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Yamareco

記録ID: 1587323
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
中央アルプス

中アに空木岳【日本百】あり!素晴らしき絶景、巨岩、黄紅葉、白砂青松。32年ぶりの登頂は最高の秋晴に恵まれました。

2018年09月16日(日) 〜 2018年09月18日(火)
 - 拍手
体力度
6
1〜2泊以上が適当
GPS
20:03
距離
26.9km
登り
1,554m
下り
3,313m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
1:20
休憩
4:15
合計
5:35
9:40
33
10:13
10:31
3
10:34
10:37
1
10:38
10:38
11
10:49
10:57
7
11:04
14:41
13
14:54
15:03
12
2日目
山行
7:27
休憩
2:21
合計
9:48
6:07
6:07
4
6:11
6:11
17
6:28
6:35
23
6:58
6:58
8
7:06
7:06
5
7:11
7:11
11
7:22
7:22
57
8:19
8:19
103
10:02
10:31
62
11:33
11:40
34
rest
12:14
12:38
47
13:25
13:40
26
rest
14:06
14:17
21
14:38
15:15
5
15:20
15:31
8
3日目
山行
6:33
休憩
1:22
合計
7:55
4:24
56
5:20
5:40
40
2782m
6:20
6:44
8
6:52
6:56
14
7:10
7:20
9
rest
7:29
7:29
23
7:52
7:52
39
8:31
8:31
24
8:55
8:55
4
8:59
8:59
38
9:37
9:37
7
9:44
9:44
23
10:07
10:26
29
10:55
11:00
12
11:12
11:12
6
11:34
11:34
40
12:19
こまくさの湯
天候 9/16;予想に反して霧で夕方から夜中に雨
9/17;想定以上の霧・強風⇒のち、期待以上の曇りときどき晴れ
9/18;深夜から奇跡の快晴、雲海。標高2000mから下は霧、曇り晴れ
過去天気図(気象庁) 2018年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス タクシー ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
往路9/15
■明石11:52
↓ JR神戸線快速
■新大阪12:10
13:01
↓ JR新幹線のぞみ342号(N700系) 東京行
■名古屋13:14
■名鉄BC(高速・連絡バス)13:30
↓ 高速バス・伊那バス・名古屋−伊那線 箕輪行
■駒ケ根BT(高速・連絡バス)
↓ 16:15
↓ 徒歩
■駒ケ根駅16:20
八王子から電車できた妻と合流、食事後タクシーで駒ヶ根温泉ホテルへ
9/16
前日の雨による通行止め解除後、菅の台バスターミナル8:30頃発臨時バスで、
しらび平へ
しらび平9:07発ロープウェイ千畳敷9:15

復路9/18
14:50こまくさの湯発路線バス
15:05駒ヶ根インター
15:32発
高速バス・伊那バス・名古屋−伊那線 箕輪行
18:48名鉄バスセンター着(工事渋滞45分遅れ)
19:13名古屋発 のぞみ55号
20:03新大阪着
20:09新大阪発 JR神戸線新快速
20:54明石着
コース状況/
危険箇所等
🔻宝剣山荘〜宝剣岳
登山地図では破線ルートで、途中標識はありません。
ロープが張ってあり、迷いにくいように見えますが、
地形が複雑で、巻き道と岩峰を越える道があり、
その分岐には標識がないので、巻いた後に岩峰へ逆戻りしないように
ガスの時は方向に注意が必要です。
🔻宝剣岳〜極楽平
山頂から下る方向がガスで周りが見えないときは要注意。
下り始めて直ぐに高度感抜群の岩場この急降下ですが、鎖がしっかりしているので、掴まって下れば問題ありません。
その後も危険箇所にはたくさんの短い鎖と、高さ5m位の垂直に近い鎖場の登りがありますが、鎖がとてもしっかりしているので、しっかり掴まれば問題ありません。
🔻〜東川岳
岩場が続きます。宝剣越えほどの危険箇所はありませんが、そこそこ険しい岩場でも鎖はなく、ルートや足場、手掛りの選択を誤ると難儀します。
特に熊沢岳手前の2680m峰付近は転落したらアウトです。逆方向は下りになるので難易度が上がると思います。
全体に、フラットに足の裏を着地できる場所が少なく、足首に負担が大きく疲労します。
🔻木曽殿越〜空木岳
山頂手前は大きな岩場に鎖場が連続します。岩場に慣れた人でも三点確保が必要な岩場もあります。
🔻迷峠〜池山小屋手前
痩尾根に鎖や木梯子が連続する区間があります。
前日、結構強めの雨の中、駒ケ根駅前の割烹食堂「水車」で駒ケ根名物のソースかつ丼と十割蕎麦のセットで夕食。
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前日、結構強めの雨の中、駒ケ根駅前の割烹食堂「水車」で駒ケ根名物のソースかつ丼と十割蕎麦のセットで夕食。
出発日、雨は予報通り上がりました。
宿泊した駒ケ根温泉ホテルの前にある割石。千畳敷から氷河や土石流で運ばれてきた迷い小石というもので、日本ではこれしかないらしい。
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出発日、雨は予報通り上がりました。
宿泊した駒ケ根温泉ホテルの前にある割石。千畳敷から氷河や土石流で運ばれてきた迷い小石というもので、日本ではこれしかないらしい。
道路閉鎖の影響で予定より1時間程度遅れてロープウェイに乗ります。バスは4台目でしたが、ロープウェイは待ち時間なしでした。
道路閉鎖の影響で予定より1時間程度遅れてロープウェイに乗ります。バスは4台目でしたが、ロープウェイは待ち時間なしでした。
ガスが上がり始め、後ろがちらっと見えてきてテンションアップ
ガスが上がり始め、後ろがちらっと見えてきてテンションアップ
千畳敷到着
千畳敷はガスガス
千畳敷はガスガス
登山開始
すでにすっかり草紅葉
すでにすっかり草紅葉
岩峰を見上げます
岩峰を見上げます
稜線へ画ればの中の遊歩道を観光客の列に混ざって登ります
稜線へ画ればの中の遊歩道を観光客の列に混ざって登ります
稜線到着。一気に西風が強くなります
1
稜線到着。一気に西風が強くなります
中岳山頂
急にガスが晴れ、駒ヶ岳頂上山荘と天場
急にガスが晴れ、駒ヶ岳頂上山荘と天場
まだ時間が早く、一等地を確保して設営完了。夜中は結構風が強かったですが、入口を風下にしていて全く問題なし。
2
まだ時間が早く、一等地を確保して設営完了。夜中は結構風が強かったですが、入口を風下にしていて全く問題なし。
ガスが晴れるのを待ちましたが、ダメそうなのでガスガスの中を木曽駒へ。4度目の登頂。
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ガスが晴れるのを待ちましたが、ダメそうなのでガスガスの中を木曽駒へ。4度目の登頂。
前回は一昨年kurosukeさんと伊那スキーリゾートから将棋頭経由で登ってきました。
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前回は一昨年kurosukeさんと伊那スキーリゾートから将棋頭経由で登ってきました。
2日目も朝から予想外の強風、期待した天気の回復もなく、ガスの中を出発
2日目も朝から予想外の強風、期待した天気の回復もなく、ガスの中を出発
岩場を登ります。宝剣付近は危険個所ありますが、鎖がしっかりしていて問題なし
2
岩場を登ります。宝剣付近は危険個所ありますが、鎖がしっかりしていて問題なし
宝剣岳。おととし来ているので迷わず山頂へ
宝剣岳。おととし来ているので迷わず山頂へ
おととしはここからの下りで山頂から反対側へ間違えて下ってしまい、宝剣山荘方向へ下ってしまったので、今回は迷わずに少し戻って正規ルートへ
おととしはここからの下りで山頂から反対側へ間違えて下ってしまい、宝剣山荘方向へ下ってしまったので、今回は迷わずに少し戻って正規ルートへ
これは写真の縦横が間違えているわけではありません。突き出した岩の上を渡ります(振り返って)
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これは写真の縦横が間違えているわけではありません。突き出した岩の上を渡ります(振り返って)
ここはくぐります(振り返って)
1
ここはくぐります(振り返って)
岩弁慶がきれいに紅葉
岩弁慶がきれいに紅葉
垂直の上り返しを上から振り返ります
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垂直の上り返しを上から振り返ります
降りてきた鎖場を振り返ります
降りてきた鎖場を振り返ります
降りてきた鎖場を振り返ります
降りてきた鎖場を振り返ります
三沢岳分岐。ここまでくればひと安心
三沢岳分岐。ここまでくればひと安心
しばらくは平穏な道
しばらくは平穏な道
標高が下がると、期待通り霧が晴れてきました
標高が下がると、期待通り霧が晴れてきました
草紅葉がきれい
これから行く稜線も岩っぽい
これから行く稜線も岩っぽい
濁沢大峰にて
こんな岩がたくさんあります
こんな岩がたくさんあります
歩いてきた稜線
これから行く稜線
これから行く稜線
おお青空!今日晴れてくるとはうれしい誤算
1
おお青空!今日晴れてくるとはうれしい誤算
でも風は強い
日が出てきて草紅葉が映えます
日が出てきて草紅葉が映えます
ちょうど見頃。この時期この場所でこんなきれいな紅葉が見れるとは思いませんでした。
ちょうど見頃。この時期この場所でこんなきれいな紅葉が見れるとは思いませんでした。
黄紅葉に彩られた岩稜です
2
黄紅葉に彩られた岩稜です
でも平らなところが少なく難儀します
でも平らなところが少なく難儀します
こういう岩場がたくさんあります
こういう岩場がたくさんあります
長い梯子も
ナナカマド
降りてきた稜線
赤い斜面
ようやく急登を終わり
1
ようやく急登を終わり
避難小屋
歩いてきた稜線
これから行く熊沢岳
これから行く熊沢岳
のびやかに見えますが、この先に難関岩場がたくさん
のびやかに見えますが、この先に難関岩場がたくさん
きれいです
カラフル
またガスが上がってきました
またガスが上がってきました
白砂と黄紅葉
カラフルな岩稜を進みます
カラフルな岩稜を進みます
カラフルな岩稜を進みます
カラフルな岩稜を進みます
見頃です
キノコも
色が濃い
この先難所
岩と紅葉が最高で飽きません
2
岩と紅葉が最高で飽きません
赤と緑のコントラスト
赤と緑のコントラスト
飽きません
なかなか近づきません
なかなか近づきません
檜尾岳を振り返ります
檜尾岳を振り返ります
気持ちいい稜線ですが、
気持ちいい稜線ですが、
檜尾岳を振り返ります
檜尾岳を振り返ります
ピンクの白玉
リンドウも紅葉
ナナカマド
ナナカマド
まだまだこの先に難関
1
まだまだこの先に難関
雲が見事ですが風が強いことを物語っています
雲が見事ですが風が強いことを物語っています
ここで小休憩
すぐ近くに見える熊沢山。あと20分程度かと思ったのですが、この先に難所が控えていて50分近くもかかりました。
すぐ近くに見える熊沢山。あと20分程度かと思ったのですが、この先に難所が控えていて50分近くもかかりました。
西方の御嶽山は雲の中
西方の御嶽山は雲の中
イワツメグサの咲き残り
イワツメグサの咲き残り
そして2680mポイント付近の最大の難所の登り。鎖はありませんので両手両足で登ります。
そして2680mポイント付近の最大の難所の登り。鎖はありませんので両手両足で登ります。
続いてこの垂直の岩の上へ登ります。
続いてこの垂直の岩の上へ登ります。
ここは金属のステップが岩壁に打ち込んであるので登れますが、高度感は抜群です。後立山連峰の不帰ノ瞼によく似ていますがこっちの方が鎖等がほとんどなくて難易度高いか。
ここは金属のステップが岩壁に打ち込んであるので登れますが、高度感は抜群です。後立山連峰の不帰ノ瞼によく似ていますがこっちの方が鎖等がほとんどなくて難易度高いか。
妻に続いて私もこのステップで登ります。
妻に続いて私もこのステップで登ります。
この大岩の左下を歩いてきました。
この大岩の左下を歩いてきました。
最大の難所をクリアして振り返ります
最大の難所をクリアして振り返ります
だいぶ雲が上がっていき、もう少しで宝剣、木曽駒も見えそうです
だいぶ雲が上がっていき、もう少しで宝剣、木曽駒も見えそうです
ヤマハハコの咲き残り
ヤマハハコの咲き残り
いい秋山の雰囲気
いい秋山の雰囲気
庭園風の気持ちのいい稜線を熊沢岳へ登ります
庭園風の気持ちのいい稜線を熊沢岳へ登ります
形の良い岩峰が聳えます
1
形の良い岩峰が聳えます
昨年2月に行ったパタゴニアのトーレス・デル・パイネを思い出しました。
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昨年2月に行ったパタゴニアのトーレス・デル・パイネを思い出しました。
振り返ると歩いてきた稜線
振り返ると歩いてきた稜線
檜尾岳をアップ。
檜尾岳をアップ。
まるでフィッツロイ
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まるでフィッツロイ
尖ってます
予想以上に時間がかかって(距離の割に長いコースタイムは伊達ではなかった)ようやく熊沢岳
予想以上に時間がかかって(距離の割に長いコースタイムは伊達ではなかった)ようやく熊沢岳
自撮りで
そしてここで今回の目的地、空木岳とご対面
そしてここで今回の目的地、空木岳とご対面
しばし待つと空木岳山頂が姿を表しました。後ろの山は南駒ヶ岳
しばし待つと空木岳山頂が姿を表しました。後ろの山は南駒ヶ岳
空木バックに
空木岳アップ
今回は空木岳までの縦走ですが、2百名山の南駒へもそのうちまた行きたい。
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今回は空木岳までの縦走ですが、2百名山の南駒へもそのうちまた行きたい。
ナナカマドの紅葉とたおやかな熊沢岳の斜面
ナナカマドの紅葉とたおやかな熊沢岳の斜面
空木から南駒を正面に細くて岩っぽい縦走路を進みます
空木から南駒を正面に細くて岩っぽい縦走路を進みます
東川岳(手前)と南駒ヶ岳
東川岳(手前)と南駒ヶ岳
熊沢岳から約1時間、東川岳もコースタイム通りで近いのになかなか近づかず、大岩の展望テラスでしばしお昼寝タイム。でも賑やかな3人組に追いつかれて出発しました。
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熊沢岳から約1時間、東川岳もコースタイム通りで近いのになかなか近づかず、大岩の展望テラスでしばしお昼寝タイム。でも賑やかな3人組に追いつかれて出発しました。
西方の山々
寝そべった自分の脚も入れてみました
寝そべった自分の脚も入れてみました
やっとこさ東川岳到着
やっとこさ東川岳到着
熊沢岳を振り返ります
熊沢岳を振り返ります
山頂部は雲の中になった空木岳をバックに
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山頂部は雲の中になった空木岳をバックに
空木への急登。明朝夜明け前に登ります
空木への急登。明朝夜明け前に登ります
今夜の宿、木曽殿山荘が見てきました
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今夜の宿、木曽殿山荘が見てきました
それでも予定よりは早く小屋に到着
それでも予定よりは早く小屋に到着
小屋の水は有料(200円/500cc)なので、片道9分の義仲の力水へ向かいます。小屋の下から空木岳を見上げます。
小屋の水は有料(200円/500cc)なので、片道9分の義仲の力水へ向かいます。小屋の下から空木岳を見上げます。
美味しそうなキノコ
美味しそうなキノコ
義仲の力水の小沢
義仲の力水の小沢
美味しい水がガンガン流れています
美味しい水がガンガン流れています
3日目、3時に起きると予想外の満点の星空にテンションアップ。空木岳山頂のすぐ右上にはっきりわかるオリオン座。
2018年09月18日 03:14撮影 by  EX-ZR3100 , CASIO COMPUTER CO.,LTD.
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9/18 3:14
3日目、3時に起きると予想外の満点の星空にテンションアップ。空木岳山頂のすぐ右上にはっきりわかるオリオン座。
4時過ぎ、出発です
4時過ぎ、出発です
黎明の空に浮かぶ空木岳
黎明の空に浮かぶ空木岳
東方の空が染まってきました
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東方の空が染まってきました
昨日歩いてきた中ア主脈が浮かび上がります
昨日歩いてきた中ア主脈が浮かび上がります
岩稜の後ろに御嶽山も
岩稜の後ろに御嶽山も
明るくなってきました
明るくなってきました
南アジャイアンツの向こうが染まります
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南アジャイアンツの向こうが染まります
空木岳がシルエットになって聳えます
空木岳がシルエットになって聳えます
雲が染まり始めました
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雲が染まり始めました
今年一番の朝焼けの始まりです
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今年一番の朝焼けの始まりです
刻々と色合いが変わります
刻々と色合いが変わります
なんとも美しい色合い
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なんとも美しい色合い
八ヶ岳と南ア連峰
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八ヶ岳と南ア連峰
北岳をアップ(中央右後)。右端には駒峰ヒュッテのテラスに立つ3人のシルエットが
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北岳をアップ(中央右後)。右端には駒峰ヒュッテのテラスに立つ3人のシルエットが
西方も染まり始めました
西方も染まり始めました
御岳山モルゲンロート
御岳山モルゲンロート
甲斐駒と仙丈の間から日が昇ります
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甲斐駒と仙丈の間から日が昇ります
モルゲンロートの中ア連山
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モルゲンロートの中ア連山
宝剣と木曽駒をアップ
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宝剣と木曽駒をアップ
空木岳はまだ先、大岩を越えていきます
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空木岳はまだ先、大岩を越えていきます
空木岳の岩稜と右奥の甲斐駒。
空木岳の岩稜と右奥の甲斐駒。
甲斐駒(右奥)に劣らぬ岩峰空木岳
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甲斐駒(右奥)に劣らぬ岩峰空木岳
空木岳はこの岩峰の向こうです。どうやって超えていくのか
空木岳はこの岩峰の向こうです。どうやって超えていくのか
右から鎖や鉄棒で巻いて登ります
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右から鎖や鉄棒で巻いて登ります
鎖場、ここも幕営の大荷物では結構な難所
鎖場、ここも幕営の大荷物では結構な難所
登山道を見下ろします
登山道を見下ろします
美しい御嶽山
南駒ヶ岳
累々と積み重なる岩が続きます。甲斐駒以上に岩っぽいです。
累々と積み重なる岩が続きます。甲斐駒以上に岩っぽいです。
ロープのある難所
ロープのある難所
岩のトンネル
高度感も抜群
木曽駒、宝剣をバックに色づく紅葉
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木曽駒、宝剣をバックに色づく紅葉
北岳から日が差します
北岳から日が差します
見事な紅葉と御嶽山
見事な紅葉と御嶽山
同じく、木曽駒、宝剣と三沢岳
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同じく、木曽駒、宝剣と三沢岳
下る尾根と見事な雲海、そして南ア連峰
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下る尾根と見事な雲海、そして南ア連峰
素晴らしい展望です。歩いてきた稜線の向こうに乗鞍岳
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素晴らしい展望です。歩いてきた稜線の向こうに乗鞍岳
奇岩と中央アルプス主峰たち
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奇岩と中央アルプス主峰たち
そしてついに山頂へ。妻は初登頂で百名山97座目。登頂おめでとう。天も今年一番の好天で祝福してくれています。今回の私のミッションも無事完了しました。
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そしてついに山頂へ。妻は初登頂で百名山97座目。登頂おめでとう。天も今年一番の好天で祝福してくれています。今回の私のミッションも無事完了しました。
私は32年ぶりの第2登。前回は吹雪きだったので、この奇跡的な好天&絶景には涙がこみ上げました。天に感謝です。
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私は32年ぶりの第2登。前回は吹雪きだったので、この奇跡的な好天&絶景には涙がこみ上げました。天に感謝です。
歩いてきた稜線
また歩きたい南駒への稜線
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また歩きたい南駒への稜線
これから下る美しき稜線と見事な雲海
これから下る美しき稜線と見事な雲海
これぞアルプスの展望。長らくご無沙汰でした。なんと今年初めて。
これぞアルプスの展望。長らくご無沙汰でした。なんと今年初めて。
南ア全山
左から、鋸、甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥岳
左から、鋸、甲斐駒、仙丈、北岳、間ノ岳、農鳥岳
塩見の後ろに日本一!6月の箱根以来久々に拝見しました。
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塩見の後ろに日本一!6月の箱根以来久々に拝見しました。
悪沢、荒川岳、赤石、聖、上河内
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悪沢、荒川岳、赤石、聖、上河内
聖岳アップ、奥聖がしっかり張り出して見えます
聖岳アップ、奥聖がしっかり張り出して見えます
八ヶ岳南部
甲斐駒と仙丈
白根三山
中ア北部
木曽駒の左後ろに槍穂も発見!
木曽駒の左後ろに槍穂も発見!
槍穂をアップ
歩いてきた稜線をバックに
歩いてきた稜線をバックに
南アをバックに
南アをバックに
木曽駒と宝剣をアップ
木曽駒と宝剣をアップ
さて、名残惜しいですが、山頂を後にこの美しい尾根を下ります
さて、名残惜しいですが、山頂を後にこの美しい尾根を下ります
白砂青松と岩、御嶽山
白砂青松と岩、御嶽山
32年前にお世話になった駒峰ヒュッテ。最高のロケーション。またゆっくり泊まりたい。
32年前にお世話になった駒峰ヒュッテ。最高のロケーション。またゆっくり泊まりたい。
そのテラスからの空木岳
そのテラスからの空木岳
同じく御嶽山
紅葉と中ア
なんとも気持ちの良い尾根
なんとも気持ちの良い尾根
今までの縦走路とは打って変わって快適な道です
今までの縦走路とは打って変わって快適な道です
空木岳を振り返ります
空木岳を振り返ります
何度も振り返ります
何度も振り返ります
名残惜しいです
宝剣岳をアップ
木曽駒&宝剣
雲海に浮かびます
雲海に浮かびます
見納めの空木岳山頂
見納めの空木岳山頂
立派すぎる鉄階段
立派すぎる鉄階段
立派なキノコ。なめこ?
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立派なキノコ。なめこ?
猛毒の紅テングタケかな
猛毒の紅テングタケかな
ゴゼンタチバナ
迷峠、この先危険の表示が
迷峠、この先危険の表示が
そのやせ尾根部分はこんな鎖、梯子、ロープの連続
そのやせ尾根部分はこんな鎖、梯子、ロープの連続
険しい道
ようやく緩やかになって美しい白樺林
ようやく緩やかになって美しい白樺林
池山の手前の水場。湧水がジャンジャン流れてます。このすぐ上に快適な避難小屋があるそうで、泊まってみたい。
池山の手前の水場。湧水がジャンジャン流れてます。このすぐ上に快適な避難小屋があるそうで、泊まってみたい。
登山口に下山しました、でもまだまだ登山道で下ります
登山口に下山しました、でもまだまだ登山道で下ります
林道終点
本当の登山口。無事下山です。
本当の登山口。無事下山です。
終着地こまくさの湯に到着。ああやっと重荷から解放されます。お疲れさまでした。終わりよければすべて良し!
終着地こまくさの湯に到着。ああやっと重荷から解放されます。お疲れさまでした。終わりよければすべて良し!
湯上り後、レストランでソースかつ丼と蕎麦のセットで〆。
湯上り後、レストランでソースかつ丼と蕎麦のセットで〆。
駒ヶ根駅まで乗る妻と別れて路線バスを駒ヶ根ICで降り、高速バス停へ。
駒ヶ根駅まで乗る妻と別れて路線バスを駒ヶ根ICで降り、高速バス停へ。
中央道高速バスの車窓からの中ア。
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中央道高速バスの車窓からの中ア。

装備

個人装備
ヘッドランプ 予備電池 1/25 000地形図コピー ガイド地図コピー コンパス 筆記具(メモ帳 ボールペン) ティッシュ バンドエイド タオル 携帯電話(スマホ) 計画書 レインスーツ&傘 ダウンジャケット スパッツ 手袋小 ストック ビニール袋 替え衣類 エアマット シュラフ シュラフカバー ザックカバー クマよけ鈴 時計 日焼け止め 保険証 お金 カード
共同装備
テント本体(1) 銀マット(1) テントポール フライシート EPIガスコンロ ガスカートリッジ コッヘル&食器セット ライター ポリタン折りたたみ式 テルモス ラジオ 予備電池単3×3本 医薬品 マグカップ スポンジ ペグ ナイフ スプーン

感想

千畳敷から木曽駒、宝剣しか行ったことがなく、中アにあまりいい印象を持っていない妻を、空木岳とそこまでの素晴らしき稜線歩きにぜひ連れて行きたいと考えて、昨年のこの時期に計画しましたが、その時は台風上陸で中止しました。今年も直前まで天気予報とにらめっこして悩みましたが、今年はまだ一度も日本アルプスに登ってなく、行きたい思いが勝って出発を一日遅らせての決行となりました。結果としてこの1日遅らせたのが大正解で、予想外の素晴らしい快晴に恵まれ、空木岳のすばらしさを堪能することだできました。

土曜日午後に現地入りしたときはやむはずの雨が強く降っていて、テンションダウン、やめて帰ろうか、みたいな雰囲気でしたが、日曜日の朝には上がっていて大勢の登山客とともに菅の台バスターミナルで道路開通とバスを待ち、予定より少し遅れて登山開始できました。
下界は雲の切れ間から日が差す天気で、回復を期待させましたが、千畳敷につくと濃い霧、その内晴れるだろうという希望もむなしく、木曽駒では翌朝まで結局ずっと霧で時々雨も降る天気となりました。テントの中で寝ているときは、翌日は縦走をやめて千畳敷に下山しようかと、弱気になったりしました。

それでも天気予報では今以上に悪くならない見込みだったので、月曜日朝強風ガスの中を予定より50分遅れで出発、宝剣の危険地帯を強風ガスの中通過して南へ縦走して標高を下げていくと、期待通り雲の下に出て視界が広がり始めました。
この日は木曽駒・宝剣は最後まで雲が取れませんでしたが、檜尾岳から熊沢岳への難路を歩いているうちに晴れ間も出てきて紅葉も見頃で、今年初めてのアルプスの岩稜歩きを堪能でき、来てよかったと思わせました。そして、翌朝登る今回の目的地の空木岳の晴天を期待させました。

木曽殿山荘についた後、再びガスがでましたが、天気予報は深夜から快晴の予報。火曜日の早朝おきると満点の星空で一気にテンションアップしました。
入山前にはこんなに晴れるとは全く期待できない予報だったので、とにかく嬉しくて、天に感謝でした。
まだ暗い中空木への急登を黙々と登り、手前のピークでちょうどご来光を拝むことができました。久しぶりに見る高山でのモルゲンロートは、はるばる信州まで来た甲斐がありました。

花崗岩が累々と積み重なる空木岳は、甲斐駒ヶ岳や燕岳、宮之浦岳を彷彿とさせますが、これらの山ほどに人擦れしてなくて自然が残っている感じで、展望も勝るとも劣らず、大岩はこれらの山より大きく、そうかといって峩々とした岩だけではなく、ハイマツの緑やツツジの紅葉、白砂の浜やたおやかな尾根もあり、とても変化に富んでいて百名山どころか10名山にも入るのではないかと思われる最高の山でした。
前回は吹雪の中でほとんど駒峰ヒュッテの中で過ごして、翌日も早々に撤退したので、
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-281356.html
ほとんど記憶に残ってなく、今回32年ぶりに再訪した甲斐がありました。
初めて登った妻も大変喜んでくれて、連れて行った甲斐がありました。

32年前は南駒ヶ岳から越百山まで縦走はしましたが、これも吹雪の中だったので
もう一度晴れたときに再訪してみたいと思います。その時はもちろんこの空木岳も
再訪します。

中央アルプスというと、木曽駒ケ岳と千畳敷、宝剣岳、のイメージが強く、お手軽でスケールが小さく、観光地化していて人だらけ、の印象が強かったのですが、空木岳と檜尾岳以南の稜線は千畳敷周辺とは全く違って静かで原始的で、スケールも雄大で最高の場所でした。
空木岳、中アの盟主たるにふさわしい、日本の山十傑に数えてもいいほどの堂々たる名山でした。

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コメント

快晴の空木岳
shigetoshiさん、こんにちは。

快晴の空木岳、おめでとうございます!
なんか、久しぶりに気持ちの良いアルプスの
稜線の景色を見たような。ほんと、9月の天気は
酷いですね。(明日からの連休もダメかな。。。)

南駒ヶ岳から空木岳にかけての稜線は
大好きなところで、自分も再訪したくなりました。
shigetoshiさんの感想にコメントがありますが
自分は本当にアルプス行きがゼロ(12年ぶりか?)
の年になりそうです。。。
2018/9/21 11:52
Re: 快晴の空木岳
youtaroさん、こんばんは。

この中アの計画、感想欄には昨年計画、と書きましたが、実は一昨年、8月にkurosukeさんと檜尾岳まで縦走したときに、中アの良さに気が付いて、その秋に計画したので、3年越しの実行になりました。
またまた中止もしゃくだし、何といっても今年は一度も2000m越えすら行っていない、ということが多少の悪天でも行く動機になりました。
そんな状況に天が配慮してくれたのか、主目的の空木で事前の予報を覆すド・ピーカンに恵まれて本当に幸運でした 日頃の行いがものを言いますね

それにしても、すっきり晴れたのは本当にこの日一日だけで、私の記憶でも8月以降にこんなに晴れた記憶はありませんね。ほんとに今年の夏は山や泣かせですね
そんな中で、お盆に行った幌尻岳もピンポイントで晴れた日に山頂に登れたので、まずますツキはあると思います。台風には当たられっぱなしですが

南駒の稜線が好きとさすがに通ですね。
私はその存在さえ、すっかり忘れていました。
でも200名山のようですし、空木岳もまた行きたいしで、
きっとまた行くことになると思います。
木曽側から日帰りロングかな
2018/9/21 17:56
素晴らしい!
私の山の師匠が絶賛だった空木岳!
携帯でしか見れないのが悔しいです。
奥様と登山出来るのもまた、素敵ですね(≧∇≦)
2018/9/25 9:40
Re: 素晴らしい!
xaolin23さん、こんにちは

xaolin23さんの師匠はなかなかいい山をご存知なんですね
大画面で見ていただけないのは残念ですが、
少しでも空木岳の素晴らしさが伝われば幸いです。

妻とはこれくらいのペースと距離が限界ですが、何とか行けてよかったです。
一人で行くときは高速ロングが多いので、妻と行くとじっくり山を楽しめます。
空木岳は行ゆっくり登山にふさわしい、いつまでいても飽きない素晴らしい山でした
2018/9/25 12:35
終わり良ければ総て良し
shigetoshiさん、こんにちは。

正に終わり良ければ総て良しですね。最後に晴れて素晴らし日の出
登ったかいがあったというものです。初日に引き返さなくって良かったですね。

ところで僕も今年はアルプス行が0で終わるかもです
行くとしたら紅葉の季節ですから来月の初めが勝負ですが。。。
今年は7月が凄く晴れましたが9月は全般的には駄目ですね。
2018/9/25 16:53
Re: 終わり良ければ総て良し
Futaroさん、こんばんは。

私も妻も晴れ男、晴れ女なので、きっと天気は回復すると信じて歩きました

今夏の天気はほんとにおかしかったですね。
Futaroさんも、怪我が回復してきても天気が回復しないので
アルプスへ行く機会がなかったでしょうか。
どっちにしても、7月最後から週末の天気はほぼ全滅ですから、
登山者泣かせですね 。今回も連休が明けてからの晴天でしたから

今週末もダメそうですが、10月の連休に期待します。
これも3年越しの黒部下の廊下へ行く予定です。
2018/9/25 22:02
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無雪期ピークハント/縦走 中央アルプス [2日]
木曽駒ヶ岳・宝剣岳〜空木岳
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
4/5

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