『苦行の北アルプス』 黒部五郎岳と高天原
sada
- GPS
- 121:55
- 距離
- 52.8km
- 登り
- 3,944m
- 下り
- 4,211m
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富山駅6:10⇒7:55折立8:25⇒10:00三角点(朝食)10:20⇒12:30太郎平小屋(泊)
8月22日(月)
太郎平小屋6:30⇒8:10北ノ俣岳8:15⇒赤木岳8:50⇒11:05黒部五郎岳山頂11:15⇒11:25分岐(休憩)11:45⇒12:05黒部五郎カール13:05⇒14:10黒部五郎小舎(泊)
8月23日(火)
黒部五郎小舎7:00⇒8:15三俣分岐8:25⇒8:55三俣蓮華岳9:10⇒9:50三俣山荘11:00⇒11:20黒部川水源地標11:25⇒岩苔乗越12:35⇒14:55高天原山荘(泊)
8月24日(水)
高天原山荘7:25⇒7:40高天原温泉09:50⇒10:10夢ノ平・竜晶池11:10⇒11:25高天原温泉12:15⇒12:30高天原山荘(泊)
8月25日(木)
高天原山荘6:05⇒岩苔乗越8:30⇒09:15黒部川水源地標09:25⇒三俣山荘10:15⇒双六小屋12:10⇒14:15鏡平山荘(泊)
8月26日(金)
鏡平山荘7:10⇒9:15わさび平小屋9:30⇒10:20新穂高温泉10:55⇒(路線バス)⇒11:30平湯温泉(入浴・昼食)15:30⇒高速バス(17:10諏訪SA17:30)⇒深大寺BT20:10
| 天候 | 8月21日(日) 雨 8月22日(月) 曇りのち雨 8月23日(火) 大雨 8月24日(水) 晴れ 8月25日(木) 雨 8月26日(金) 雨のち晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2011年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
電車 バス
|
写真
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天ぷら・ガーリックチキン・煮物・そば・デザート。
(肉が出ると嬉しい)
天ぷら・おでん・パスタ・うどん。
美味しいです。
ハムカツコロッケ・煮物・ジャガカレー・春雨・そば・デザート。
美味しいです。
感想
「富山県に大雨洪水警報が発令されました。」
そんな情報を得た時、私は黒部五郎小舎に居た。
このレポートは、猛雨が襲う激流の北アルプスを行くドキュメンタリーである。
8月21日(日)
富山駅を出たバスは小雨が降るなか折立に到着した。
休憩所は濡れたくない登山者で満員である。
買ったばかりのレインスーツを着るのに手間どうババガールでいっぱいだ。
2年前とは少々違う雰囲気のなか、小雨の登山道を行く。
大きな杉の木で休憩し三角点を目指す。
見晴らしの無い湿った空気のなか特に写真を撮る気にもなれず登る。
三角点のベンチで昼食のおにぎりを食べる。
鱒寿司、昆布巻き鯖寿司など富山名物は美味い。
富山を起点とした2年前、3年前を思い出す。
下山中の地元の御夫婦と話がはずんだ。
何組の登山者とすれ違っただろうか。
ある集団が降りてくる。挨拶をするが固い表情だ。
その中の一人は右腕を負傷したらしい。
ビニールで作った三角巾を首から下げている。
しばらくすると別の集団が降りてくる。
グレーの口髭をした男性を背負っているではないか。
”口髭さんは全く動かない。”
後に知ったが、雨で木道が滑りやすく事故が起きたらしい。
12:30、太郎平山荘に到着。標高2325m。
初日は4時間の軽いウォーミングアップといったところだ。
部屋で東京都文京区から来たAさんと出会う。
私と同じ黒部五郎岳を目指すようだ。
6人部屋に5人が収まった。
隣のBさんは雲ノ平に行くという。
”あの悪名高き「ゴロゴロ坂」を登るのか。”
水場が無いので薬師沢で補給するようアドバイスする。
初日は雨音を聞きながら眠りについた。
8月22日(月)
6:30、天候曇り。
雨にならないことを祈りつつダイヤモンドコースを行く。
雲ノ平へと続く薬師沢ルートを左に見つつ登る。
太郎平は多くの池塘が点在する。
8:10、北ノ俣岳に到着。視界ゼロ、感動もゼロ。
先を急ぐとライチョウが姿を現した。
”今日は人よりライチョウが多いな”
大自然に感動する。
なだらかな尾根が終わり急登となる。
ガスで上が見えないが、地質に変化を感じた。
”こいつが五郎に違いない!”
滑りやすい斜面に強風。登っているのに身体が冷える。
”高い、こいつは高いぞ!”
息を切らしやっと黒部五郎岳の肩に着いた。
Aさんが笑顔で迎えてくれた。
ザックを置き供に山頂へ向かう。
重なる岩を上がり続け念願の頂上に立つ。標高2840m。
しかし、視界はゼロ。
”山なんていつもこんなもんさ。”
お決まりの言葉を自分に返す。
肩に戻り、一服して独りカールを目指す。
急斜面を慎重に降りると広大なカールに包まれた。
緑が美しく沢の音が心地よい。
”これが黒部五郎岳のカールなのか!”
雑誌で見る快晴の写真とは違う。
ガスで彼方が見え隠れし神秘的だ。
この地で念願のコーヒータイムをとる。
”雪解け水で沸かしたコーヒーは格別だ。”
しかし雨が降り始め、至福の時間は僅かだった。
いつまでも居たかったが冷えてしまうので立ち上がる。
カールを進むと山名の由来どおり巨大な岩がゴロゴロと鎮座する。
三日月のように湾曲した山体を見て思った。
”遥か昔、隕石が落ちて爆発し巨大な岩々を残したのではないのか?”
私は五郎に宇宙規模の壮大なロマンを感じた。
”凄いぜ五郎!おまえには大自然が残っている。”
道しるべ以外は自然そのままだ。
クサリやハシゴを打ち付けられた槍ヶ岳や剣岳が哀れに思った。
”ごめんな五郎!もっと早くここに来るべきだった。”
まだまだ知らない山はいっぱいあるが、私だけの日本三名山に入れた。
教えたくないほどの最高の山である。人が少ないも実に良い。
”またな五郎!今度は晴れをねらってこの地に戻るよ。”
黒部五郎岳から小屋までの距離は結構ある。
途中に牧歌的風景が現れた。絵に画いたような素晴らしい眺めだ。
”まるでハイジの世界だね。”
14:10、黒部五郎小舎に到着。
小屋は空いていた。
しばらくすると猛雨が襲う。凄い雨量だ!
幕営の集団が小屋に避難してきた。みんなズブ濡れである。
登山用テントは軽量化のせいで猛雨に耐えられない。
おまけに幕営地は水場と化したようだ。
静かだった小屋は一瞬にして賑やかになった。
夕食は天ぷらをメインとしたボリュームのあるもの。
双六グループの食事は実に良い。他とはレベルが違う。
登山者を「お客様」として迎えてくれる。
明日も雨のようだ。
みんな作戦会議をしている。
意見の分かれるグループもあった。
激論が交わされている。
単独である私に意見が分かれることは無い。
しかし下山か続行かの判断が問われた。
”五郎を登ったのだから目的は達成した。降りても良いのではないか。”
”いや、まだ山に居たい。”
”下山が利口だ。”
そんな時、太郎平小屋で知り合ったAさんが言う。
「明日は鏡平に降りますが、一緒にどうでしょう?」
大人の意見に私は賛同した。
ストーブで身体を温めながら、2人組の山ガールと会話する。
彼女達(Fさん&Sさん)は室堂からダイヤモンドコースを縦走している。
明日は水晶小屋だという。
また単独の男性(Cさん)は同じ東京都○○市に住んでおり彼も水晶小屋へ行くという。
自炊室では幕営予定だった2人組の山ガールが調理中であった。
明日は三俣山荘まで行くという。
”みんな頑張るな・・・。。”
富山県は大雨洪水警報だそうだ。
明日の天候に奇跡を祈りつつ消灯時間を迎える。
8月23日(火)
予報は曇り。しかし雨は上がりそうもない。
7:00、一夜の仲間達に見送られ、Aさんと山小屋を出る。
すぐに滝と化した登山道を登る。
鏡平山荘を目指し、三俣蓮華岳の登りに入った。
しかし、このまま降りられない自分がそこに居た。
「降りちゃうんですか?明日は晴れますよ!」
そう言ってくれた幕営の山ガールの言葉を思い出す。
あの小柄な身体で18キロもの荷を担いでいる彼女達の方が大変なハズだ。
そう思うと本当に悩んだ。
登山は人生に似ている。
明日に希望があるから前進するのではないか。
三俣蓮華岳の山頂に着いた時、私はAさんに小さい声で言った。
「すみません。やっぱり三俣山荘へ行きます。もうしばらく山に残りたいと思います。」
彼は答えてくれた。
「うん、そうだよね。まだ始めたばかりだものね。」
彼は笑顔を残し独り雨のなか双六岳へと向かっていった。
三県にまたがる三つの三角点を見つめながら思う。
”この三俣蓮華岳の山頂が運命の分かれ道かもしれない。”
大袈裟とも言える考えがよぎった。やはり下山するべきかもしれない。
水晶小屋へ向かうCさんと山ガールのF&Sさんも山頂にたどり着く。
悩んでいる自分が愚かに感じた。
まるで引き寄せられるかのように彼らの後ろを行く。
黒部五郎小舎で激論をかわしていたグループに出会う。
「徒渉点は腰まであり渡れないので戻って来ました。双六小屋に行きます。」
雲ノ平と高天原へは鷲羽岳経由でないと無理なようだ。
すれ違う登山者に情報を聞きつつ三俣山荘へ到着した。
昼食としてラーメンを注文する。
しばらくすると学生グループが入って来た。
彼らは徒渉点を渡り雲ノ平から来たそうだ。
水位は腰までは無く、片足を濡らせば渡れるとの事。
情報が錯綜する。しかし確かな最新情報を得たのである。
そして心は決まった。
”よし!俺は高天原に行く!”
あの湿原が待っている。
おとぎ話の世界のような所が、大雨でどう変化するのか見てみたいとも思った。
知ったルートであれば何とかなるハズだ。
時は11:00になろうとしていた。
Cさんは鷲羽岳経由で水晶小屋に行くという。
ゴールが水晶であれば大正解である。
Fさん&Sさんは、もしも私が戻って来なければ朗報と判断し出発するという。
たくましい2人だ。
決心とともに身体はフル回転となった。
しかし登山道は激流である。そして再認識した。
登山道の多くは、雨水が川となり自然が造ったものである。
雨量の無いときに登山道として利用しているだけなのだ。
連日の雨でレインスーツは撥水性を失っていた。雨と汗で全身ズブ濡れだ。
”これが山というものだ。これが北アルプスの真の姿だ。”
ここから先は、雑誌やガイドブックの情報などあてにならない。
そんなマニュアルは役にたたない。
”そうさ、現場に行かなければ何もわからないんだ。”
真のマニュアルを作るつもりで前進した。
いくつもの沢を越えて、12:35やっと岩苔乗越に登り着いた。標高2700m。
風が強く寒い。ここからは下りだ。
”せっかく登ったのに、すぐ降りるとは。”
雪渓を左に見つつ急斜面を下った。
下るほどに水流が多くなっていく。
再び沢をいくつも超える。
”またつまらぬ支流を超えてしまった。”
水晶池の分岐から地獄のような光景になってきた。
登山道が完全に川なのだ。
しかし勢い良く流れ落ちていくため水位は浅い。
ギリギリ靴の中に水が入るか入らないかだ。
疲労とともにペースが落ちてきた。
ストックで水位を確認し前進する。
こんな登山は初めてである。
”これって登山か?遭難みたいなもんじゃないのか。”
誰一人すれ違うことは無かった。
なんとか待望の高天原に到着した。
しかし、冷えた身体に最後の試練が待っていた。
”木道が水面より低い。。”
湿地帯である高天原は池のようになっていた。
目前に小屋が見える。池を渡る気持で前進する。
靴の中に冷たい水が入った。
14:55、高天原山荘に到着。
改築した小屋は歪んでいない。
2年という歳月の流れを感じた。
連泊し明日は休息日とする予定だ。
今夜の登山客は6名。
多くは雲ノ平から来た方々である。
連日の雨にもかかわらず温泉は適温との事。
明日の楽しみとする。
久しぶりにランプの灯りに誘われて眠りについた。
深夜、大雨が屋根を叩く音で目が覚める。
ヘッドライトを手に一服するため外に出た。
まるでスコールのように降ったり止んだりの繰り返しだ。
星など見えるわけがなかった。
8月24日(水)
5:00、天候曇り。
久しぶりに雨の無い朝である。
山荘を出ていく皆を見送った。
自分だけの時間が来たようだ。
日本酒を用意し露天風呂に向かう。
少しづつ青空が広がる!
熱燗を飲みながら湯に浸かった。
無意識に歌っている自分がそこにいた。
高天原温泉を一人独占できるなんて贅沢である。
”ちょっと(かなり)無理をしたけど、来て良かったな。”
辛い先には御褒美があるのが縦走の魅力だ。
2時間もの至福の時間を過ごした。
10:00過ぎに夢ノ平に向かう。
竜晶池の近くに多くの池塘があるという。
雨の降った翌日にだけ薬師岳が映るそうだ。
わずかな踏み跡を行くと素晴らしい光景に出合った。
薬師の姿がはっきりと浮かんでいる。
自然の美しさに感動し1時間も居てしまった。
汗を流そうと再び露天風呂に行くと、髭もじゃの人が入っていた。
”まるで熊である。”
熊さんは幕営で三俣から来たそうだ。
彼の邪魔にならぬよう早々に上がり小屋へ戻った。
テラスで昼食を取る。
ペペロンチーノとトマトスープを作った。
”美味い!高天原でパスタなんて贅沢だね。”
しかし、油汚れとなったコッヘル類を拭くのに多くのティッシュを使う。
”世界中のエコロジストこそ、米とみそ汁を主食にするべきか。”
太陽がサンサンと照りつき日焼けしてしまった。
午後になると多くの登山者が集まってきた。
みんな一生懸命歩いて来たゆえ表情は疲れているが笑顔が絶えない。
周辺を散策していると黄色いザックを背負い健脚そうな方がやって来た。
最終日にお酒を交わすことになるTさんである。
彼は夕食後に一人で夜風呂までやったそうだ。
本当に勢いのある方だ。明日は双六小屋だという。
今夜の登山客は15名ほど。
昨夜とは全く雰囲気が異なる賑やかな夜である。
でもランプの灯りだけは同じであった。
8月25日(木)
6:07、天候小雨。
鏡平に向け小屋を出発する。
管理人さんが見送ってくれた。
「また来ます!」
登山道は昨日の晴天で回復していた。
危険個所は無いが再び雨である。
岩苔乗越まで登れば止むのではないか。
2年前クソ暑い思いをして登った道が今日は寒い。
”視界が開ければ鷲羽岳を登ろう!”
しかし、岩苔乗越に着くと強風で寒く、上の視界はゼロである。
期待は裏切られた。
行きと同じルートを選び下る。
”小雨だけど今日は冷えるな。”
すでにレインスーツの能力は低下し全身が濡れている。
”ゴアテックスなんか数年後無くなるだろうよ。”
三俣山荘を過ぎると、ゆっくりと登っている人がいる。
彼が振り返ると私は固まった。
”熊が出た!高天原の熊さんだ。”
昨夜は雲ノ平で幕営し双六小屋に向かうとの事である。
先を譲ってもらい彼と別れた。
三俣山荘から双六小屋が凄く遠く感じる。
”腹も減ったし、今夜は双六に泊るか。”
12:10、双六小屋に着いたが立ち止まる事はない。
”止まったら身体が冷えてしまう。”
特に理由など無かった。鏡平まで行くのが指名に感じた。
過去に2度通った記憶に鮮明な小池新道を目指す。
途中、脚を痛めた年配の方とすれ違った。
道を譲り、通り過ごしてあげようとした瞬間。
彼はつまずき私の方へ倒れかかった。
”危ない!”全身で支えた。
支えなければ2人とも下に落ちる。
あえて危険な言葉を発することはしなかった。
「双六小屋はもうすぐですから。」
笠新道を無理して登り、脚を痛めた3年前を思い出す。
あの時、双六小屋がオアシスに感じたものだ。
”カレーライスが美味しかったな。”
14:15、鏡平山荘に到着。
この日が最も長い8時間の縦走となった。
やはり高天原は遠い。
小屋のメニューを見ると、、
『カレーライス 800円 ボリュームたっぷり!』と書いてある。
凄く惹かれたが、夕食が入らないのも困る。
我慢して生ビールとポテトチップスだけにした。
今年最高の生ビールだった。
夕食後は、リピート山中氏の演奏会があるという。
2年前、kazuchinが言っていたミュージシャンである。
18:30、リピート山中氏の演奏が始まった。
一期一会の登山客全員が、「雪山讃歌」を歌い、「ヨーデル食べ放題」で笑い、「加藤文太郎の歌」で涙した。
最終日の夜にふさわしい思い出となった。
”鏡平まで来て本当に良かった。”
8月26日(金)
7:10、天候小雨。
新穂高温泉までは4時間ほど下るだけ。
”とうとう鏡池に槍の姿を見ることは無かったな。”
濡れた岩場が続く小池新道を下る。
”晴れたのは、あの日だけか。”
1歩前進する度に今回の縦走を振り返る。
”いや、家に着くまで縦走は終わらない。”
9:15、わさび平に到着。
高天原で出会ったTさんと再会する。
4時間で双六小屋から降りてきたのだから健脚である。
新穂高温泉から同じバスで平湯に行くことになった。
供に「平湯の湯」に寄り温泉に浸かった。
山の話で盛り上がる。
風呂上がりの食事は、飲み会となった。
「烏帽子岳のこの辺はいいよ。雲ノ平は祖父平と祖母平が気になる。」
色々と教えてもらった。
不思議な事に僅かな時間で親しくなれるのも山の力であろう。
彼は14:30発、私は15:30発の新宿行き高速バスで帰る。
「またいつか会いましょう!」
お互い固い握手をして別れたが悲壮感は全く無い。
これが山男同士のいいところだ。
山がある限り再び出会えることを確信している。
あの時、三俣蓮華岳の山頂が運命の分かれ道だった。
正しい選択だったとは思っていない。
そのまま降りれば、別な素晴らしいストーリーになったであろう。
登山者にとって山はキャンバスである。
青い空を画く者がいれば灰色に染める者もいる。
緑豊かな山を画く者がいれば白銀の世界を求める者もいる。
次回はどんな色に染まるのか今から楽しみである。
完
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三俣蓮華岳の最新記録
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苦行お疲れさまでした。相変わらず、うらやましい（笑）ハードな行程です。私も、９月槍ヶ岳企画中です。またご報告できるようにがんばります。
makさん
いつもコメントありがとうございます。
今回は天候に恵まれませんでしたが、
北アルプスってやっぱりいいですね
槍ヶ岳がんばって下さい。
報告楽しみにしております
sada＠雨男
久しぶりに「読んだ」という感じに襲われたドキュメンタリーです。
（拍手数にも出ているのでしょう。）
ところで、北アルプスだと結構人に会いますか。
その昔、一人で北八ヶ岳を2泊3日に10月末に行ったときは、平日だと人にはほとんど合わない状態になり、ここで怪我すると、発見されないのではなどという不安に襲われました。また、今回の行程で昼食は、フリーズドライが多くなりますか。その点教えていただきたく。
コメントありがとうございます。
北アルプスですが、御存じのとおり槍・穂高、立山・剣は混雑しますが、雲ノ平周辺は団体さんが居なければ混みません。
今回は特に天候のせいだと思いますが、全体的に空いていました。
黒部川水源地⇔高天原は、誰とも遭遇しませんでしたので、怪我でもしたら遭難かなあ。。
1日目はコンビニのおにぎり3個とマルタイ棒らーめん。
2日目は五目ごはん（湯または水を入れるタイプ）とコンビーフの缶詰。
3日目は小屋でラーメン。
4日目はサラスパ200g（細いので5分ほどで茹であがります）。
5日目は小屋で
こんな感じです。
山に入ると肉に飢えますので、コンビーフは正解でした。
いつか「すき焼き」を実現させたいと思ってます。高尾山で一緒にやりしましょう
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