農鳥岳(3000m峰21座完登)
- GPS
- 19:14
- 距離
- 43.2km
- 登り
- 5,365m
- 下り
- 6,041m
コースタイム
- 山行
- 5:15
- 休憩
- 3:02
- 合計
- 8:17
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2018年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
大門沢小屋の人のアドバイスで、帰りは奈良田15:55発、下部温泉駅からJRを利用しました |
コース状況/ 危険箇所等 |
大門沢下降点から大門沢河原に出る間で熊の目撃情報。 同じコースを下山した方が、比較的近距離で1.5m~2mほどの熊が木の皮を向いているのを目撃されたそうです。幸いなことに熊が逃げて行ったとのことでした。熊鈴は効果がないかもとのことでした。 また、大門沢小屋手前の川沿いの大石にマークがあるのですが、このマークの方向に進むと河原に降りてしまいます。右手の赤いヒモに沿ってコースを進みましょう。 途中の橋は問題なく歩けます。渡渉の必要はありません。 |
その他周辺情報 | 奈良田の里温泉 550円 温泉に食堂が併設されています(食堂は15:00まで)。 |
写真
感想
昨年、百名山の呪縛を解脱して、天候に恵まれなかった百名山の登り直しや、百名山に含まれていない栗駒山、秋田駒ヶ岳などを楽しんでいました。
そんな或る日、ネットを見ていると日本には3000m峰が21座あることを知りました。
このリストでは、槍ヶ岳からキレットを越えて前穂高岳までで8座、南アルプスでは悪沢岳、荒川中岳から赤石岳を周回で3座、あとの10座は富士山はじめ百名山となっていますが、3051mの西農鳥岳は含まれていません。
これは何としても登らなければ・・・
登山口が限られアプローチが長いので、日の長い梅雨明けを狙って今回決行です。
土曜日の仕事を終えて、列車に飛び乗り日付が変わる直前に甲府着。
ビジネスホテルで4時間仮眠(遠足前夜の子供状態で浅い眠り)。
早朝の甲府駅-広河原行きバス停は長蛇の列でビックリ。
増便が出ましたが、僕は1台目の最後でちょっと窮屈な座席。
バスは普通の路線バス。広河原についた時点で少し疲れていました。
支度を整え、広河原の空気を吸うと復活。
歩き始めは快調でしたが、白根御池小屋でビールをいただいてから急に眠気と疲労感が増してきました。草スベリではバテバテ。何とか肩の小屋にたどり着いたけれど、弱気になって撤退を考える始末。小屋前のテーブルで約1時間仮眠。
目覚めてみると、立案したコースタイムより早い時間。
後で後悔したくないので、とりあえず北岳ピークを踏んで北岳山荘に向かうことに。
翌日の体調次第で、撤退か前に進むか選択の余地を残しました。
フラフラしながら、キタダケソウをもとめて頂上に向かいます。
快晴の頂上で生き返りました。やっぱり僕には下界の空気が濃すぎるのだ・・・?
北岳山荘はそれほど混雑していなくて、9人部屋に5人。部屋の名前が農鳥岳。
3年前と同じサバの味噌焼きご飯を美味しくいただき、寝床に入ります。
寝不足のはずなのに眠れない(昨夜と同じ興奮状態)。
浅い眠りのまま未明となり、3時に出発を決めて起床。
30℃の下界では考えられない、引き締まった空気、月明かりの下を間ノ岳に向かって進みます。こんな時間なのに先行者のヘッドライトが見えます。
4:35 間ノ岳の手前でご来光。
雲ひとつない空に、北岳、ご来光、富士山、そして間ノ岳が並びます。
日本の1,2,4番目の高峰を一望。最高の朝を迎えることができました。
少し経つと、モルゲンロートの間ノ岳。
足取りも軽くなります。
3年ぶりの間ノ岳頂上で記念撮影。
ここからは未知の領域。
農取小屋を経由して、西農鳥岳に向かいます。
思いのほかアップダウンがありますが、小さな花畑の中を快調に進んで7:00西農鳥岳。21座達成です*\(^o^)/*
同じコースを辿るナガシマさんに記念写真のシャッターを押していただき、祝福の言葉をいただきました。ありがとうこざいました!
農鳥岳を経由して快適な稜線歩きが続いて、大門沢下降点に至ります。黄色い塔に慰霊の鐘。合掌。
下降点からはハイマツがいつの間にか灌木に、そして深い森に変わっていきます。
この辺りでオトナ程のクマ🐻が、夢中で木の皮を剥いていたそうです。大門沢小屋でナガシマさんに🐻のビデオを見せていただきました。
ここから先は、何度も沢を渡ります。
八丁坂を過ぎた地点の左手に大きな岩があり、この岩の左側に黄色と赤色のペンキが塗ってあるのですが、こちらに進むと河原に出て道がなくなります。河原から見える赤いヒモまで戻ってコース復帰。吊り橋を渡ると少しで土木工事が行われている登山口に到着します。ここから林道歩きで奈良田まで約4km。
締めくくりは奈良田の里で温泉とお蕎麦。
楽しい山行でした。*/
3000m峰完登おめでとうございます!
行程もとても参考になります。
この調子で次は百高山を目指してみてはいかがでしょうか!?
私もshige3030jpさんを見習い、しっかり修行を積んで、百名山の呪縛から早く解脱したいと思います。
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