大キレット初挑戦 〜北穂から南岳へ〜
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- GPS
- 32:00
- 距離
- 30.3km
- 登り
- 2,026m
- 下り
- 2,412m
コースタイム
上高地バスターミナル5:30
明神6:05-6:15
徳沢6:40-6:50
横尾7:25-7:35
本谷橋8:15
涸沢ヒュッテ9:30-9:55
北穂高岳山頂11:50
北穂高小屋11:55
9/23
北穂高小屋5:30
飛騨泣き6:00
長谷川ピーク6:35
南岳小屋・南岳山頂7:40-8:50
槍平小屋10:50-11:00
滝谷出合11:20
白出沢出合12:15
新穂高温泉13:10
天候 | 9/22 晴れ後曇り 夜は再び晴れ 9/23 晴れまたは薄曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2013年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
深夜12時に到着時、ほとんど空き無し 行き:上高地まで乗合タクシー タクシーは4時台から何台も待機していたものの・・・なかなか人数集まらず 大半の人は連休初日に山に入ったと思われ、第2駐車場に人気無し 運転手さん達も困って、無線連絡を駆使 第3駐車場のお客さんと合わせてようやく1台4人となった 帰り:新穂高温泉より高山行濃飛バス 平湯で松本行特急バスに乗り換え沢渡へ 新穂高温泉14:55-平湯15:28・16:05-沢渡16:25頃 時刻表より若干の遅れあり 松本行特急バスの沢渡エリアでのバス停:沢渡岩見平と沢渡のみ 沢渡バス停は国道158号沿いで、第2駐車場に渡る橋の近くです バス代1800円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●涸沢〜北穂高岳への登り(南陵ルート) ・下から見て涸沢小屋右手からルートが始まる ・いきなりのザレ場ガレ場の急登 ・さほど危険は感じないが、その後も急登が続く ・南陵の取付部に鎖とハシゴ有り、斜度は緩く危険は感じず ・山頂に向け岩稜の急登がまだまだ続く ・奥穂方面の分岐に出ると、トラバース気味に山頂に近づく ・浮石や、バランスも崩さないように注意 ●大キレット(北穂〜南岳) ※コース上印象に残ったところ ・北穂小屋からのガレ場、ザレ場の急下り ・飛騨泣きからA沢のコルへの下り ・長谷川ピークのナイフリッジを乗り越える辺り ・最後の南岳小屋への急登(ハシゴ、鎖あり) ●南岳新道〜槍平小屋〜新穂高温泉 ・今回、気分を変えて初めて岐阜県側に下ってみることにしたのですが・・・ ・出だしは、大斜面の見晴らし良く、やや急な下りといった程度 ・お花畑のトラバースから穂高の眺め良い尾根に上がると木道 ・そこまでは良かったが、その後様子が変わり・・・ ・樹林帯の中の急下り ・木の根がしつこく道に絡みついていたり・・・ ・岩ゴロゴロが延々と続いたり・・・ ・下部では涸れた沢の下り(これも岩ゴロゴロ)があったり・・・ ・とにかく歩きにくくて、自分が苦手なタイプの道 ・何度もスリップして尻餅をつきました ・眼下に槍平小屋が見えていても、なかなか近づかず・・・ ・個人的には大キレットよりやりにくかったかと・・・(笑) ・槍平からは歩きやすくなりますが上高地ルートよりは岩ゴロゴロですね ・白出沢からは右俣林道歩きです(穂高平から近道あり) ●下山後の温泉 中崎山荘奥飛騨の湯 1人800円 綺麗な施設です 大浴場というほど広くないですが、内湯と露天があります ロープウェイ乗り場から坂道を徒歩で数分下ります |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今回の一大テーマは大キレット初挑戦。
有名な難関ルート・・・
昨年、北穂・南岳双方から眺めたときは足がすくんでしまい、まだまだ別世界との認識でした。
今年は他のキレットや岩陵帯のコースを色々と歩き、ジムでボルダリングをかじってみたりと経験を積んできました。
少しずつ自信がついてきて、先日はジャンダルムにも登頂。
満を持しての大キレット挑戦です。
南向きか、北向きか考えましたが、また北穂の小屋に泊まりたいというミーハーな理由で、北穂起点の北向きルートにしました。
北穂小屋下の急下り、飛騨泣き、長谷川ピーク、南岳小屋への急登など、有名な難所がいくつかあります。
前日は北穂から大キレットを進む登山者を観察し、自分が進む時のイメージを膨らませました。
当日は明るくなると同時に早めに出発しました。
朝一番で体力が回復していたこと、快晴無風の絶好のコンディションだったこと、人が少なくマイペースで進めたことなど、好条件がそろったのは幸運でした。
※全般的に気をつけた点
・浮石を掴んだり、その上に乗ったり、蹴飛ばしたりしない
・2足歩行の時にバランスを崩してよろめかないようにする
・少しでも不安を感じたら、無理して2足歩行せず手を使う
・斜度がきつい場所、トラバース気味の場所は三点支持を確実に
・下りではまず片足の着地点を決めてから、次の動作に移る
・難所を過ぎた後でも油断しない
集中力を切らさず、自分なりの注意点をしっかり守って慎重に進めば、上記の難所をあまり過剰に意識する必要はないかと感じました。
●北穂高小屋
連休で非常に混雑していました。
従業員さんはてきぱきと働いておられ、とても好感がもてました。
4人のスペースに10人の配置となり、1枚の布団に複数人数で寝るのは初めての経験でした。
周りの皆さん、いい方ばかりで助かりました。
窮屈な中、色々な山話で盛り上がり楽しく過ごせました。
朝の出発の時、館内の混雑と自分の準備でバタバタしているうちに、きちんと挨拶できなかったのが心残りです。
本当にありがとうございました。
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