記録ID: 868644
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無雪期ピークハント/縦走
奥秩父
スロートレイル&スローキャンプ 奥秩父テント泊全山縦走
2016年05月01日(日) 〜
2016年05月06日(金)
- GPS
- 152:00
- 距離
- 69.0km
- 登り
- 4,548m
- 下り
- 5,270m
コースタイム
2日目
- 山行
- 7:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 7:50
3日目
- 山行
- 9:20
- 休憩
- 0:30
- 合計
- 9:50
4日目
- 山行
- 5:50
- 休憩
- 0:20
- 合計
- 6:10
5日目
- 山行
- 4:05
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:05
6日目
- 山行
- 8:50
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 9:40
7日目
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 4:30
※写真exifの時間は正確ではありません。(前週の沢での水没で狂ったことに気付かず…)
※なのでコースタイムはおおよそです。
※GPSは使用しておりません。
※なのでコースタイムはおおよそです。
※GPSは使用しておりません。
天候 | 4/30 晴れ 5/1 晴れ 強風(廻り目平)微風(尾根)無風(稜線) 5/2 晴れ 無風 5/3 晴れ後小雨 南側・強風 北側・無風 5/4 雨後快晴 無風 5/5 快晴 無風 5/6 晴れ後雨 無風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
○諏訪方面から 中央自動車道(長坂IC出口左折)−県道須玉・ 八ヶ岳高原線−国道141−南牧村野辺山−川上村 ○東京、甲府方面から 中央自動車道(須玉IC出口右折)−国道141−南 牧村野辺山−川上村 ○佐久市方面から 上信越自動車道(佐久IC)−国道141−佐久穂町 −国道141−南牧村−川上村 ■電車の場合 ○中央線利用 小淵沢駅−小海線−信濃川上駅 ○長野新幹線、しなの鉄道 佐久平駅−小海線−信濃川上駅 ○信濃川上駅から 川上村営バス 川端下バス停下車、徒歩1時間15分 ■川上村営バス http://www.vill.kawakami.nagano.jp/kanko/04_access.html 川上駅/川端下 運賃580円 0705/0740 0835/0910 1045/1120 1340/1415 1528/1601 1650/1725 ■電車 0615 松戸 0634 上野 0658 新幹線あさま601号長野行 0818 佐久平 0838 JR小海線 小淵沢行 0945 信濃川上 運賃6260円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
この季節ながら積雪が少なく、例年の5月下旬並みとのこと。 今回はチェーンアイゼン持参も使用しなかったが、例年なら12本は必須、状況によってワカンまたはスノーシューも使用するところ。 今年は例外的で参考になるかどうか。 【廻り目平〜金峰山】 基本的に危険箇所はないが、金峰山小屋直下は凍結により、アイゼンなどの装備が欲しかったところ。個人的には非装着で頑張ってしまった。 【金峰山〜大弛峠】 全体的に積雪が多いも、雪は腐っているので踏み抜きに注意。 朝日岳への登り返しがきつかった。 縦走の場合、「山と高原地図」コースタイムを目安にすると慌ててしまうので注意。 【大弛峠〜甲武信ヶ岳】 大弛小屋直後に積雪がありアイゼン等を装着したくなるが、すぐに木製階段の連続になるので、非装着がのぞましい。 国師ヶ岳から国師のタルまでが長く感じられる。 奥秩父で最も雪深い東祥は積雪なし。 危険箇所はなし。 【甲武信ヶ岳〜雁坂峠】 甲武信小屋周辺に積雪あるも、問題なし。 破風山への登り返しがかなりキツイ。 その後は小刻みなアップダウンが続く。 危険箇所はなし。 【雁坂峠〜笠取小屋】 雁坂嶺、燕山などピークはあるが、基本的には緩やかな下り基調の水平移動。 雁峠への下りは急なので注意。 危険箇所はなし。 【笠取小屋〜源流のみち〜将監小屋】 トラバースの水平基調。幾筋もの沢を越える。沢→尾根の繰り返しで入り組んでいるので、直線的には近くても、かなりの道のりがあり思ったよりも時間がかかる。 多摩川源流域なので、樹林帯内の稜線よりも楽しめる良いコース。 【将監小屋〜雲取山】 水平基調のトラバース道が続く。 飛龍山へは、飛龍権現から稜線通しと、トラバースからの山頂直登があるが、重装備の場合は荷物デポでの直登が良いかと。 飛龍山の山頂標識は、コースからは字が見えないので騙されないように。 三条ダルミから雲取山頂は、かなりキツイ直登。 【三条ダルミ〜三条の湯】 下り基調も、道のりが長い。途中の水場は使用可。 【三条の湯〜サオラ峠〜丹波バス停】 なだらかな登りの道。道のりが長く、合流するはずの稜線が見えていても、なかなか峠に着かなくてめげる。 サオラ峠からの下りは急な斜面の九十九折れなので、周りに登山者がいる場合は特に落石をさせないように注意。 登山道を抜けてからは、鹿柵の電流に注意。 |
その他周辺情報 | ☆★☆★☆★☆ ★ テント ★ ☆★☆★☆★☆ ■金峰山荘/廻り目平キャンプ場 http://w2.avis.ne.jp/~mawarime/ ○1人一泊700円 ○4:00〜19:00以降 翌19:00まで ○温水シャワー(24時間)3分100円 ○入浴(山荘) 大人400円(12:00〜19:00) ○ビール(500ml)400円 雰囲気は良いが、芝生のところは人気があり、なかなか取れない。 車も近くまで乗り入れられ、直火OK。 ■大弛小屋 http://oodarumi.jp/ ○800円 25張り ○水場 湧水 ○ビール(350ml)500円 日本酒(お銚子)400円 ○大弛コーヒー&紅茶300円 樹林帯の中の土のサイト。乾いているところは少ない。 小屋、水場は目の前。 トイレは峠のアスファルト道の南側ゲート手前。きれいとは言えない。 ■甲武信小屋 http://www.kobushigoya.net/ ○500円(1張り)+500円(1人)=1,000円 30張り ○水場 1L50円 ○ビール(350ml)500円 水平で階段状に作られていて、傾斜を気にする必要はない。 小屋の目の前。トイレは水洗できれい。 ■笠取小屋 http://kasatorikoya.com/ ○500円 20張り ○水場 湧水(多摩川源流) ○ビール(350ml)500円 ○源流ブラックコーヒー200円 小屋裏の樹林帯と、小屋横の芝生。 基本的にどこも水平で、傾斜を気にすることはない。 水場は小屋下徒歩3分の源流。 トイレは目の前。バイオできれい。 ■将監小屋 ○1000円 50張り ○水場 湧水 ○ビール(350ml)500円 小屋前の斜面を階段状に作られている。 小屋より上は土で、小屋より下は芝生。 上のサイトは眺望がよい。 水場は目の前。トイレは循環式バイオできれい。 ■三条小屋 http://www.taba-kan.co.jp/sanjou/index/ ○600円 15張り ○水場 湧水 ○ビール(350ml)500円 ○特製鹿肉の燻製 300円 ○三条の湯 600円 小屋直下5分の沢沿い。 環境は良いが、小屋・トイレが遠い。 水場はサイト内にある。 ☆★☆★☆★☆ ★ 温 泉 ★ ☆★☆★☆★☆ ■のめこい湯 http://www.nomekoiyu.com/ ○10:00〜19:00(受付終了18:00) ○料金 大人600円(3時間) 延長1時間200円 ■もえぎの湯 http://www.okutamas.co.jp/moegi/ ○特別営業時間 4/29(金) 〜5/5(木) 9:30〜21:30 (受付終了20:30) ※5/2(月)は上記営業時間で休まず営業 ○通常営業時間 5/6(金) 〜 9:30〜20:00 (受付終了19:00) ○料金 大人780円(2時間) |
写真
装備
個人装備 |
夏靴
チェーンアイゼン(不使用)
|
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感想
ウルトラライト&ファストの流行とは逆行の、ゆるゆる登山「スロートレイル&スローキャンプ」
景色や花、鳥、動物など自然を存分に堪能し、そして人との触れ合いを楽しむ。
また、大自然の中で美味しいものを食べ、飲み、のんびりな時間を過ごす。
気の合う仲間との楽しいひと時。自分だけの空間を味わうひと時。ただ「その山にいる」という共通点だけの、その場限りの仲間とのなんともいえないひと時。
せっかく下界の現実社会から離れたのだから、なるべく長く山の中に居たい、楽しみたい。それが縦走の醍醐味なのだから。
今回は、スタートの廻り目平では地元信州の気の合うヤマレコ仲間たちに迎えられ、途中の将監小屋でもヤマレコ仲間がわざわざ合流してくれた。一緒に歩くことはなかったが、楽しいひと時を提供してもらえ、とても満足。
そして、大弛峠からは小学3年生の女の子とお父さんの二人組と最後まで行動を共にし、とても楽しい時間を過ごすことができた。最後は電車の乗り換えの都合でバタバタした別れとなってしまったことが心惜しかったが、とても良い思い出となったことは間違いない。
また、三条の湯のテント場では、まさかの狸に鍋を盗難されてしまったことも、なかなか体験できない「ひと時」である。
奥秩父70kmを1週間かけての大縦走。雑踏の中で忙殺されていた自分を取り戻せた気がする。この満足感。だから縦走はやめられない。
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コメント
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いつもながら充実した山飯ですね、
凄いです、脱帽です
ありがとうございます。
しかしながら、どこで分量間違えたのか、米や食材が余ってしまいました…
凄くはないですが、廻り目平で貰ったボトルワインを中日まで担いでいたのは、我ながら凄いとは思います。
anbyさん、おはようございます。
笠取小屋でドマドームでテン泊した者です。
テン泊2日目にしてあの嵐はビビりました
今回の旅でアルファ米はもう飽きてしまいました。
anbyさんの食事は豪華で馬力が出そうですね。
ご飯は生米から炊かれているんですか?
これからの長期縦走は食事が問題になりそうなので、参考にさせてください。
ご飯は無洗米を使っております。
1合をジップロックで小分けにして持っていっております。
無洗米は米を研がないので研ぎ汁も出ずに楽ですが、その分、水を吸わせる時間が必要です。
気候や標高で変わることはありますが、概ね米1合で水270ml、最低20分は水に浸します。
米を炊くときは火加減が難しいのですが、私は固形燃料(25gか30g)を使っています。
旅館などの食事で、一人用鍋などで火をつける、水色のアレです。
ホームセンターなどで手軽に買えますので便利です。
固形燃料を使うメリットとして
・ガスの節約
・ガスバーナーと違って放っておける
・1g1分でおおよそ30分。火が消えたら炊き上がりのお手軽さ
・五徳は岩などを積めばよい
・炊いている間に、バーナーでほかの調理ができる
などなどです。
炊き上がりにこだわるのであれば、着火後5分くらいで一度、バーナーで強火にかけ、吹きこぼれる寸前でまた戻してあげるといいかも。
固形燃料は軽くて小さいので、万が一の予備として持っていてもいいと思います。
米も水分がないので、アルファ米と重さはたいして変わりません。
時間を節約したければ、テント設営前に米を水に浸しておけば、設営後すぐに着火できます。
となれば、アルファ米と比べても、出来上がり時間もたいして変わりません。
また、肉など冷凍・冷蔵食材を持っていく場合、サーモスなどのスープジャーを保冷庫として使うと長持ちします。山専ボトルも使えますね。
私は、普段は350ml缶6本入る保冷バックを使ってます。今回は3つ持って行きましたが
長期縦走なら、玉葱やジャガイモなどの根野菜の小さいのなら、1回使い切りで長持ちして便利です。
最近は、常温保存可能なレトルトも多いです。
スミマセン、長文になってしまいました
あ、あのタープのお隣の方ですね!
ドマドーム、けっこう強風でも大丈夫ですよ。
槍の肩の烈風にも耐えましたし。
強風の場合、ペグダウンだけでなく、土間の隅に岩を置くといいですよ。
ありがとうございます。
参考になります。
いつかは飯盒するつもりでメスティン持っているので、視野に入れてみます。
いえいえ、参考になるかどうかわかりませんが…
でもでも、メスティン…
玄人も含めてみんな使っているのですが、四角の形状が飯盒に合うとは個人的には思わないのですよね。。。
やはり底が丸いのがいいと思い、一人用いろり鍋(アルミ製ストロングマーブル加工)を使っています。もっとも、三条の湯で狸に持っていかれてしまいましたが
なるほど…
丸型が良いんですかね…
しかし40キロ担ぐなんて…
ザックが壊れそうですね
ご飯釜、みんな丸いし…
四角は使ったことないのでわかりませんが。
ザック、ひとつ壊してます
食べ物 にばかり、拍手してました
駅弁から始まり、シカ肉の串刺し、ランチ、おやつ、金目・・・
ウナギまでも!!
山ごはんとは思えない。。
帰りのザック、軽そうですね〜〜
いやいやいや、山には食べ飲みに行ってますから
はじめは40kgオーバー、帰りはかなり軽くなってた気がします。
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