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記録ID: 348896
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
槍・穂高・乗鞍

大キレット初挑戦 〜北穂から南岳へ〜

2013年09月22日(日) 〜 2013年09月23日(月)
 - 拍手
GPS
32:00
距離
30.3km
登り
2,026m
下り
2,412m

コースタイム

9/22
上高地バスターミナル5:30
明神6:05-6:15
徳沢6:40-6:50
横尾7:25-7:35
本谷橋8:15
涸沢ヒュッテ9:30-9:55
北穂高岳山頂11:50
北穂高小屋11:55

9/23
北穂高小屋5:30
飛騨泣き6:00
長谷川ピーク6:35
南岳小屋・南岳山頂7:40-8:50
槍平小屋10:50-11:00
滝谷出合11:20
白出沢出合12:15
新穂高温泉13:10
天候 9/22 晴れ後曇り 夜は再び晴れ
9/23 晴れまたは薄曇り 
過去天気図(気象庁) 2013年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡第2駐車場を利用
深夜12時に到着時、ほとんど空き無し

行き:上高地まで乗合タクシー
   タクシーは4時台から何台も待機していたものの・・・なかなか人数集まらず
   大半の人は連休初日に山に入ったと思われ、第2駐車場に人気無し
   運転手さん達も困って、無線連絡を駆使
   第3駐車場のお客さんと合わせてようやく1台4人となった

帰り:新穂高温泉より高山行濃飛バス 平湯で松本行特急バスに乗り換え沢渡へ
   新穂高温泉14:55-平湯15:28・16:05-沢渡16:25頃
   時刻表より若干の遅れあり
   松本行特急バスの沢渡エリアでのバス停:沢渡岩見平と沢渡のみ
   沢渡バス停は国道158号沿いで、第2駐車場に渡る橋の近くです
   バス代1800円
コース状況/
危険箇所等
●涸沢〜北穂高岳への登り(南陵ルート)
・下から見て涸沢小屋右手からルートが始まる
・いきなりのザレ場ガレ場の急登
・さほど危険は感じないが、その後も急登が続く
・南陵の取付部に鎖とハシゴ有り、斜度は緩く危険は感じず
・山頂に向け岩稜の急登がまだまだ続く
・奥穂方面の分岐に出ると、トラバース気味に山頂に近づく
・浮石や、バランスも崩さないように注意

●大キレット(北穂〜南岳)
※コース上印象に残ったところ
・北穂小屋からのガレ場、ザレ場の急下り
・飛騨泣きからA沢のコルへの下り
・長谷川ピークのナイフリッジを乗り越える辺り
・最後の南岳小屋への急登(ハシゴ、鎖あり)

●南岳新道〜槍平小屋〜新穂高温泉
・今回、気分を変えて初めて岐阜県側に下ってみることにしたのですが・・・
・出だしは、大斜面の見晴らし良く、やや急な下りといった程度
・お花畑のトラバースから穂高の眺め良い尾根に上がると木道
・そこまでは良かったが、その後様子が変わり・・・
・樹林帯の中の急下り
・木の根がしつこく道に絡みついていたり・・・
・岩ゴロゴロが延々と続いたり・・・
・下部では涸れた沢の下り(これも岩ゴロゴロ)があったり・・・
・とにかく歩きにくくて、自分が苦手なタイプの道
・何度もスリップして尻餅をつきました
・眼下に槍平小屋が見えていても、なかなか近づかず・・・
・個人的には大キレットよりやりにくかったかと・・・(笑)
・槍平からは歩きやすくなりますが上高地ルートよりは岩ゴロゴロですね
・白出沢からは右俣林道歩きです(穂高平から近道あり)

●下山後の温泉
 中崎山荘奥飛騨の湯
 1人800円
 綺麗な施設です
 大浴場というほど広くないですが、内湯と露天があります
 ロープウェイ乗り場から坂道を徒歩で数分下ります
予約できる山小屋
槍平小屋
早朝の上高地バスターミナルを出発
早朝の上高地バスターミナルを出発
涸沢ヒュッテで休憩
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涸沢ヒュッテで休憩
涸沢より目指す北穂高岳
涸沢より目指す北穂高岳
ガレ場の急登です
ガレ場の急登です
紅葉、少しずつ進んでいますね
紅葉、少しずつ進んでいますね
南陵への取付
鎖場
そんなに急ではありません
南陵への取付
鎖場
そんなに急ではありません
その上にハシゴ
がんばって登り続けて、奥穂方面への分岐点
がんばって登り続けて、奥穂方面への分岐点
山頂が見えてきました
山頂が見えてきました
北穂高岳山頂に到着
北穂高岳山頂に到着
奥穂方面
ジャンダルムも見えます
奥穂方面
ジャンダルムも見えます
大キレットと槍ヶ岳方面
薬師岳方面も見えてました
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大キレットと槍ヶ岳方面
薬師岳方面も見えてました
賑わう北穂小屋テラス
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賑わう北穂小屋テラス
大キレット
長谷川ピークと飛騨泣き
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大キレット
長谷川ピークと飛騨泣き
テラスでコーヒーブレイク
このカップ欲しいですが、今は売ってないそうですね
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テラスでコーヒーブレイク
このカップ欲しいですが、今は売ってないそうですね
北穂小屋の夕食
名物、生姜焼き
サラダもついて嬉しいです
おいしかった!
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北穂小屋の夕食
名物、生姜焼き
サラダもついて嬉しいです
おいしかった!
夕暮れ時、山頂で粘ります
すると、ガスが晴れて夕日が・・・
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夕暮れ時、山頂で粘ります
すると、ガスが晴れて夕日が・・・
ジャンダルム
青空が見えてきました
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青空が見えてきました
雲の間に槍ヶ岳が・・・
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雲の間に槍ヶ岳が・・・
夜の北穂小屋
涸沢テントの夜景
涸沢テントの夜景
9/23早朝
大キレットへ出発前に、山頂より奥穂方面
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9/23早朝
大キレットへ出発前に、山頂より奥穂方面
槍ヶ岳
何度見ても、気持ちが上がります
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槍ヶ岳
何度見ても、気持ちが上がります
まずは北穂小屋からガレ場をひたすら下ります
落石多発地帯とか・・・
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まずは北穂小屋からガレ場をひたすら下ります
落石多発地帯とか・・・
雲の上から少し遅めのご来光
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雲の上から少し遅めのご来光
飛騨泣きへ向かいます
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飛騨泣きへ向かいます
北穂からかなり下ってきました
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北穂からかなり下ってきました
下を見るとなかなかの迫力
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下を見るとなかなかの迫力
これが飛騨泣き核心部でしょうか
上から下ってきました
足場をしっかり確保しながら降りました
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これが飛騨泣き核心部でしょうか
上から下ってきました
足場をしっかり確保しながら降りました
急斜面ををA沢のコルまで下り続けます
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急斜面ををA沢のコルまで下り続けます
A沢のコル
大キレットの中ではかなり安心して休める広い場所です
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A沢のコル
大キレットの中ではかなり安心して休める広い場所です
飛騨泣きからの下りを振り返ります
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飛騨泣きからの下りを振り返ります
長谷川ピークへの斜めの岩登り
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長谷川ピークへの斜めの岩登り
上部の乗り越え部分
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上部の乗り越え部分
下を見ると、やはりなかなかの迫力です
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下を見ると、やはりなかなかの迫力です
乗り越えた後振り返った様子
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乗り越えた後振り返った様子
長谷川ピークから振り返った北穂
昨日は反対に眺めていました
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長谷川ピークから振り返った北穂
昨日は反対に眺めていました
長谷川ピークからの進路を眺めます
ここからはそんなに難所ではありません
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長谷川ピークからの進路を眺めます
ここからはそんなに難所ではありません
ゴールの南岳付近が近づいてきました
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ゴールの南岳付近が近づいてきました
最後の急登が始まります
ハシゴ・・・
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最後の急登が始まります
ハシゴ・・・
また、ハシゴ・・・
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また、ハシゴ・・・
鎖・・・
ガレ場orザレ場の急登
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ガレ場orザレ場の急登
登り切って大キレット、ついに終了
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登り切って大キレット、ついに終了
南岳小屋に到着
ゴールです
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南岳小屋に到着
ゴールです
振り返って進んできた道を眺めます
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振り返って進んできた道を眺めます
小屋横の注意書き
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小屋横の注意書き
南岳山頂にも足を伸ばしました
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南岳山頂にも足を伸ばしました
南岳小屋と穂高
下山は槍平経由で新穂高温泉へ
初めての南岳新道
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下山は槍平経由で新穂高温泉へ
初めての南岳新道
爽快な大斜面を下っていきます
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爽快な大斜面を下っていきます
お花畑のトラバース後尾根に登ります
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お花畑のトラバース後尾根に登ります
珍しい、尾根の上に木道
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珍しい、尾根の上に木道
少し下り始めたところに救急箱
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少し下り始めたところに救急箱
だんだんと道が歩きにくくなります
木の根が絡みついた道
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だんだんと道が歩きにくくなります
木の根が絡みついた道
ゴロゴロ岩の急下りが延々と続きます
(そう感じました)
しかも細い・・・
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ゴロゴロ岩の急下りが延々と続きます
(そう感じました)
しかも細い・・・
槍平小屋が見えるのになかなか近づかない
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槍平小屋が見えるのになかなか近づかない
恐るべき南岳新道
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恐るべき南岳新道
沢の下りもあります
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沢の下りもあります
ようやく槍平小屋に到着
へとへとで座り込んでしまいました
ここからは歩きやすくなります
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ようやく槍平小屋に到着
へとへとで座り込んでしまいました
ここからは歩きやすくなります
滝谷避難小屋
奥穂へ白出沢登山道入口
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奥穂へ白出沢登山道入口
白出沢から林道歩き
長いけど楽ちんです
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白出沢から林道歩き
長いけど楽ちんです
穂高平小屋
穂高平小屋付近から左に入る近道あり
林道をショートカットする登山道です
こちらは下ってきた出口
穂高平小屋付近から左に入る近道あり
林道をショートカットする登山道です
こちらは下ってきた出口
新穂高温泉に到着
温泉に入り、バスで沢渡に行って車の回収です
新穂高温泉に到着
温泉に入り、バスで沢渡に行って車の回収です

感想

今回の一大テーマは大キレット初挑戦。
有名な難関ルート・・・

昨年、北穂・南岳双方から眺めたときは足がすくんでしまい、まだまだ別世界との認識でした。
今年は他のキレットや岩陵帯のコースを色々と歩き、ジムでボルダリングをかじってみたりと経験を積んできました。
少しずつ自信がついてきて、先日はジャンダルムにも登頂。
満を持しての大キレット挑戦です。

南向きか、北向きか考えましたが、また北穂の小屋に泊まりたいというミーハーな理由で、北穂起点の北向きルートにしました。

北穂小屋下の急下り、飛騨泣き、長谷川ピーク、南岳小屋への急登など、有名な難所がいくつかあります。
前日は北穂から大キレットを進む登山者を観察し、自分が進む時のイメージを膨らませました。

当日は明るくなると同時に早めに出発しました。
朝一番で体力が回復していたこと、快晴無風の絶好のコンディションだったこと、人が少なくマイペースで進めたことなど、好条件がそろったのは幸運でした。

※全般的に気をつけた点
・浮石を掴んだり、その上に乗ったり、蹴飛ばしたりしない
・2足歩行の時にバランスを崩してよろめかないようにする
・少しでも不安を感じたら、無理して2足歩行せず手を使う
・斜度がきつい場所、トラバース気味の場所は三点支持を確実に
・下りではまず片足の着地点を決めてから、次の動作に移る
・難所を過ぎた後でも油断しない

集中力を切らさず、自分なりの注意点をしっかり守って慎重に進めば、上記の難所をあまり過剰に意識する必要はないかと感じました。

●北穂高小屋
連休で非常に混雑していました。
従業員さんはてきぱきと働いておられ、とても好感がもてました。
4人のスペースに10人の配置となり、1枚の布団に複数人数で寝るのは初めての経験でした。
周りの皆さん、いい方ばかりで助かりました。
窮屈な中、色々な山話で盛り上がり楽しく過ごせました。
朝の出発の時、館内の混雑と自分の準備でバタバタしているうちに、きちんと挨拶できなかったのが心残りです。
本当にありがとうございました。

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