図のコースタイムはかなり甘め(亀足の私がコースタイム通りだったりした) |
その他周辺情報 | ●広河原・山小屋すべてトイレの紙はゴミ箱へ ●二俣にバイオトイレ3基(紙あり)チップ制100円 ●肩ノ小屋テント場 600円 3,000m級のテン場の夜の寒さハンパねぇな 水1ℓ100円、3時以降は凍結するかも トイレ1回100円・洋式で紙完備 水場はめんどいので利用しなかった(^^;) うどん900円(生卵付き)・手作りしるこ500円(もち3つ。美味しかった!) ●白根御池小屋のカレーほうとう900円 ※炭火焼鳥丼とどっちにしようか超迷ったがほうとうにした。 帰りの特急で炭火焼鳥弁当を食べて(味はイマイチ)満足。 トイレ1回100円・洋式で紙完備 |
写真
装備
備考 | ドライレイヤー、メリノウール、赤シャツが行動着 夜はさらに防寒用のあったかいインナーをプラスし、フリース、ライトダウンを着て #0の寝袋+シュラフカバー トイレに行く時はさらに防風ジャケットを着用 夕方から夜は足が寒く、レインパンツを履いた。靴下は冬用が必要(足先が冷えた) |
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感想
( ̄∀ ̄)
きただけ。
夏休みに行こうとして急きょ何となく北アルプスに変更。
ならば9月の連休に行こうとして雨天中止。
10月の連休は北アルプスの予定だったけど雨天中止。
そんな不完全燃焼の中、ここに来て、土日とも晴れるという奇跡的な予報。
私にとって大一番、北岳に登ることを決意しました!
しかし、何かずっと不安な私…。
私に登れるだろうか?
重いテント担いで、標高3,000mとか寒いし…。
やっぱやめちゃおっかなー。
そんな風に迷っていると、前泊の宿がネット上でのキャンセル受付時間外となり、
電話するのはヤダから行く事に決めました(←消極的な理由…)
早起きして会社にデカザックを持ち込み、夜のうちに特急あずさで甲府へ。
隣の席のおばさんに「私も甲府で降りるから、もし寝てたら起こしてください」と
頼まれました。(←ほんとに起こしてあげる羽目になった…)
ホテルで寝れたのは3時間ほど。金もったいねぇな。
4時にチェックアウトしてバス停へ。駅前は工事中なので位置が移動している。
すでに長蛇の列だったが、3〜4台は出してくれるだろうとたかをくくっていた私。
しかし、来たバスは2台のみ。なんと、朝から立ちんぼ?Σ(; ̄Д ̄)
山梨交通、許せン!北岳登った後は、もうしばらく来ないぞ!(怒)
でもまだ足は疲れてないから、立ってても意外と平気でした。
しかも、夜叉神で降りた人の席を「座れば?」と男性が譲ってくれ、少し寝れた。
広河原に着くと、すっかり夜も明けていいお天気。
とうとうあの吊り橋を渡り、北岳に向けて出発です!
白根御池分岐まではなだらかな道。
登りは大樺沢から二俣へ。
歩きやすくなだらかな道。しかし人が多いです。
目の前には北岳バットレス(だよね?)。
淡く紅葉した道を登ってゆくと、バイオトイレが見えてきます(笑)
八本歯のコルもいいな〜と思いましたが、すでにバテテきたため右俣へ。
今までより少し傾斜がきつくなりますが、歩きやすい道。
しかしバテバテで、亀足の本領発揮です。
やがて小太郎尾根分岐。今回は北岳やめて白嶺三山縦走のために取って置き、小太郎山に変更しよっかなーなんて一瞬思ったけど、小太郎山は破線ルートでなかなかキビシいそうです。でもいつか歩きたい。
ここから楽チンかと思いきや意外と面倒な登りがあったりしましたが、絶景のため気にならず。わりとアッサリ肩ノ小屋に到着です。
なんと、テン場は空いていました。びっくり。寒いからかな?
場所はまだ選び放題だったけど、人がいない所に張る勇気がない私(張っていいかどうか不安、周りに人いないと夜怖いなど)。
景色が独占出来る崖っぷちに張ろうとしたけど、なんか、3,000m稜線の突風はテントなど簡単に吹き飛ばすらしい。
ここから飛ばされたら下まで真っ逆さまじゃ。
不安になったので、後ろに石壁のある所に組み立てたテントを持って行きました。
すんごい迷いましたけどね。
張った後もなんか後悔…。
私の場合、混雑して場所の選択の余地がない方がウジウジしなくてよいのかも。
さて、いい天気ですが、すっかり疲れてしまったので今日は山頂やめました。
小屋でうどんとしるこを食べます。ウマかった。
テントに帰って寝ます。実は、歩いてる最中、「今ここで寝て良いよ」って言われたらどんなに嬉しいか、なんて思っていたのです。
空は晴れていますが、やはり3,000m、ちょっと冷えて来ました。
風は穏やかですが冷たく、特に足が寒い。レインパンツを履いてしのぎます。
今のうちにあったかいインナーを一枚プラスし、フリースも羽織りました。
さすが3,000m、さむいです…(;_;)
夕焼けを見たら夜ごはん。メスティンでお米を炊きますが、固形燃料2個必要でした。
カレーにしようか迷いましたが、いつもいらなくなるので今日は猫まんまにしよう。
お湯を沸かしてインスタント味噌汁を溶かします。
そして、もう一回お湯を沸かそうと、プラティバスからチタンカップに水を入れようとしたその時、不用意にプラティパスのお腹を押してしまい、水があふれ出て、なんとせっかくの味噌汁の器にちょうど良く注がれてしまいました!
(; ̄Д ̄) こ…これは…。なんという…。こぼれなくてラッキーだったのか否か…。
せっかく沸かしたお湯だったのにぃ。
でも、思ったほど冷たくはならず、ぬるい味噌汁を一気に喉に流し込みました。
しかし、何故か知らないけど、防水マッチの火がつかないのです。
(; ̄Д ̄) え? なんで? 3,000mだから?
でも、標高高い所ではライターとかよりマッチの方が問題ないはず。
何でつかないンだろう? ただ単に私がへたなだけ?
何回擦ってもつかず、マッチの先っぽが焦げて台無しになるだけ。
一瞬パッと火がついたと思ったら、固形燃料に付ける前に消えてしまいます。
今回はとにかく寒いから、温かいものをたくさん飲もうと固形燃料10個も持って来たのに、マッチが足りなくなってしまいました(汗)←痛恨のミス
それでも甘酒とスープと味噌汁と炊飯出来たのだからよしとしませう。
夜。正面の月がまぶしいほどで、トイレに行くのにヘッドランプは必要なし。
雲は昼間より多かったですが、隙間から星が見えました。
寒くて凍えそう。ダウンワンピースがほしい。
#0のシュラフにして良かった。
シュラフカバーも使い、ライトダウンも着て、万全の状態で寝ます。
寒いせいかみんな寝るのが早く、7時には話し声も聞こえなくなりました。
朝。太陽は目の前から昇ります。起きるのが遅いからかなり明るくなってました。
意外なことにあまり寒くなく、起きたらすぐ寝袋をコンプレッションするので体も温まり、問題なく起きれました。
フランスパンを軽くかじって朝食がわりにし、テント張ったまま山頂へ向かいます。
小屋の裏は急斜面に見えましたが、実際には道は巻き気味でした。
ちょっと傾斜の強い箇所もありましたが、すぐにゆるくなり、大展望の岩稜帯。
コースタイムは50分とありますが、普通の人は30分もあれば行けるでしょう。
展望を楽しみながらゆっくり登ると、やがて、とうとう、北岳山頂です!
標高3,193m。
日本第二の高峰に、登頂致しました!
昨日も今日も風は穏やかで、同じくらい天気も良い。
山頂で写真を撮りまくったらベンチに座ってフランスパンをかじり、
30分ほどくつろいだ後、後ろ髪をひかれつつ小屋に戻ります。
いやぁ、幸せでした( ´ ∀`)
テン場に戻るとすっかり周囲はいなくなってる。
私もさっさと撤収しますが、寒いせいか、ポールがグロメットから抜けませぬ。
か弱い私には重労働です。
(; ̄Д ̄)抜けねぇ…どうしよ…これって何かコツあるの?
手が痛いからハンカチを当てたりして一所懸命引っ張って、何とか抜けました。
10分ぐらいかかったかしら。まったくもう…。
ファスナーは相変わらず噛みまくりだし、テン泊31泊目にして未だ未熟者な私です。
さて、とうとう下山です。
下りは苦手だから登りと同じく右俣コースでゆるく下ろうと思って、
白根御池も行きたいけどそれは白嶺三山縦走の時のためにとっておこうと、
そう決めて歩いていたのですが、
草すべり分岐に着くと、なんかやたらにみんなそっちに下りてゆくので、
やっぱどうせなら登りと違う道がいいかなーなんて思って、草すべりへ。
ほんと、最後まで優柔不断な私です。
草すべりは、最初ガレザレな感じで歩きづらかったですが、そのうち草が増え、
白根御池が見えて来ました。
なんだ、すぐジャン!なんて思ったけど、ここからが長かった。
けっこう急なので足に負担がかかります。
しかし何とか池まで下りて、ここのテン場もいいなぁなんて思いながら、
カレーほうとう食べました。(※美味しかったです!)
そして、この後は樹林帯の急下りなため、二俣に行きたいな〜なんて思ったのですが、そうなると+30分、私の足だともっとかかるかも。
もう時間に余裕があまりないため、諦めて樹林帯を下ることにしました。
最初は平坦な道が長く、なぜか登って高巻くような所が何箇所かあり、ざけんなよーなんて思いながら、やがてやっと下りに入りました。
けっこう急です。(; ̄Д ̄)←下りキライ。(←でも登りもツライ)
大きな段差が多く、八本歯のコルじゃあるまいし丸太階段も何個か。
一度だけ砂利にズズッと滑り、尻餅はつかなかったのですがザックが重くてよろけて前に手をついてしまいました。ザック重いよ!
しかし何とか分岐に到着。沢の音は白根御池からすでに聞こえていたのに長かった。
次に来る時は、この道はやめて二俣から白根御池に向かおうと決めました。
そして広河原へ。なんと3時10分のバスに間に合いそうです。
川が綺麗なので、最終バスに乗る事にしてちょっとその辺で遊んでようか、と思ったけど、とりあえずバス停に行ってみます。
大行列だろうと思ったら、なんと、8人ぐらいしか並んでいませン。
この前の2時半の便は、バス4台+立ちんぼ40人ほどだったらしいのに…(; ̄Д ̄)
最終的には数人が立つ羽目になりましたが、バス一台で出発。
たぶん最終便はまた混むのでしょうね。とにかく座れて良かったです。
今回は、足はそれなりに疲れたけど、それほどでもなかったのか、せっかく座れたバスの中で寝る事もなく、甲府に到着。
安い高速バスで帰るか、普通電車の旅に出るか。
しかし甲府からなら大した値段じゃないため、特急かいじで帰りました(^^;)
隣のビジネスマンが何か怒ってるみたいに見えたので(←気のせい)
私汗くさかったかも…(^^;)ゴメンなさい(汗)
さて北岳ですが、思った以上に登りやすくて良かったです。
いつもヤマレコで北岳日帰りする人を見てビックリしてたけど、まぁこれなら日帰り出来るでしょうね。私には絶対ムリですけど!(^皿^)ニヒヒ
次は白嶺三山縦走したいけど、おそらく数年後になることでしょう。
その時は広河原・白根御池でもテン泊したいし、両俣小屋経由もいいなと思う。
お花の時期にまた訪れたいけど、混んでるだろうな〜。
お疲れ様でした。またまた弾丸ツアー気味ですね!
ちなみに ザックの重量はかりましたか?
これくらいの冬装備だと なんkgくらいになるかなと思って。
やっぱり15kg越えますか?
厚着に#0シュラフにシュラフカバー、軽アイゼンなんかも一応持参ですよね?
小屋での食事は予定内ですか?
予備の食事とかも一食分くらいありますよね?
(^^)iga1966さんこんにちは。
ザックの重量は計ってないのでわかりません
でも夏よりは重かったです ←当たり前
軽アイゼンは持って行きませんでした
私が歩いた限りは凍結とかもまったくなかったです。
ただ、天気予報が良かったせいもあるけど、時期的にこの週末が最後のチャンスだなと思ってました。
私はテン泊でもお昼やおやつは山小屋で食べますよ
食べ物はいつも持って行き過ぎるぐらい持って行っています。
>寒いせいか、ポールがグロメットから抜けませぬ。
寒い時のテン泊あるあるですねw(製品によりますが)
グロメットからポールエンドが外れない場合の対処法ですが
私の場合はポールとグロメットの間にペグ1本を横に置いて、そのペグを両足で踏んづけた状態で両手でポールを掴んで外してます
"http://2ch-dc.net/v6/src/1476871757596.jpg
この方法だと左程力は要らないと思いますので、もし次の機会があればお試し下さいです。(引き抜くときは、身体はテントに背を向ける感じ)
しかし、御池小屋のカレーほうとう美味しそうですね(涎)
(^^)nandoさんこんばんは。
おお!写真付きで解説ありがとうございます!
さっそく試してみます
今までも冬場は苦労してたンですが、こんなんで雪山テン泊できるのかなぁ?
カレーほうとう美味しかったですよ
うどんでもいいけど、ほうとうってのが決め手でしたね
他にも美味しそうなメニューがあって、全部食べたかったです
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